応募準備

履歴書の職歴が書ききれないときの対応

履歴書に書ききれないほどの職歴をお持ちの方の対応方法を紹介します。履歴書を2枚にして提出するのは辞めましょう。使うのは履歴書と別紙で用意した職務経歴書です。アルバイトやパートで働いている方は職歴として履歴書に書けるのでしょうか、派遣の職歴の書き方など基本的な職歴の書き方を併せて解説します。

履歴書に職歴が書ききれないときはどうすればいい?

転職回数が多い場合は履歴書の職歴欄に書ききれないことがあります。その場合の対応方法を解説します。履歴書の職歴欄は学歴と同一の欄なので学歴が多い方はスペースを圧迫してしまいます。ではどのように対応するのか、職歴の書き方のおさらいも兼ねて紹介します。

基本的な履歴書の職歴の書き方

職歴は今まで働いてきた会社を書く欄です。年度と月を記入して会社名は正式名称で記載します。入社と退社の日付、現在も働いている方は現在に至る、もしくは在職中と記載しましょう。例として

現在に至るを使用する場合は

在職中を使用する場合は

このように書きます。

職歴を書くときは会社名のみ書きます。携わった仕事などの業務内容は別途、職務経歴書に記載します。職歴欄は記入できるスペースが限られています。この限られたスペースでは具体的な職務内容や従業員数など職歴に書いてある会社の情報は伝わりません。そのため職務経歴書という別の紙に業務内容を記載します。

会社都合であれば「会社都合により退社」、契約社員や派遣社員であれば「契約期間満了により退社」と記載します。特別な理由がなければ「一身上の都合により退社」と書きましょう。

履歴書の職歴の書き方と具体的な例文

履歴書の職歴欄にはアルバイトやパートも書く

アルバイトやパートは職歴に入らないので職歴に書いてはならない、なんて事は聞いたことはないでしょうか。履歴書の職歴の書き方をインターネットで調べるとこのような情報もでてきます。職歴がある場合はアルバイトの経験を特別に書く理由がないため、書かなくて良いとされています。

しかしアルバイトやパートの経験しかない場合は職歴欄が空欄となってしまいます。そのためアルバイトやパートの経験も職歴に書くようにしましょう。また、アルバイトやパートの経験があると未経験ではないとみなされるので、採用の可能性も高くなります。アルバイトやパートの経験がないから履歴書に書けない!なんて思っている方も立派な職歴となるので自信をもって職歴として記入しましょう。

ただ、アルバイト経験を職歴に書く場合は必ずアルバイトと分かるように書きます。例として、このようにカッコで記載することで採用担当者にも伝わりやすいです。

職務経歴書を書く時にアルバイト経験しかない場合の書き方

履歴書の職歴欄には派遣社員の経験も書く

派遣社員として働いていた場合の職歴欄の書き方です。派遣で働いていた方は派遣元の会社から、働く会社へ派遣されています。そのため派遣社員は派遣元の社員ということになります。履歴書に書く時には

このように書きます。派遣元が分からない場合は

このように派遣社員として働いていたことが分かるように書きます。こうすることより採用担当者は応募者の雇用体系を知ることができます。派遣の職歴の詳しい内容も職務経歴書に書くので、履歴書には会社名のみ記載します。

履歴書に職歴が書ききれない場合は職務経歴書に記載する

転職回数が多い場合は履歴書の職歴欄に書ききれないことがあります。その場合は履歴書に書けるところまで書いて「詳細は職務経歴書に記載」と一文を添えます。残りの職歴は職務経歴書に書くようにしましょう。

決して履歴書を2枚に分ける、ではないので勘違いしないようにしましょう。

この2つの書類を使うということです。

職務経歴書は履歴書に書く職歴を別にまとめた書類です。履歴書に書いた職歴の詳しい内容を別紙にすることで、採用担当者が応募者の経歴を詳しくみることができます。転職する場合などに使われる書類で、職歴がある方は履歴書とセットにして応募書類として企業に提出します。

職歴が書ききれない場合このように職務経歴書として別紙として提出するので書ききれないという心配は無用となります。

書ききれない場合は他にも方法があります。それは転職者用の履歴書を選択すること。転職者用の履歴書は職歴の欄が通常のものよりも多く設けられています。そのため転職回数が多い場合でも十分対応できるでしょう。

パソコンで履歴書を自作する方法もあります。自作する場合は職歴欄を自分の経歴に合わせて作れるので最適なサイズで応募書類を作る事ができるでしょう

履歴書と職務経歴書の違いや役割を教えて

履歴書に職歴が書ききれない事態を防ぐには下書きをする

履歴書を書く際には、職歴の欄に自分の過去の職歴を書く必要があります。しかし、思い出しながら書いていると、職歴が書ききれなくなることがあります。そのような事態を防ぐためにも、事前に下書きをすることが大切です。

下書きをする際には、履歴書の形式に沿って、職歴欄に書くべき情報をリストアップしておきます。例えば、会社名、部署名、職種、在籍期間、担当業務などです。また、履歴書の枚数を確認して、何行必要なのかを把握しましょう。

履歴書を購入する場合には、履歴書の枚数や職歴欄の行数が明記されているので、それを確認して必要な行数をチェックしましょう。自作する場合には、履歴書の形式を参考にして、必要な情報を書き込むスペースを確保するようにしましょう。

履歴書を書く際には、下書きをすることで職歴欄が書ききれないという事態を防ぎ、スムーズに履歴書を作成することができます。また、下書きをすることで、履歴書の情報を整理し、アピールポイントを見つけることもできます。