志望動機が書けない原因とは?就活生がとるべき対処法

志望動機が書けない、または毎回苦慮しているという就活生は多いです。その理由は、根本的に志望企業に対する熱意が不足している場合もあれば、どのように書けばいいのかわからないといった技術上の問題など人によってさまざま。志望動機が書けない原因と対処法を理解して就職活動を乗り切りましょう。

志望動機が書けない原因とは?就活生がとるべき対処法

志望動機が書けない…どう乗り切る?

企業の採用選考に応募する際、志望動機は提出するエントリーシートの最初の設問に据えられています。第一志望で何が何でも入社したいと考えている企業ならまだしも、すべり止めや何となくエントリーした企業の場合、志望動機が書けない、思いつかないことに苦慮した経験のある就活生は多いことでしょう。

志望動機には企業の業務内容に対する理解と、自己分析ができているかどうか、入社後のビジョンをしっかりともっているかどうかといった、選考のヒントとなる重要な情報が詰め込まれています。たくさんのライバルがいる中で選考を勝ち進むには軽視することはできません。

志望動機の高い企業から低い企業まで、採用担当者に対して説得力の高い志望動機を書くことができるよう、そのコツと対策を紹介します。

志望動機を通して応募者は何を見られている?

志望動機欄のない履歴書やエントリーシートを見たことがある人は恐らくいないでしょう。どのような業界、業種、職種であっても志望動機は必ず問われます

それではなぜ志望動機を必ず問う必要があるのでしょうか。採用担当者が志望動機から応募者の何を読み取り、採用選考のひとつの基準としているのかを紐解いていきます。

1 論理的思考能力があるかどうか

論理的に考える「起承転結」

志望動機を執筆可能な文字数は、多くても400字程度でしょう。そのなかで、なぜこの企業・職種を希望したのか、入社した際にはどのような仕事をしたいのか、どのような貢献ができるのかを起承転結をもって簡潔に説明する必要があります。

志望動機と企業の特徴がかみ合っていなかったり、ビジョンにぶれがあったりするなど論理が破綻している場合、論理的思考能力に欠ける人物であるとみなされ、その時点で採用見送りの判断を下される恐れがあります。

2 企業研究をしっかり行っている応募者かどうか

ネットで起業を研究する学生

よほど特化した業務内容でないかぎり、どのような業種であっても、同業他社が数多く存在します。各社の中からなぜその企業を選んだのか明確な理由を書くには、企業研究がしっかりとなされている必要があります。たとえ同業他社全てを受けているとしても、各社が第一志望であることを前提に、企業の特色を踏まえた志望動機を作る必要があるということです。

「この志望動機なら、わが社ではなく同業他社であるB社のほうが当てはまっているのではないか?」あるいは「この志望動機なら、わが社である必然性はまったくない」と採用担当者に思われた場合、その時点で企業研究の甘さゆえに志望熱意が低いと見なされてしまいかねません

3 入社後のビジョンを持っているかどうか

入社後のビジョンを描く男性

新卒の就活生に対しては、学生時代にどのような勉強をしてきて、そのことが志望する企業・職種にどのようなかたちで生かせるのか、また転職活動中の経験者に対しては、これまでどのような仕事をしてきて、どのような形で即戦力として企業に貢献できるのかを、採用担当者は知りたがっています。

ただ入社したいという熱い思いだけではなく、自身のこれまでの経験とそれに付随する能力を客観的に分析したうえで、入社後にどのような働きができるのか、具体的なビジョンをもっている志望者を積極的に採用したいと考えています。

志望動機が書けない原因は?考えられる3つの理由

志望動機は企業研究をした上で書く必要があり、ましてや同業各社であっても使い回すことは難しいもの。また、入社後にどのような貢献ができる人物であるのか、自己分析をして述べることが必須であることも、志望動機を書くことを一層困難にさせています。

つまり、志望動機は本来、容易に書くことができないのが当然のものであり、多くの就活生にとって共通の課題であることは明らかです。就活生が志望動機を考える際にどのような点でつまずいているのかを具体的に探っていきます。

1 企業に対する入社熱意の低さ

近年の就活は、特に新卒の場合、数十社~100社の規模でエントリーするのが普通の状況となっています。一社一社の採用試験に対して同じ熱量で取り組むことは不可能です。しかし、あまりの熱意の低さから、何をやっている企業なのかですら調べが足りない就活生も多々見受けられます。

