大学中退者の就活術4つ就職へ導くやり方と面接のコツ

大学中退してからの就活について、頭を悩ませる人は少なくありません。大学を中退するに至る経緯や事情は人によってさまざまですが、あまり周囲に相談できる人がいないこともその理由の一つです。大学中退者の就活で心がけるべきことや、就職に導くポイントを解説します。

大学中退者の就活術4つ就職へ導くやり方と面接のコツ

大学中退者の就活のやり方

大学中退という背景を持ったうえでの就活についてさまざまな不安を抱えながらも、行動しなければ就職はできません。大学中退者の就活は、どのようにやればよいのか、順を追って確認していきましょう。大学新卒者と大学中退者の就活では、どのような違いがあるのかについても考えていきます。

大学中退した場合の就活をまとめたイラスト

1.求人情報を探す

大学中退者にとって、情報収集は大変重要です。大学中退者向けに特化した求人サイトも存在するので、そのようなサイトで効率的に情報を集めるのもおすすめです。就活を始めた当初は、あまり業種や職種を絞ってしまわずに、幅広く求人情報を探していくことを心がけましょう。

自分一人でパソコンと向かい合っているだけでは難しいこともあるので、ハローワークや就職エージェントに相談してみることも効果的です。第三者の意見を聞くことで、新たな視点から就活を進められるようになります。

大学の就職サポートを受けられず弱気になりがちな大学中退者ですが、このようなサービスを受けることで、「自分は一人ではない」という勇気が出てくることもあるでしょう。

2.職業適性検査を受ける

業種や職種を絞りすぎると、求人情報を見つけにくくなりますが、自分の適性を把握しておくことは、新卒者・大学中退者にかかわらず就活では重要です。ハローワークなどに受けに行くことも、書籍やWEBで受けることも可能です。自己分析をしっかりとするためにも、基本となる適性検査は必ず受けてくようにしましょう。

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就活の適性検査とは?対策は早めに取り組んだもの勝ち

3.求人に応募する

しっかりと練られた入社志望理由を書いた応募書類を送り、求人に応募します。書類から信頼できる人物だと判断されれば、大学中退であっても面接で話を聞いてみたいと考える企業担当者は多いです。面接にたどり着けるよう、できるかぎりの準備をしてどんどん応募していくようにしましょう。

「四大卒以上」が募集要項に挙げられている企業であっても、どうしても応募したい場合は、あきらめずに応募してみることをお勧めします。書類を郵送する場合は、カバーレターにその熱意を書いてみるのもよいでしょう。

4.筆記試験の勉強をぬかりなくする

SPIなどの筆記試験の出来が悪いと、「大学中退者はやはり学力が不足している」と思われてしまっても仕方がありません。そのような印象を持たれないためにも、筆記試験の対策はぬかりなく行いましょう。

大学中退者の就活における面接のコツ

不安が多い大学中退者の就活において、書類選考や筆記試験を通過し、面接に進むことができると、とてもうれしいことでしょう。大学中退者の面接は、新卒と比べてどのような点を注意すべきでしょうか。知ったうえで面接に挑みましょう。

大学中退理由を正直かつ明確に伝える

笑顔で面接を受けている就活生の女性

大学中退者の場合、面接で大学中退の理由を問われることは、避けられないと考えておいたほうがよいでしょう。理由を問われて動揺したり、嘘の理由を言ったりすると、面接官には必ず気付かれます。

面接では発言の整合性がよく見られています。嘘の理由を言うと、後ろめたいことがあるのかと思われてしまう恐れもあるので、正直かつ明確に伝えるようにしましょう。

ポジティブな印象を持ってもらえるようにする

大学中退について、面接でネガティブな印象を与えてしまっては元も子もありません。中退して何かにチャレンジしていたのであれば、そのことを説明して面接官を納得させましょう。

経済的な理由でやむを得ず中退に至った場合も、「一日も早く経済的に自立するためにしっかりと働きたい」という熱意をよく伝えれば、逆境に負けることなく能動的に人生を切り開こうとしているという良い印象に持っていくことができます。現在の自分に対して、ポジティブな印象を面接官に持ってもらえるようにふるまいましょう。

入社後のしっかりとしたビジョンを持つ

ただ熱意を伝えるだけでなく、入社後にどのような仕事をしたいのか、社会人としてどうありたいのか、入社後のビジョンを持つことは大切です。入社がゴールではなく、働き出してからの自分についてイメージできている人を企業は求めています。

自分はいかにその企業に対して適性があるか、そして入社後はどのような貢献ができるのかを、面接で明確に説明できるようにしておきましょう。

大学中退に至る経緯や理由とは?

