文系でも大丈夫!就職に繋がるステップを踏んで勝ち組になる
「文系が就職に不利だ」と言われていますが、都市伝説だと呑気に構えていてはいけません。確かに理系に比べると就職先の選択肢が狭いことから、このような「理系有利説」がまかり通っているのです。
では文系が就職で勝ち組になることは可能なのでしょうか。答えはもちろんイエスです。今から就活の方向性を決めようかと悩んでいる現役文系学生さん、まずは文系が就職で成功するためのステップを踏むことから始めましょう。
ここでは文系学生が知っておきたい就職ステップをご紹介します。
1.自分の専門学部で学んだことを活かせる仕事を知る
文系が就職に不利な理由のひとつに、「文系は一般職向き」という大雑把なイメージが先行していることが挙げられます。就活を行う文系学生自身も方向性が定まらずに就活をスタートさせてしまうので、就活で戦い抜くスキルも準備もない丸裸な人が多いのです。
まずは「自分の専門学部がどの仕事に一番有利なのか」ということを知りましょう。
- 文学部・・・教育関連、公務員、出版、マスコミ業など
- 法学部・・・公務員、役所関連、法律関連、企業の法務・総務・経理・営業など
- 経済・経営・商学部・・・金融関連、卸売・小売業、情報通信業、製造業、運輸業など
- 社会学部・・・医療福祉、マスコミ、ジャーナリズム、公務員など
2.有利な就活のために、在学中に就職先の方向性を定める
文系学生が就職を成功させるためには、前もって就活を行う上での方向性を定めておくことが重要なポイントです。「文系はどんな職種にも就活できる」というのが一般的ですが、裏を返せば目標や自分の強い意志を持たずに就活をしていることになります。
これではどんな一般職であっても数入る就職希望者の中で抜きん出ることはできません。「就職」という言葉が頭にチラついた時から自分の専門学部に有利な職種を調べ、どの分野の就職先に焦点を当てて就活を行うのか方向性を決めましょう。
そうすることで少しでも有利な就職活動を行うための準備を始めることができるのです。
3.就職に有利な資格を取得して就活準備をする
文系は理系の忙しさに比べると、若干暇な時間を持て余している節がどこかあります。これは文系と理系のカリキュラムの違いであって、決して文系が理系に比べて劣っているというわけではありません。
しかし最低限の授業に出席しバイトとサークルに精を出し、プライベートを充実させても出てくる暇な時間。文系学生はこの余った時間を資格取得にあてましょう。就活を始めて壁にぶち当たった時に「あ、資格がいるかも」では、やはりスタートが遅い分不利になってしまいます。
自分の専門学部が活かせる仕事と就活の方向性を定めたら、それらの職種に役立つ資格を取得して他の就職希望者よりも有利なコンディションを整えておくことが重要です。
ただし無数に存在する資格を手当たり次第に取得する必要はありません。まずはどんな分野でも役に立つ3つの資格を取りましょう。
- 語学系
→どの企業でも使えるのが語学スキルです。英語はもちろん、ビジネスで注目されている中国語などもできるとより就職が有利になるでしょう。 - 情報系
→パソコンやインターネットを使った仕事では、一般の人以上の知識やスキルを持っていると重宝されます。インターネットが不可欠な現代、誰よりも先を行く新しい情報処理スキルを身に着けることでより就職への可能性が広がるのです。 - ビジネス系
→あらゆる企業の経営に関わる公認会計士や、事務や秘書を目指す女性が取得したい簿記検定や秘書検定などもビジネス系資格です。企業を支えるスキルを資格という形で持っておくことが、就職を有利にするポイントとなるのです。
4.思い込みは捨て挑戦することが大切
文系学生の就職を妨げているもの、それが「思い込み」です。有名大学の文系学生さんは自分を過信しないようにしましょう。今は有名大学だからといってすぐに就職が決まるという事はまずありません。
「一般職ならどこでも就職できるだろう」という有名大学文系学生の過信が、就職への方向性から就活の準備までを疎かにしてしまい路頭に迷う結果を招いてしまっているのです。
逆にネガティブな「思い込み」も、就職の可能性を狭めてしまうことになるので注意が必要です。一般的に文系はメーカーなどの理系寄りの企業には就職できにくいと思われています。しかし実際にはどんな企業の中にも文系のスキルを活かせる人事や労務といった部署が存在し、文系学部出身者が毎年何人も就職できているのです。
「文系だから…」という思い込みは捨てて、自分を過信せず、そして可能性を決めつけずに就活に挑みましょう。
文系の就活はスタートダッシュが成功の秘訣
文系の就活は早めのスタートをすることで就職への可能性が広がります。在学中の文系学生の皆さんは4つのステップを確実に踏んで、目標を定めた迷いの無い、そして準備万端な就職活動に専念しましょう。
