営業事務の志望動機の書き方と例文 新卒・経験者・未経験者のケース別に解説

「営業事務の志望動機をどう書けばいい?」という疑問に答えます。採用担当者が見ているポイント、一般事務との違い、向いている人の特徴を解説。新卒・経験者転職・未経験転職それぞれのアピールポイント診断ツールつきです。

営業事務の志望動機の書き方と例文 新卒・経験者・未経験者のケース別に解説

営業事務に就きたいと思った時の志望動機の書き方

人気の職種である営業事務は、書類選考の競争率が高く、いかに志望動機で差をつけるかが採用の鍵を握ります。熱意があっても書類選考を通過できなければ面接のチャンスすら掴めません。このページでは、新卒・経験者・未経験者それぞれのケースに分けて、採用担当者に刺さる志望動機の書き方と例文を解説します。

営業事務の志望動機でアピールすべきポイント

志望動機を書く前に、まず営業事務という仕事が何を求めているのかを理解しておきましょう。営業事務の主な業務は、顧客対応(問い合わせ・クレーム対応)、受注管理(注文受付・発注・納期調整)、データ入力(売上や顧客情報の管理)、書類作成(見積書・請求書など)、在庫管理などです。

企業は志望動機から「求人に応募した理由」と同時に「営業事務に求められる能力・経験を有しているか」を見極めようとしています。そのため、応募した背景と絡めて「事務処理能力・PCスキル」や「コミュニケーション能力」がアピールできる経験・資格を伝えるのがおすすめです。

営業マンとの連携がスムーズにできること

営業事務とは、営業職をサポートするためのポジションです。営業マンがスムーズに動けるように気の利いた動き方ができる人が求められています。単にコツコツ作業が得意であるというだけでは、強いアピールポイントとしては一歩足りません。

営業事務に求められるスキルは、①周囲と連携するコミュニケーション能力、②スムーズに仕事を進める事務処理の速さと正確さ、③突発的な事案にも動じない臨機応変な対応力、④段取り良く仕事をこなすスケジュール管理力の4つです。 志望動機ではこれらに自分の経験を絡めてアピールしましょう。

一歩先の対応ができること

取引先からの電話応対でも、社内の営業マンからの連絡でも、一歩進めた先の対応ができることをアピールしてください。顧客からの問い合わせに対し、ただ営業担当に取り次ぐだけでなく、自ら判断して必要な情報を確認する、顧客がうまく言葉にできない要望を汲み取るといった力も求められます。

アピールポイントが見つからない場合は、自分の性格そのものをアピールポイントにしましょう。また、パソコンスキルや簿記の資格を持っている場合は必ずアピールするようにしましょう。PCスキルについてはできる限り詳しく書くことが重要です。ExcelやWordのソフト名だけでなく、どのような機能を業務のどこで使っていたかまで書くとよいでしょう。例えば「Excelの関数やピボットテーブル機能を駆使してデータ集計を効率化した」など、具体的なスキルと業務への活かし方まで説明しましょう。

以下のツールで、自分のアピールポイントと状況に合った志望動機の方向性を確認してみましょう。

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営業事務の志望動機の書き方と例文(新卒の場合)

新卒で営業事務を志望する場合、「なぜ一般事務ではなく営業事務なのか」という明確な理由を伝えることが必須です。社会人経験をアピールできない分、資格・学生時代のエピソード・アルバイト経験で具体性を出しましょう。

営業事務の志望動機の例文(新卒の場合)

サークル活動でマネージャーを務めるなかで、チームをサポートする役割にやりがいを感じ、営業事務を志望しました。アルバイトでは接客を通じてお客様のニーズを先読みした対応を心がけており、言われる前に動く姿勢が身についていると自負しております。貴社の営業チームをサポートする存在として、早期に戦力となれるよう努力してまいります。また、現在MOS(Word・Excel)の取得に向けて勉強しており、入社後すぐに業務で活用できるよう準備しています。

このように、サポートすることへの喜びを感じたというエピソードを具体的に示すことが大切です。チームワークを重視してきたこと、自ら率先して動いた経験など、「言われなくてもやった」という気持ちが伝わるエピソードを選びましょう。

新卒でも、MOSや日商簿記などの資格はとても評価されます。資格を活かしてデータ管理を効率化し営業活動を支えたいと述べることで、企業への理解と自分の役割を明確に伝えることができます。

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営業事務の志望動機の書き方と例文(経験者の転職の場合)

営業事務の経験者が転職する場合は、即戦力としての具体的な実績と、なぜ今の会社ではなくこの企業を選んだのかの理由が求められます。

営業事務の志望動機の例文(経験者の転職の場合)

