面接で「気になるニュース」と質問された時の答え方と例文

企業は面接での「気になるニュース」についての質問で就活生の何を見ているのでしょうか。その意図をしっかりと理解することで、面接で選ぶべきニュースと答え方が見えてきます。答え方のポイントや例文を参考に、面接日本番までにしっかりと答える準備をしておきましょう。

面接で「気になるニュース」と質問された時の答え方と例文

面接で「気になるニュースは?」と聞かれたとき、どう答える?

面接では様々な質問を通して求職者の性格や人間性、将来性を見極めています。その質問の中でも、特に答える時に注意をする必要があるのが、「気になるニュース」についての質問です。ニュースには様々なジャンルがあり、選ぶ内容によって個性が出ます。

しかし、面接でこの質問を聞かれた場合には、答える時に選ぶと良いジャンルと避けた方が良いジャンルがあります。

今回は気になるニュースを聞かれた場合に「選ぶべきジャンル」と「避けるべきジャンル」について、実際に面接で参考に出来る例文を交えながらお伝えします。また、採用に近づけるような答え方や、企業がそのような質問をする意図についても詳しく解説していきます。

面接で「気になるニュースは?」と聞いてくる企業の意図とは

企業が面接で「気になるニュース」について質問してくる意図として、以下の3つの理由が挙げられます。

1 応募者の情報感度を見極めている

手のひらとつながる情報ネット

企業は求職者がどのくらい「世の中や業界の動きに関心を持っているのか」、「日々どのような情報収集をしているのか」を知りたいと考えています。そのため、ただニュースを見るだけ、読むだけでは不十分です。

企業は求職者がどんなニュースに興味があるのかだけを知りたいわけではありません。そのニュースの背景や、今後はどのようになっていくのかという見通しを把握し、それに対する自分の考えや意見を持ち、その部分まで伝えることが大切です。

2 自分の意見を持っているかどうかをチェックしている

一般的な面接の質問は、今は様々な面接対策本や面接対策セミナーなどがあるため、ほとんどの求職者はある程度の決まった面接の質問に対する回答は準備ができている状態です。しかし、企業が知りたいのは求職者の決まりきった回答ではなく、求職者自身の考えや本音です。そのため、時事問題となるニュースについて聞くことで、求職者自身の考えを知ろうとしています。

会社に入った時には必ず自分の意見を聞かれます。また、ビジネスの場でも自分自身の考えや判断で動かなければならない時があります。その時にしっかり自分で考えられるかどうかを企業は見極めています

3 応募者の人間性について知りたがっている

耳打ちされて喜ぶ女の子

企業は「気になるニュース」について聞くことで、求職者の人間性を知ろうとしています。ニュースという幅広いジャンルの中から求職者は一体どのようなジャンルの何について興味関心を持っているのか、そして、どのような考えや意見を答えるのかについて見ています。

選んだニュースや考え方には人それぞれの個性が出ます。その個性から人間性を読み取ろうとしています。

面接で気になるニュースを聞かれたらジャンル選びはどうする?

気を付けておきたいのは、答えるニュースのジャンルについてです。政治・宗教・スポーツ・芸能など、個人の好き嫌いや感情が入ってしまう可能性のあるニュースはできるだけ避けるようにしましょう。面接官によっては対立してしまう可能性も考えられます。

ここで選んだニュースのジャンルは日頃からよくチェックしているとみなされやすいため、経済・国際・企業・地域などのニュースについて自分の意見をしっかりと持った上で回答すると良いでしょう。

面接で「気になるニュースは?」と聞かれたときの答え方と例文

面接で実際に「気になるニュース」について聞かれた時には、いくつかのポイントがあります。質問のタイプから、それぞれポイントをしっかり押さえ、本番ではスムーズに答えられるようにしましょう。

1 「最近気になるニュースはありましたか?」(自由回答型)

情報のネットワークを見つめる目

ジャンルを一切指定されない自由回答型の質問は答えやすい反面、ジャンル選びが難しいので慎重に答える必要があります。避けるべき話題(政治・宗教・スポーツ・芸能)に注意し、なるべく志望する業界や企業に関係のあるジャンルやニュースを選ぶようにしましょう。また、その時にしっかりと自分なりの意見や考えも伝えることが大切です。

人材業界志望の場合

私が最近気になっているニュースは、企業の人材不足についてです。リーマンショックの影響で、ここ数十年の間は就職氷河期と呼ばれる時代が長く続き、失業率も高い傾向にありました。そのため、なかなか安定した職に就くことができず、非正規雇用で働く人が増えていました。

しかし、ここ最近では厚生労働省が発表する有効求人倍率が改善されつつあり、今は約40年ぶりとも言える高水準の数字をマークしています。緩やかではありますが景気が回復している印象を受けますが、有効求人倍率が上がるということは、企業が人手不足に陥っているということを表します。

