履歴書の「現在に至る」の正しい書き方 職歴欄の記入例と注意点を解説

「現在に至る」の書く場所・位置・「以上」との組み合わせ方を具体的な記入例で解説。学歴欄に書いてはいけない理由、「在職中」との使い分け、アルバイトの職歴への使い方、会社名の略称NG、入社と退社のセット記入ルールまで網羅しています。

履歴書の「現在に至る」の正しい書き方 職歴欄の記入例と注意点を解説

履歴書の「現在に至る」の正しい使い方 記入例と注意点を解説

履歴書の職歴欄に書く「現在に至る」は、使う場所・位置・「以上」との組み合わせにルールがあります。正しく書けていないと、採用担当者にマイナスな印象を与えることもあるため、事前に確認しておきましょう。

この記事では「現在に至る」の意味と使い方・学歴欄との違い・「以上」との組み合わせ・アルバイト経験の書き方・職歴欄全体の注意点を、記入例とともにわかりやすく解説します。

「現在に至る」は職歴欄で使う表現。学歴欄には使わない

「現在に至る」は職歴欄でのみ使用する表現です。在職中に転職活動をしている場合や、アルバイトをしながら就職活動をしている場合に、入社の次の行に「現在に至る」と書くことで現在も在籍中であることを示します。

学歴欄では「現在に至る」は使いません。在学中であれば「在学中」と記入します。

在籍中の書き方 「現在に至る」使用
学歴欄 「○○大学 ○○学部 在学中」 ❌ NG
職歴欄 「現在に至る」または「在職中」 ✅ OK

【学歴欄 NG例】

○○年4月 ○○大学 経済学部経営学科 入学
○○年8月 現在に至る ← NG

【学歴欄 正しい書き方】

○○年4月 ○○大学 経済学部経営学科 入学
○○年8月 ○○大学 経済学部経営学科 在学中

職歴欄での「現在に至る」の書き方と「以上」の位置

「現在に至る」は「今の職場に在籍中である」という状態を示すだけの表現です。そのため、職歴の終わりを示す「以上」は別途、最終行の右端に記入する必要があります。

「現在に至る」と「以上」の間は1行空けるのが正しい書き方です。

【在職中:「現在に至る」を使う場合】

○○年4月 株式会社○○ 入社
      現在に至る

以上

【在職中:「在職中」を使う場合】

○○年4月 株式会社○○ 入社
○○年8月 株式会社○○ 在職中

以上

「現在に至る」と「在職中」はどちらを使っても問題ありません。ただし、「現在に至る」は入社行の次の行(年月なし)に書き、「在職中」は年月付きで書くのが一般的です。

就活の履歴書の基本的な書き方

アルバイトの職歴でも「現在に至る」は使える

アルバイト経験も職歴欄に記載できます。むしろ職種に関連するアルバイト経験や、アピールになる経験は積極的に書くべきです。現在もアルバイト中であれば「現在に至る」または「在職中」を使います。

アルバイトを職歴に書く際は、どのような業務内容だったかを括弧で補足すると、採用担当者が判断しやすくなります。

【アルバイト職歴あり・現在も在職中の記入例】

職歴
○○年4月 株式会社○○ 入社(アルバイト、主に接客・販売に従事)
○○年7月 株式会社○○ 一身上の都合により退社
○○年8月 ○○株式会社 入社(アルバイト、主任としてスタッフ指導を担当)
○○年3月 ○○株式会社 一身上の都合により退社
○○年4月 株式会社△△ 入社(アルバイト、接客・在庫管理を担当)
      現在に至る

以上

【アルバイト職歴あり・全て退社済みの記入例】

職歴
○○年4月 株式会社○○ 入社(アルバイト)
○○年7月 株式会社○○ 一身上の都合により退社
○○年8月 ○○株式会社 入社(アルバイト)
○○年7月 ○○株式会社 一身上の都合により退社

以上
バイト履歴書の書き方 証明写真と学歴・職歴の正しい記入方法を解説

自分の状況に合った職歴欄の書き方をすぐに確認したい方は、以下のガイドを活用してください。

📝 職歴欄の書き方 状況別かんたん確認ガイド

自分の状況に近いものを選んでください。記入のポイントを表示します。

履歴書の職歴欄で失敗しないために注意すべきポイント

「現在に至る」の使い方以外にも、職歴欄で見落としがちな注意点があります。

入社と退社(または在職中)は必ずセットで書く

職歴が多いと、つい入社時期だけ書いて退社時期の記入を省いてしまうことがあります。しかし採用担当者は「退職時期を意図的に隠しているのではないか」「早期退職に問題があったのか」と不信感を持つことがあります。

入社と退社(または在職中・現在に至る)は必ずセットで記入してください。

○○年4月 株式会社○○ 入社(アルバイト)
○○年7月 株式会社○○ 一身上の都合により退社 ← 入社とセット
○○年8月 ○○株式会社 入社(アルバイト)
○○年7月 ○○株式会社 在職中 ← 入社とセット

会社名は略さず正式名称で書く

「(株)」「(有)」などの略称は使わず、「株式会社」「有限会社」と正式に記入してください。また、株式会社が社名の前につくのか後につくのかも正確に確認しましょう(例:「株式会社○○」と「○○株式会社」は別物です)。

一つひとつを丁寧に正確に書くことが、完成度の高い履歴書につながります。

履歴書の学歴欄と職歴欄の書き方 中退や転職など状況別に解説

「現在に至る」は職歴欄・在職中のみに使うシンプルなルール

「現在に至る」の使い方をまとめると、職歴欄・在職中のみに使用し、必ず「以上」とセットで締めるのが正しいルールです。学歴欄・退職済みの場合には使いません。

記入例を参考に、自分の状況に合った書き方で職歴欄を正確に仕上げましょう。正しい書き方ができている履歴書は、社会人としての常識と丁寧さを採用担当者に伝えることができます。