ゆうちょ銀行の志望動機は特徴を理解した作りこみが大事

ゆうちょ銀行の志望動機は、ユニークな企業性であることから作りやすい分、質が求められることになります。企業の特徴を理解し、ポイントを押さえてしっかりと作りこむことが大切です。ゆうちょ銀行の志望動機作成に必要な情報を整理し例文を交えて紹介しています。

ゆうちょ銀行の志望動機は特徴を理解した作りこみが大事

大人気のゆうちょ銀行の志望動機はどうやって書いたらいい?

ゆうちょ銀行と言えば、就活を行っている学生たちにとって最も馴染みが深い銀行であると言われています。都市部であれば全国展開をする都市銀行も多いですが、地方に行くと地方銀行が多くなり、都市銀行の支店も少なくなります。そのため、全国に多くの支店を有するゆうちょ銀行がメインバンクという学生も多く、身近で親しまれていることから、良いイメージを持つ人も多いものです。

人気のゆうちょ銀行は、いざ就職する先となると競争が非常に激しい難関企業となります。ゆうちょ銀行を目指す人は、どのように志望動機を書いたらいいのか考えてみましょう。

ゆうちょ銀行は日本郵政グループのグループ企業のひとつである

まず、ゆうちょ銀行の沿革を正しく理解しておきましょう。

ゆうちょ銀行は、日本郵政グループという企業のグループ企業にあたります。日本郵政グループは、郵政民営化によって生まれた、郵便局を前身とする企業ですので、時折公務員だと誤解している人もいますが、今は民間企業となっています。全国に24,000以上もある支店は、細かなエリアまでカバーすることのできる地域密着型のネットワークであり、日本郵政グループの事業における最大の武器となっています。

日本郵政グループは、現在、日本郵便株式会社、株式会社ゆうちょ銀行、株式会社かんぽ生命保険の3事業から成っており、グループ間で事業上協力することは多いとしても、グループ間で人事異動が行われることは基本的にありません。

ゆうちょ銀行における志望動機を考える場合には、日本郵政グループが社会的にもたらしている価値も考慮しながら考えていくと良いでしょう。

ゆうちょ銀行の特徴を知って志望動機の材料にしよう

ゆうちょ銀行は当然金融機関にあたりますが、金融機関としてのゆうちょ銀行の特徴を知っておくことで志望動機の作成もしやすくなります。

ゆうちょ銀行の特徴

全国に多くの支店を持っている

ゆうちょ銀行は、全国に230を超える直営店と、24,000の郵便局という他の金融機関にはない拠点数を誇り、47都道府県のどこにでもあるという強みを持っています。さらにはコンビニATMなどにもほぼ対応するなど、利用しやすい銀行であると言えます。貯金額も180兆円に近く、支店数・預かり金額ともに、そのスケールは日本の金融機関でも最大規模となっています。

貯金額に制限がある

ゆうちょ銀行では、国営時代のなごりで、既存の民営金融機関を圧迫しないようにと個人が貯金できる額に上限が定められています。その上限は昔は1,000万円でしたが、2016年からは1,300万円に上がっています。この制限があることも、それだけ金融機関の中での影響力が高いという証です。

基本的な金融サービスを提供

ゆうちょ銀行では、預貯金の他にも、様々なカードの発行、貸付やローン、資産運用、外貨両替など、他の金融機関と同様のサービスを行っています。ただし、大手メガバンクが行っているような証券事業や、グループ内の消費者金融との連携によるスピード融資などは現在のところ行っていません。

ゆうちょ銀行の志望動機の例文

実際に、総合職、地域基幹職・エリア基幹職、一般職のゆうちょ銀行の志望動機の例文を見ながら、書き方の細かい部分を確認してみましょう。

ゆうちょ銀行の志望動機(総合職)の例文

私が貴行を志望する理由は、「グローバル金融による資産運用にチャレンジしたい」と考えたからです。

貴行は世界でも最大規模の機関投資家ですが、金融を通じて安定した収益を上げることは、顧客の利益にもなります。日本では今後高齢の人が増え、労働収入だけでは生活が厳しくなるかもしれません。私は大学で金融を学びながら、日本ではもっと資産形成が行われるべきだと感じました。貴行ほどの規模で資産運用の効率が高まるなら、日本全体の生活を豊かにし、大きな経済効果をもたらせると感じています。

貴行は今後の日本という国を支え、そして顧客の暮らしを豊かにできる企業だと思っています。ゆうちょ銀行の一員になって、大きなビジョンを実現させていきたいです。よろしくお願いいたします。

