リゾートバイトで働くメリットデメリットと求人の探し方

リゾートバイトを始める前には、リゾートバイトで働く上での注意点など、基本的な知識を知っておきたいもの。リゾートバイトで働くメリットデメリット、自分に合うリゾバ求人の探し方、リゾートバイト体験談を紹介!今後リゾートバイトを始める予定の方はチェックしてみてください。

リゾートバイトで働くメリットデメリットと求人の探し方

リゾートバイトって何?普通のバイトとの違いは?

リゾートバイトは仕事内容・環境・待遇などが普通のバイトと異なるものです。誰もが一度は行ってみたいとうらやむ観光地で働く、リゾートバイトならではのやりがいや楽しさがありますが、一方でリゾートバイトならではの苦労や大変さというものもあります。

「リゾートバイトを始めてみたい!」と思う方や興味がある方は、実際の体験談などを参考に、リゾートバイトでの仕事内容やメリット・デメリット、リゾバ求人の探し方をしっかりと理解してから応募を検討しましょう。

リゾートバイトとは?

青い空と海

リゾートバイトというのは普通のバイトと違い、一般的にリゾートと呼ばれる場所や施設、あるいは地域でバイトをすることです。

例えば、東京や大阪などは日本国内では主要都市と認識されているため、東京や大阪でバイトをすることをリゾートバイトとはあまり呼びません。主に北海道や沖縄など、一般的にリゾートとして認識されている場所のホテルや旅館などの施設、スキー場、温泉などでバイトをすることをリゾートバイトと呼びます。

北海道や長野などのスキー場でバイトをする場合、夏は雪がなくなるため、冬の間だけの期間限定のバイトになります。そのためリゾートバイトは期間限定であることが多いです。
ただ、一年中温泉が出るリゾート地域の施設でバイトする場合は、期間限定ではなく長期的にリゾートバイトをすることも可能です。

リゾートバイトはどうやって始めるの?

リゾートバイトは、リゾートバイト専門の求人サイトなどで直接リゾートバイト先である施設などに問い合わせや応募をするという方法と、リゾートバイトを取り扱っている派遣会社に派遣登録して、その派遣会社経由でリゾートバイト先に派遣されてバイトをしに行く、というケースがあります。

リゾート地にもともと住んでいる人以外は、例えばタウンワークや新聞の折り込み広告などによくある求人広告にはリゾートバイトの求人広告は掲載されていません。なぜなら、タウンワークや新聞の折り込み広告などは、その地域に特化した求人広告が紹介されているからです。

リゾートバイトをしたい場合、まずはインターネットなどで調べるのが最善の方法です。

リゾートバイトは具体的にどんな仕事?

リゾートバイトの仕事内容は、どこのリゾート地のどのような施設で働くかによって異なりますが、よくあるリゾートバイトの仕事内容をご紹介します。

フロントに立ってお客様をお迎えする

お客様の対応をしているホテルのフロント係

スキー場・山小屋・温泉施設・ホテルなどで働く場合、お客様を迎え入れるフロントの対応が必要です。そこのフロントに立ってお客様を案内する従業員として働くというケースがあります。

ホールスタッフ・調理スタッフとして働く

どこの施設でも、飲食ができる施設があれば調理をする人やホールで食事を出す人が必要です。特にリゾート地はシーズンになると多くのお客様が来るため、たくさんのリゾートバイトを雇って対応するリゾート先も多くあります。

販売スタッフとして働く

提灯を持っているお土産売り場の販売員

リゾート地のおみやげ屋でおみやげを売ったり、山の上にあるソフトクリーム屋でソフトクリームを売ったりする販売スタッフの仕事もあります。

インストラクター・案内人をする

北海道や長野などのスキー場で、スキーのインストラクターとしてバイトをするというケースです。スキー場だけではなく、山小屋などの場合や、トレッキングやハイキングを案内するインストラクターや案内人のリゾートバイトもあります。

