自己PRで「負けず嫌い」をアピールする際のポイントと例文

就活の自己PRで負けず嫌いをアピールする人は多いですが、扱う就活生は多く上手くアピールしないと埋もれてしまう可能性も…。自己PRで負けず嫌いな性格を上手にアピールして良い印象を残すためのエピソードの作り方のポイント・例文をチェックしてみましょう。

自己PRで「負けず嫌い」をアピールする際のポイントと例文

自己PRの定番「負けず嫌い」は本当に大丈夫?

負けず嫌いを自己PRでアピールする就活生は多いもの。企業からも「負けず嫌い」は好感を持たれる性格です。そのため、負けず嫌いを自己PRでアピールしようという人は少なくありません。

しかし、本当に企業が求めている「負けず嫌い」と学生が考えている「負けず嫌い」は違っている場合もあります。また、多くの人がこのテーマで自己PRするため、ありきたりな「負けず嫌い」アピールは失敗する可能性も大いにあり得ることを考慮しなければなりません。

自己PRで負けず嫌いを使うのは有利?不利?

腕相撲で勝負をしているビジネスマン達

自己PRにおいて「負けず嫌いな性格」が有利なテーマとなるのかと言われれば、そこまで有利ではありません。競争相手も多く、自己PRはその人の性質を見るポイントであるため、有利な性質や不利な性質があるかというとほとんどありません。

人事担当者の評価ポイントはそこではなく、そのエピソードを通して見ることができるあなたの考え方や行動特性です。ただひたすらに負けず嫌いをアピールするのは、あまりにも素直すぎる印象を与えてしまいます。

企業側としては、負けず嫌いは社会という競争環境において頼もしい性質であるとともに、「標準搭載」の性質と考えています。競争するつもりがなければ営業職は難しいでしょうし、管理職に出世させるにも頼りないものです。すなわち、あって当然のものという見方をされていることも多く、ことさら上のアピールが必要となります。

また、負けず嫌いアピールを間違えると、周囲との連携などの面で問題がないか、また子供っぽい性格の人だと思われてしまうため注意が必要です。従って、負けず嫌いということは選考上は有利にも不利にもならないと考えておきましょう。

自己PRで負けず嫌いを扱う上でのポイント

負けず嫌いを自己PRとして使う際には、次のようなところに気をつけましょう。

1 負けず嫌いにスポットを当てる

自己PRをしている就活生とテストを受けている学生のイラスト

負けず嫌いをアピールしたいのに、気づけばエピソードが別方向に流れていき、自分が達成した成果をアピールしているということもよく見られます。負けず嫌いが光るようなストーリー構成を考えるのがコツです。

2 具体性のあるエピソードにする

負けず嫌いが発揮された内容はよいのですが、何がきっかけで悔しいと感じたのかをしっかりと理解できるように表現しましょう。具体性に欠けた自己PRとなると、単に負けることをアレルギーのように嫌がっているように見えてしまいます。

3 負けず嫌いがどう活かされたのか明確にする

面接を受けている就活生の女性と新聞配達をしている女性のイラスト

「負けず嫌いなので頑張りました」だけでは何も伝わりません。負けたのかどうかもわかりませんし、また何をどのように頑張ったのかも見えてきません。

企業側はあなたが「負けず嫌いです」と言えば「そうですか」としか言えません。企業にとって大事なのは、応募者がどのような場面でどのように感じ、どのような行動をとるかです。負けず嫌いなあなただからこその反応や行動、努力が知りたいのです。その性格が企業でどのように活かされるか伝わる内容を目指してください。

負けず嫌いの自己PR例文

負けず嫌いのエピソードについて、いくつかの例文を見ていきましょう。

アルバイトでの成功体験を自己PRのエピソードに

最後までやりきった限定品販売

私は「負けず嫌い」な性格です。やると決めても最後までやれなかったことは、自分にとって負けだと思ってすべてのことに取り組んでいます。

アルバイトでコンビニの店員をしていますが、毎年2月になると恵方巻きという巻き寿司の販売が始まります。一本あたりの単価が比較的高めで、そして本部も利益率が良いためにお店にも販売の強化を求めます。

その販売目標がお店に来るのですが、前年は50本だったのに今年は100本。去年もやっとの達成でしたので、店長も申し訳なさそうで、去年を知るスタッフからはため息が漏れていました。

実際、残り一週間というところで予約数も40本ほどで、60本を店頭販売せざるを得ない厳しい状況。バイトのシフト関係なく、入れる人は全員入っての呼び込み営業を行うことになりました。当然、嫌々入っているスタッフも少なくありません。

私はその中で、何とか目標を達成したいと思いました。そして、そのために恵方巻が売れる様子、目標数を店長の許可の下、SNSで公開しながら実況中継しました。購入者に写真撮影などを協力してもらいつつ、盛り上がる雰囲気を出そうと頑張りました。すると他のスタッフも徐々に面白がって、拡散に協力してくれました。

2月の寒い季節でしたが、朝の8時から22時まで、ほとんどの時間を外と店内を往復しながら実況中継と販売を続け、他のスタッフと共についに目標を達成しました。さすがに翌日は風邪をひいてしまいましたが、後悔はありませんでした。

この負けず嫌いをもって、社会に出ても与えられた環境で最後まで頑張り、御社のために貢献できたらと考えております。

販売目標達成に向かって最後まで頑張ったという成功体験です。良いポイントとしては、何に対して負けず嫌いなのかが明確であることです。そして、その負けず嫌いによって、最後には難しい数字目標が達成できたことが、会社に入ってからも何か期待できそうな予感が伝わります。