グローバル金融による資産運用のイメージ

ゆうちょ銀行の総合職は、主に顧客へのサービスや新商品の開発や企画を行うことです。資産運用もその中のひとつの業務となっています。この例では、資産運用の規模や影響力に魅力を感じている様子がわかるのではないでしょうか。また、「チャレンジしたい」という表現が、求める人材像である「チャレンジング」を彷彿とさせます。

資産運用などの業界独特の業務を志望動機に上げることによって、業界を選んだ理由にもなります。また、金融機関の中でゆうちょ銀行を選んだ理由も「世界最大の機関投資家」であるその規模にあることが伝わる内容になっています。

ゆうちょ銀行では、旧国営事業ということもあって、全体的に公益を重視する傾向があり、社風としても公益に対して関心が高くなっています。個人的な資産運用の話ではなく、こうした大きな視点から公益を考えることができれば、採用担当者や面接官に好印象をもってもらえるでしょう。

ゆうちょ銀行の志望動機(地域基幹職・エリア基幹職)の例文

私が貴行を志望したのは、「地域に根差し、顧客と顔の見えるお付き合いができるから」です。

私は実家でもよく使う金融機関がゆうちょ銀行だったため、幼い頃から親と一緒によく郵便局に出入りしていました。そのため、スタッフの方にも顔を覚えてもらえ、いつも優しく接してもらっていました。大きな銀行になると、特別な顧客でない限り、なかなか顔まで覚えてもらえる機会は無いと思います。貴行の持つ支店ネットワークは、顧客の顔を覚えられるほどに細分化されており、温かい接客や様々なサービスを可能にしていると思います。

大事なお金や資産を預かる業務をする以上、信頼は必須であり、それは単純に規模だけでは生まれないと感じています。貴行なら、私の理想とする金融サービスが提供できると考え、志望いたしました。よろしくお願いいたします。

地域に根差した金融機関のイメージ

地域基幹職やエリア基幹職は、定められた範囲の地域において、直接顧客に向かいあって商品やサービスを提供する職種です。この職種での入社を希望する場合には、より地域に密着した部分を強調していくのが良いでしょう。

この例では、幼少期からの経験から、顔が見える温かいサービスと金融機関としての信頼について話しています。大手の金融機関ではできないサービスであることを強調することで、ゆうちょ銀行を志望する動機としてふさわしいものとなっています。

どうして金融業界を志望したのかという点について不明瞭ですので、文字数に余裕があれば金融業を志望した理由についても一言触れておくと良いでしょう。

ゆうちょ銀行の志望動機(一般職)の例文

私が貴行を志望したのは「地域を支える仕事がしたかったから」です。

家が自営業を営んでおり、地域における金融の役割は重要だと考えており、興味をもっていました。貴行は全国に多くの支店を持ち、離島なども含め細かなエリアまでしっかりとフォローできる日本唯一の金融機関です。その貴行で働くことは、私の家のような自営業者が多い地方の地域を支える力になると考えています。

私は大学のキャンパスが田舎にありましたが、郵便局だけがあり、他の銀行はあってもATMしかありませんでした。融資の相談は多くの人にとって怖いものでもありますから、やはり人がいて顔の見えるお付き合いができるところが一番だと思います。

貴行において、地域を支える力となれれば幸いです。よろしくお願いします。

自営業者とタッグを組むイメージ

一般職は地域基幹職やエリア基幹職などのサポートが主な業務となります。多くの企業で言う事務職員に近い職種になりますが、やはり公益性や事業活動への興味を示すことが志望動機では大切です。

この例では地方への貢献という公益をテーマにして、ゆうちょ銀行を選んだと話しています。地方銀行や信用金庫などの選択肢もありますが、エピソードで「田舎では郵便局はあっても他の銀行はATMだけ」という違いから、ゆうちょ銀行を選んだ動機に説得力を持たせることに成功しています。

一般職では業界や企業が違ったとしても、仕事内容で違いを出すことが難しいため、企業としての魅力から違いを作っていくと効果的です。

ゆうちょ銀行の志望動機作成のポイント

ゆうちょ銀行の志望動機の作成におけるポイントを明確にし、自分でチェックできるようにしておきましょう。

業界を選んだ理由を明確にする

ゆうちょ銀行はいわゆる「金融機関」に属します。郵便局のイメージや、旧国営事業というイメージで選ぶ人も多いですが、金融業界の仕事をすることになりますから、金融業界を選んだ理由が無ければ本気度が疑われると考えましょう。金融業界を選んだ理由を明確に表現しましょう。

