既卒で職歴なしの人が就職活動で成功する8つのポイント

既卒で職歴なしとなると、就活を進めていく上で非常に不利な立場だと考えてしまいがちですが、人手不足が深刻化している昨今の人材市場においては、第二新卒はそこまで不利にはならない場合も。既卒職歴なしのフリーターやニートでも、ポイントをおさえて就活を行えば正社員での就職も可能なのです。

既卒で職歴なしの人が就職活動で成功する8つのポイント

既卒で職歴なしでも就職できる?

就活をする人の中には、何かしらの理由で「既卒」となっており、そして「職歴なし」という状況の人もいます。出遅れてしまって様々な面で自信をなくしてしまいがちな状況ではありますが、だからと言って就職活動ができないということではありません

日本国内には400万を超える企業があり、その中の多くは人手が足りない、特に若い人材が足りないことに悩んでいます。そのため、既卒で職歴がないフリーターやニートであっても採用してくれる可能性はゼロではありません。

ただ、既卒者の場合、新卒者と比べて就活に関する情報が少なく不安も多いもの。ここで既卒・職歴なしの人が就活を成功させるポイントをチェックしていきましょう。

既卒は人材市場で価値がない?

「既卒・職歴なし」というと、一般的には何か問題がある人だと思われる可能性があります。学校を卒業して働くというのは、今の日本においては規定路線であり、日本人はレールから外れた生き方を嫌う傾向があるからです。

自信を失い「人材市場では必要とされていないのでは?」と考えてしまう方も少なくありませんが、実際には既卒のニーズはそこまで低いわけではないというのが現状です。その理由として主に以下の3つのことが挙げられます。

1 慢性的な人手不足

ノートパソコンを目の前にお手上げのポーズを取っているサラリーマン

「既卒・職歴なし」とは言いますが、実際の問題となるのは「既卒」の部分です。若い人を雇えば職歴がないことは当然です。既卒になっている理由さえ問題がなければ新卒と変わることはありません。

この数年は人手不足の問題が続いているため、新卒だけでは計画したような採用ができないこともあります。その穴埋めのためであったり、また既卒枠を設けて一定数の人数を確保しようとする企業も多くなっています。
既卒・未経験を専門としている就職サイトもどんどん増えていますし、中には広く知られている大手優良企業の募集もあります。ハローワークなどでも積極的に既卒向け求人を公開しています。

もちろん、増えているとは言え、既卒の就活は新卒と比べると募集も少なくなりますし、条件面でも多少落ちることもありますが、その反面競争率は低くなりますので高い確率で内定できます。

2 若手はポテンシャル重視

若手の採用については、「ポテンシャル採用」と言われる形式の採用方針が主に取られています。これは実務経験などではなく、個人の考え方や行動特性を問う採用試験の形態なので、新卒・既卒や職歴の有無が有利・不利を決めることはありません。既卒・職歴なしだとしても、むしろ将来性がある人と判断されることもあります。

3 中小では優良人材獲得のチャンス

悩んでいるビジネスマン

今は新卒の市場は就活生に有利な売り手市場となっているので、学生の多くは知名度の高い企業に流れていってしまいます。すると同じく人手が不足している中小企業では思ったような採用ができません。

既卒の人であれば中小にも回ってくることも多く、中には上場企業レベルのポテンシャルをもった人が入ってくることもあります。既卒にチャンスを見出している中小企業は多いのです。

新卒向けの求人にも応募できる?

「既卒は新卒か中途か」と悩む人も多いですが、現在は厚生労働省が「卒業後3年間であれば新卒枠での応募を可能にする」ということを企業の努力義務としたことから、求人においても既卒3年以内であれば新卒枠で選考をしてくれるところが増えています(注1)。「第二新卒枠」という形で募集されている場合もあります。

第二新卒とは?労働市場でのニーズと内定を勝ち取る方法

実際にそのような新卒枠でとってくれたり募集を出してくれるところはまだ多くはありませんが、ネットなどでは公開してなくとも直接問い合わせてみると応募できることもあります。気になる企業があるなら問い合わせてみることをおすすめします。

この場合、新卒と競うことになりますので、既卒枠の求人を受けるよりは内定は難しく、競争も厳しくなります。ライバルは多く、自分はハンデを抱えてのスタートになります。覚悟は必要ですが新卒向けの求人には有名企業など魅力的なものも多いため、気になる企業があればトライしてみると良いでしょう。

既卒・職歴なしでも就活を成功させるには

「既卒職歴なしでも働き口は見つかる!」ということがわかっても、実際に希望する企業の内定を得るにはポイントを押さえて就職活動を進めていく必要があります。

1 既卒の理由はポジティブに

面接を受けている就活生の女性

企業側が気になるのは、「どうして新卒で就職しなかったのか」という既卒になった理由です。これが「なんとなく」だったり「希望する企業に落ちたから」というのでは仕事に関する意識が弱いと思われても仕方ありません。