テーマパークスタッフとして働く

リゾート地にあるテーマパークのスタッフとして働くというケースです。テーマパークスタッフは、お客様の案内だけでなく掃除や点検など、仕事内容は多岐に渡ります。

リゾートバイトのメリット

リゾートバイトには、以下のような「家賃がかからない」など普通のバイトにはない多くのメリットがあります。

家賃がかからない

ソファに座りながらノートパソコンを使っている男性

リゾートバイトの大きなメリットは、なんといっても住み込みでリゾートバイト先に働きに行くということ。リゾートバイト先が住居を用意してくれており、その住居を利用することができる上に家賃も必要ないというケースがほとんどです。
家賃がかからないため、働いたお金のほとんどを自分の好きなことに使えるというメリットがあります。

光熱費がかからない

家賃と同様、光熱費もリゾートバイト先が負担してくれるケースがほとんどのため、水道や電気代などもかかりません。
電気代がかからないため、夏はずっとクーラーをかけっぱなしにしておいても料金を気にすることはありませんし、寒い地域であれば暖房をつけっぱなしにしておいても料金的には問題ありません。

食事が提供される

必ずではありませんが、リゾートバイト先によっては食事を3食、全てリゾート地の施設の中でまかないとして提供してくれる場合があります。
食事が提供されれば食費もかからないですし、リゾート地の食事なので旬の食材などを楽しむことができるというのもリゾバのひとつの醍醐味でしょう。

休日やリゾート先を満喫できる

ハンモックでくつろいでいる男性

本来、リゾート先を観光しようとすれば、リゾート先までの移動費がかかってしまいますが、そもそもリゾートバイト先に宿泊して働いているわけですから、移動費がかかるということはありません。休日にリゾートバイトの宿泊先のドアを出れば、すぐにリゾートを堪能できます。

スキー場でインストラクターのリゾートバイトをしているのであれば、休日は思い切りスキーをエンジョイすることもできます。温泉施設でリゾートバイトをしているのであれば、休日に他の旅館や温泉施設の温泉を堪能することもできます。

たくさんの出会いがある

リゾートバイト先で一緒に働く人達や、リゾート先に来るお客様と毎日コミュニケーションを取りながら働くことになるため、いろんな人との多くの出会いがあります。
一緒に働く人達は同じ宿泊先に泊まっているケースが多いため、仕事が終わってからも仲良く一緒に食事をしたり、休日に一緒に遊んだりすることもできます。

リゾートバイトのデメリット

とても楽しいイメージがあるリゾートバイトですが、メリットだけではなくデメリットも把握しておくべきです。

自由がない

リゾートバイト先によっては、他のバイトの方と同じ部屋でルームシェアをすることもあります。
その場合、バイト先でもバイトが終わってもその相手と同じ空間で過ごすため、一人の時間がなく、自由がない可能性があります。

また、自分の趣味がリゾートバイト先でできるものでなければストレスを発散することも難しいため、逃げ場がなく辛い環境になってしまうこともあります。

部屋が古い・汚い場合がある

リゾートバイト先が用意してくれた宿泊施設がすごく古かったり、汚いといったケースもあります。
隙間風が入ってきてすごく寒かったり、沖縄などの暑い地域では夏に部屋の中に虫がたくさん出たりすることもありますので、苦手な方は注意が必要です。

リゾートバイトの求人を確認するポイント

リゾートバイトは、どこの地域でどのような仕事をするのかによって大きく待遇や仕事内容が異なるため、求人をしっかりと見極めることが重要です。
リゾートバイトの求人の確認するポイントをチェックしていきましょう。

1 その地域の平均的な時給と比較する

給料が入っている封筒

リゾートバイトを始める上で最も気になるポイントといえばやはり時給でしょう。
派遣会社や地域によってもリゾートバイトの時給は違ってくるものです。まずは気になるリゾートバイト先の時給を、その地域の他のバイト先と比較しながら相場を確認しましょう。

2 住居などの条件を確認する

滞在中の待遇については仕事や職場によって様々ですが、古い建物やプレハブのような場所にリゾートバイトに来た従業員を宿泊させるケースもあれば、リゾートバイト先である温泉やホテルの一部屋を宿泊施設として提供してもらえることもあります。
短期の場合でも数週間から、長ければ数ヶ月以上宿泊することになるため、宿泊する場所はしっかりと確認しておきましょう。

3 まかないなどの待遇・条件を確認する

リゾートバイト先によって、往復の交通費を支給してくれたり、食事を3食提供してくれたり、温泉施設を自由に利用できるなど様々な特典があります。
「休みの日は温泉に入りたい」「毎日スノーボードをしたい」など、自分の趣味や目的によって条件をしっかりと確認した上で応募するようにしましょう。

リゾートバイトの仕事内容体験談を15名に聞いてみた!

