就活でのネイルはどこまでOK?女性が抑えるべき爪のマナー

就活でのネイルはどうするべきかお悩みの就活女子は多いでしょう。ナチュラルさが重要な就活の場ではネイルをしない方が良いのか?各業界におけるネイルについての捉え方や考え方、ネイルをする場合の色やデザインについてまとめました。

就活でのネイルはどこまでOK?女性が抑えるべき爪のマナー

就活におけるネイル事情

就活というと、黒のリクルートスーツに黒いパンプス、黒いバッグといった姿を想像する方が多いでしょう。多くの就活生はこのイメージ通りの格好で就活をしています。
就活においては、履歴書などの書類面接といった試験内容の他に、髪形やメイク、服装に気を使い、より清潔感のある姿に見せることができるかも重要なポイントとなります。

しかし、多くの就活生の盲点となっているのがです。就活前にネイルをしたまま面接に臨んでしまうことや、お気に入りのネイルで採用試験に向かってしまうことがありますが、就活中にネイルはしてもよいのでしょうか。今回は就活におけるネイルマナーについて詳しく解説していきます。

就活中のネイルはアリ?それともナシ?

近年、女性の間では指先のおしゃれとしてネイルをしている人を多く見かけます。身だしなみに気をつける女性が増え、様々な業界や職種でネイルをして働いている女性も少なくありません。
では、就職活動の場において、身だしなみの一環としてネイルをするのは認められるのでしょうか。

「就活でのネイルはアリ!」派の意見

薄いピンクのネイル

爪が傷ついていて美しく見えない場合、身だしなみを整えるという理由でネイルをするのも、業界や職種によっては許容範囲となります。しかし、ネイルの色やデザインには細心の注意を払う必要があります。

ネイルをするのであれば、色は薄いピンクやベージュなど目立たないものを選び、デザインなども一切せず、単色で薄く塗るのがベストです。派手すぎず、肌になじむ色味を選ぶことが大切です。

「就活でのネイルはナシ!」派の意見

基本的に、就活中のネイルは企業に良い印象を与えません。身だしなみの一環や女性としての美意識で、就活中もネイルをして指先を美しくしたい気持ちはわかりますが、ビジネスの場なので企業目線を重視することを優先すべきです。

中には、業界や職種によっては就職後もネイルNGの職場もあります。ビジネスの場での身だしなみとプライベートでのおしゃれや美意識は別物であることを認識し、いくら指先が美しく見えるからといっても、就活中のネイルは避けた方が良いでしょう。

ネイルをしないで自爪で臨むのが望ましい職種・業界

職種や業界によっては、ネイルが問題ないところもありますが、ここでは「自爪」で臨むことが望ましい職種や業界についてご紹介します。

職種

自爪

自爪で臨むことが望ましいとされている職種は、接客業・看護師・医師・薬剤師・介護士・銀行の窓口業務・教員・塾講師など様々です。

基準としては、お客様に直接触れる機会があったり、食品に関わる仕事、人体に影響を及ぼす可能性のある仕事、信用で成り立つ仕事など、「お客様」や「人」とどの程度深く関わるかで判断すると良いでしょう。

業界

自爪で臨むのが望ましいとされている業界として、以下の5つが挙げられます。

食品業界

食べ物を取り扱うため、「清潔感」が重視される業界です。職種によってはネイルが許可される場合もありますが、基本的にはNGです。

医療業界

医療業界は、食品業界と同じく「清潔感」が最優先されます。医療機器や医薬品を扱う営業職であっても、不衛生なイメージを避けるためにはネイルはしないほうが賢明です。

金融業界

銀行などの金融業界は、仕事柄「堅い職業」のイメージとして世間では捉えられています。金融業界は「信用」で成り立っている部分が大半を占めているので、清潔感に欠く身だしなみは避けましょう。
特に、銀行の窓口業務はお客様と一番接触する機会が多いので、目立つことや派手なことは控える必要があります。

教育業界

多くの子供や生徒と触れ合う機会が多いのが教育業界です。教育に従事する場合、特に子供への影響を配慮する必要があります。そのため、就活中にネイルをするのは避けるのが良いでしょう。

接客業

キャビンアテンダントやホテルのフロント業務や窓口業務などの接客業では、爪が長すぎてしまうと、誤ってお客様を傷つけてしまうなど様々なことに支障をきたしてしまう可能性があります。ネイルは極力避けるようにしましょう。