人手不足に陥ってしまうと、社員一人あたりの労働量が増えますが生産性は下がり、企業としては喜ばしい状況にありません。特に、中小企業においては大企業のように求人に関するプロモーションを行うことが難しい企業も多くあります。

そのため、慢性的な人材不足となり、本来であれば生産性を高め、売り上げを伸ばすことができる会社も、人手不足が原因で売上が落ち、倒産・廃業まで追い込まれてしまう企業も多くあります。だからこそ、私はそのような人手不足に悩む企業に対して、一人でも多くの求職者を紹介し、人手不足の解消に尽力したいと考えています。

大企業だけではなく中小企業も含め、より多くの企業が人材獲得の機会を得られるようにしていきたいと考えていたので、企業の人材不足や有効求人倍率上昇についてのニュースは非常に気になりました。

2 「〇〇についてのニュースはどう思いますか?」(固定質問型)

特定のニュースの質問を受ける

ニュースのジャンルや内容を一切問わずに質問される自由回答型とは違い、ある一定のジャンルや内容のニュースに絞られて質問をされる固定質問型については、あらかじめ対策を取る必要があります。この質問の傾向としては、ニッチでマニアックと思われるようなニュースではなく、日頃からニュースについて興味関心を持っていれば「誰でも知っているニュース」を取り上げる傾向にあります。

そのため、新聞やテレビで連日報道されているようなニュースやトップニュースについては常日頃から情報収集をしておくと良いでしょう。

商社志望の場合

質問「近年の物価上昇のニュースについてどう思いますか?」

私は、そのニュースについては正直折り合いをつけるのが難しい問題だと考えています。理由は、消費者と企業の両方が一番良い結果となるように調整することが極めて困難だと感じているからです。

天候不良や国際情勢などにより、原料や材料の確保が困難になることも多く、一定の価格を維持し続けることが企業としてはネックとなります。また、消費者側としては今まで購入していた価格より値上がりしてしまうと、その分家計を圧迫してしまうため、代替品を探す傾向にあります。

そうすると、企業の売上が下がり、採算を取るためにまた価格の改定を行う可能性が高くなります。両者にとって良い結果をもたらすためには、これからもさらなる調整が必要となり、今後もなかなか解決しない問題だと思っています。

3 「今朝の新聞記事で気になったニュースはありますか?」(直近型質問)

蛍光ペンを持って新聞を斜めに見つめる女性

これは、「今朝」というかなり限られた範囲での質問です。面接に臨む前は新聞に目を通す習慣をつけるようにしましょう。全てに目を通す必要はありませんが、最低限一つは必ず読むように心掛けると、いざ面接で聞かれた時にスムーズに答えることができます。

通常の「ニュース」という括りで聞かれた場合は、スマホやパソコンなどで調べることができるネットニュースで十分対応できますが、「新聞」と限定される場合もあるので注意が必要です。
面接対策のために読むおすすめの新聞は、業界や経済ニュースを多く扱っている日本経済新聞(日経新聞)などです。

もし、面接当日の朝に新聞を読んでいなければ、素直に「読んでいません」ということを伝え、正直に昨日、または昨日以前のニュースを答えましょう。見ていないからといって一切回答をしないというのは絶対にしてはいけません。

旅行業界志望の場合

私が関心を持った記事は、日本を訪れた外国人観光客の数についてです。観光庁が発表した情報によると、訪日外国人客数は前年同月比よりも増え、月間での過去最多を更新したとのことでした。

特に、中国をはじめとする近隣諸国からの観光客が多い傾向にあります。近年はLCCの登場により、日本と外国を結ぶ就航便も増え、より日本が身近になっています。その一方で、日本人にとっても海外が今までよりも身近になっているということもできます。

為替の影響も関係しますが、訪日観光客や日本人の国内旅行により経済も潤い、日本にとって良い影響があると考えます。国内外問わずに観光客をより増やすためには、今よりももっと様々なことを企画・計画・工夫をする必要があります。色々なツアーを始めとする施策を各地方自治体や旅行業者が行うことにより、さらなる経済発展ができるのではないかと思い、関心を持ちました。

「自分の意見」を言えるかどうかが重要

就活で「気になるニュース」について聞かれた場合、まずは答えるニュースのジャンルに注意しましょう。

この質問を通して、企業は求職者の情報感度や人間性について見極めています。そのため、回答するニュースのジャンルや内容によっては、良い印象を与えることが難しい場合もあります。王道とも言える経済や国際、志望業界に関するニュースを日頃から入手できるようインターネットニュースなどを利用するように心掛けてください。

回答する時に大切なのは自分の意見です。しっかりと一つ一つのニュースに対して自分なりの考えを持つようにしましょう。

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