夏のトマムでリゾバ!

おるた(32歳 自営業)


28歳の時に初めてのリゾートバイトで3ヶ月間、夏のトマムリゾートへ行きました。20代も終わりに差し掛かって若い内にやりたいことをやっておこうと思い、個人寮完備で北海道の大自然を満喫できそうなトマムを選択しました。

配属されたのは購買課でトマムの各レストランの食材を受注し発注して入荷されてくる食材を各レストランに配る仕事で時給は当時780円でした。購買課は50代の課長を筆頭に30代前半~後半の社員さんの4人が居てアットホームな雰囲気でした。そして自分を含め2人の期間アルバイトの6人で仕事をこなす感じでした。

購買課の仕事は楽でしたが、仕事が終わって人手が足らないレストランのウエイターや厨房の洗い場にヘルプで残業することが結構あったので大変な部分もありました。

駐車場も広く車の持ち込みもOKで、個室の個人寮で大きな食堂が完備されていました。また、24時間利用可能な大浴場があり快適でした。私は大阪から車を持ち込んでいたので、契約終了間近に3日間休みをいただけて、道東一周の旅に出れたことが嬉しかったです。

仕事内容は客室の清掃でした

fuyu(31歳 パート)


高校生の頃、夏休み・冬休みの間リゾートホテルでアルバイトをしていました。きっかけは、同級生や先輩から誘われたからです。

当時の時給は覚えていませんが、その期間に10万?12万ほど働けました。他のスタッフは、社員さんは若い方が多く、みんな仲良くしてくれて楽しかったです。私達と同じくパートで来ていた人は親世代かそれより上の方が多く、みなさんよくしてくれました。ただ時期的に忙しく、どうしても若かった学生の仕事量が多かったです。

その分稼げたから良かったのですが、パートさんは定時で帰れるところを学生は残って残業していました。

仕事内容は客室清掃で、2人ペアでベッドメイク、浴室、トイレ掃除など一部屋まるごと30分以内で仕上げていました。客室が広くリビング、寝室、浴室はジャグジーで2人は余裕で入れる丸い浴槽で、ベッドはダブルが二つ、常に汗だくで走り回っていた記憶があります。

大変だったのは静電気と強い洗剤で手がボロボロになったことくらいで、リゾバはなんだかんだ楽しかったです。

ショップ店員だったので楽でした

MM(33歳)


リゾートバイトをしたのは24歳の時です。冬場の5ヶ月ほどの期間でした。始めたきっかけは元々スノーボードをしていたこともあり、友人に誘われスノボがし放題と聞き、一緒に行くことにしました。

リゾバの時給は950円でした。他のスタッフの年齢層は20代から40代の方で同じ年代の子の方が多かったです。雰囲気はみんな仲良く、毎年そこのバイトで会っているような人たちばかりで、人見知りの私は初めは「来るんじゃなかった」「帰りたい」と思っていましたが、すぐに慣れるほどの雰囲気でした。

仕事内容としてはショップ店員でしたので楽でした。コンビニなどが職場の近くになく、町に降りるだけでも大変で寒くてたまりませんでしたが、それもみんなで行くので楽しく、毎日が修学旅行気分でした。友達もたくさんできたので、行って良かったなと思いました。

スキー場でスノボを立てている男女

ダイビング施設でリゾートアルバイトしました

らら(46歳 飲食店勤務)


私がリゾートバイトをしていたのは27歳で、1年半です。当時の時給は650円でした。始めたきっかけは友人に誘われたからです。

主な仕事内容は、ダイビングに来たお客様と一緒に船に乗り、飲食物を提供したり実際にダイビングに同伴してお客様を誘導したり、ダイビング後に船内の片付けることです。スタッフも全員同年代でいつも和気あいあい楽しかったです。

