面接で答えられないときに就活生がとるべき対応体験談11

面接で答えられない質問に出会ったときは、何としてでも何かを答えましょう。答えられない質問にどのように対応するのかを面接官は見ています。人生の中で思いもよらない事が起きるのは日常茶飯事ですから、窮地に陥った時の対処の仕方を覚えておく必要があります。

面接で答えられないときに就活生がとるべき対応体験談11

面接で質問に答えられないと思った時どうしましたか

体験談では、面接で質問に答えられないと思った時どうしましたかと聞きました。「黙ってしまった」「苦笑いをしていた」「答えられませんと言った」「他の事を答えた」といった声があり、多くは上手く答えられず自分の対応に後悔をしています。

面接で質問に答えられないときの正解の対応

面接で質問に答えられず窮地に陥ってしまった時の正解の対応は、とくかく何かを答えることです。何でもいいので話をしてその場をつなぐように何かを話してください。話す脈絡が質問とずれてしまいそうなときは、「申し訳ありませんが分かりません」と前置きして、この会社で働きたいという思いを熱く語りましょう。

少し時間をくださいと返答する面接者

考えることで答えが見つかりそうであれば、「少し時間をください」とお願いするのもありです。答えられる範囲で一生懸命答える姿に面接官が誠意を感じることだけは間違いありません。大切にしたいのは誠意を持って何かを話すことと心得るようにしてください。

面接で答えられなくても黙ってはいけない

面接で質問に答えられないからと言って、黙りこくって下を向いてしまう事だけは止めましょう。質問に答えられない時の正解の対応は「とにかく何かを話すこと」ですから、何も答えずに黙ってしまうのはほめられる行動とは言えません。

質問に答えられずに黙りこくる行動から感じられるのは、誰か何とかしてという他力本願です。自分で考えて自分で何とかすることができない人と思われてしまっても仕方がないでしょう。

面接でウソを答えるのはもっといけない

嘘をつくと不誠実を評価される

質問に答えられなくなり、とにかく何かを話さなくてはいけないからと焦った時、嘘や偽りをいう事、適当なことを言ってその場を取り繕う行動はもっといただけません。その行いから、思いもよらないことが起きた時、トラブルが起きた時、きっと同じ行動をとるであろうと面接官は思うでしょう。

誠意を感じられない行いは、評価に値するところが全くありません。面接では答えられない質問でも何かを話すことが求められているからと言って、人としてほめられない行動をとることは避けるようにしてください。

面接で答えられるように練習しておこう

面接で質問をされたら、とにかく何かを答えることが大切と考えれば、面接で答えられない質問はないという答えにたどり着きます。最後に行きつく答え方は「分かりません」と答えることですから、どうしても質問に答えられない時は、そう答えればいいのです。

そうはいっても、できるだけ答えられない事は避けたいです。日頃から、突拍子もない質問に答える練習を繰り返すようにしてはどうでしょうか。就活生どうしペアを組んで互いに質問し合ってもいいですし、家族を頼りにしてもいいでしょう。

練習を繰り返すことで、耐性が身につき、何かしらを答えることに慣れてきます。良くある質問はもちろんですが、答えにくい質問に答える対応の仕方もきっちりと練習しておくようにしてください。

面接の練習方法と緊張を解くための下準備

面接で答えられない時の答え方体験談

ここからは、寄せられた面接で答えられない時の答え方体験談を紹介していきます。面接では、答えに詰まってしまう答えにくい質問をされることは多いです。答えられない質問への対応は、腕の見せ所、最大のアピールチャンスと捉え、上手に対応するようにしてください。

うちの会社の嫌なところは?

souso(30歳)


分からないと返答する面接学生

サービス業で働いています。ブライダル企業の面接が進んで行った時に、「うちの会社の嫌だなと思うところを教えてください」という面接官からの質問に答えられませんでした。

何て言えば正解なのかわからず、正直に「面接の段階なので、嫌なところを見つけることができません」と面接官に話しました。当時は圧迫面接が浸透していたので、これも圧迫面接なのか?と我慢を抱き、それならここで負けてはいけないと奮起しました。

最後の質問で、私から面接官に「会社の嫌なところはありますか」と質問しました。まずかったかなと思いましたが、面接官は笑って嫌なところを話してくれました。その面接も合格したので、悪くない言動だったのかなと思います。

答えられないときは素直に答えられないけれど、次回までに答えを考えておくと、次回を見据えた前向きさをアピールするといいと思います。

休日出勤は大丈夫ですね?

y.mam(28歳)


保育士として働いています。私は希望の園の面接時に答えられなかったことがあります。それは「もし採用されたらピアノや歌はもちろん作品展、体育指導など様々な分野で講習を受けてもらいます。そのために休日出勤を要する場合もありますが大丈夫ですね?」というものでした。