前職では商社の営業事務として4年間勤務し、3名の営業担当のスケジュール管理・顧客対応・見積書および請求書の作成を担当してまいりました。担当する営業が増え、業務効率化の仕組み作りにも積極的に取り組み、Excelマクロを活用した月次集計の自動化により作業時間を約30%削減した実績もあります。現職では担当できる営業規模に限りがあるため、より大きな営業組織で経験の幅を広げたいと考え、貴社を志望いたしました。これまでの経験を即戦力として活かし、貴社の営業チームの業務効率向上に貢献したいと考えております。

経験者の場合は、なぜその会社を志望するのかを伝える必要があります。「今の会社では実現できないこと」をベースにすると、より明確に伝わりやすくなります。企業の特徴や事業内容を研究して目指す将来像を伝えてください。

また、営業事務という仕事にやりがいを感じているということを付け加えることも効果的です。やりがいを持って働き続けてきた実績のある人材であることをアピールしましょう。具体的にどのような業務効率化に成功したかを数値で示すと、採用担当者が実際の仕事ぶりをイメージしやすくなります。

営業事務の志望動機の書き方と例文(未経験者の転職の場合)

未経験からの転職では「なぜ営業事務に転職したいのか」「前職の経験をどう活かせるか」「今どんな努力をしているか」の3点を軸に構成すると説得力が出ます。

未経験で応募する場合はスキルをしっかりアピールする必要があります。コミュニケーションスキルや正確さ・真面目さなど、性格面の要素が重視される傾向にあります。 さらに、現在努力していること(資格の取得勉強など)を示すことが最もわかりやすく、相手にも熱意が伝わります。

営業事務の志望動機の例文(未経験者の転職の場合)

前職では3年間、一般事務として勤務し、WordやExcel・PowerPointを使用した書類作成や社内外の連絡調整を担当してまいりました。業務を通じて、サポートする立場から組織に貢献することにやりがいを感じ、より直接的に売上に貢献できる営業事務へのキャリアチェンジを志望いたしました。営業事務としての実務経験はありませんが、前職で培ったOAスキルと正確な事務処理の経験は即戦力として活かせると考えております。また、現在は日商簿記2級の取得に向けて勉強を続けており、貴社での業務でも活用できるよう準備しています。貴社の営業チームを縁の下の力持ちとして支える存在になりたいと考えております。

社会人経験をお持ちの場合、異職種への転職で「アピールになるスキルがない」と考えるのではなく、持ち越し可能な汎用的スキルや経験を振り返り、伝えることが大切なポイントです。 前職では違う職種だったが、この企業だからこそ挑戦したい理由を明確に述べることで、採用担当者に前向きな印象を与えられます。

営業事務に向いている人はどんな人?

自分の性格が営業事務の仕事にマッチしているかを確認することで、志望動機の説得力が増します。

営業事務の仕事はサポートがメインです。前線で動く人たちを影で支える「縁の下の力持ち」ポジションといえます。外回りで多忙な営業マンに資料を送ったり、取引先からの連絡に迅速に対応したりと、正確性・スピード・気配りが求められる仕事です。

最近では在宅勤務が増えたことで、チャットソフトなどを活用したコミュニケーション対応も求められるようになっています。 変化する働き方に柔軟に対応できる姿勢も、現代の営業事務では重要なポイントです。

営業事務に向いている人の特徴をまとめると以下の通りです。

  • 誰かのサポートをすることにやりがいを感じる
  • コミュニケーション能力が高く、気配りができる
  • 正確さとスピードを両立して作業を進められる
  • 複数の業務を優先順位をつけてこなせる(マルチタスク)
  • 突発的な依頼にも臨機応変に対応できる
  • コツコツと丁寧に取り組む姿勢がある
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営業事務の志望動機には一番売り込みたいところを書く

採用担当者が志望動機で最も確認したいのは「なぜ他の企業ではなくこの企業の営業事務なのか」という点です。志望動機をまとめる基本の順番は、「営業事務またはその会社を志望する理由」→「これまでの経験で活かせること」→「入社後どう貢献していきたいか」の3段構成です。

この3段構成を意識したうえで、以下のポイントを押さえましょう。

  • 企業研究を反映させる:その企業でなければならない理由を、事業内容・強み・社風などと絡めて具体的に述べる
  • スキルは具体的に:「Excelが使えます」ではなく「Excelの関数を使ってデータ集計を効率化した経験があります」のように、使い方と成果をセットで伝える
  • 数値を入れる:「業務効率を○%改善した」「○名の営業をサポートした」など具体的な数値があると説得力が大幅に上がる
  • ネガティブな転職理由は書かない:「残業が多かったから」「人間関係が嫌だったから」などはNG。前向きな理由に言い換える
  • 嘘・誇張は禁物:面接で深掘りされた時に答えられなくなるため、事実に基づいた内容のみを記載する