インターンシップに参加する目的7つを大学生に紹介

インターンシップを利用は内定の近道なのでしょうか。何故大学生はインターンシップをするのかその目的を紹介します。新卒採用は一度しかないので後悔しないように就職先を選ぶ必要があります。インターンシップはその手助けになるでしょう。

インターンシップに参加する目的7つを大学生に紹介

インターンシップの大きな目的は就職後のミスマッチの解決

近年、大学生の間で当たり前になりつつあるインターンシップですが、そもそもどのような目的で行うのかわからない学生の方が多いのではないでしょうか。インターンシップとは元々アメリカが発祥とされている学生の為の就業体験プログラムです。日本では10年ほど前に始まった制度なので、まだ馴染みのない方もいるでしょう。

大きな目的として、大学生が就職する際のミスマッチを避ける為に就学中に就業体験する、と言うことになります。このほかにも様々な目的があるので、紹介する7の目的に当てはまる方はインターンシップに参加してみると良い経験となるでしょう。

インターンシップの目的1:自分のやりたい仕事や業界が見つけられる

就職活動するにあたり、自分のやりたい事、やりたい業界がわからず迷うことがあります。頭で考えても答えが解らない事が多いものですが、そのような時こそインターンシップの制度は大活躍します。

企業研究に夢中な女性

学生の方が実際に働く場所の空気を感じるというのは、非常に大きなインパクトがあります。学生と社会人の違いを肌で感じることによって自分の中の価値観が大きく変化する事もあるでしょう。そのような環境である程度の期間を過ごすと、自分の中の迷いがなくなり将来を決めるきっかけを掴むことが出来る可能性があるのです。

インターンシップをきっかけに自分のやりたい仕事を見つける方は多いので、就職活動で迷いがある方は一度体験してみるのも良いでしょう。

インターンシップの目的2:入社したい企業のイメージを見極めることができる

自分の入社したい企業が決まっている場合は、その企業にインターンシップの申し込みをしましょう。新卒で入社できるのは人生で一度だけです。この機会を逃すと再就職は難しい場合もあるので、入社する企業は念入りに決める必要があるでしょう。

遊んでいるようで仕事をしている男性

インターンシップ制度を利用する事で希望する企業の、入社後のイメージを見ることができます。そのイメージが自分の思っていたイメージと同じなのかどうかを見極める、には直接自分の目で確認するのが一番良い方法でしょう。

この部分がインターンシップ制度の一番の目的である、企業と自分のイメージのミスマッチを無くすという事に繋がります。

ミスマッチを無くすというのは自分にとっても企業にとってもメリットなので、入社したい企業が決まっている場合は是非その企業のインターンシップに参加して企業の空気感を直接感じてみましょう。

インターンシップの目的3:企業の空気感や雰囲気を確認できる

インターンシップの目的の一つに入社後の会社の空気感や雰囲気を体験できるという事があります。入社後の空気感や雰囲気を感じられるというのは自分にとってメリットしかありません。どのような環境で作業をしているのか、働いている社員の様子など、よく観察する事が重要です。

入社後の仕事のイメージがつきやすい

入社後にどのような仕事に就けるのかイメージがし易くなります。通常の就活の場合は面接などで説明を受けますが、実際に働くと自分が思っていたのと全く違った業務に携わることがあります。インターンシップの場合は直接仕事に携われるので、そのようなすれ違いを予防する事ができます。

企業の設備など作業環境がわかる

就活の面接では知りえない情報を確認する事ができます。それは社内の設備や作業環境です。これは実際に作業してみないを解らない事なので、それだけでもインターンシップに参加したメリットを感じられるでしょう。

社内の人間関係を直接見ることができる

企業の人間関係を見ることができます。これが社内の空気感や雰囲気を作っている要素なので注意して確認してみましょう。企業で働く為に一番大切といっても良い、人間関係を確認できるのはインターンシップしかありません。空気感があわない企業に入社してしまってはストレスが溜まってしまうので、入社するかどうかの判断材料としては大切な項目になります。

