転職でおさえておきたいコツ13!理想の会社から採用をもらう方法

転職に向けて大事なコツをおさえておきましょう。転職先の探し方、履歴書・自己PR・職務経歴書・面接対策、自己分析など、あなたの将来を見据えた理想の転職を成功させるためには、様々な要素が必要です。あなたは本当に転職する必要があるんでしょうか?

転職でおさえておきたいコツ13!理想の会社から採用をもらう方法

転職はコツをおさえれば未経験職種も夢じゃない!

今の会社に居続けていいのだろうか…条件面に不満がある…人間関係で悩んでいる…などなど、働いていると悩みは尽きませんよね。そんな時に考えるのが転職です。今よりもっと好条件で、人間関係もリセット出来るかもしれない。と転職サイトに登録する方も多いのではないでしょうか。そんな転職にもコツがあり、考えておくべきポイントが13個あります。

1.本当に転職する必要があるのか考える

転職の前に「今の会社」について考えるビジネスマン

さて、本当に転職する必要があるのでしょうか?労働条件が悪いとなると、人事部に相談し配置転換をしてもらうことで解消されるかもしれませんし、人間関係も今は悪いとしても関係性は変わり続けるので、あなたが仕事仲間と一緒に結果を残し続ければ認めてくれる人もいるはずです。
今の会社を辞めて転職するということは、ご自身の職務経歴に1つキズがつくと考えた方がいいかもしれません。ネットの求人の多くは耳障りのいい情報ばかりで、つい応募してみたくなってしまいますが一度立ち止まって、今の会社の良い点・悪い点を洗い出すところから始めてみましょう。

2.転職先は、5年後、10年後の将来の自分を想像して考える

転職を考える前に、一度長い目線でライフプランについて考えてみるのも良策です。今の仕事に不満はあるものの、5年後、10年後どうなっていたいでしょうか。今の会社の5歳上の人、10歳上の人を思い浮かべれば、想像しやすくなります。今のあなたよりも責任ある役職に就いている方がいるでしょう。その方がどのような仕事をしているか、待遇はどうなのか、自分はそうなりたいのかを、実際に見て自分に置き換えて想像することが、ライフプランの設計に一役買います。将来を考える上で先輩社員に相談してみるのは良いことです。ただし、聞き方によっては「転職を考えてるのかな?」とバレてしまう可能性があるので、仕事の話の延長線としてやり甲斐や待遇について探りをいれてみましょう。

3.今の自分のスキルでは転職先で何ができるかを把握する

「自分が出来ることは転職に役立つのか」と考えているビジネスマン

転職を考える前に今の自分のスキルを見直しましょう。転職となると、即戦力として受け入れ先は考えます。すると、業務内容は変わるのに短期的に成果や結果を求められることに繋がります。
例えばExcelを自由自在に扱えるスキルをお持ちなのであれば、ほとんどの職種でその力は活かせるでしょう。現代の企業でExcelを使っていない会社はほとんどありません。セールスマンとして結果を残してきた方ならどうでしょうか。新しい会社に行ったとしても商材が違うだけで、取引先との信頼関係の構築という核の部分は変わりません。このように自身のスキルを明確化しておくことは転職においては大事なことです。
全くの異業種への転職を考えていたとしても、基本的なビジネスマナーは必要ですし、現在ではパソコンを使わない仕事は少ないです。今の仕事で身につけられる技術が、同業種以外でも役に立つ可能性が十分にあります。

会社に属していれば、仕事を通じて経験を積むことができ、資格を取得出来る場合もあります。今の会社であなたはどのようなスキルを身に着けましたか?他の同僚や上司はどんな技術や資格を持っていますか?
転職を有利にするためには、武器は少しでも多いほうが有利です。

4.転職先に絶対に欠かせない条件を考える

転職をする際に必ず目にする求人情報。様々な条件が書かれていますが、「これは絶対にゆずれない!」という条件を定めることがまず第一歩となります。
勤務地や給与、職種、業界、休日、福利厚生など様々ある中から、どれか1つでも決めることから始めましょう。転職サイトには条件検索機能がついているので、絶対に欠かせない条件だけ設定して求人検索をしてみると、どれだけの求人数があり、その他条件が今の会社とどのように違うのかが明らかになり、転職先探しが楽になります。

