事務職の資格おすすめは?スキルを証明して就職を有利に!

事務職に有利に就くための資格についてご紹介します。事務職に就きたい方は年々増えています。つまり事務職への就職は年々厳しくなっているということです。企業へ自分のステータスを示す方法に取得資格の提示があります。

事務職の資格おすすめは?スキルを証明して就職を有利に!

事務職の資格が増えている

事務の仕事はどの会社にもあり、事務が無ければ会社内の業務をうまく回すことはできません。事務という仕事だけで成り立っている会社はありませんが、事務がない会社が無いこともまた事実です。

事務という仕事が必要不可欠とされる中でAIの進化により事務にかける人材の節減が可能であることが叫ばれています。ただし、事務の仕事は多様化しており技術と共に進化を遂げています。そのため事務に要求するスキルも多様化しており事務の必要性はさらに増し、豊富な知識が求められるようになりました。

結果として事務職に関する資格は増えています。そして事務職に就きたいと考える人も増しています。事務職へ有利につくためには資格が重要になってきます。

事務職の求人は少ないが志望する人は増えている

事務所内で新人を迎える女性社員

近年、クライアントや顧客に対して直接的に関わっていく営業よりも、事業内容における細かな作業を求められる事務へと就職したいという方が増えています。確かな数は不明ですが、事務職の求人というのは人気職に位置づけられています。

事務職というのは陰ながらサポートする職種でもあります。営業や販売のように事業の前面へと出て事業をアピールするのではなく、事業の根底をサポートする職種です。会社が成り立つためには細々としたデータ整理や資料整理が必要です。これらの業務内容を各人に任せておくと非効率な部分が出てきてしまい、上手く事業を展開することはできません。

現段階において事務職に対する求人は少なく、会社としてデータ整理などはシステムを構築して簡略化することができ、営業や販売のように、いわばデータを持ってきてくれる人材を求めている節があります。ゆえに事務職志望の方が増えていることと相反する関係にあります。

事務職に人気の資格

事務職へ有利に就くためには資格が重要になってきます。資格を持つことで、どのようなスキルが自分に備わっているのかを客観的情報として提出することができるからです。事務職員を雇う際には事務という仕事に対する熱意よりも、事務職への理解と伴うスキルが重要視されます。ゆえに事務職へ有利に就くためには、客観的なスキルの証明、つまり資格が重要になってきます。

企業としては、有能な人材を採りたいという気持ちが先行していますので、伸びしろが大きいと思われる人材よりも、すでに持っているスキルがどの程度のものであるかを見て採用を決める節があります。この行為に対して議論することも可能ですが、より重要なのは、事務職を目指す人がどのような資格を取るべきかという点です。

事務職において人気の資格というのは、事務職における業務を履行するうえで役立つ資格ということ言うことです。

簿記は事務職に不動の人気を誇る

簿記の問題用紙

事務職に就いている人のほとんどが取得している資格に簿記検定があります。実際には受けたことのない人でも聞いたことのある言葉であり、資格でもあります。簿記検定は簿記の知識、いわば勘定仕訳に対する知識を証明する知識です。3級から1級まで階級が備わっており、自身のスキルアップにもつながります。

事務職に就いている人に簿記が人気である理由は、単純に自分のスキルアップにつながるだけではありません。簿記の能力は会計業務の一側面です。会計知識や理論に基づく監査や業務までは行えませんが、一般的な会計処理は業務実績がなくとも行うことが可能になります。つまり就職の即戦力になる資格であるということです。経理事務に就きたいのであれば、必ず取っておかなければならない資格です。

事務職の方へおすすめの資格

事務職に就いている人、あるいは今から事務職に就こうと考えている人へおすすめの資格も当然のことながら存在しています。「それを聞きたいんだよ!」と言われる方はお待たせいたしました。事務職に関する資格は多いですが、その中でもマスト、あるいは持っておきたい資格を3つご紹介します。

TOEIC

英語試験問題

現代はグローバル社会です。グローバル社会がどのような社会であるかは専門家の方に任すとして、グローバルという国際的な環境においては言葉の壁が存在します。日本人だから日本語しか話さない、英語は英語圏の方だけが喋ればいい、という理屈は通じません。

