就活で企業に電話するときのマナーと対話例を場面別に解説

「もしもし」はNG?折り返しはいつまでに?就活で企業に電話するときのマナーと言葉遣いを、シーン別の対話例・かけるべき時間帯とともにわかりやすく説明します。

就活で企業に電話するときのマナーと対話例を場面別に解説

就活で企業に電話をする時はマナーを大切にしよう

就活中の企業とのやり取りで電話は欠かせない手段です。実は、電話応対はすでに面接が始まっているといっても過言ではありません。採用担当者は電話の声のトーン・言葉遣い・対応の速さから、その学生がどんな人物かを無意識に評価しています。

この記事では、就活でよく発生する4つの電話シーン(着信対応・折り返し・日程確認の発信・かけるべき時間帯)ごとに、対話例と注意点をまとめて解説します。

1.企業からの電話を受けるときは「はい、○○です」と名乗る

就活中に企業から電話がかかってきたら、最初に「はい、○○です」とはっきり名乗ります。「もしもし」はビジネスシーンでは避けましょう。カジュアルな印象を与えてしまうため、就活の電話では使いません。

着信対応の基本的な流れは以下のとおりです。

【対話例】企業からの着信を受けた場合

学生「はい、○○です」
採用担当者「株式会社△△の××と申します。一次選考を通過されましたので、ご連絡いたしました」
学生「ありがとうございます。恐れ入りますが、少々メモを取らせてください」
採用担当者「もちろんです。次回面接の日程についてお伝えします。△月○日の14時はいかがでしょうか」
学生「△月○日の14時ですね、承知いたしました。よろしくお願いいたします」

就活中は非通知や知らない番号からの着信もあります。内定通知や面接日程の連絡が非通知でかかってくる企業もあるため、就活期間中は非通知拒否の設定を解除しておくことをおすすめします。日程などの重要事項を伝えられる可能性があるため、スケジュール帳と筆記用具はすぐ取り出せる状態にしておきましょう。

駅のホームや繁華街など騒音が大きい場所では、「少し移動してもよいでしょうか」と断ってから静かな場所に移るか、「ただいま外出中のため、改めてご連絡してもよいでしょうか」と伝えて折り返す方法もあります。

2.不在着信への折り返しは「出られず失礼しました」を添える

電話に出られなかった場合は、気づいた時点でできるだけ早く折り返しましょう。折り返しが遅くなるほど、採用担当者に「レスポンスが遅い」という印象を与えてしまいます。目安は気づいてから30分以内が理想です。

折り返す際は、電話に出られなかった非礼を一言詫びてから用件に入るのが基本です。

【対話例】不在着信に折り返す場合

企業窓口「はい、株式会社△△です」
学生「お忙しいところ恐れ入ります。□□大学の○○と申します。先ほどお電話をいただいたようなのですが、採用担当の××様はいらっしゃいますでしょうか」
企業窓口「××ですね。少々お待ちください」
採用担当者「お電話代わりました、××です」
学生「□□大学の○○と申します。先ほどはお電話をいただいたにもかかわらず、出られず大変失礼いたしました。折り返しご連絡させていただきました」

留守番電話にメッセージが入っていた場合も、電話での折り返しが基本です。メッセージの内容を確認したうえで、改めて電話をかけ直しましょう。

3.こちらから電話をかける場合は日程・内容を復唱して確認する

自分から企業へ電話をかける場合、最初に電話に出た窓口担当者と採用担当者の両方に、それぞれ大学名と氏名を明確に名乗ります。面接日程の確認・変更・質問など、電話の目的もはっきり伝えましょう。

日程など重要な情報は必ず復唱して確認し、その場でメモしてください。

【対話例】面接日程の確認・会社見学の申し込みをする場合

企業窓口「はい、株式会社△△です」
学生「お忙しいところ申し訳ございません。□□大学の○○と申します。面接日程の確認でご連絡いたしました。採用ご担当の方にお取り次ぎいただけますでしょうか」
採用担当者「お電話代わりました、担当の××と申します」
学生「□□大学の○○と申します。先日ご連絡いただきました次回面接の日程について確認させてください。△月○日の14時からということでよろしいでしょうか」
採用担当者「はい、間違いございません」
学生「承知いたしました。△月○日の14時に伺います。お忙しいところありがとうございました。失礼いたします」

通話を終える際は、相手が電話を切ったことを確認してから切るのが礼儀です。自分から先に切ると失礼にあたるため、相手が切るまで待ってから受話器を置きましょう。

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4.企業への電話は平日の10時〜11時半・14時〜16時が基本

採用担当者から「○時〜○時の間にご連絡ください」と指定された場合は、その時間帯に電話します。指定がない場合は、以下の時間帯を避けるのが基本マナーです。

避けるべき時間帯理由
始業直後(〜10時頃)朝礼・メールチェック・社内調整で忙しい
昼休み(12時〜13時頃)担当者が離席していることが多い
終業前後(17時以降)1日の締めくくりや残業対応で多忙になりやすい
就業時間外・休日対応できないケースがほとんど

電話をかけるおすすめの時間帯は、午前10時〜11時半、または午後14時〜16時です。電話は必ず静かな場所からかけ、相手の声がはっきり聞こえる環境を確保しましょう。

どの時間帯に電話すべきか迷う場面ごとに確認したい方は、下のチェッカーを使ってみてください。

📞
就活電話シーン別マナーチェッカー
今の状況を選ぶと、注意すべきポイントが表示されます

就活の電話応対は顔が見えないからこそマナーが重要

電話は顔の見えないコミュニケーションです。だからこそ、声のトーン・言葉遣い・対応の速さが直接印象に影響します。採用担当者は電話でのやり取りから、その学生がビジネスシーンで適切にコミュニケーションが取れるかどうかを見ています。

「たかが電話」と油断せず、今回紹介した基本マナーを普段から意識して、企業に好印象を与える電話応対を心がけましょう。