セルフブランディングの方法と就活生が実践する際の注意点

セルフブランディングというマーケティング手法は一般的に使われるようになっていますが、就活においてセルフブランディングを実行する際は注意が必要です。就活でのセルフブランディングの意味や価値を高めるために実践したい方法、会社側から「痛い人」認定されないための注意点をまとめました。

セルフブランディングの方法と就活生が実践する際の注意点

就活におけるセルフブランディングの方法とは?

今や10代、20代では何かしらのSNSをほとんどの人が行っていますが、その中には学生でありながらも積極的にセルフブランディングを行って、自分の友人・知人以外の層にアピールしている人もいます。

もともとは芸能人や政治家などのためのマーケティング手法であったセルフブランディングは、SNSの普及によって一般人でも多くの人が関心を持ち、実際に行うようになっています。そのため、就活においてもセルフブランディングが大事だと考える人も多くなっています。

セルフブランディングとは何か、就活との関係について解説していきます。

セルフブランディングとはどういうもの?

自分だけの特徴をアピール

セルフブランディングとは言葉の通り、自分で自分の価値を高めていくことを意味します。パーソナルブランディングと言われることもありますが、この場合は個人をブランディングする点では同じですが、自分で行う必要はありません。

セルフブランディングは、若者言葉でいう「キャラ作り」に近いものと言えますが、キャラクターを作ることそのものよりも、キャラクターを作ることで周囲と差別化することに目的があります。

ブランディングというのはブランド化することを言いますが、マーケティング上のブランドとは他の製品やサービスと自分の製品・サービスを区別するためのものです

他との差別化を行い、ブランドそのものが価値を持つようになることがブランディングの成功です。「ブランド物」と言われる物品がありますが、そのブランドが品質や保有者の立場をアピールしてくれるようなものを言います。

セルフブランディングとは、自分が他の人とは違う特徴を持つことを上手にアピールして、多くの人の中でも埋もれないようにし、選んでもらえるようにすることなのです。

就活でのセルフブランディングの重要性

就職活動においてセルフブランディングが重要だと考えているのは、主に学生側です。

インターネットの登場により、何十社、時には百を超える企業に応募をすることが可能になり、少ない採用枠に多くの人が群がるようになりました。その多くの応募者の中で自分を採用してもらうためには、自身の価値を高めるセルフブランディングが欠かせないのです。

企業側は学生ほどセルフブランディングを評価の点で重視しているわけではありませんが、エントリーシートや面接などで見られる個人の個性や行動特性などから採用を決定します。その評価には少なからず学生たちのセルフブランディングの影響があります。

企業も、多くの企業の中から自社を選んでもらう必要がありますので、様々な方法でセルフブランディングを行い、自社への応募数を増やすようにしていることもあります。

セルフブランディングでは目的が大事か

採用されるためのセルフブランディングで

セルフブランディングで最も大事なのは、「どう自分をアピールするか」ではなく「何のために自分をアピールするか」という視点です。

何事も目的があって方法があるのですが、まず自分をアピールすることから始まってしまうと、どんなにアピールに成功しても目的にしていたものを得ることができません。

芸能人や政治家なら「仕事を取ること」「覚えてもらうこと」などが目的でセルフブランディングを行っています。奇抜な髪型やファッションは、あくまでその目的達成の手段であり、本人の好みやセンスとは無関係の場合もあります。

自分の好みやセンスをアピールすることがセルフブランディングだという誤解を持っている人も多いですが、何のために差別化をしているのかを良く考えないと、ただの「痛い人」になってしまいますので注意が必要です。

目的が明確になってくると、どのような自分を演出する必要があるのかが見えてきます。目的や、競争相手となる人たちのことを考えながら演出の仕方を考えてみましょう。

セルフブランディングの方法あれこれ

自分の価値を高めるセルフブランディングの手法についていくつか紹介します。

1 SNS

ラップトップの前で考える女性

現在のセルフブランディングの強力ツールがSNSです。他者との差別化のためのセルフブランディングは、オープンなSNSであるほど威力を発揮します。SNSに投稿されたメッセージや画像、つながっている人々、そして反応を示したひとつひとつがセルフブランディングになっていきます。

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ソー活する就活生が押さえておくべきメリットとデメリット

2 言動に一貫性を持たせる

言動に一貫性を持たせることは、最高のセルフブランディングです。

例えば、某タレントは「情熱的な熱いキャラクター」というイメージが確立されていますが、それはいついかなる時にもポジティブな発言、情熱的な発言を繰り返し、行動を伴わせてきた結果となっています。