ネイルをしないで自爪で就活する場合のお手入れ方法

女性の自爪の手

自爪で就活をする場合は、常に爪を清潔な状態にしておきましょう。爪を適度な長さ(白い部分を1~3mm程度残す)にし、汚れを取り除いた後、爪の傷や欠けなどを目立たなくするためにやすりをかけます。その後、爪磨きで磨くとピカピカと綺麗に光る、表面がツルンとした美しい爪になります。

このような爪の状態であればネイルをする必要はなく、非常に健康的な爪に見せることができます。自爪の強度に不安がある方は、ピカピカに磨いた後、透明なトップコートを塗ると爪に厚みが出るので強度を増すことができます。

就活でネイルをする場合の注意点

就活では基本的にネイルはNGと考えられていますが、もしネイルをする場合はいくつかの注意点があります。下記の内容を参考にして、就活中でもできるネイルについての知識を増やしましょう。

1 ジェルネイルは変更しにくいので注意して

ジェルネイル

ネイルには様々な種類がありますが、近年ネイルの定番と言われているのが「ジェルネイル」です。ジェルネイルは通常のマニキュアとは異なり、剥がれにくく長持ちします。そのため、ネイルオフをする手間やお金がかかります。

一度色やデザインを派手にしてしまうとなかなか変えることは難しいので、ジェルネイルをする場合、色は手肌になじむ薄いピンクやベージュなどにし、デザインなども一切せずシンプルなものにするのが良いでしょう。

2 爪の長さは短めに整える

たとえ自爪でも、ネイルをする場合は爪の長さには気を配りましょう。あまりにも長すぎると清潔感が足りないとみなされてしまいます。反対に短すぎても違和感が生じるため、自然な長さ(白い部分を1~3mm程度残す)で、誰から見ても清潔感があると思ってもらえる長さにしましょう。スカルプネイルや付け爪をつけるのは、就活中は絶対にしてはいけません。

3 ネイルの剥がれはNG

ネイルをして就活をする場合は、ネイルが剥げていないかきちんと確認しましょう。ジェルネイルであれば剥げることはほとんどありませんが、マニキュアの場合は衝撃などに弱いためすぐに剥がれてしまいます。

せっかく綺麗に塗ったネイルも、色が剥がれていると清潔感がないと思われてしまい逆効果です。面接の前日には必ず剥げていないかどうかをしっかりチェックしましょう。

就活では爪はもちろんハンドケアまで抜かりなく!

手入れした女性の手

就活をするときにネイルばかり気にしていてはいけません。手肌を見られていることが多いので、ネイルケアだけではなくハンドケアにも気を配り、手先全体を美しく見せるようにしましょう。

1 肌の状態に気にかけよう

肌は爪と同様に印象に影響を与えます。そのため、血色が悪いと不健康に見えてしまうこともあります。特に冬場は血行不良や乾燥を起こしやすい時期ですので気を付けましょう。

2 ハンドクリームでケアをする

手肌の印象を良くするためにも、ハンドクリームを使いましょう。肌を乾燥から守り、ハンドクリームを使って手をマッサージすることで血流も良くなります。また、良い香りがするものを選ぶことでリラックス効果も期待できます。

冬場は特にハンドクリームを使って、手肌の状態を良くしておくのが大切ですが、夏場も積極的に使うようにしましょう。エアコンなどで身体が冷え、血色が悪くなっていることがあります。一年を通してハンドクリームでケアをするのがおすすめです。

就活中のネイルは清潔感を重視しよう

就活では基本的にネイルはしてはいけません。しかし、爪が傷ついていたり、血色が悪く見えたりする場合などは薄いピンクやベージュなど、肌なじみの良い目立たない色を使って対応をしても良いでしょう。ここで重要なのは、あくまで身だしなみや清潔感を保つ面でのネイルにすることです。おしゃれ感覚でネイルをすると印象が悪くなります。

また、普段から手肌の状態にも気を配り、ハンドクリームなどで日頃からケアをしておくと、就活中にも美しい肌の状態で臨むことができます。就活でネイルをするときは身だしなみを意識し、手肌の状態を美しく保つことで、企業への印象も良くなるでしょう。