学生時代やってよかったバイトは?社会に出ても役立つ仕事

やってよかったと感じるバイトは人それぞれですが、学生のうちに社会人になっても役立つ経験はしておきたいもの。バイト探しに悩む大学生は、社会人15名に聞いた「やってよかったバイト」を参考にアルバイトを探してみてはいかがでしょうか。

学生時代やってよかったバイトは?社会に出ても役立つ仕事

社会人に聞いた「学生時代にやってよかったバイト」

せっかくアルバイトを始めるのであれば、社会に出てから役に立つバイトをしたいと考える学生は多いもの。特に大学生であれば、近い将来に迎える就活を視野に入れて考える傾向は強いことでしょう。

しかし、実際にはどんなバイトが自分のためになるのかイメージしにくいという方も多いのではないでしょうか。今回はそんな方々に向けて、体験談をもとに「学生時代にやってよかったバイト」について詳しく調査しました。

やってよかったバイトで多かったのはズバリ○○!

社会人15人から聞いた学生時代にやってよかったバイトの集計グラフ

今回の体験談で「学生時代にやってよかったバイト」として最も多かった回答が飲食店でのアルバイト。飲食店といってもお蕎麦屋やファミリーレストラン、喫茶店、定食屋、懐石料理屋などお店の種類もさまざまですが、接客業はやはり人気であることがうかがえます。

その他のアルバイトについては、家庭教師塾講師コンビニ・スーパーでのレジ打ち工場勤務テレアポなど、珍しいものでは結婚式場でのカメラマンの仕事やゴルフ場のキャディーのアルバイトといった回答も寄せられました。

「このバイトはやってよかった・役に立った!」その理由は?

回答者がそのアルバイトをやってよかった、あるいは役に立ったと感じる理由について調査したところ、「正しく綺麗な言葉遣いを学べた」「接遇マナーが身に着いた」という声が多く目立ちました。ビジネスシーンにおいては丁寧な言葉遣いや礼儀正しい対応は基本中の基本です。これらを社会に出る前からバイトを通して身に着けられたというのは大きなメリットであると感じている方が多い傾向にあります。

また、職種に関わらず、人間関係を広げられるのはアルバイトの醍醐味でもあります。「お客様や他のスタッフとの交流を通じ、コミュニケーションスキルが培われた」という声もやはり多く寄せられました。発注作業などに携わった方の中には、「物事の先を見据える力や分析力が身に着いた」という方もいます。

バイトの職種によって得られる能力はさまざまですが、どれも社会に出てから役立つスキルばかりです。たかがアルバイトと思わずに、真面目に働くことで得られるものはたくさんあります。特に大学生であれば、就職活動においても大きな強みや自己PRとなることでしょう。

「学生時代にやってよかったバイトは?」15人に聞いてみた!

学生時代にやってよかったバイトについて、15名の社会人の方にお話をうかがいました。バイト選びにお悩みの方は参考にしてみてください。

電話対応の練習に

にゃん(32歳  受付事務)


私は大学時代にテレアポのアルバイトをしていました。主に一般家庭のお宅に一件一件お電話をし、光回線のインターネットのご案内、そして契約担当者に引き継ぐまでを担当していました。

大学2年生から3年生までの一年間アルバイトをさせていただいたのですが、テレアポのアルバイトは電話対応での言葉遣いや声のトーンの使い方、それぞれお客様に合わせて対応できるスキルを身に付けることができたと思います。

中にはクレーマーのように電話口で怒鳴る方もいたので、クレーム対応をする際にも役立っています。顔が見えない分、声や話し方が話し手と会社の印象を左右するため、電話での丁寧な対応は大切なものだと思っています。こういった心掛けは今でも非常に役立っています。

大学時代のアルバイト経験について

ぱんだ(30歳 自営業)


大学生のとき、友人に頼まれて家庭教師のアルバイトをしていました。初めは知り合いだけだったのですが、近くのセンターに登録すると夏休みだけの短期バイトや試験前だけなど短期の家庭教師を依頼されることもあり、結局1回生~4回生まで続けました。

家庭教師のアルバイトで学んだのは、同じ教科でもパターン化して教えるのではなく、その子が必要としていること、わからないことをコミュニケーションをとりながら察知し、よりよい状態にもっていくことです。

社会人になり、初対面のお客様と会ったときに会話したり、直面している問題を解決する場面に遭遇したとき、まずは相手が求めているもの、困っていることを会話の中から判断し、いくつかの解決策をもって会議や話し合いに出向くとき、この経験が役に立ったと思います。