5.転職先として妥協しても良い・今は妥協せざるを得ない条件を考える

転職活動で、条件面に関しては、自分の希望と完全に一致する会社はほぼないと言えます。そこで必要になってくるのが「妥協していい条件」と「妥協できない条件」を決めておくことです。
例えば給与。今基本給が23万円だとしましょう。これ以下の条件は妥協できないと決めます。すると、求人数が絞られてきます。勤務地は東名阪であればこだわらない・妥協しても良いとするならば、それに合致する求人を見つけやすくなります。逆に「勤務地は東京」ここは譲れないとするのであれば、求人数は地方よりも多いのは当たり前ですが、その分ライバルも多くなります。

将来のライフプランと合わせ、希望の職種・理想の会社で働くため、入社時の待遇はある程度妥協しなければいけない場合が多くなります。
求人票だけでは分からない経験を積んだ後となると、面接で聞くしかありません。「面接で将来のことなんて聞いていいのかな?」と思わず、気になることは全て確認しましょう。会社に入って自分がどうなりたいのかを面接で語るのは至極まともなことです。面接官にはやる気に映りますし、あなたにとっては励みになります。

6.働きながら転職先を探す

転職活動中だけど今勤めている会社の仕事を真面目にこなす会社員の女性

転職活動は基本的に働きながら行うのが上策です。今の会社にどれだけ大きな不満を持っていても、給与が支払われる雇用契約を結んでいる以上、月に一回はお金がもらえるからです。
転職の窓口となっている会社もそれを見越して、終業後や、土日に面接を受け付けてくれる企業がほとんどです。むやみに「今の仕事が嫌だから辞める」という選択はしてはなりません。次がしっかり決まってから辞めても問題ないでしょう。
今の会社を続けることで、転職に繋がるスキルアップができませんか?あなたの目指す業界に関係がありそうな業務はありませんか?利用できるものは全て利用しましょう。転職を考えてるぐらいだったら、スキルアップのために部署異動や他の仕事をさせてもらえないか進言するのも良いです。上手くいけば、あなたは仕事を通じてスキルアップできますし、会社にとっても一切のマイナスは無いからWin-Winです。

7.服装や身だしなみ・生活を改める

転職に際して、重要なのは、相手方に清潔感ある人間だと思ってもらうことです。まずは今の自分の服装や身だしなみ、生活を改めてみましょう?
書類選考を通過し、面接に臨む時に、アイロンのかかっていないシャツや、折り目の入ったスーツ、散髪されていない髪型で行ってしまうと、その時点で振り落とされる可能性が十分あります。寝坊して面接に遅刻してしまったら面接を受けることすらできません。相手方は書類でしかあなたのことを知りませんから、第一印象は明確に清潔にしておく必要があります。

もし自分にしかできない技術があり、それが多くの企業から求められているなら、身だしなみなんて関係ないかもしれません。しかし、そんな技術を持っている人は一握りですし、企業が求めているかは分かりません。

転職するならライバルは沢山いると思って下さい。同じ年齢と経験、同じぐらいの技術の持ち主が二人面接に着たとして、だらしない格好の人と、身だしなみが整った人がきたとして、あなたならどちらを雇いますか?高いスーツを着て、ぴっちり7:3分けにしろという訳ではなく、普通に清潔感のある格好で望むようにすれば良いだけです。
面接官は、身だしなみを通じて性格・人柄・仕事への態度などを見抜こうとします。大事な面接の場においてちゃんとできない人は、普段の仕事をちゃんとことなすことができるなんて思われません。

8.ハローワークや転職エージェントに相談する

転職エージェントに相談をしている転職活動中の社会人

転職活動は求人誌やインターネット以外でもできます。ハローワークにしかない求人や、各大手求人サイトが独自にかかえている求人情報があるので、窓口は広く考えましょう。
ハローワークは地域に点在しており、自分の居住区に紐付いているので、勤務地はそう遠くない求人が多いので、地元での転職を考えている人は必ずチェックしましょう。ハローワーク内の求人情報閲覧端末に条件を打ち込み、合致した結果の中から面接を受けてみたいという求人案件を印刷し、ハローワークの職員に渡すと、応募方法などを詳しく教えてくれます。職員によっては募集要項などに書かれていない会社の情報を知っている場合もあるので、どういう会社か聞いてみるのもオススメ。
職員を通じて、書類選考・面接の段取りを決めてもらったりできますし、履歴書の添削や面接の練習もしてもらえるので利用しない手はありません。