この仕事で大変だったのは、タンクがとにかく重い!波が高い日は船がかなり揺れるので乗り物酔いをしてしまうことでした。楽しかったのは、やはり何と言ってもタダで大好きなダイビングをし放題、潜りたい放題だったことです。ライセンスも無料で取得することもできました。もし機会があればまたやってみたいです。

地域の暖かさに触れたリゾートバイトでした

ソムチャイ(50歳 フリーランス)


31歳~33歳、47歳の時、合計約3年リゾートバイトをしました。外国での留学資金と生活費を作るためが応募した主なきっかけです。

時給は1,000円でしたが、1日8時間を超えると25%アップしました。スタッフのレストラン関連は20代が多く、フロントはもう少し年齢層の幅がありました。雰囲気は配属先や地域によって異なりますが、同世代の人が少なくともほかのセクションにいますので、孤独を感じることは先ずないでしょう。

仕事は主にフロントで、チェックインや会計業務と外国人観光客対応に携わっていました。リゾートバイトの大変なところは、レストランでは体力勝負になります。フロントは当日やむを得ない変更にもかかわらず調理場から怒られることですが、通り雨みたいなものなのでそこまで気にはなりません。

地域の温かさに触れることができたのが良かったと感じたことで、期間終了前にはお食事会まで開いていただきました。

レストランの洗い場でバイトしました

なぎまま(31歳  専業主婦)


リゾートバイトをしたのは18歳の夏休みです。短大生だったので夏休みが2ヶ月近くあり、その内の8月いっぱいバイトへ行っていました。

始めたキッカケは、アルバイト雑誌を見て履歴書を送ったところ採用されました。時給は890円で宿泊費と食費込みでした。

色々な場所から集まった大学生がアルバイトへ来ていました。地元のおばちゃんがパートで居たり、社員の方は10代?20代の若い方が多かったです。

自分がした仕事は、リゾートホテルのバイキングレストランの洗い場でした。洗い物はパートのおばさんが基本的にやって、自分たちはお皿を洗浄機にかけたり、お皿を拭いたりする仕事でした。ずっと立ちっぱなしで仕事中は体力を使いました。また、山の上なので遊びに行く事が出来ず、休みの日をどう過ごすかが難しかったです。でも、お金を使わないので時給は低めですが16万円くらい稼げました。

休みの日は観光して楽しく過ごしました

ぷーこ(34歳 事務職)


私が人生初のリゾートバイトをしたのは24歳で、4月から約1年半でした。前職の旅行業ですっかり北海道にハマってしまった私はどうしても北海道で住みたくなり、でも全く土地勘もないのでどこに住んでいいか分からず、それなら寮付きの仕事にしようと選んだのがきっかけでした。

北海道のスキー場に隣接したホテル内にある売店で、売店スタッフとして採用されました。アルバイトでしたので時給750円、残業代もきっちり25%アップで付きました。

私が入社した4月はちょうどスキーシーズンの終わりかけで、他のアルバイトの人達と入れ替わりが多かったのですが、それでも通年契約で年齢が近い方々と仲良くなれました。寮生活でもロビーでパーティーをしたり、休みの日には観光地へ行ったりと楽しく過ごしました。

みんなが北海道に魅力を感じて来ている人ばかりでしたので、有名な観光地やグルメ、穴場スポットへ一緒に行ったりと、気が合って楽しい日々でした。仕事でも売店では北海道のお土産を販売していましたので、道外から来られるお客様に名産品をご案内したり、観光地のお話をしたり、北海道にどっぷり漬かれたことが嬉しくていい思い出となりました。

北海道のラベンダー畑

チップをもらいました

ヤッさん(35歳 会社員)


私は大学生の頃、20歳から2年間7月から9月の2ヶ月半くらいリゾートバイトをしました。三重県のリゾートホテル内部のバーの仕事です。

きっかけは、バーテンダーの先輩が知り合いから「イケメンのバーテンダーが欲しい」とのことで私に白羽の矢が立ったためです。イケメンではないとは思いますが、身長もあり人と話すのも得意だったので何事も経験だと思い始めました。