女の子に勉強を教える家庭教師

そば屋さんでの先読み術

かおっくま(25歳 銀行事務職)


私は大学3年生の夏休みにお小遣い稼ぎとして、そば屋さんで短期アルバイトをしていました。主な内容は接客です。

私の働いていたそば屋さんは、デパートの中にあり、エスカレーターの前に店舗を構えていました。お昼になると混雑し、お店の中もバタバタになるので、バイトリーダーの人から「外の様子、特にエスカレーターの様子を見ていてね」と言われました。

最初は何のことなのか全くわからず、ただただ見ているだけでしたが、先輩方はエスカレーターでやってくる人数を見て水やおしぼりなどを準備していたのです。先を読み準備することによって店内混雑が緩和されており、効率的だと感じました。

今では私もこういったアルバイト時代の先読み術を活かし、銀行の窓口で周りを見て先々に行動するように心がけることができるようになりました。自分の心掛けひとつでお客様や先輩たちからの信頼をさらに厚くすることができたので経験できてよかったなと思います。

大学生時代にしていたアルバイトについて

AU88(28歳 事務職)


大学生になって一人暮らしを始めたのですが、その下宿先近くのコンビニのアルバイトで3年間お世話になりました。

仕事はレジ打ち、店内清掃、商品注文(補充)、宅配便の受付、光熱料金の支払い対応などありましたが、コンビニの仕事内容の多様化により、物を売ること以外にも仕事内容は多岐に渡っていました。

商品の在庫がなくなりそうになると商品の追加注文をするのですが、店の顧客層や嗜好に合わせ注文量を考える必要がありました。この仕事により分析力や先を見通す力がつきました。現在、不動産業の会社に入って3年経つのですが、このスキルは非常に役に立っています。

また、消費期限の切れそうな商品の棚卸では、食べ物に対するありがたみも感じる事ができました。コンビニのアルバイトは誰でもできそうなアルバイトですが、そこから学んだことは思った以上にたくさんありました。

コミュニケーションが苦手だった自分を克服

rukim(29歳 介護職)


大学時代、ファミリーレストランでホールのアルバイトをしました。選んだ理由は、コミュニケーションをとるのが苦手だったからです。

今後社会に出るためにはコミュニケーションスキルは不可欠だと考え、どうにかしないといけないと思っていました。そこで、荒治療になりますが、あえてのファミリーレストランでホールを選択してアルバイトを始めました。

最初は仲間と話すのも大変だったのを覚えています。同期のアルバイトと比べても覚えも悪く、時間はかかりましたがある程度仕事ができるようになって来たころには自信がつき始め、後輩に仕事を教えられるほどになりました。その頃には自分から話しかけることも苦にならなくなっていて、わからないことも進んで聞くことができるようになっていました。

当時このアルバイトを行ったおかげでコミュニケーション能力が向上し、介護職を経験することができました。介護の現場はコミュニケーションが第一優先です。話すことの楽しさを知ることができたので、仕事も有意義な時間に感じることができました。

お客様のテーブルに料理を運ぶレストランの店員

アルバイトの厳しい研修で後々楽に…

souso(29歳 兼業主婦)


懐石料理店での配膳のアルバイトは、その後社会人になってからとても役に立つスキルを身につけることができました。大学2年生のはじめから卒業までアルバイトを続けました。懐石料理店なので、お客様はご年配の方が多く、まず正しい言葉遣いの研修・接遇やマナーの厳しい研修がありました。

アルバイトでの接客の実践を通して、言葉遣いに気を付け、お客様から褒めていただくこともありました。社会人になり、他の同期は電話応対で苦戦していましたが、アルバイトの経験を活かし、電話応対も思ったよりすんなりできました。

来客の応対も上司に褒めていただき、学生の頃に接遇に厳しいアルバイトを経験していて本当によかったと思いました。入社して数年後には、新入社員の教育係に任命していただけました。

効率よく作業を進めること

ふみお(23歳 事務職)


学生時代、塾の講師をしていました。1回の授業で生徒2、3人を教えていました。アルバイトを続けていた期間は、大学2年生から大学卒業までの3年間です。

身についたのは時間管理能力です。複数人の生徒を同時に教えるということで多方面に目配りをしなければならず、かつ授業報告書という自分の仕事もありました。1回90分のうちに全ての作業を終えて次の生徒を教えるための準備をしなければならない一方で、授業中の各生徒のために最大限の努力をしなければならないので、いかに自分の仕事を効率よく済ませられるかが課題でした。