転職サイトは誰でも無料で登録することができ、専属のエージェントがあなたの希望から転職先探しを手伝ってくれたり、オススメの企業をリストアップしてくれたりします。あなたのスキルによっては、非公開の求人情報を紹介してくれたりもするので登録しておいて損はありません。
履歴書や職務経歴書の添削も行ってくれるので、あなたの今までの経験をちゃんと企業に伝えることができます。

転職エージェントの使い方!登録から内定までの主な流れと活用法

9.改めて転職の必要性を考える

理想の転職先が見つかった段階で、再度、転職の必要性について考えましょう。「今の仕事が嫌だ」「給与が低い」「通勤時間が長い」「残業が多い」「将来に繋がらない」など、今の会社に対して不満点はあるでしょう。その不満点は転職先で解消できますか?
募集要項だけでは全てが分かる訳ではないので面接で確認しなければダメかもしれません。転職先に入社できたとしても、また同じ不満を抱えることになったら転職を後悔してしまします。他の会社でも感じるかもしれない不満点をお持ちであれば、条件によっては転職しない方が良いかもです。転職は人生に大きな影響を与える場合があるので、最終段階でもう一度とどまって考える慎重さも必要です。

10.自己PR、志望動機、職務経歴書などを転職先ごとに考える

自己PR、志望動機、職務経歴書などはテンプレ化してはいけません。転職先ごとに変えていく必要があります。求人情報には「求める人材」「向いている人材」と記載されている欄があります。そこを参考にするといいでしょう。
例えば「計画性のある人」と書かれているとしましょう。ならば「私は、本来であれば、2週間かかる見込みだった仕事を1週間で終わらせることができました。具体的には…」とつなぐことで、その転職先にアピールすることが出来ます。転職先ごとに欲しい人材は変わっているので、自分との共通項を探し自己PRなどに反映させましょう。

11.面接が全て!伝える話し方を考える

転職先となる企業で面接を受けている社会人の女性

書類選考が通過し、面接となれば論理的思考能力が問われます。論理的思考能力が備わっていると思われるためには何をすればいいのでしょうか?それは「結論から語る」ということです。
新聞をイメージしていただければ1番分かりやすいかと思います。大きな見出しに重要な情報が書かれていますよね。そしてその詳細は小さな字で書かれています。これを意識しましょう。面接官の質問に対して、まずは答え(結論)から応える。そして、なぜその答えに至ったか、具体的なエピソード(詳細)を交えて話すと、分かりやすく明確に相手に伝えることができます。
長々と喋ったとしても、結局何が言いたいのか伝わらなければ意味がありません。面接だけではなく履歴書の書き方、仕事においての会議の発言など、全ての通じて使える方法なので覚えておいて下さい。

12.転職を諦めない

転職の求人情報は基本的に空いてしまったポストを埋めるために行われます。そのため、前担当者と似た人を採用する傾向にあります。そこで落ち着かなければならないのは、「じゃあ無理じゃないか」と思ってしまうことです。無理ではありません。
前担当者が持っていたスキルをあなたがお持ちであれば、採用のチャンスは十分にあります。転職活動は就職活動とは違うため、ミスマッチも往々にして起こります。一度や二度落ちたからといって、転職活動をやめてしまってはいけません。諦めない強い心を持ちましょう。

13.転職活動をする期間を決める

転職活動は前述の通り、空いたポストを埋めるためや、事業拡大のために行われますので、常に様々な会社が求人情報を掲載しています。転職活動自体もいつ止めるかをはっきりと設定しておかなければ、その後今の仕事に向かえなくなってしまいます。いつまで続けるかを決めておいてその期間の中で出来る限りのことをする。そしてその期間が過ぎれば、今の会社で今まで通り働くと決めると精神衛生上もいい影響があります。
もし、意欲的に転職先を探すのをやめたとしても、就職エージェントからのスカウトを受ける方法があります。転職はタイミングも大事です。あなたがスキルと経験をお持ちなら、あなたを必要としている条件の良い会社からスカウトが来る可能性があります。スキルアップにはげみ、エージェントに登録した経歴・資格・スキルを更新するようにしましょう。

転職のコツは焦らないこと

運が良ければ何も意識せずに応募した1社目で採用される可能性もありますが、何社受けても採用を貰えない可能性があります。少しでも自分の理想の転職先から採用をもらうためには、がむしゃらに応募するだけではなく、転職におけるコツを理解することから始めてみましょう。
転職において焦りは禁物です。くれぐれも慎重に、そして計画的に転職活動を行いましょう。それこそが一番の転職のコツと言えます。