履歴書で長所を書くときの文例と書き方

履歴書の長所欄にはどんなことを書いていますか?実は自分の優れた面を書くだけでは足りず、志望する職種に合った長所を書くのが大事なのです。今回は履歴書に記載する長所について、書き方のポイントと職種に合った長所の例をご紹介します。

履歴書で長所を書くときの文例と書き方

履歴書の長所を見て「ぜひ採用したい」と思わせる書き方

履歴書で必ず書く長所や短所ですが、思いついたまま書くのでは採用担当者の心に響きません。就活のための長所と意識して書く必要があります。「でもどうやって書けばいいの?」と不安になる方もいるかもしれませんね。

ちょっとしたポイントを押さえて書けば誰でも魅力的な長所を書くことができますよ。ここでは履歴書に記載する長所について、書き方のポイントと具体例をご紹介します。

履歴書で長所を書く前に押さえておきたいポイント

履歴書の長所を書く前に、思いつく長所の中から何を書くか絞らなければなりません。書類審査を通過するために効果的な長所の書き方をご紹介します。

履歴書に書く長所は志望する職種に合ったものを選ぶ

自分が志望する職種では、どんな長所を持つ人が重宝されるのかを考えてみましょう。例えば接客業であれば、人当たりの良さや明るさが求められるでしょう。事務職では作業の正確さや責任感のある人、営業職であればコミュニケーション能力や交渉力といった部分が求められます。

自転車業界に転職を考えている男性

仕事に関連した長所が書ければ採用する側も就職後の姿がイメージしやすいでしょう。そのため会社の求める人材と自分の長所を合わせることが大事なのです。

履歴書に長所を書くときはエピソードに交えよう

「私の長所は○○です」だけではどのような人物なのか伝わりにくいです。より説得力のある文章にするには長所にまつわるエピソードを入れてみましょう。

例文

「私の長所は物事を前向きに考えることです。中学校時代、英検を受けて失敗しましたが「勉強をすれば大丈夫」と信じて再挑戦し見事合格しました。それ以来英語に自信がついて海外留学にもチャレンジし良い経験ができました。」

就活で自己PRを効果的にアピールする8つの書き方ポイント

【職種別】履歴書の長所の書き方

ここまでご紹介したように、自分の志望する職種に合った長所選びが大事です。ここでは職種別で長所の例文をご紹介します。

全職種に使える長所と例文

協調性や責任感があるなど、職種を問わずアピールできる長所もあります。ここではどんな仕事にも共通して使える長所の例と例文をご紹介します。

就職するために気合を入れている男性

協調性がある

私の長所は協調性があることです。小学生の頃から続けているサッカーで仲間と協力してプレーすることの大切さを学びました。大学ではキャプテンになり仲間との意思疎通を大事にしました。話し合いを多くすることで全員の気持ちが一つになり、悲願の地区大会優勝を果たすことができました。

責任感がある

私の長所は強い責任感があることです。学生時代陸上競技部に所属しており、短距離やリレーで大会に出場していました。責任重大なアンカーに選ばれた時は仲間の努力を無駄にしたくない一心で練習に励み、チームの勝利に貢献しました。

ポジティブ思考

私の強みはポジティブな性格です。学生時代アルバイトをした時、初めての仕事で失敗もありましたが、先輩の様子を見て覚えたり積極的に質問したりして努力しました。失敗しても諦めない姿勢が評価されバイトリーダーに選ばれました。

履歴書に短所を書く時のアピールポイントと例文集

クリエイティブな仕事の場合の長所と例文

デザイナーやIT関連など、新しい発想が大事と考えられている業界では、情報に敏感で独自の発想ができる人材が求められています。

カメラが趣味のクリエイティブな男性

独創力に優れている

私の長所は独創性に優れていることです。時代に合った新しいデザインを考え出すため常に情報収集をしています。学生時代は文化祭の装飾について引き受け、ポスターのデザイン画や看板デザインの作成などを行いました。

向上心が高い

好奇心旺盛で向上心が高いことが私の長所です。独学でプログラミングを学習していましたが、もっと勉強したいと思いプログラミングを学べるスクールに通いました。スクールで身に付けた知識を就職後に役立てたいと思っています。

事務職の場合の長所と例文

事務職は計算の正確さや電話応対や窓口業務などを任せられる常識のある人物が求められます。

シフト管理をする事務の女性

粘り強さ

私の長所は粘り強さです。実家が農家で毎日手伝いをしているうちに培われました。野菜は天候によって世話の仕方も変わります。作物に合わせて栽培を続け、食味の良い野菜を収穫できた時毎日頑張って良かったと嬉しく思いました。

几帳面

私の強みは几帳面なところです。整理整頓が得意で、きれいな部屋だと作業効率も上がります。アルバイト先の飲食店で作業動線を考えた食器類のレイアウトの提案をしたところ、作業しやすくなったと評価されました。

接客業や営業職の場合の長所と例文

人と関わることが多い職種では人当たりの良さやコミュニケーション能力、リーダーシップなどが重視されます。今までの人間関係についてアピールするとよいでしょう。

企業の広報担当の営業職

誰とでも仲良くなれる

私の長所は初対面の人とでもすぐ打ち解けられるところです。初めて会う人と話すのが好きで、学生時代は他大学との交流会に出席し人脈を広げました。様々な分野の友達ができたことは私にとって大きな宝となっています。

リーダーシップがある

私の長所はリーダーシップがあるところです。高校時代は生徒会長を務め、生徒の要望を先生方に伝えてより良い学校生活ができるよう努力しました。大学時代は文化祭の実行委員長として外部との連絡や調整役に努め、無事文化祭を成功させることができました。

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履歴書に書く長所は希望職種に合うような書き方の工夫を!

履歴書には自分の長所を書く欄がありますが、その長所が希望職種に合わないと感じる場合もあるでしょう。しかし、長所を書くことによって、自分の強みや特徴をアピールすることができます。そのため、希望職種に合わなくても、表現の仕方を工夫して、自分の長所を良い印象に変えることができます。

例えば、販売員の希望職種に対して、自分の長所として「コミュニケーション能力が高い」と書くことができます。しかし、これだけでは他の応募者と差別化ができません。そこで、さらに具体的に、「人と話すことが好きで、相手の気持ちに共感することができる」と表現することで、自分のコミュニケーション能力が高いことが伝わります。

また、長所を書く際には、単に自分の能力や特徴を述べるだけでなく、それがどのような業務に役立つかも考えてみると良いでしょう。例えば、「コミュニケーション能力が高い」という長所が、販売員としてはお客様とのコミュニケーションに役立つと考えられます。このように、自分の長所を希望職種に合わせてアレンジし、具体的かつ魅力的な表現にすることが大切です。