職種別に履歴書の職歴欄の書き方を解説
アルバイト・派遣・公務員・病院勤務など多様な経験がある場合、履歴書の職歴欄をどう書けばよいか迷いやすいものです。職種によって書き方のルールや注意点が異なるため、それぞれに合った表現で書くことが大切です。
この記事では、パート・アルバイト/派遣/公務員/病院勤務の4パターンについて、記入例とポイントを解説します。
パート・アルバイト経験を履歴書の職歴欄に書く際のポイント
パートやアルバイトは職歴に書くべきか迷う方が多いですが、状況によって書いた方がプラスになる場合とそうでない場合があります。まず書く・書かないの判断基準を確認しましょう。
パートやアルバイト経験は履歴書の職歴欄に書いた方がいいの?
| 書いた方が良いケース | 書かなくても良いケース |
|---|---|
| 再びパート・アルバイトに応募する場合 | 新卒で学生時代のアルバイト(職歴が他にある場合) |
| 1年以上継続して勤めた場合 | 極めて短期間で辞めた場合(マイナスになる恐れあり) |
| 希望職種と同業種・類似業種のアルバイトを経験した場合 | 応募職種と全く関係なく、正社員職歴が十分にある場合 |
| 職歴が少なく空白期間を埋めたい場合 |
希望する職種に関係するアルバイト経験であれば、積極的にアピールしましょう。一方、新卒の場合は学生時代のアルバイトを職歴欄に書く必要はありません(自己PR欄で触れる程度で十分です)。
アルバイトやパートの履歴書の職歴欄の記入例
アルバイトやパートを職歴欄に書くときは、会社名の後に「アルバイトとして入社」と雇用形態を明記します。希望職種に関連する業務内容であれば、一行で簡単に記載するとアピールになります。
- 20○○年 ○月 株式会社A商会にアルバイトとして入社
- 店舗にてインテリア雑貨の販売を担当
- 20○○年 ○月 会社都合により退職
派遣で勤めた職歴を履歴書に書く際のポイント
派遣先の会社名だけを並べると、短期間に何度も転職したように見えてしまいます。「派遣会社に登録して各社に派遣された」という事実を明記した上で、派遣先をその下にまとめて記載するのが正しい書き方です。
派遣の職歴の記入例
- 20○○年 ○月 A派遣会社に派遣社員として登録し、以下の職務に従事
- 20○○年 ○月 B株式会社 総務部(経理事務担当)
- 20○○年 ○月 C商社 商品管理部門
- 20○○年 ○月 A派遣会社 契約期間満了にて退職
複数の派遣会社に登録した場合や会社名を書きたくない場合は、「人材派遣会社○社に登録し」と派遣会社名を省略しても構いません。
派遣先企業が多くて職歴が履歴書に書ききれない場合の記入例
派遣先が多く履歴書に収まらない場合は、職種・経験内容でまとめた上で「詳細は職務経歴書に記載」と一文添えるのが効果的です。
- 20○○年 ○月 人材派遣会社2社に登録し、経理事務として5社に勤務
- 詳細は添付の職務経歴書に記載
- 20○○年 ○月 契約期間満了にて退職
公務員として働いた職歴を履歴書に書く際のポイント
公務員は「会社」ではないため、「入社・退社」とは書きません。「入職・退職」または「勤務・退職」を使うのが正しい表現です。どちらも一般的に使われており、どちらを選んでも問題ありません。
公務員の履歴書の職歴欄の記入例
学校に勤めた場合(臨時教員)
- 20○○年 ○月 A市立○○小学校 勤務(産休・育休補充講師)
- 20○○年 ○月 任期満了にて退職
市役所に勤めた場合(臨時職員)
- 20○○年 ○月 A市役所 入職
- 臨時職員として住民課にて勤務
- 20○○年 ○月 任期満了にて退職
病院に勤めた職歴を履歴書に書く際のポイント
病院も「会社」ではないため、公務員と同様に「入職・退職」「勤務・退職」を使います。途中で担当部署が変わった場合は「異動」と記載します。
病院勤務の履歴書の職歴欄の記入例
医療事務の場合
- 20○○年 ○月 ○○病院に医療事務として入職
- 20○○年 ○月 一身上の都合により退職
看護師の場合(部署異動あり)
- 20○○年 ○月 A大学付属病院 入職 産婦人科に勤務
- 20○○年 ○月 小児科に異動
- 20○○年 ○月 一身上の都合により退職
履歴書の職歴欄はいい印象を与えられるように工夫して書く
職歴欄を書く際に押さえておきたい共通ポイントをまとめます。
| ポイント | 注意点 |
|---|---|
| 雇用形態を必ず明記する | 「アルバイト」「派遣社員」「臨時職員」など雇用形態が一目でわかるように書く |
| 職場の種類に応じた表現を使う | 一般企業:入社・退社 公務員・病院:入職・退職または勤務・退職 |
| 業務内容を1行で添える | 応募職種に関連する業務・役職・担当を簡潔に記載するとアピールになる |
| 退職理由を記載する | 一身上の都合・会社都合・契約期間満了・任期満了のいずれかを明記する |
| 最終行に「以上」と記入する | 職歴欄の末尾には必ず右端に「以上」を記入する |
どの職種・雇用形態であっても、空白期間をなるべく作らないことが重要です。職歴が多く書ききれない場合は職務経歴書を別途用意して補完しましょう。職歴欄で採用担当者に「きちんとした人だ」と感じてもらえる丁寧な記載が、書類選考通過への第一歩です。




