住み込みで食事付きでしたがほぼ休み無し。昼間プールサイドで時給800円20時以降は900円、他のアルバイトの人、ホテルの配膳係とかの人と相部屋だったので、プライベートな時間が作れずだんだん疲れていきましたが、バーテンダーをしているときの方が発散できていた様な気がします。

お客様はお金持ちの人が多かったのですが、夜はチップで千円とか貰っていたので稼がせていただきました。話をしながらお酒を作るだけですが色んな人と話が出来て良い勉強になりました。

長野のペンションでリゾバ

マミ(30歳)


大学生で20歳ぐらいの頃に、長野県のリゾート地にあるペンションで夏休みの期間だけリゾートバイトをしていました。

このリゾートバイトをするようになったきっかけは、大学の先輩の実家がこのペンションを経営していて、バイトに誘ってもらったので、同じ大学の友人何人かでバイトをすることにしました。時給は900円です。

働いているスタッフは私たち以外にも同じような年頃の大学生たちで男女の割合も同じぐらいでした。いつもワイワイして賑やかな雰囲気で楽しく働けました。

主な仕事は、客室の掃除とベッドメイキングと、食事の配膳、お風呂の掃除などです。お風呂掃除が一番重労働でしたが、仕事終わりには毎日温泉につかれたので得した気分でした。

自分の子どものように可愛がってもらいました

あーちゃん(29歳)


専門学生の時、友達に「夏の間人手が足りないから俺のバイト先で一緒に働かないか?」と紹介され、江ノ島の定食屋でバイトを始めました。時給は1000円で私の経験からすると満足のいく時給であり、忙しい専門学校でバイトもできていなかったので夏休みの間だけで良いということもあり、面接を受けることにしました。

履歴書を用意して緊張しながらお店に向かうと「エプロンつけて」と一言。履歴書を渡す前に合格でした。バイト仲間は学生が多く、社員さんは年配の方が多かったためみんな自分の子供や孫のように可愛がってくれました。

仕事内容は注文を取って厨房に伝え、出来上がったものを運ぶという作業の繰りかえしの為メニューと卓番を覚えてしまえばすぐになれることができました。場所が江ノ島だということもあり、観光目的のお客様が多く、おすすめの場所を紹介して話が盛り上がったりとても楽しく、夏休みはすっかり終わりを迎えました。

従業員の方たちとも仲良くなれたため、「辞めるのは寂しいな」と思っていると「学校が落ち着いているときや土日だけでも良いから来ないか?」と提案していただき、就職するまでの2年間バイトを続けました。楽しい良い思い出です。

時々チップをもらえてうれしかったです

bunchou(48歳 ライター)


リゾートバイトを経験したのは22歳の時です。大学4年で就職先も無事決まり、学生最後の思い出にと長野県白樺湖の旅館で7月の末から1ケ月ぐらいでした。時給は800円です。

他のスタッフも学生が多く、年も20歳~26歳と同年代が大多数でした。みんな遠くからやってきているので、すぐに打ち解け仲良くなって楽しい寮生活でした。

主な仕事は朝食のセッティング、後片付け・夕飯の鍋の盛り付けと後片付けでした。やはり普段は知り合えなかった人たちと知り合え、同じ釜の飯を食べるからこそ生まれる一体感がありました。休憩時間に一緒にランチをしたり、観光をしたり、今でも強く心に残っています。

朝食を食べ終わったお客さんに「お粗末様でした」とお見送りするのですが、「本当にお粗末様」と返されたときはちょっとショックで辛かったです。良かったのは布団を敷きにお部屋に伺うのですが、時々チップで1000円頂けることでした。

菅平高原のリゾートバイト体験談

ぐちやん(33歳 会社員)


大学生の時ですので20歳位の時に長野県の菅平高原にリゾートバイトに行きました。

とりあえず何か変わった事がしてみたかったのと、お金が欲しかったというのもあり、友達と5人くらいで行きました。当時そのリゾートバイトに参加したのは7 ・8人位で、だいたい当時の私達と同じくらいの年代が集まっていました。

仕事内容は仕事場所がラグビーの合宿所のようなところで、主に食事の準備や配膳、あと片付けや掃除等が主な仕事です。

馴れない仕事だったので苦労はしましたが、働いていたメンバーも年が近く、やりやすいメンバーだったので楽しくできました。2ヶ月程働いて15万位稼げました。当時の私には十分過ぎる額だったと思います。