社会人になってからは、いかにして業務を就業時間内に終わらせられるかという課題が課されました。これは塾の講師として得られた時間管理能力と同じことが問題になっています。大学を卒業するぎりぎりまでアルバイトをしていたこともあり、培った経験をそのまま今の業務に活かして仕事をしています。

人とのコミュニケーションを作る接客

まさみ(36歳 保育士)


私は大学時代にスーパーのレジ打ちのバイトをしていました。基本的にはずっとレジにいて、レジを打っていない時には店に入ってきたお客様に挨拶をしたりしていました。とても働きやすく時給も良かったので、大学時代はずっと続けていました。

レジにいると本当に色々なお客様がやってきます。気さくに話しかけてくる年配の人もいれば、終始ムスッとしていて投げるようにお金を置く人、レジが混んでくるとイライラした様子で文句を言う人など、困った経験もたくさんあります。そういう人にはこちらもつい同じような態度を取ってしまいそうになりますが、どんな人にでもしっかりと笑顔で対応する社員の人の姿はとても尊敬しました。

自分も自然と、お客様一人一人に、気分よく買い物してもらいたいと思うようになり、しっかりと顔を見て挨拶をする、品物を丁寧に扱う、お釣りを丁寧に渡す、聞かれたことに親身になって答える、など心がけるようにしました。

社会に出てからは人間関係がますます大事になってくるので、アルバイトでコミュニケーション能力を培えたことは本当に良かったと思います。

接客業は経験しておくべき

みみち(38歳 会社員)


私は大学時代に居酒屋のホールスタッフのアルバイトを経験しました。

接客業は、相手の気持ちを汲み取る訓練や経験にもなります。ホールスタッフは調理スタッフとも連携をとりながら、お客様にオーダーメニューを提供する仕事なので、こういった連携を経験することで協調性が培われ、チームワーク能力にも通じてくるとも思います。

社会人になると、まずは社内の人間関係からはじまります。接客業のアルバイトで得た、コミュニケーション能力はかなり発揮できると思います。周りの空気を読み取り自分が行うべき行動や言動も起こすことができ、社会人になる前に大きな修行ができました。

結婚式場の撮影で華やかさの舞台裏を知る

むら(28歳 自営業)


大学生の時、私はアルバイトで結婚式の撮影スタッフをしていました。始めた理由は「高時給だから」という単純なものでしたが、そのバイトを通して、責任感や先を読むことの大切さ、周囲との連携の大切さ、プロ根性を学びました。

高時給というのは、(能力給も含まれますが)お金をたくさん払っている人がいるわけで、その分責任重大です。データの保存ミスや撮り逃しは、後から取り返しがつきません。そういったトラブルがなくても、新郎新婦が「結婚写真」としてイメージしていそうな写真を撮っておいたり、絶対に撮り逃して欲しくないポイントを確認したり、不測の事態に備えてバッテリーを余分に携帯したりと、常に先のことを予想し準備を怠らないこと、責任を持って仕事に取り組むことが身につきました。

他にも、式場内で働く人全員の協力で秒単位の進行をする挙式や披露宴のための連携プレー、またコミュニケーションの大切さを痛感しました。そしてどれほど大変な時も笑顔と最高のサービスを心がける人たちに、自分の未熟さとプロフェッショナルの覚悟を知りました。

現在の職種はカメラマンではありませんが、その時の全ての経験が、チームワークが多い今の仕事で日々役に立っています。

結婚式の新郎新婦を撮影するためカメラを準備するカメラマン

ゴルフ場のキャディーのアルバイト

フォア(32歳 技術職)


大学時代、ゴルフ部に属していた関係で、提携ゴルフ場のキャディーのアルバイトをやっていました。期間は大学1年から3年までの3年間で毎月2日~4日程度です。

このアルバイトは、社会人としての礼儀や気配りが培われたこととゴルフの腕が上達したこと、この2点がやってよかったと感じるポイントです。

キャディーさんは当然ながら全く見ず知らずの素人ゴルファーを相手にするのですが、気持ちよくプレイをしてもらうために、最善に尽くさないといけません。ミスがあっても共感して共にリカバリーしていかないといけないのです。数々のやり取りの中で、社会人としての基本をお客様に教えていただきました。