「資格の勉強」などポジティブな理由があればそれをアピールし、できるだけネガティブなものにならないように気を付けましょう。フリーターだったとしても「就職前に多くの職場を経験したかった」と言えばポジティブに聞こえます。

2 自信をもって明るく振舞う

既卒で職歴なしだとつい自信がなくなってしまい、オドオドしたり普段から暗い顔をしている人も多いものです。しかし、それを見た人が一緒に働きたいと思うことはありません。自分の状況で委縮してしまわずに、普段から自信をもって明るく過ごしましょう。面接の時だけの付け焼き刃で明るく振舞うのはなかなか難しいですから、「普段から」ということを意識してください。

3 できるだけ早く行動する

既卒で職歴がない人の中には、行動不足によって今の状況が生じている人が多いのも事実です。新卒と違って既卒採用については通年で行っているところも多いので、やろうと思った時にすぐに始めることが大事です。月単位、年単位で遅れるほど不利になっていくことを忘れないでください。

4 積極性を見せる

ヘルメットを付けてガッツポーズを取る就活生の女性とクレーンのイラスト

既卒や職歴がない人は「やる気がない」と見られがちですから、そのネガティブなイメージを払拭するために積極性をアピールする必要があります。特に採用担当者とのやり取りの中で、仕事や業務、自分の成長に強い関心を持っていることをアピールするよう心がけましょう。

5 身だしなみ・マナーを大切に

いわゆる「ニート」のイメージになってしまわないよう、だらしない雰囲気を出さないよう気を付けましょう。就活を積極的に始める前に、徹底的にマナーや身だしなみを磨いた方が良い結果になるのは確実です。性格や人格は服装や言動に現れやすいものですので、普段から意識して治し、社会でも活躍できそうな人だと印象づけましょう。

6 嘘をつかない

履歴書や職務経歴書の経歴に嘘を書いたり、面接などの選考で嘘をつくのはよくありません。ネガティブなことだとしても、うまくポジティブな表現や考えに変えて伝えるようにすることが大事です。嘘はバレる可能性がありますし、バレた場合には印象が大きく下がります。

7 贅沢を言わない

腕を組んで考えている就活生

就職活動において条件面は大きな問題ですが、既卒・職歴なしではまずは条件面よりも内定を獲得すること自体がハードルの高いことです。そのため、あまりにも条件面で贅沢を言いすぎるとなかなか採用してくれるところが見つかりません。給与や勤務地、福利厚生など譲れないポイントをしっかり整理して優先順位をつけておき、時には何が妥協できるかもよく考えましょう。

8 プロに相談してみる

卒業した大学の就職課では、ハローワークのように既卒者に対してもサポートをしてくれるところがあります。スタッフは就職活動支援のプロですから、履歴書やエントリーシートの作り方、模擬面接などを指導してもらうと良いでしょう。既卒ならではの効果的なアピールポイントが見つかることもあります。

既卒・職歴なしだと正社員は難しい?

「既卒・職歴なしだと正社員は難しい」と考えている人が多いのですが、新卒よりは難しいというだけであって、正社員の求人募集もありますし、就職は十分に可能です。少なくとも、20代であれば可能性はあると考えて大丈夫です。

また、たとえ30代以上だとしても、大学で研究員として長く残っていた場合や司法試験の勉強をしていた人など、特殊な理由がありポテンシャルが認められる人であれば十分な可能性があります。

就活の方法はハローワークや大学の就職課、民間の就活サービスなど様々なルートから就職活動を行うことが可能ですので、あきらめずに条件の良い求人を探してみましょう。希望する企業の採用担当に直接電話で聞いてみると「面白そうだ」と面接になることもあります。

「正社員への就職はハードルが高い」と感じるなら、いったんは契約社員や派遣社員を経験して正社員登用制度を利用して正社員になる方法もあります。正社員登用制度がある会社を最初から探してアタックしてみると良いでしょう。

正社員登用制度のメリットデメリットと利用する時の注意点

生活の問題もありますので、どこまで就職先や雇用形態にこだわるかは状況次第ですが、「私には難しい」「絶対にできない」とネガティブに考えすぎないようにしましょう。

既卒・職歴なしでも就職活動は十分可能

既卒・就活なしの人は就職活動が難しいと考えてしまいがちですが、ひと昔前と比較すると就職しやすい環境ができつつあります。あまり「既卒だから」「職歴がないから」と考えすぎず、できる範囲で就活を進めていきましょう。

既卒・職歴なしの方が陥りやすいのは、本人の思い込みや周囲からのプレッシャーで積極的に行動できなくなることです。実際の就活や本人の能力、ポテンシャルと関係なく、メンタル面で力が発揮できないのは非常にもったいない話です。「既卒でも大丈夫!」と自信をもって就職活動に取り組んでください。

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