2 自己分析が不足している

自分と向い合う男性

なぜその企業に入りたいのかわからず、志望動機が思い浮かばないという人や、志望動機は持っているものの、自分がその企業に対して何をできるのかがわからないという人は、自己分析が不足しています。
自己分析がしっかりとできていないと、入社後のビジョンを描くこともできず、自身を採用するメリットを採用担当者に的確に伝えることができません。まずは自分とよく向き合ってみてください。

3 そもそも作文が苦手

志望動機の内容以前の問題で、作文が苦手という就活生も実は数多く存在します。どのような内容から書き出して、内容をどのようにふくらませて締めの文言に向かうのかイメージできない人や、志望動機はもっているのにどのように書けばよいのかわからないという人は、この機会に作文を学びなおす必要があるでしょう。

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就職試験の作文・誰でも簡単に身に付く書き方のポイント

志望動機が書けない原因別の解決方法

志望動機が書けない原因は人それぞれです。中には複数の原因が絡み合っている人も多いことでしょう。それぞれの原因に対する具体的な対策方法をまとめました。

1 企業に対する入社熱意が低い場合

部屋の隅で考え込む女性

ホームページで事業内容を確認することですら面倒に感じてしまうような企業の場合は、本当にエントリーする必要があるのか考えるようにしましょう。入社意欲がほとんどない企業にもたくさんエントリーしているせいで、志望度の高い企業を研究する時間が奪われてしまっては本末転倒です。

事業内容を調べもせずに書いた志望動機は、必ず採用担当者に見抜かれて落とされることがほとんどですので、エントリーする企業は最初からよく考えるべきです。

2 自己分析が不足している場合

自身がこれまでの人生で何を経験してどのように感じてきたのかを書き出してまとめてみましょう。一枚の白紙に、連想されるイラストと文字で表現していくマインドマップもおすすめです。

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マインドマップの書き方とは?ビジネスで役立つ思考整理術

新卒の就活生の場合は、特に学生生活で学んだことや頑張ったことを、転職活動中の人はこれまで経験してきた仕事、特にアピールできるプロジェクト、反対に失敗談とそこから学んだ教訓などを、思いつくままに書き出して思考を整理していきます。

これらの内容を一度まとめておけば、各企業の志望動機を書く際に、生かしたい経験や自身の性質・特長を毎回考える必要がなくなります。また、自己分析をしっかりと行っておけば、自身の仕事に対するスタンスにぶれがなくなり、採用担当者を納得させやすい志望動機を作り上げることができるようになります。

3 そもそも作文が苦手な人の場合

文章の癖は自分では気づきにくいため、学校の先生や文章を書くのが得意な友人など、第三者に志望理由を読んでもらって添削をお願いしましょう。就職・転職エージェントなどのプロに頼るとより効果的です。

起承転結のある構成で、志望動機の型を作ってしまうこともおすすめです。一つの型を使って、各企業に合わせて変更する部分を作っておけば、構成に悩むことがなくなります。

志望動機が書けない人が意識すべきポイント

自室で自分の仕事への適正を分析する学生

志望動機を作成する上でのひとつ目のポイントは、自己分析を行った上でその仕事への適性をアピールすること、二つ目のポイントは、なぜその企業を志望したのか具体的な理由を挙げることです。
ここではウェディングプランナーを志望する新卒の就活生を例として、志望動機の例文をご紹介します。志望動機が書けないと悩んでいる方は太字で記している箇所を確認し、自身の志望動機の作成時に役立ててください。

ウェディングプランナーの志望動機

私は学生生活の4年間を通して、コミュニケーション学を学んできたなかで、他者の喜ぶ顔を見ることが自身の喜びにつながることに気づきました。(ポイント1:自己分析)

また、ウェディングパーティーがよく行われるレストランでウェイターとしてアルバイトをしていました。その折に、貴社のウェディングプランナーの方がにこやかに臨機応変に対応する姿を目の当たりにしました。そのプランナーの方とお話しさせていただき、コミュニケーションを密にとることで、新郎新婦が求めることを的確に把握して希望を叶えるという考え方を教わりました。自身もウェディングプランナーとして新郎新婦の一生に一度の晴れの日を彩る仕事がしたいと考え、貴社を志望いたしました。(ポイント2:その企業を志望する具体的理由)

志望動機を制する者は就活を制す!

志望動機に、企業の強みとそこに惹かれた理由、入社後にどのようなことをしたいのかを明確に書けている志望者は、結果として選考を勝ち抜き採用されやすい傾向にあります。
「志望動機を制する者は就活を制す」という考えのもと、手を抜くことなく企業研究と自己分析を盛り込んだ志望動機を作成するようにしましょう。

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