ゆうちょ銀行を選んだ理由を明確にする

金融業界には多くの企業があり、日本を代表するメガバンクなどの優良企業も数多くあります。その中でどうしてゆうちょ銀行を選んだのかという志望理由は、企業側にとって特に興味がある内容です。

志望理由の裏づけとなるエピソードを加える

志望動機を伝える際には、志望する理由だけでなく、その裏付けとなるエピソードを加えることで説得力が高まります。しかし、エピソードではなく決意表明のようになってしまい、説得力をもたらしきれないことも多いものです。第三者に見てもらうなどして、客観的に説得力をプラスできているか確認してもらうと良いでしょう。

求める人材像を正しく理解し、反映させる

ゆうちょ銀行では、「誠実で、高い志を持ったチャレンジングな力」をもった人を求める人材像としています。志望動機はただ自分の思いを伝えるだけの機会ではなく、企業に対して欲しいと思わせるようにアピールする機会でもあります。求める人材像に合ったアピールができる志望動機やエピソードが無いか考えてみましょう。

ゆうちょ銀行の志望動機を書く時に注意したいこと

ゆうちょ銀行の志望動機を書く時に気をつけたいことがあります。書き方の注意点についても確認しましょう。

職種と内容を一致させる

ゆうちょ銀行では、総合職、地域基幹職、エリア基幹職、一般職といった職種があります。職種によって行う業務に違いが出てきますので、志望理由やエピソードの内容と業務内容に整合性があるかを必ず確認してください。

企業の雰囲気に合わせる

ゆうちょ銀行の雰囲気

ゆうちょ銀行では、「顧客本位の良質な金融サービスの提供」「地域への資金の循環等」「資金運用の高度化・多様化」という基軸をもって事業展開を考えています。ゆうちょ銀行はすでに口座数や預かり金の額が大きく、顧客にどのようなサービスを提供するか、資金を運用するかが課題です。「営業実績でトップセールスを目指します」という雰囲気とは少し異なりますので注意しましょう。

待遇面の話題は必要に応じて

ゆうちょ銀行では、給与が安定しているだけでなく、福利厚生が充実していることも魅力となっています。志望動機と関係なく話題に出すことは良くないですが、自己中心的に思われない範囲で使うなら良いアピールになることもあります。従業員に良い労働環境を提供し、企業の魅力を高めることを目的に行っていることですから、評価されるのは嬉しいものです。

確認しておくべき志望動機の基本的な書き方

志望動機の基本的な書き方

ゆうちょ銀行によらず、履歴書やエントリーシートに記載する志望動機の基本的な書き方は確認しておきましょう。

結論を先に書く

ビジネスマナーとしては、質問の受け答えや書類などでは、相手が理解をしやすいように結論を最初に述べて、続けてその根拠などを説明するのが基本です。結論を最後にして相手にサプライズをもたらす必要はありません。明確に伝わることを考えて結論を先にしましょう。

御社と貴社

ビジネスマナーとして、相手の会社を表現するときの基本は「御社」「貴社」という表現をします。面接など口頭では「御社」、書類では「貴社」と使います。銀行の場合には、「御行」「貴行」と使いますので、間違えないように注意しましょう。

自己中心的な内容にしない

就職活動をしていると、企業の安定性や給与の高さ、福利厚生などに魅力を感じることがあり、志望動機に書きたくなることもあると思います。しかし、企業が求める志望動機とは、条件面ではなく、企業の事業そのものに参加したいと考える理由です。企業側の求めるものと関係のない、自己中心的な内容を表現しないように気を付けてください。

一文の長さ、誤字・脱字に注意

一文が長い文は読みにくく意味を理解しにくいですし、誤字や脱字があれば、当然書類は読みにくくなってしまいます。そのため、一度志望動機を作成したら、必ず校正の作業を行って読みにくさがないかチェックしましょう。できるだけ時間を空けて、頭を切り替えた状態でチェックすると不自然な部分や読みにくいと感じる部分がよくわかります。

ゆうちょ銀行の志望動機はポイントを押さえて作りこもう

ゆうちょ銀行は、その沿革もあって非常にユニークな金融機関となっています。比較対象がない分、しっかりと企業について理解し、的を絞って志望動機を作成することが可能です。その分、的外れな内容だと簡単に落選しますので、紹介したポイントをしっかり押さえて、納得できるまで作りこんだ志望動機を作ってチャレンジしましょう。