このようにインターンシップにはメリットが多くあるのです。仕事内容は入社後でも慣れることができるのですが、企業の職場環境や雰囲気というのは変える事が難しい部分でしょう。自分に合わない場合は働くこと事態が苦痛になってしまいストレスの原因となってしまいます。

入社前に確認できるということだけでも、インターンシップに参加するメリットは大きいでしょう。

インターンシップの目的4:社員と直接コミュニケーションを取る事で企業を知ることができる

就活中に行うOB、OG訪問よりも濃い時間を社員と過ごすことができるのもインターンシップのメリットです。企業で働いている人を直接みられる機会はあまりないので貴重な体験になるでしょう。

コミュニケーションを取っている会社の同僚

どのように働いているかも確認できるので、自分が入社した後のイメージもつきやすくなります。働いている社員と積極的にコミュニケーションをとる事で社内の人間関係なども知ることができるので入社する際の参考となるでしょう。

企業の情報を多く知ることは就職活動ではとても重要なことなので、その機会となるインターンシップは大きなアドバンテージとなるでしょう。

インターンシップのお礼状の書き方例文

インターンシップの目的5:希望した業界の働き方を直接見ることができる

入社したい企業がインターンシップを行っていない場合は同じ業界のインターンシップを利用すると良いでしょう。

パソコンを使いこなしている男性

企業はそれぞれ仕事の方法や働き方が違います。しかし同じ業界となると、少なからず共通する項目もあるので希望する業界のイメージを感じたい方は、迷わずその業界のインターンシップ制度を利用しましょう。

業界が同じでも企業が違うから意味がない、という考えもあるのですが大まかなイメージを確認するという意味で参加すると充実したインターンシップになるでしょう。

インターンシップの目的6:社会人として一足早くスキルアップできる

いち早く社会人として成長したい、と言う方もインターンシップは強い見方となってくれるでしょう。社会人と学生というのは大きく違った価値観となっています。

仕事のできる社会人の男性

例えば学生の時には体調が悪いと休めるのですが、社会人になるとそうはいきません。仕事が滞ると全ての人に迷惑が掛かるので、社会人には責任もついてきます。

このような学生と社会人の違いを体験できるのもインターンシップのメリットでしょう。社会人の考え方は就職活動でも有利に働くので、インターンシップの経験者は面接官にも好印象を与えられます。

自分の可能性を伸ばしたい、学生気分を早く抜け出してスキルアップしたい、と考えている方にはインターンシップはお勧めの方法です。

インターンシップの目的7:インターンシップが内定の近道になる可能性がある

インターンシップと内定はあまり関係がないと思われるかもしれませんが、企業によっては採用試験で有利になるケースがあります。企業によっては、インターンシップに参加した学生は1次試験が免除されるなど優遇される可能性があります。

内定を取った就活生

特に外資系の企業では優遇される傾向が強い場合があるので、就職を希望する企業が外資系の場合はインターンシップを活用する事で内定の近道となるでしょう。

インターンシップを利用した学生が優遇される傾向は年々増加していて、その理由の一つが大学生の就職活動の後ろ倒しです。3月に就活が解禁され8月に内定になるので、その間に行うインターンシップの学生を企業は囲いこむ傾向になっています。

希望する企業の内定を確実に取りたい方は、インターンシップを利用する事でライバルに差を付けることができるでしょう。

インターン面接の質問&回答例・面接時のマナー

インターンシップは目的をちゃんともって参加することが大切

インターンシップ制度を利用する7つの目的を見てきましたが、この制度は就活中の学生にはメリットしかありません。目的や理由をしっかり考えることで、インターンシップをさらに充実したものにできるでしょう。

新卒採用というのは一生に一度の特権のようなものです。仕事のミスマッチで企業を辞めることになるのは非常にもったいないでしょう。そうならないためにもインターンシップを活用する事で納得のいく就活ができるでしょう。

また、就業体験をするというのは自身のスキルアップにも大きな効果があるので興味のある方はインターンシップを体験する事をおすすめします。