欲を言えば、字数の制限がなければもう少し活動内容が具体的であることや、諦めたくなったところからの奮起という高低差が欲しいところです。

部活動を自己PRのエピソードに

バスケットで培った負けず嫌い

負けず嫌いなところが私の長所です。勝負ごとには負けたくない性質で、周囲からは時には大人気ないと言われますが、それこそが相手への礼儀だと思っています。

バスケットの試合中はコートの中でも外でも誰よりも大きな声を出していました。チームスポーツですから、自分だけでなく全員の力を引き出すことが勝利につながるからです。

もちろん、試合でも勝つために一生懸命プレイをします。逆に一生懸命できないのであれば、チームにとって最善を考え、自ら出場を辞退したこともありました。あくまでチームが勝つことが大事であって、私の出場は二の次だからです。

このような性格・強みを活かして、御社でも頑張りたいと思います。やるからには全てにおいて目標達成、勝利を目指すスタイルを貫きたいです。

バスケットの試合で勝負している男の子のイラスト

部活動などの競争事における負けず嫌いは、非常にわかりやすいエピソードです。勝負ごとにこだわる性格が見て取れ、何にこだわりを持っているのかよくわかります。ただ、好き嫌いが分かれるPR内容でしょう。

勝利最優先主義という考え方は、会社の色が合わないと他人には冷たい人だと思われる可能性がありますし、最後の一文からは自分のスタイルに対するこだわりが見えます。そのために柔軟性のない、融通の利かない人だと思われる可能性もあります。

また、自己PRにおける負けず嫌いでは、チームよりも個人の負けや挫折にスポットを当てたネタの方が、個人の性質がクローズアップされて良いでしょう。

前職での経験を自己PRのエピソードに

期待されないことで燃えた営業部隊

負けず嫌いが私の持ち味で、加えて言えば、私の負けず嫌いは伝染力があると思っています。

前職では健康食品の訪問販売を行っておりましたが、私の所属しているチームが担当しているエリアは、撤退が検討されているほど売上が低迷しており、その期で営業目標が達成できなければ撤退だとついに宣告されました。

しかし、その営業目標は実に大したことがないもので、同じターゲット数が見込める地域と比較して実に半分程度で、私たちのチームに対する温情なのか、期待感の薄さなのかはわかりませんが、実に悔しいものでした。

私はその悔しさから、その期の営業成績で一番になってやろうと思いました。個人でも、チームでも会社をあっと言わせてやろうと思ったのです。

朝から営業活動を開始し、訪問ができない夕方以降は毎晩のように同僚を飲みに誘いました。そして情報共有と共に、いかに今回の営業目標が悔しいものなのかを切々とメンバーたちに語り続けました。結果、1か月ほどした頃にはチーム全体に、会社に一泡吹かせてやろうという雰囲気が湧きました。

とはいえ、攻略が難しいエリアでしたから、簡単には結果が出ません。可能な限り時間を営業に投下するため、早朝と夜はミーティング、日中は外回りが部署のスタンダードになりました。

やるだけやったこともあり、個人では一番にはなれませんでしたが、部署の営業目標は達成され、成績の伸び率も社内で一番になって、エリアの営業は続けて行うようになりました。

負けず嫌いな性分ですので扱いにくい面もあるかもしれませんが、御社でもこの性格をうまく活かして貢献できたらと考えております。

気合を入れて走る営業マン達

負けず嫌いに加えて、それを「伝染させる」という性質をアピールした例です。会社によっては扱いにくい人として映るでしょうが、ピンチに強い人として同時に頼もしさもアピールできています。特に中小の企業では非常に頼れるタイプでしょう。

プライベートはプライベート、仕事は仕事という形で切り分ける会社だと、こうした人は合わない可能性があります。しかし、自己PRや面接の目的はミスマッチを防ぐことでもありますから、転職ではこのようにハッキリと自分の色を打ち出すことも大切でしょう。

負けず嫌いを自己PRで使う際の注意

負けず嫌いを自己PRに使う場合には、いくつか注意があります。

1 「協調性」もアピールする

「負けず嫌い」の学生というのは、どうしても協調性に欠けるイメージをもたれがちです。転職者の場合は、履歴書で前職や職歴などから平均的な勤務年数などを見ればわかりますが、学生の場合はそういった実績がないため、協調性もあることがうまく伝わるように考えてみましょう。

面接官から、「チームで何かを成し遂げた経験はありますか?」といった質問があった場合には、あなたの協調性に不安を持たれていると言えます。そのため、そうした場合に備えて協調性をアピールできるようなエピソードも準備しておくと無難です。

2 何と戦っているのかを明確にする

負けず嫌いのエピソードで大事なのは、本人が何と戦っていて、何に負けたくないのかということをきちんとアピールすることです。これが人に向くのか、目標に向くのか、自分に向くのか、様々な負けず嫌いがありますが、これを整理するとエピソードが迷子になることが少なくなり、説得力が出てきます。負けていない、負けの要素がないことと負けず嫌いは違うので注意してください。

負けず嫌いは潜在能力に期待させる気持ちで

負けず嫌いを就活や転職で自己PRに使う人は多いです。そのため、ひと際光るアピールをするためにはしっかりとポイントを押さえてエピソードを作りましょう。

負けず嫌いは、負けた時や失敗した時、そうなりそうなところでスイッチが入るという性格です。スイッチが入った時に見えるあなたの「潜在能力」に期待させるようなエピソードをうまく整理して準備しましょう。「絶対に落ちてたまるか」という気持ちで、ぜひスイッチを入れて自己PR作りにチャレンジしてみてください。

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協調性の自己PRで周りと差がつくポイントとおすすめ例文
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