正直、休日出勤は考えておらず、講習費用や体力、精神的な負担、これは正しいのかなど考えると「はい」とは答えられず、言葉に詰まってしまいました。ですが、正直に不安な気持ち、でも精一杯頑張りたいという想い、この職業への憧れを伝えました

結果、採用され現在も働いています。後にあの時ただ「はい」と返事をしただけでは採用しなかった、しっかり想いを伝えられる人材が欲しかったと褒めていただきました。なので、正解だったなと思っています。

これから面接を控えている方々、是非素直な気持ちを伝えることが一番の正解だと思います。

うちの商品を5つ答えてください

メルシー(36歳)


頭を抱える面接男性

現在、保険会社に勤めています。面接で答えられなかった質問は、ある食品メーカーで「うちの商品を5つ答えてください。」という質問です。3つまでは答えられたのですが、2つが出てこなかった・・・。準備不足だったと思います。

その会社についてもっと深く研究してこなかったことが原因だと思います。その面接では、「あと2つはド忘れしました」と答えましたが、さすがに落選。事前に5~6つほど頭に入れておくべきでした。

面接まで行ったのであれば、その企業のHPをプリントアウトして鞄の中に入れておいてください。(会場入場時に携帯やスマホは電源を切るよう伝えられるので)そうすれば、商品をド忘れしたとしても、思い出すことはできます。

この会社が目標としなければならない他社はどこですか

ぴよち(26歳)


現在人材派遣会社に勤めています。過去に面接官に、「この会社が目標にしなければいけない会社は他社で言うとどこですか?」と質問を受けた事があります。なんだその質問と思いながら私は全然答える事ができず、次の質問にうつってしまいました

事前にどういう質問がくるか準備をしていたのですが、全く予想していない質問だったのが答えられなかったのもひとつの原因かもしれません。もちろんその会社から良い返事は頂けませんでした。

今就活している方も、事前にどんな質問がくるかある程度準備を行なっているかもしれませんが、それが全て正しいわけではなく、時には素直な自分気持ちを柔軟にお伝えする事が大切な時もあるかと思いますので、気をつけた方が良いかもしれません。

質問が全く頭に入ってこなかった

もものき(31歳)


面接で緊張しすぎて話が聞こえてこない男性

メーカーの事務職として働いています。当時初めての面接で、学生時代に力を入れてきた取り組みについて話をしていました。

面接官の方は私が話したことについて、(おそらく)オーソドックスな質問を投げかけてくれたのですが、私は緊張と話し切ったことに安堵したせいで、面接官の目の前にいながら質問が全く頭に入ってきませんでした。

このままでは何も答えられないと焦りましたが、率直に「すいません、緊張しすぎてしまい頂いた質問が頭に入ってきませんでした。もう一度お伺いしてもいいですか?」と尋ねました。

面接官には笑われてしまいましたが、そこで緊張がほぐれたことで、その後は話したいことを十分に伝えることができたので、あのときのとっさの行動は正解だったと思います。

面接では極度の緊張に陥ることもありますが、面接は面接官とのキャッチボールです。率直に今の自分を伝えることでピンチを乗り切れるかもしれませんよ。

その資格は当社で役に立ちますか

tom(31歳)


現在、金融機関に勤めています。就活中にパソコン関係の資格を取得していたので、面接でもアピールポイントとして話をしたことがあります。その際に「その資格は入社してから実際に役に立つと思いますか?」との質問を受け、うまく答えることができませんでした。

なぜなら、実際の仕事内容など働いてみないと分からないことも多いからです。質問に答えられないと思ったので、そこからの面接はポジティブに捉えてもらえるような返答をするように、やる気があるアピールをするように努めました

面接官の方にも、うまく答えられない質問があっても悪い印象を持たれることもなかったので、この行動は正解だったと思います。

これから就活をされる方も、面接で予想のしていない質問など受けるかもしれません。その際には、戸惑って消極的になってしまうよりも、自分のやる気を相手に知ってもらう方が好印象を持たれると思うので、言葉が詰まってしまっても頑張りたいという気持ちをアピールするべきだと思います。

MySQLの制約を答えられる?

浅漬け(28歳)


ネガティブな返事を反省する男性

私は現在、IT技術者派遣の会社で働いているSIerです。何回かIT業界の中で転職活動をしてきました。面接で特に印象に残っているのは「MySQLの制約を答えられる?」という質問です。

MySQLというのは、IT事業で使われているデータベースと呼ばれるシステムの一種です。私は過去にこのシステムを使ったことがあり、経歴書にもその旨を記載していました。

しかし、そこまで専門的に学んだ経験があるわけではなかったので、知識が足らず面接官の質問に答えることができませんでした。

質問に答えられないと思った時、焦ってうつむきながら「申し訳ございません、わかりません」と答えてしまいました。この行動は失敗だったと思います。

面接で答えられない質問をされることはどうしても出てくると思います。その時は毅然とした態度で「申し訳ございませんが、分かりません。その知識を身につけるためにも現在勉強中です。」と行った形で正直に答えた方が面接官からの印象は良くなるでしょう。

