就活中の留守電はチャンス!折り返し方でアピールしよう

就活中に企業から留守電が残っていたら自分を売り込むチャンスです。就活生に知ってほしい留守電の折り返し方を体験談を交えてご紹介します。ポイントを押さえれば、誰でも「知ってるな」と企業に思われる留守電対応ができます。

就活中の留守電はチャンス!折り返し方でアピールしよう

就活生に留守電をするのは気にしてくれているから

就活でアプローチをしていた企業がわざわざ留守電を残すのは、コンタクトを取りたいと思っているからです。興味がない就活生なら企業は留守電を残すようなことはしません。留守電があったことを自らをアピールするチャンスと考えれば、そのあとに取るべき行動は、すぐに折り返しの電話を入れることしかないと分かります。折り返しの電話で企業の印象に残る対応をし、せっかくのチャンスを無駄にしないようにしてください。

就活中に留守電があったらすぐに折り返そう

就活していた企業から留守電が入っていたら、すぐに折り返しの電話を入れるように動きましょう。折り返しの電話は、自分を売り込むアピールの場ですから、一緒に働きたいと思ってもらえるような常識ある電話の仕方ができる就活生であることが伝わる対応をしてください。

電話をかける前にカンペを作る

想定問答のカンペを書く女性

企業に電話をかけるのは緊張するものです。まずは、就活中の企業の留守電に折り返し電話をかける前に想定問答のカンペを作ります。

最初は自分が所属する大学名と自分の名前を名乗り、留守電があったことを伝えましょう。「わたくし、○○大学の○○と申します。先ほど○○様から留守電がありましたので折り返し電話をさせていただきました」と端的に話します。

用件に関しメッセージが残っていた場合は、自分の名前を告げた後に「○○の件で○○様から留守電をいただきました」と要件をはさむといいでしょう。

担当者が不在の時は、必ず自分からかけ直す旨を伝えます。「では改めてかけ直しいたします、○○様は何時ごろお戻りでしょうか」「電話をかける上でご迷惑となる時間はございますか」など、担当者と話ができる時間帯を探ってください。

会話を終える時は、相手が切ったことを確認してから切るようにするのがビジネス電話の基本マナーです。間違っても「失礼いたします」の声が届いたのかどうかも分からないぐらい早く切らないようにしてください。

電話をかける時間を考えよう

留守電に折り返すためのカンペが準備できたら、早速折り返しの電話をかけてください。ここで考えたいのは、折り返しの電話をかける時間です。留守電への折り返しは素早い行動が鉄則ではありますが、企業の都合を考えるのが先決です。

就活をしている企業の留守電に折り返す時間は、企業の始業直後、終業間際、昼休みを除いた中で一番早い時間がベストです。「お忙しいところ恐縮ですが」などの言葉から話し始めると、ひとつ上の印象を与えることができるでしょう。

相手が出たら元気よく話す

元気よく電話する女子学生

就活中の企業の留守電に折り返して相手が出たら、就活生らしく元気な話し方で対応します。「留守電をもらえてうれしかった」「自分に興味を持ってもらえてありがたい」感を「お電話をいただきありがとうございました」の言葉に込めましょう。

電話の対応は、思った以上に人となりの印象を左右します。せっかく就活中の志望企業と直接話ができるのですから、常識的な電話対応ができる自分をしっかりとアピールしてください。

留守電だったら留守電を残そう

留守電を入れてくれた就活中の企業に折り返しの電話を入れたのに、あいにく留守電につながってしまったら、そのまま切るのではなく、留守電を残すようにしてください。留守電にメッセージを残すことも、ちゃんとした自分をアピールできるチャンスです。

用意したカンペを見ながら言うべきことを漏らさずメッセージを残します。この時、もう一度自分から電話を入れることを伝え忘れないようにしてください。企業に気を遣わせないように配慮もできることをさりげなくアピールしたいところです。

就活中の留守電対応体験談

ここからは、寄せられた就活中の留守電対応体験談をご紹介していきます。留守電の対応で企業に与える印象をグッと上げることができます。「この子いいかも」と思わせる留守電対応ができるようになってください。

なるべく早く折り返す

サスケ(27歳)


就活をすると、複数の企業とやりとりをします。何件かは取れない電話があって、留守電が入っていたことがありました。

そういうときの対応ですが、なるべく早く折り返すことです。しかし、時間を考えましょう。12時~13時は休憩です。18時以降は退社しているかもしれない。これらの時間を避けた方が良いでしょう。

「先ほどはお電話をいただいていたのに、対応できずに申しわけございません」と一言をつけます。こうして電話を折り返すと、特に怒られたりすることはありません。向こうもこちらの都合があるので理解してくれます。

遅くに連絡すると留守電になるケースあります。その場合は、対応ができなかったことと、明日に改めて連絡する旨を伝えます。なるべくはっきりと落ち着いたトーンで話すようにします。留守電になったからと不安になったりせずに、落ち着いて対応しましょう。