礼儀や言葉遣いが厳しかったです

電信柱(22歳 学生)


私は大学2年生のときにリゾバをしました。期間は春休み中の3週間で、一人暮らしをしながらバイトをするよりも、生活費や食費込みで時給も出て、なおかつ旅行気分も味わえるので始めてみようというのがきっかけです。ちなみに時給は1000円でした。

他のバイトさんは私と同じような大学生はおらず、リゾバを転々としているおばちゃんや30代の社会人など、色んな人と一緒に働きました。社員とバイトはそこまで仲良くありませんでしたが、バイト同士は休みが会えば出かけたりと仲良くしていました。

私の仕事はホテルのレストラン(バイキング)会場のホールスタッフでした。会場に来たお客様席までご案内したり、食器を片付けたりするのが主な業務でした。ホテルだったので、礼儀や言葉遣いには厳しい分、すごく勉強になりました。

お客様と時間が合わないようにですが、大浴場も使えたので、毎日露天風呂に入ることができたのもよかったです。ただ、社員の方で一人、自分のミスをバイトである私たちに押し付けてくる方がいたことが大変でした。

仕事に慣れるまでが大変でした

ノンタン(36歳 専業主婦)


25歳の冬、3ヶ月ほど温泉旅館で働きました。当時は派遣の仕事をしていたのですが、失恋をして(笑)気分転換のためにリゾートバイトに応募しました。時給は900円です。

宿のすぐ近くに寮があり、そこに一部屋貸していただきました。ユニットバスは各部屋にあり、洗濯機は社員の仲居さんとリゾートバイトの人達と共用です。

仲居さんは年配層の方が多く、リゾートバイトは同じ年頃の子と年上の方でした。ベテランの仲居さんが多いので、始めはテキパキした雰囲気に圧倒されましたが、仕事に慣れていくにつれて任せられることも多くなりました。

主な仕事はお客様のお迎え、館内とお部屋を案内することと、宴席の準備から片付けまでです。リゾートバイトは初めて体験することが多く、仕事を覚えて慣れるまでが大変でした。

慣れてくると周りの人との交流も増えて、同じリゾートバイトの子達とランチに行ったり、休みの日には近くの観光地に遊びに行ったりしました。部屋にお風呂はありましたが、温泉旅館だけあって仕事終わりには温泉に入れたので、毎日お肌がつるつるになりました。

源泉が流れている露天風呂

中抜けのシフトが大変で体調を崩してしまいました

かえで(27歳 フリーター)


26歳の夏に3ヶ月ほど軽井沢でリゾートバイトをしました。ちょうど仕事を辞めたのと、暑い地元から離れたいという思いがあったからです。勤務地も涼しそうな軽井沢を選びました。

夏の軽井沢は書き入れ時で、時給はオフシーズンより高めになっていました。私の働いたホテルは200円アップの1100円でした。他のスタッフも夏限定の住み込みが多く、20代の人ばかりでした。みんなで和気あいあいと働いてとても楽しかったです。

私はホテルのレストランを担当しました。朝食と夕食に4時間ずつ働く中抜けのシフトです。バイキング形式なので料理や皿の補充、食器の片付けが主な仕事でした。接客というよりも作業をこなす感じの仕事です。

仕事自体は楽しかったですが、中抜けのシフトが大変でした。朝早く、夜遅いためまとまった睡眠時間を確保できなくて、最後の方は体調を崩してしまいました。でも観光も色々して楽しかったので、やってみて良かったと思っています。

一見華やかそうなリゾートバイトも一長一短

リゾートバイトは普通のバイトとは違い非日常的な体験をすることができ、家賃・光熱費・食費などがなければお金も溜まるという大きなメリットがあります。ただし、住み込みで働くため、万が一他のスタッフとうまく馴染めないなどの問題が発生すると大変な思いをすることもあり得ます。

リゾートバイトを始める前に、どこのリゾート地でどういったバイトがしたいかをよく考えた上でリゾートバイト先を探しましょう。

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