通信業界の志望動機でアピールするのは知識でなく「自分」

通信業界の志望動機では、様々な情報や知識をアピールしてしまう人が多いですが、アピールすべきはそこではありません。通信業界で働きたい志望動機をスマートに伝えた上で、自分自身についてアピールするようにしましょう。

通信業界の志望動機でアピールするのは知識でなく「自分」

通信業界の志望動機を書く時に意識するべきこと

就活生の中でも人気があり、また馴染みのある業界のひとつが通信業界です。知名度の高い企業や店舗も多く、何より手元のスマホなどで日々お世話になっている人も多いため、興味を持っていたり、良い印象を抱いていたりする人も多いです。

そんな通信業界ですが、実際には非常に幅広いビジネスを行っている業界でもあり、その志望動機の作り方は一様ではありません。人気の通信業界に就職を希望するなら、しっかりと各企業向けに作られた志望動機にすることが大切だと心得ておきましょう。通信業界の志望動機でうまくアピールするポイントを紹介します。

通信業界の志望動機を作るなら業界研究がとにかく大事

通信業界の志望動機では、業界研究が何より大事です。

通信業界はテレビやラジオなどの放送もあれば、インターネットや電話なども含まれますし、それらを扱うデバイスの販売店や、それらを利用するためのシステムやインフラなど様々な分野があり、その中でも様々な仕事があります

ソフトからインフラまで職種が幅広い通信業界

通信業界は技術の進歩や陳腐化も早く、どんどん新しい仕組みが生まれ、またそれに対応する形で法律も変化しているため、常に最新の情報を持っていないとすぐに置いて行かれてしまいます。プロとして通信業界で働いていくためには、常に業界の動向に注意を払っておき、先見の明をもって仕事を進めていく必要があります。

どんな規模の企業に応募するとしても、その企業と事業の分野が近いなら、その分野のトップ企業いくつかについても良く調べておくと良いでしょう。トップ企業であるほど、業界の未来を考えて先に手を打っていくため、今後の業界の動向を知る上で勉強になります。

業界研究の目的&方法|就活を成功させるためのHOWTO

通信業界への志望動機のNG例と良い例の例文

通信業界への志望動機の例文を見ながら、ポイントを確認してみましょう。

通信業界への志望動機(エンジニア。NG例文)

私が御社を志望するのは、「御社のネットワーク事業に将来性を感じているから」です。

私は大学時代にネットワークインフラと地域発展について研究をしていましたが、地域の発展のためにネットワークはとても重要な役割をしていました。御社のように高品質で安定したネットワークを地方のインフラとして拡大することができれば、地域活性化に一躍買うことができるでしょう。

私は御社のネットワークをうまく用いて、地域の活性化に取り組んでいきたいと思います。よろしくお願いします。

短く、論旨はまとまっているのですが、この志望動機の例文では少し誤解を招く可能性があります。

その理由は、応募者のやりたいことは「地域活性化」であり、通信業界で働く必要性がないと言えばないからです。「ネットワーク事業に感じている可能性」が「地域活性化」にあるなら、公務員などの立場でそのネットワークの導入に取り組むことも可能なはずです。エンジニアという職種から考えても、製品を直接的に広め、地域貢献をする立場とは少し違いますので、論旨に一貫性を感じにくいです。

最後の「御社のネットワークをうまく用いて」も、ネットワークが意味するところがインフラとしてのネットワークなのか、人脈や事業上のつながりなのか不明確です。通信業界における志望動機では、「ネットワーク」「インフラ」など横文字が並びやすいですが、しっかり理解して使わないと、誤解されたり、意味が取りにくくなってしまうこともありますので注意してください。

言葉の使い方に注意

通信業界への志望動機(エンジニア。良い例文)

私が御社を志望するのは「御社のネットワーク事業に将来性を感じているから」です。

私は大学時代にネットワークインフラと地域発展について研究をしていました。通信インフラは、現在、地域の発展のために重要な役割を果たしています。また、災害対策や救急医療などの面で、安定した通信インフラは地方において、都市部以上に重要な役割をしていると考えられます。

御社の提供するネットワークの安定性や緊急時の復旧体制は、地方における生活やビジネスを支えるものだと感じています。また、御社の現在取り組んでいる新たなサービスは、効率化による通信速度の向上だけでなく、情報セキュリティの強化にも効果的であり、今後のネットワークインフラ設計の中でスタンダードになり得るものだと感じています。