名前はしっかり伝えて

souso(30歳)


フルネームで伝える

就活で応募した企業から留守電が入っていたので、すぐに折り返しました。すぐなので電話に出られると思いましたが、予想外に留守電になってしまいました。

しかし、何もメッセージを残さずに着信だけ残す方が失礼ではないかと思い、「お電話いただきました〇〇です。(フルネーム)またお電話いたしますので、よろしくお願いいたします。」と精一杯のメッセージを残しました。

留守電にメッセージが入る時間は限られていますが、焦らずフルネームで留守電にメッセージを残したことから、そのあとすぐに企業から折り返しの電話をいただき、「フルネームを言ってくれていたからわかりやすかった」と言っていただけました。

留守電のときにどんなメッセージを残すかをあらかじめメモに書いて読み上げると、焦らなくていいかもしれません。

時間に気を付けて

lat(26歳)


就職活動中に、応募した企業から留守電が入ったことがありました。当時私は、留守電に気づいた後すぐに折り返しの電話を入れていました。

失礼に当たらない時間帯であればすぐに対応してくれたので、自分から積極的に折り返し電話をかけるのが正解だと思いました。

逆に自分から応募企業に留守電を入れたこともありました。自分が伝えておきたいことをあらかじめメモにまとめて書いておき、できるだけ簡潔なメッセージを残すことができるよう気を付けて留守電を残すようにしていました。折り返す時と同様、失礼に当たらない時間帯にかけることも重要でした。

これから就職活動する人は、留守電を折り返す時も残す時も、時間帯や自分の伝えたいことをきちんと考えてから対処するようにしてほしいと思います。

元気に話して

こはるてぃ(34歳)


ガッツポーズのビジネスマン

就活中はいつも以上に携帯電話への着信には気をつけているはずなのに、そういう時に限って取れない時や気づきにくい時にかかってくるものです。

私の第一志望の就職先からの電話も気がつかない時にかかって来ており、お堅そうな男性から留守電が入っていました。その留守電を聞いたときの気持ちは「しまった!」しかなく、これで落ちたらどうしようと無意味にドキドキしたのを覚えています。

時間的にまだ営業時間だったので、留守電には「またかけます」とありましたが、すぐさま折り返しの電話をかけました。これが大正解ポイント1。

しかし、先方は出ず留守電になりました。極力明るい声で「先程ご連絡いただいた〇〇です。電話に出られず申し訳ありませんでした。本日はこの後いつでも出られますのでよろしくお願いします!」と留守電をいれました。これも大正解ポイント2でした。

後々に、すぐさま折り返しの電話をかけたのは数人しかおらず、その中でも留守電を残した人はもっと少なかった、そして、その留守電の中でも明るく元気に話したのは私だけだったから採用したと教えてもらいました。

相手を思いやり、謙虚な姿勢で

はるまま(35歳)


就活中、企業から留守電が入っていたときは、できるだけ早く折り返すようにしましたが、状況によっては家に帰ってきちんとメモや資料を手元において、静かな環境を整えてから折り返しました。

「〇時頃にお電話を頂いていた〇〇と申します。折り返しが遅くなり申し訳ございません。〇〇様はいらっしゃいますか?」と何時ごろに誰から電話をもらっていたのか伝えること、電話に出られなかったことを詫びることをきちんとすれば、対応として間違いないです。

自分が留守電を残す場合は、自分がどういう者で、なんのために電話をしたのかメッセージに残すこと、そして「お電話ください」ではなく必ず「また改めてお電話致します。」と自分からかけることを忘れず残します。

気を付けること、アドバイスとしては、相手の状況を想像し、どういう対応をすれば相手は助かるか、迷惑をかけないか考えることです。

相手は不特定多数の就活生を相手にしているわけで、たとえ何度目の対応であっても細かく自分自身についてどこの誰なのか、なんで電話をしたのか、細かく伝えると相手は助かります。緊張や少々の敬語の使い方ミスは気にすることないです。

焦らず落ち着いて対応しよう

さくの(27歳)


翌日、タイミングを見計らって電話する学生

就活中は電話を気にしながら生活していましたが、バイト中等どうしても出られない時に企業から留守電が入ることはありました。留守電に連絡が入っていたのは3社ぐらいで、それほど多くはなかったように感じます。

留守電が入った時の対処としては、折り返しこちらから電話していました。また掛け直しますと留守電が入っていることもありましたが、こちらから折り返さないと失礼かなと思ったからです。

遅い時間に留守電に気がついた時などは、翌日の企業が忙しくなさそうな時間を見計らって電話を入れました。先程お電話頂きました〇〇と申しますがという風に電話しました。先輩のアドバイスに沿って対処しましたし、自分が社会人になって考えても正しい対応だったと思います。

逆に企業に留守電をこちらから入れる時は、『○○大学の○○です。○○の件でお電話させて頂きました。また掛け直します』という風に連絡しました。

この時気をつけたことは、要件を簡潔に、大学名、名前をはっきりと伝えることです。就活中は些細なことで不安になることが多くあり、電話を取れなかっただけで不安に思うこともあるかと思いますが、心配せずに、焦らず丁寧に対処すれば大丈夫です。

