おしごとアドバイザーを就職や転職で上手に活用しよう

おしごとアドバイザーとはどんなものかについてご説明します。おしごとアドバイザーを利用するメリットとデメリットや、おしごとアドバイザーが開催するセミナーについてもご紹介します。また、おしごとアドバイザーが提示する就職活動の基本についても解説します。

おしごとアドバイザーを就職や転職で上手に活用しよう

おしごとアドバイザーを活用して就職活動をスムーズに進めよう

おしごとアドバイザーという就職支援プログラムがあることをご存知でしょうか。就職活動をしていく上で、行き詰ってしまったり、どうしたら良いのかわからなくなったりするなどといった場面は多々起こり得るでしょう。そういった時にぜひ活用したいのが、おしごとアドバイザーです。

就職活動や転職活動は、自分だけで進めようとするとなかなか上手くいかないものです。そこに上手くアドバイスをくれる人がいてくれるということは、とても心強いことですし、実際に希望する職業に就くことに繋がりやすくなります。

おしごとアドバイザーが的確なアドバイスをくれることによって、自分にとってプラスになる情報を得られることは間違いありません。おしごとアドバイザー制度を積極的に活用して、就職活動をスムーズに進めていきましょう。

おしごとアドバイザーとは何か?どんな風に利用できる?

おしごとアドバイザーは、厚生労働省の委託事業として行われているものです。様々な活動を通じて、就職活動や転職活動をしている人たちのサポートをしています。

電話とメールで就職活動についての質問・相談をすることができる

メールと電話のボールを持つ男性

おしごとアドバイザーにコンタクトをとる方法は、電話とメールの2種類があります。自分にとって都合が良く、やりやすい方を選ぶと良いでしょう。電話は平日の17時から22時、土日祝日の10時から22時まで受け付けています。時間帯に気をつけてかけてください。

すぐに返事が欲しい場合や、直接アドバイザーと話して細かいところを突き詰めていきたい人には電話での相談をおすすめします。電話での相談が難しい人はメールでの相談になってしまいますが、返信までに数日かかるというタイムラグが生じるということも覚えておきましょう。

おしごとアドバイザーに対する相談は匿名ですることができる

おしごとアドバイザーに相談をする時には、個人名を名乗る必要はありません。自分の名前を出すことがためらわれるという人も、匿名性が保たれているため、安心して利用することができると言えるでしょう。

おしごとアドバイザーへの相談は一日に何度もできる

電話での相談に関して、一日における回数制限はありません。フリーダイヤルですし、どうしても気になることや聞き忘れた重要なことなどがある場合には、複数回連絡をとっても良いでしょう。

おしごとアドバイザーにはどんなことを聞いても大丈夫

サムズアップでバッチコーイの男性

おしごとアドバイザーに相談できることは、就職や転職に関することならどんなことでも大丈夫であると考えて問題ありません。こんなことを質問しても良いのかな、と悩むよりも、まずは聞いてみるべきです。

正社員になるためにはどうすればいいのか、職歴の多さは転職活動に関係するのか、職場復帰に備えて何をすれば良いのかなど、誰かに聞きたいけれど誰に聞けば正しい答えが返ってくるかわからないといったことを質問できるのがおしごとアドバイザーだと考えてください。

実際におしごとアドバイザーに相談する時は聞きたいことを準備した方がベター

おしごとアドバイザーに質問や相談をする時には、なるべく具体的な話をできるように前もって準備をしておくようにしましょう。自分の現状を詳しく話すようにした方が、おしごとアドバイザーもアドバイスをしやすくなります。

また、質問内容も漠然としたものでももちろん構わないのですが、絞り込めるのであればできるだけ具体性を持たせておくのが理想的です。おしごとアドバイザーはぼんやりとした質問や相談からも的確なアドバイスをくれます。しかし、自分の中でこれだ、と決まっている質問があれば、より一層核心を突いたアドバイスを貰うことができるでしょう。

おしごとアドバイザーを利用するメリットは職場の人たちに知られたくないことが聞けること

転職活動の場合は、職場に知られたくないという人も多いでしょう。それでは身の回りに相談できる人がいなかったり、情報を集めにくかったりして、なかなか転職活動を進めにくいという事態に陥りかねません。

そういった時に、おしごとアドバイザーに相談してみることをおすすめします。おしごとアドバイザーは絶対に情報を他に漏らすことはしませんから、当然職場に知られずに相談や質問をすることができます。