高度な技術力と提案力をもった御社でエンジニアとして、生活やビジネスを支える通信インフラの安定稼働に向けて研究に取り組んでいきたく存じます。よろしくお願いいたします。

同じ経歴の人を想定して修正したのがこの志望動機の例文になります。違いとしては、まず具体的に通信インフラの役割を示し、その役割を果たすために志望企業の提供している商品・サービスの品質が良いことを示しており、「ネットワークインフラ設計の中でスタンダードになり得る」と評価していて、将来性についての具体的な内容を伝えることができています。

加えて、エンジニアとして行っていきたい仕事を明確に持っていて、「通信インフラの安定稼働に向けた研究」に取り組みたい旨が伝えられています。通信インフラの価値を安定に求めていることが全体からも伝わりますし、的を得ている意見であるため、担当者も良い印象を抱く志望動機と言えるでしょう。

通信業界の志望動機では専門用語は無理に使う必要はない

通信業界の志望動機では、専門用語を無理に使う必要はありません。しっかり理解できていないままに使ってしまうと、かえって志望動機の理解を妨げる要因になってしまいます。

もちろん、しっかり理解できている内容であれば使うのは構いませんが、不必要に技術的な内容をこと細かに取り入れたりするのは良くありません。志望動機は知識を見せる場ではないからです。

問われているのは、「どうしてこの企業を志望したのか」ですから、必要な専門用語はほとんどありません。ただし、商品やサービス名を入れたい場合は、絶対に間違いがないようにしっかり調べてから入れるようにしてください。

通信業界の志望動機作成のポイント

志望動機はとにかく相手に伝わることを意識します。通信業界の志望動機を作る上でのポイントを整理してみましょう。

志望動機を書く時は結論を先に伝えること

結論を先に伝える

通信業界に限りませんが、ビジネスの場では結論を先に伝えるのがマナーとなっています。先に結論を伝えることで、話が冗長になったり流れてしまうのを防ぎ、効率的なコミュニケーションを可能にします。文章でも口頭でも、まずは結論を伝えてから、続けて補足をするようにしましょう。志望動機にサプライズは不要ですので、物語を作るように起承転結を意識する必要はありません。

どうして通信業界を志望しているのかを伝える

自分が数ある業界の中から「どうして通信業界で働きたいと思ったのか」を伝えることも大事です。通信業界は人気の業界ではありますが、一方で仕事がハードであるため、しっかりとした志望動機がない人には、仕事がつらくなってくるとすぐ離職を考えてしまう人も多いのです。自分が通信業界に感じている魅力を言葉にすることは、自分の支えにもなりますし、企業側にとっても安心感を与えます。

通信業界の中のどうしてその企業なのかを伝える

通信業界と言っても、その企業は非常にたくさんあります。その中で「どうしてその企業を選んだのか」明確な理由があると好印象となります。企業によって特徴やサービスが様々にありますし、企業理念も様々です。その企業にしかないものに対して、自分が魅力に感じていることを上手に志望動機に表現できると良い印象をもってもらえます。特に通信業は、技術力や先進性にプライドを感じている企業も多いので、的を得た企業への賛辞は良い印象を与えるでしょう。

様々な角度から自分についてアピールする

通信業界への志望動機を書く時に最も大事なことが、「自分についてアピールすること」です。「志望動機」ですから、基本的には企業を選んだ理由があれば良いのですが、自分のことを志望動機に絡めて上手にアピールすることで、企業で活躍するイメージを就活担当者に持たせることができます。自分の性格やスキル、また現在行っている努力、仕事に向けて持っているビジョンなど様々な角度から自分をアピールする方法も考えてみてください。

通信業界の志望動機ではしっかり自分を売り込もう

街を見つめる就活学生

学生からも人気の高い通信業界の志望動機においては、業界研究・企業研究の成果を発表したり、自分の知識をひけらかすような内容にならないように注意が必要です。企業に入りたいという動機を問われているので、「何を知っているのか」でなく「何をしたいのか」をきちんと答えましょう。

通信業界ではしっかり業界研究をし、研究の結果を志望動機だけでなく、自己PRにもつなげていくことが大切になります。その企業での活躍の様子がイメージできるように、上手な自分の売り込み方を考えてみましょう。