ブランディングが進んでくると、普段と同じように行っていることもエピソードとなり、自然とブランドをさらに強化してくれるようになります。

3 名刺

名刺を渡す就活学生

名刺ひとつでもセルフブランディングの強力なツールになります。顔写真やUSPを入れた名刺は覚えてもらいやすく、他の名刺との差別化にもなりますし、時間が経過しても何ができる人だったのかを覚えてもらえます。

化粧品メーカーでは香る名刺などもありますが、名刺をただの連絡先を書いたカードで終わらせず、ブランディングに使う方法を考えてみるとよいでしょう。

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就活に名刺は必要?学生が作る場合に注意すべきポイント

4 経歴

SNSのプロフィールなどでよく見られる手法ですが、自分のアピールに有利な経歴や保有資格などをアピールする方法は、就活でも応用が利きます。

ただし、経歴詐称や、一部の経歴を隠すことがマイナスの印象を与える場合もあるので注意しましょう。

5 USP

USPとは「Unique Selling Proposition」の略で、直訳すると「独自の販売提案」となります。USPは「自分には何ができます」という売り込みを短くまとめたもので、様々な媒体にUSPを用いることで一貫したブランディングを行うことができます。

USPによって、個人がどのような特性や技術を持った人なのかを端的に売り込めば、その特徴をもった人を探している人から見つかりやすくなります。

就活でのセルフブランディングの注意点

就活におけるセルフブランディングではいくつか注意したいポイントがあります。

1 トラブルメーカーと思われないように注意

SNS炎上で逃げ出す

SNS上では、一種のセルフブランディングとして、あえて騒ぎを起こして炎上させるような投稿を繰り返す人や、世間一般的に問題と思われるようなことをあえて投稿することで注目を集めようとする人がいます。

しかし、セルフブランディングとはフォロー数やリツイート数、拡散された数、「いいね」の数そのものではありません。

SNSでの投稿内容などを見た時に、トラブルメーカーだと思われたり会社にとってリスクとなるというイメージが持たれると、少なくとも就活ではマイナス評価になり、最悪の場合内定取り消しにまで至るケースもあります。

問題と見られかねない投稿が過去にあった場合、企業側が調べたときの対策として、そのアカウントが特定されないように注意したり、投稿を削除するなど対応しておいた方が良いでしょう。

2 就活で必要なセルフブランディングをよく考える

就活で必要なセルフブランディング

就活で必要なセルフブランディングは「目立つ」ことではありません。人がうらやむような華々しい実績をアピールしたり、学生時代に作った社会人人脈があるなどはあまり意味を持ちません。

就活で必要なセルフブランディングは「企業の求める人物像にマッチした自分」であり、「誰からも注目されるすごいヤツ」ではないということを肝に銘じておきましょう。

3 セルフブランディングそのものを目的にしない

就活においては、応募する学生にも最低限のビジネスマナーが求められます。そのマナーを守らずにセルフブランディングを優先させても内定を得ることはできません。

「歯に衣を着せない物言いをする」ことがセルフブランディング上大事だとしても、マナーを守れなければただの暴言です。就活のためのセルフブランディングでは、内地を得ることに重点を置くべきで、ブランディングそのものが目的にならないよう注意しましょう。

4 自慢話はセルフブランディングではない

自慢話で鼻が伸びる男性

就活では自己PRの機会が様々に与えられますが、セルフブランディングだと考えて「ロードバイクで日本一周した」「ピースボートで世界を巡った」など、他の人にはないような様々なエピソードを披露する人がいます。

しかし、セルフブランディングは他の応募者と自分を差別化し、価値を見出してもらうために行うものであり、ただの自慢話ではありません。目的を明確にして、良く評価をしてもらうための伝え方をよく研究しないと、場にそぐわない話をして終わりかねませんので気を付けてください。

就活でのセルフブランディングは「選ばれるため」のもの

就活でのセルフブランディングは企業から選ばれるために自分のキャラクターを良く見せることであり、そのための工夫です。自分のキャラクターをどんどんアピールしていくことではありません。

普段SNSや友人の間などで行っているセルフブランディングをそのまま適用しても、それが成功につながるとは限りませんし、そのキャラクターで売り込む必要もありません。他の応募者とは違う自分をどのようにアピールできるのかをよく考えて行っていきましょう。

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