履歴書の在学中と卒業見込みの正しい使い分け方をわかりやすく解説

「在学中」はアルバイト応募時、「卒業見込み」は新卒採用・インターンシップ応募時に使います。履歴書の学歴欄の正しい書き方を、具体的な記載例と注意点とともに解説します。

履歴書の在学中と卒業見込みの正しい使い分け方をわかりやすく解説

学歴欄の「在学中」と「卒業見込み」の使い分けを徹底解説

履歴書の学歴欄を書く際、「在学中」と「卒業見込み」のどちらを使えばよいか迷う学生は少なくありません。この2つは似た言葉ですが、使う場面を間違えると採用担当者にマイナスの印象を与えたり、新卒採用では不採用になるリスクもあります。正しい使い分けは「応募の種類」と「卒業の確実性」によって決まります。アルバイト・新卒採用・インターンシップのそれぞれのケースを例文つきで解説します。

「在学中」と「卒業見込み」の違いを一覧で確認

まず2つの言葉の違いを整理します。

項目 在学中 卒業見込み
意味 現在、学校に籍を置いて勉強中 必要単位を取得済みで卒業が確定している
使う場面 アルバイトへの応募 新卒採用・インターンシップへの応募
使える学年 全学年(留年中も含む) 卒業年度が確定している学生のみ
年月の記入 不要 卒業予定年月を明記する
留年中の使用 使用可 使用不可

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質問に答えると、あなたが使うべき言葉をお知らせします。

学歴欄に「在学中」を書く場合:アルバイト応募時の書き方

「在学中」は、現在学校に籍を置いて勉強していることを示す言葉です。アルバイトに応募する際の履歴書に使います。学年は問わず、1年生から4年生(大学の場合)まで全学年で使用可能です。留年していても在籍している限り「在学中」と書きます。

書き方の例は以下のとおりです。

  • 20○○年 4月 東京都立○○大学△△学部 入学
  • 現在 東京都立○○大学△△学部 在学中

「在学中」と書く場合、年度や月の記入は不要です。まだ卒業していないため、卒業年月が確定していないからです。「現在」の一語で在籍中であることを示しましょう。

なお、「在学中」と書けるのは学生だけです。卒業後に社会人として別の学校に通っている場合も状況に応じて「在学中」と記載できますが、新卒採用や正社員応募のケースでは別の書き方が求められることもあります。

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学歴欄に「卒業見込み」を書く場合:新卒採用応募時の書き方

「卒業見込み」は、卒業に必要な単位をすべて取得済み(または取得見込み)で、卒業が確実に見込まれる状態のときに使います。新卒採用の就職活動で提出する履歴書やエントリーシートに記載します。

書き方の例は以下のとおりです。

  • 20○○年 4月 東京都立○○大学△△学部 入学
  • 20○○年 3月 東京都立○○大学△△学部 卒業見込み

「在学中」と異なり、卒業予定年月を具体的に記入します。企業は採用計画を立てる上で、いつ入社できるかを確認するため、年月の記載が必須です。

留年の可能性がある場合は「卒業見込み」を使ってはいけません。万一卒業できなかった場合、経歴詐称とみなされ内定取り消しになるリスクがあります。企業側にも採用コストや事業計画への影響が生じるため、卒業が確実でない状態での「卒業見込み」の使用は厳禁です。

また、新卒採用で「在学中」と書いた場合はマナー違反とみなされ、ほぼ確実に選考で不利になります。就職活動を始める前に、卒業に必要な単位の取得状況を必ず確認しましょう。

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インターンシップの応募書類にも「卒業見込み」を使う

インターンシップは企業が学生を受け入れる就業体験の制度で、学生・企業双方のミスマッチを防ぐ目的があります。体験とはいえ、企業はインターン生の将来の採用を視野に入れているケースが多く、応募書類には「卒業見込み」を使うのが正しいマナーです。

理由は新卒採用と同じです。途中で退学や留年になれば企業側の受け入れ体制が無駄になるため、卒業の見込みがない学生を受け入れることは企業にとってリスクとなります。インターンシップへの応募でも、卒業予定年月を明記した「卒業見込み」の表記を使いましょう。

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履歴書の「在学中」はアルバイト用、「卒業見込み」は新卒採用・インターン用

在学中と卒業見込みの使い分けをまとめると、次のとおりです。

  • 在学中:アルバイトへの応募時。学年・単位状況を問わず、在籍していれば使用可。年月の記入は不要。
  • 卒業見込み:新卒採用・インターンシップへの応募時。卒業が確実な場合のみ使用可。卒業予定年月を明記する。

どちらも「学校に通っている」という点は共通ですが、その意味と使う場面は明確に異なります。誤った表現を使うと採用担当者への印象を損ねるだけでなく、経歴詐称のリスクにもつながります。応募種別に応じて正しく使い分けましょう。

履歴書の学歴欄、「在学中」と「卒業見込み」を正しく書いて採用担当者に好印象を

履歴書の学歴欄における「在学中」と「卒業見込み」の使い分けは、社会人としての基本的なマナーのひとつです。

  • 「在学中」=現在学校に在籍している状態を示す言葉で、アルバイト応募時に使用する
  • 「卒業見込み」=卒業資格の取得条件を満たしており、卒業が確実な状態を示す言葉で、新卒採用・インターンシップ応募時に使用する

正確な表記は採用担当者に誠実さと常識を伝える第一歩です。応募前に自分の状況を確認し、適切な言葉を選んで記入してください。