チップをもらえたりもするのですが、社会人になった今、そういうチップをあげる行為というのが大事だと今更ながら気づかされています。

また、大学のクラブの連中とのゴルフでは、どうしてもプレイが画一化してしまいがちでしたが、キャディーのアルバイトでプロ級の腕前の人のプレイをたくさんみることができ、社会に出てから上司とのゴルフでも役立ったのも大きかったです。

喫茶店でのアルバイトがおすすめ

みみ(39歳 SE)


大学1年の夏休み~大学4年(卒業まで)、珈琲が売りの喫茶店でウェイトレスのアルバイトをしました。それまで接客業も、アルバイト経験自体もありませんでした。最初は気軽な気持ちで始めたのですが、オーナーが非常に厳しい人で、歩き方や手の位置、話し方など全て細かく注意されました。

当時は何度も厳しく注意されるのが辛く、夏休みが終わったらやめようと思いました。しかし、このアルバイトを通して「世の中にはいろんなお客様がいる」「理不尽なことがあっても、笑顔で冷静に対応する」「たとえアルバイトでも対応を誤ればお客様を失う」という大事なことを学びました。

また、年配のお客様が多かったので、年上の方と話す経験も貴重なものでした。大学卒業後の就職先では、開発業務の傍ら、トラブル対応やメーカーとの打ち合わせなどを行うことも多くありました。アルバイト時代の経験があったからこそ、冷静に笑顔で対応できたのだと思います。

トレイを片手に持った喫茶店のウェイトレス

サービス業は面接試験で役に立つ!

mkp(29歳 農業)


私が大学時代に経験した「やってよかった!」と感じるアルバイトは、和食の飲食店です。そのアルバイトは19歳から21歳まで続けました。

少し高級なお店ということもあって、居酒屋とは違って落ち着いた大人のお客様がいらっしゃいます。そのお客様への正しい言葉遣いでの対応や所作などを身につけることができたおかげで、就活の面接試験でもとても役に立ちました。

また、会社に入ってからの電話応対、来客対応もこの経験からかすんなりとできました。いつも印象の良い対応ができることで、社員同士のコミュニケーションも円滑に行えていますし、会社の飲み会での立ち振る舞いもアルバイトの時にお客様の動きを見ていたおかげでスムーズにできました。

定食屋のバイトで接客を学びました

ゆうかん(38歳 栄養士)


大学時代に定食屋のアルバイトを経験しました。ホールがメインでしたが時々調理の仕事もやっていました。

卒業すれば栄養士の資格を取得できる栄養学部だったので、三年になると実習が忙しくてアルバイトを続けることができなかったため、アルバイトは入学してから二年間続けました。

定食屋でのアルバイトでは接客を学びました。栄養士の仕事は人を相手にする仕事なので相手が何を考えているかを読み取る必要があります。お客さんの様子をみて、何を求めているのかなど常に気を配っていました。

お客さんに対する言葉遣いも学ぶことができて、今病院で働いているのですが患者さんと接するときにその経験が活かされています。またアルバイトで調理を担当することもあったので衛生管理についても学ぶことができました。

異業種でも役立つアルバイトです

ももこ(24歳 販売職)


大学2年生から4年生まで続けた、お菓子工場でのアルバイトはやってよかった!と感じています。

仕事内容としては、基本は立ち仕事でラインでの作業、製造、検品、包装、ラベル貼りを行っていました。作業は日ごとあるいは時間によって違うので、現場ごとにいるスタッフも変わるので対応力が求められます。

何よりも立ちっぱなしや重い段ボールを運んだりと、体力勝負なところが辛かったですが、販売職に就き想像以上に体力を使う仕事でしたがその点では楽勝でした。「この作業をいつまでに終わらせて、次はこれをやろう」という風に考えながらやっていたのがとても役立ったように思います。

値札付けや掃除といったこともやっていたので単純作業とはいえ苦になりませんでした。一見関係のないように思う職種でも、ただのアルバイトと思わず気にしながら取り組むことで、思わぬところで先々役立つことはたくさんあると思います。

学生時代にやってよかったバイト経験は社会に出ても活かされる

接客業や販売職などアルバイトの種類はさまざまですが、どんなアルバイトであれ、学生時代に経験したものは社会に出てからも役立つものがほとんどです。

もちろん学生の本業は勉強ですから学業をおろそかにするのはよくありませんが、時間に余裕があるのであれば、社会勉強の第一歩として、今回ご紹介した「やってよかったバイト」を参考にアルバイトを始めてみるのもよいでしょう。

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