いかに要件を端的にまとめられるか

らきたま(26歳)


私は就職活動時に積極的に説明会や面接に参加していた為、留守電がかかってくることが非常に多かったです。

私が常に気を付けていたことは、早急に折り返しの電話をかけることです。その対応は正しかったと今でも思います。こちらから留守電を残すことも多く、その際は日中の勤務時間に注意して電話をかける対応を取りました。しっかりと名前を名乗り、確認事項をコンパクトにまとめることに気をつけておりました。

今後就職活動する方には、留守電も気をつけて対応して頂きたいと思います。電話は最低限のビジネスマナーで、特に留守電はいかに要件を端的にまとめられるかが求められます。

留守電の対応が内定等に直接響くとは断言できませんが、印象に変わる可能性は十分に考えられます。

カンペを用意するといい

はる(27歳)


カンペ

就活中の電話対応は、面接の時と同じくらい緊張したのを覚えています。3年の時は、まだ大学の授業もありましたしバイトもしていたので、エントリーした企業から留守電が残っていることも多くありました。

その場合は、大抵『掛け直してほしい』『いまから会議なのでまたこちらから掛け直す』など、人事の方が対応について指示を下さっているのでその通りにしました。人事の方の都合があるので、指示通りに対応するやり方で正解だったと思います。

逆に自分が電話をした時に留守電になることもありました。その際は、『◯◯の件でご連絡致しました。◯時にまたかけます』と残していました。要件を明確に短く伝えること、何時にまたかけるかを必ず残すようにしていました。

これから就活をする方は、企業の留守電に繋がった時はパニックになると思います。もしも留守電になった時のために、カンペを準備することをおすすめします。電話をかける時は、自分の都合ではなく企業の都合を優先してください。

積極的に折り返して

kit(31歳)


私は現在専業主婦で、以前は金融機関に勤めていました。就活中には企業とのやり取りが多くなり、留守電が入っていることもありました。

その際に私は企業の迷惑にならないような時間帯に、必ず折り返し電話をしていました。重要な内容の電話であることが多く、この対応は正確だったと思います。

逆に企業に留守電を残すこともあるかと思います。留守電対応をして頂ける企業には、少しでも熱意が伝わるように留守電を残しました。電話なのではっきり明瞭に、丁寧に話すよう気をつけました。

これから就活される方も、電話でのやり取りが多くあると思います。企業からの連絡は今後の予定など大切なものが多く、留守電は必ずチェックするべきだと思います。企業から留守電があった場合は必ず折り返し、積極的に就活することが大切だと思います。

留守電はチャンス

りりか(23歳)


電車の中で電話に出る女性

ゼミの飲み会のあと、帰宅途中の電車の中で着信がありました。夜22時過ぎと遅かったので、飲み会参加者からの忘れ物の問い合わせかなと思いつつも電話を取りませんでした。

しかし、読みは外れて実は企業の採用担当者からの電話でした。その会社はプレエントリーをしていたものの、一度も説明会に行っていないところです。夜遅くに電話をかけてきたところから、ブラックそうなイメージを持ってしまい志望度が下がりました。

そのため、こちらからかけ直すことはせず放置しました。この対応はあまり良くありませんでした。後から分かったことですが、早めに動いていれば説明会に呼んでいただけたようです。

志望度が低い企業でも、一応折返し電話を入れることをおすすめします。折返しの電話で留守電のときは、相手先を確認してから所属(大学名)と名前を名乗り、要件を完結にまとめます。要件がわからないときは、対応可能な時間を申し出ました。

これからの就活生は留守電にビビらず折り返しましょう。留守電を入れるほど企業があなたを気にしています。このチャンスを逃すのはもったいないです。

練習をしよう

ぷりん(46歳)


大学生だった頃の就活時期は就職氷河期でもあり、何十社もの応募、入社試験や面接に説明会が重なり外出時間も長くなったと思います。着信の電話を直ぐに受ける方が緊張する暇も無く対応出来る気がしますが、帰宅して企業から留守番電話があった時は、折り返し電話するだけの事に普段かけ直す場合と違ってとても緊張しました。

どの様に名乗って、用件、誰宛に繋いで貰うのかの話す手順を考えたり、決めたセリフを繰返したり…電話一つで、そこまで考え込まなくても良いし、今から考えるとそんな事で真剣になって疲れるだろうと思ってしまいます。

しかし、そんな練習の上で留守電にかけ直す事で、社会人となるに相応しいと感じられる言葉遣いで電話出来たと思います。

学生の間、アルバイト等でビジネスマナーや電話対応といった言葉遣いを積んでいない事には、いきなりきちんとした電話対応をするには難しいので、就活前に立ち居振る舞いや姿勢を含め、電話対応の練習をするのが良いと思います。