少しでも自信のなさそうなそぶりを見せると、それだけで印象が悪くなってしまいます。

ネットや口コミ以外でどのように我が社を知りましたか

マサル(24歳)


私が働いている会社の業種はサービス業です。私はとある質問を面接官からされ、全くと言って答えられなかった質問があります。

その質問は、「君は我が社をネットや口コミ以外でどのように知り、なぜ数ある会社から我が社を選んだのですか」と質問され、私は全く答えられずに少し黙ってしまいました

面接官の人の言うとおり、私はこの会社をネットや口コミだけで調べて、他にこの会社について調べようという努力を怠り、この結果になりました。

しかし、ただ黙っているだけにはいかないので、「私はこの会社がどういう会社なのかはこれから自分の目で確かめたいと思います。」とテンパりながら言いました。質問に対する答えにはなっていないかなと思い、かなり心拍数があがりました。

ただ黙るよりは何か言った方がいいに決まっているので、よかった気がします。就活生達は、質問に対して黙らないよう考え行動してください。

なぜ学部と関係のない業界で働こうと考えたのですか

ルパン(23歳)


前向きに返答する男性

不動産会社で働いています。私が答えられなかったのは、「なぜ学部と関係のない業界で働こうと考えたのですか」というものでした。

私は広告に関する学部に在籍していましたが、ただ授業に興味があっただけでマスコミ志望ではありませんでした。むしろ不動産学部など限られた大学にしかないので、学部と仕事は関連して考えていませんでした。

結局答えられないと思った私は、その業界を志望した動機だけ話して学部に対する質問は無視しました。面接自体は幸い合格になったので、その回答は大ハズレではなかったようです。

今後就職活動をしていくと答えられない質問はでてくると思いますが、黙ってしまうのは良くないです。質問の答えられそうな一部分だけでもいいので、素早く何かを回答した方がいいと思います。

うちの会社に入って仕事が嫌になったらどうしますか

ひろ(30歳)


私が勤務している業種は卸売業です。面接時に答えられなかった質問は、面接官が何かを試すかのように「うちの会社に入って仕事が嫌になったらどうしますか?」と言われた時に答えられませんでした。

当然嫌になったら辞めますとも言えませんし、嫌になることなんてありません。なんてことも根拠がないので言えません。よって答えられず、ただただ苦笑いをしてしまいました

その当時の答えとして、嫌になることもあるかもしれませんが若さと勢いで乗り切りたいと思います!ぐらいの就活生らしいフレッシュさを出せておけばよかったのかなと今は思っています。

質問の返答に困ることもあるかと思いますが、答えないよりは多少回答の的を外しても元気よく勢いで答えればこの場も和み、面接官も悪い印象は持たないと思いますので、今後の参考の一つにしていただければと思います。

英語が理解できなかった

xxwelinaxx(39歳)


現在企業受付事務をして、お客様とも英会話対応させていただいておりますが、ある外資系企業の面接で英語のみの面接だったことがとても恥ずかしい思い出でした。

アジア語圏外資系企業だったので、その現地語は得意だったのですが、英語力が疎かになっていた事もあり、面接官の質問に答えることが出来ませんでした。

グループ面接という事もあり、顔も真っ赤で消えたいと思いましたが、得意の現地語で自己紹介と自己PR、志望動機を述べて勝手に失礼させて頂きました

結局その企業からはお祈りメールをもらったので仕方ないかと思いましたが、それを機にまた英語力を付けて現在の仕事に就くことが出来ました。

ちなみに別の同じアジア語圏外資系企業では、英語と現地語両方の面接で新卒でその会社に7年間勤めました。

答えられないということはなく、間違っても良いのだから自分の考えを噛み砕いて述べることが大切だと思います。面接官は化け物でも敵でもなく、同じ1人の人間で誰かの親であり子でもあります。怖がらなくて大丈夫です。

面接で答えられない…と思っても必ず何か言おう

まず第一に、冷静さを保つことが重要です。質問に答えるプレッシャーを感じたとしても、焦らずに自分の考えを整理しましょう。

質問の意図を理解しようと努めましょう。質問が具体的でなかったり、理解しにくい場合は、面接官に質問を再度確認することもできます。それにより、質問の背景や求められているポイントを把握することができます。

答えられないと思った場合でも、関連する経験やスキルについて話すことができます。例えば、「そのような経験はありませんが、類似の状況で取り組んだ経験があります」と述べることができます。関連する経験やスキルを具体的に挙げ、それらを通じて自分の能力や価値を示しましょう。

最後に、素直に率直に自分の考えや感情を伝えることも有効です。質問に対して明確な答えがない場合でも、自分の意見や考えを述べることができます。その際には、誠実さや自信を持って話すことが大切です。