転職の悩みは誰に相談する?力を借りたい4の相手

お仕事アドバイザーには実際に直接求人の紹介をしてもらえないというデメリットもある

おしごとアドバイザーは、相談には乗ってくれますが直接求人を紹介してくれるわけではありません。具体的な求人を探しているという人は、おしごとアドバイザーに相談をしても答えてもらえない可能性があるので注意が必要です。実際に求人を探すためには、ハローワークや転職エージェントを利用すると良いでしょう。

おしごとアドバイザーが開催しているセミナー

お仕事セミナーのイメージイラスト

おしごとアドバイザーは、各地でセミナーを開いています。セミナーには事前登録が必要なので、参加したい場合は日程を確認しておきましょう。

また、webセミナーというものが公式HPに掲載されています。志望動機の考え方についてじっくり解説してくれるものとして、自己分析、企業分析などといったものが用意されています。他にも、書類作成のポイントや面接のポイント、就職活動における活動スケジュールについてのセミナーも載っているので、ぜひチェックしてみてください。

おしごとアドバイザーが提唱している就職・転職活動の基本

おしごとアドバイザーが掲げる就職活動の基本5ステップ

おしごとアドバイザーは、就職活動の基本5ステップというものを掲げています。この5つのステップを踏むことによって、就職活動を進めていくことを推奨しているのです。

1.自分と向き合って自分を知る

自分を知ることは就職活動における基礎中の基礎です。自分にどのような仕事が向いているのかといったことがわからなければ、そもそも仕事を探すことはできません。自分に適した仕事を探すためにも、自分を知ることは就職活動において重要な第一歩であると言えます。

2.多くの業界や企業など就職を目指す相手を知る

相手とは、業界や企業のことを指しています。いよいよ業界や企業を探すということになるわけですが、どうしても「自分はこの業種しか向いていない」とか「この職種しかできない」とか、思い込んでしまいがちなのが就職活動です。

ですから、おしごとアドバイザーはそういったことがないように、企業の採用HPの閲覧を促しています。なるべく多くの企業の情報に触れることによって、視野を広げて欲しいという考えを持っているのです。

3.就職をしたい企業が求めていることを理解する

ここでおしごとアドバイザーが伝えたいのは、企業が求めているのはどういった人材であるかを汲み取れるようになってほしいということです。自分を売り込むことに夢中にならず、企業が必要としていることを理解して、それに合わせたアピールができるようになる必要があるのです。

4.自分が企業に提供できることを整理する

企業が求める人物像を理解したら、自分が企業に提供できることを考える段階に進むことをお仕事アドバザーは推奨しています。正社員になりたいという人に、経験の有無は関係ないとおしごとアドバイザーはアドバイスしています。それは、現在提供できなくても、この先に期待ができると考えられる場合があるからです。

自分がその企業が必要としていることに対して、どれだけの貢献度を持っているのかについて、じっくり考えるのはとても重要なことです。企業を選ぶ時の参考にもなりますし、自分ができることをしっかりと把握しておきましょう。

5.自分に興味を持ってもらえるよう履歴書・面接対策をする

履歴書と面接への対策は、就職活動において誰もが悩まされるところでしょう。おしごとアドバイザーは、履歴書や面接といった企業との繋がりを持つ機会において、押さえておくべきポイントをアドバイスしてくれます。

履歴書は経歴を書き連ねれば良いだけのものではありません。履歴書の中には、自分の魅力を練り込んでおく必要があります。企業に興味を持ってもらう書き方をしなければならないのです。

面接も同様に、聞かれたことだけに淡々と答えているだけではなく、相手が何を聞こうとしているのかを考えなければいけません。

おしごとアドバイザーが提示する基本を押さえよう

おしごとアドバイザーは就職活動に必要なイロハを教えてくれます。まずは自分がこれからどういったことをしていくべきかについて意識することから始めていきましょう。

おしごとアドバイザーのアドバイスを最大限に活かすためにも、自分自身ができることを精一杯やっておくべきであると言えます。基本の5ステップを意識して、就職活動を進めていくようにしてください。

進路をサポートしてくれる存在のイメージ

おしごとアドバイザーのアドバイスは大きな助けになる

おしごとアドバイザーのように、就職活動の時に的確なアドバイスをくれる人がいるということは、それだけで心強いものです。就職活動中は自分の決断や方向性に迷いがちですが、そういった時には遠慮なくおしごとアドバイザーを頼りましょう。

プロの助言は必ず身になりますし、後になって役に立つということも多々あります。迷ったら相談、という気持ちで就職活動を乗り切っていきましょう。