2012年に文部科学省によって実施された調査によると、現在の日本における大学中退者の数は、入学者の10人に1人に及ぶとされています。受験を経てせっかく入学できたにもかかわらず、大学中退に至る経緯や理由は、学生によってさまざまです。

小銭を目の前に悩んでいる女性

最も多いのが、経済的な理由であると言われています。長らく続いた経済不況や、リーマンショックの影響などで、大学入学時から家庭の経済状況が大きく変化し、「学費が払えなくなった」という理由でやむを得ず大学中退に至る学生が多いということです。

学業不振や学ぶ意欲の低下などから大学中退に至る学生もいます。もちろん、「他にチャレンジしたい夢ができた」というポジティブな大学中退の理由を持つ人もいますが、やはり「叶うなら卒業したかったものの希望に反しての大学中退に至った」というパターンが多いのは事実です。

大学中退者が就活で抱える不安とは?

おのおのの事情から大学中退に至った人も、就職をして生活を成り立たせる必要があります。大学中退者が就活を始めるにあたって、どのような不安を抱えていることが多いのか確認していきましょう。

大学中退者が応募できる求人の少なさ

不安な表情をしている就活生の女性

昨今の企業の採用募集要項には、「学歴不問」や「高卒以上」という条件も多く見受けられます。しかしながら、大企業を中心に「四大卒以上」という応募条件が掲げられている企業が多いことも否めません。

大学中退の場合、就活をスタートさせても、募集要項の時点ではじかれてしまい、応募できる求人が少ないのではないかという不安を抱える人は大変多いです。

正社員になれるのかどうか

大学中退者は、正社員として働くことができるのかどうか、不安に思っていることでしょう。現実として、大学中退者の半数以上が非正規雇用職に就職していることがわかっています。

就活をスタートさせても、書類選考段階で不採用通知をもらうことがつづくと、「大学中退という学歴が影響しているのではないか?これからどの企業に応募しても、面接にたどり着けないのではないか?」とマイナス思考に陥ってしまいがちです。

正社員として働き、安定した立場で収入を得る生活をしたいと考えるのは当然のことで、正社員として就職できるかどうかは、大学中退者の就活の大きな課題となっています。

ブランク期間をネガティブにとらえられるのではないか?

悩んでいる就活生の男性

大学中退者のなかには、事情があってすぐに就活を始められなかった人、すぐに就活を始めてもなかなかうまくいかず、無職期間が続いてしまっている人が少なくありません。大学に通っているわけでもなく、働いているわけでもない期間は、日本においては「ブランク期間」として扱われがちです。

大学中退者にとっては、「このブランク期間が、就活の際に企業側からネガティブにとらえられてしまい、選考に悪影響を与えてしまうのではないか?」という心配は尽きません。

大学やOBに就職をサポートしてもらえない

新卒での就活の場合は、通っている大学の就職サポートのサービスを受けることができます。近年、就職サポートに力を入れている大学は多く、大学ごとにさまざまな特色があります。大学中退者の就活の場合は、大学の手厚い就職サポートを受けられないので、新卒者に比べてどうしても不利だと感じてしまうのは仕方のないことです。

新卒の場合は大学のOB訪問によって、スムースに就活を進められる学生は少なくありません。大学中退者はもちろんOB訪問という恩恵を受けられないので、自力で就活を進めなければならないと気負いがちです。

大学中退でもポジティブに就活を進めよう

大学中退という経歴に対しては、その理由を問わず引け目を感じてしまっている人が多いです。しかしながら、ネガティブに感じてもいいことは何一つありません。前向きな気持ちで就活を進めることが、就職への第一歩となります。

大学中退者の多くは、新卒者よりも若いうちに社会に出ることになります。若さというものは、想像以上に企業から求められています。できるだけ若いうちから就業経験を積んで、戦力となっていくことを期待する企業は、大学中退者を積極的に受け入れていることも多いのです。

「大学中退」という自分の経歴を、同い年の新卒就活生とは異なるポテンシャルであるととらえて、ポジティブな姿勢で就活に臨むとよいでしょう。

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