しかし経営者自体が英語の知識に乏しく、ひどい場合は「英語はアメリカの言葉でしょ」という人もいます。そのような経営者に対しても、TOEICの点数で客観的に所持している英語力を示すことができます。

TOIECはTOEFLとは違い、ビジネス英語の知識を図るものです。一般的には10~990点のスコアで計測されるものがあり、他にもスピーキング、リーディング、リスニング、ライティングを組み合わせた種々のテストがあります。検定料がやや高めに感じるかもしれませんが、日本で一番効果的な英語能力検定の一つです。

MOS

パソコンでグラフ作成

MOSはハンバーガーではありません。マイクロソフトオフィススペシャリストのMOSです。マイクロソフトオフィスの中にはWord、Excel、Access、PowerPoint、Outlookの5つがあります。MOSでは5つすべての技能に対する試験が用意されています。すべての試験を同時に行うのではなく、それぞれが独立した試験となっています。

MOSができた当初は、特にExcelとWordがメインとなっていました。現在でも事務職の求人には「ExcelとWordが使える」ことが条件と出されることが少なくありません。それだけにExcelとWordにはエキスパート(上級者向け)の試験もあります。同じ試験でありながら、何に対する知識がどの程度備わっているのかで差別化が図れる有能な資格です。

やはり簿記は重要

最近では給与計算だけではなく、会計書類全般に対するソフトがあります。そのため簿記の知識が無くても会計事務を行うこともあります。しかし、それぞれの人が持っている情報を同じ見方にすることは難しく、やはり簿記の知識を持たせて勘定仕訳に対する共通認識を持っている方が事務職としては歓迎されます。事務職に就いている人に人気であり、これから就く人にとっても簿記検定は是非受けておくべきでしょう。

事務職に求められること

他の社員の業務をサポートする男性社員

事務職の業務には、他業務あるいは他人の業務をサポートするということが根底にあります。事務局長や事務総長という言葉がニュースで幾度となく出てきます。そのたびに、事務なんだから表舞台に出てくるのはなんか違うと感じたことはないでしょうか。事務局長や事務総長というのは地位が高い部類に入り、組織としても重要視しなければならない人物です。

なぜならば、事務局あるいは事務職が無ければ通常業務を行うことができないからです。事務職はサポートする職種であると同時に組織の運営をサポートしている職種でもあります。ゆえに事務職を統括する事務総長あるいは事務局長の存在がなくなれば損害は図りしれないことになります。

気配り上手が事務職のポイント

脱線してしまいましたが、事務職の仕事はサポートであるということは事実であり、表舞台に出ることは少ないものの、組織の中でかなり重要な人物あるいは部署であることは言うまでもありません。

その事務職としてのポイントは、気配りができるのか否かという点です。事務処理というのは、行為自体は誰にでもできることが多いです。与えられたデータをパソコンに指定のルールに則って入力するというだけですので、小学生でもできるのかもしれません。しかし、気配りができるのかという点は誰にでもできる訳ではありません。

どのようなことに困っているのかを明確にして処理するだけの技能を持っているのか、そして取得している知識を発揮するだけの行動力があるのかという点は、事務職に就くにあたって重要なポイントになり得るのです。

事務職に合った資格を持つのは難しい

残念ながら、事務職に就く前に最適な資格を取得するということは難しいです。なぜなら事務職と一言で言っても業務内容は様々だからです。例えば医療事務に携わる方に簿記を取得させる必要はありません。むしろ医療関係の資格を取るべきでしょう。逆に食品販売の事務職へ就くのに、医療事務の資格を取っても効果は望めないでしょう。

業務に合っている資格であるか否かは、就職してからでなければ判断できません。しかし多くの方が取得している資格というのは、それだけ多くの職場で求められている資格、スキルであると言えます。ゆえに事務職の方が取得している資格の情報は手に入れておき、取得するべき資格を選定することが必要となります。

事務職の仕事内容を経験者15人に聞いてみた

事務職の資格で安定した収入をゲットしよう

事務職に就くためには資格が重要になります。しかし職場に合った資格の選定はかなり難しいでしょう。事務職と言っても業務内容がさまざまであり、事務職の仕事自体が多様になっているためです。事務職へと就くためには客観的な判断に基づくスキルの証明をしなければなりません。資格はそのような場面において非常に役立つことになります。