Loading

履歴書不要の求人は信用できる?短期の日雇い派遣の仕組み

履歴書不要と書かれている求人広告を見かける事があります。「どうして履歴書が必要ないの?」「簡単に応募出来るけれど、ブラック求人って事は無い?」何かと不安に感じてしまう履歴書不要の求人とは?短期の日雇い派遣がこの求人に当てはまります。どのような仕組みなのか詳しく説明します。

履歴書不要の求人は信用できる?短期の日雇い派遣の仕組み

履歴書が不要の求人「短期の派遣」について解説

インターネットの求人サイトや求人誌などで良く履歴書不要という求人が出ているのを見かけませんか?一般的に、採用面接には履歴書や職務経歴書などを提出するものなので、履歴書の提出不要という一文を見たときに、確かに不思議に感じます。
また、その応募方法の仕組みが分からない事から、不安に感じてしまいますよね。中には「あやしい感じがするし、ブラック求人ではないの?」と考え込んでしまう方もいるのではないでしょうか。

履歴書不要求人へ応募する前に知識として役立つよう、履歴書不要の求人とはどんな業種が多いのか、また応募から面接の仕組みはどうなっているのか、応募前に気をつける点など、履歴書不要求人の実態を分かりやすく解説します。

履歴書不要の求人で一番多いのは、実は派遣会社の求人です。さらに求人広告を良く見てみると、履歴書不要という記載と一緒に「短期のお仕事」「日払いOK」「お仕事多数」「登録会開催中」「登録随時」などと一緒に書かれていないでしょうか。実は、こういった求人のほとんどが、派遣会社の「短期の派遣(日雇い派遣)」の広告なのです。一見したところ、どこかの企業やお店が、履歴書の提出が不要で、直接採用をしている様にも見え、勘違いしてしまう方も出てしまいます。「短期の派遣(日雇い派遣)」とはどのような仕組みなのでしょうか。

150608_black-definition2
ブラック企業の定義と9つの特徴

応募前にチェック!履歴書不要の日雇い派遣の契約には条件あり

短期派遣労働者と働く条件

それでは、さっそく「短期の派遣(日雇い派遣)」とは、一体どういったものなのかを解説して行きます。
例えば皆さんが、すぐにお金が必要になり、お給料を「日払い」や「週払い」してくれるお仕事を探しているとします。そこで求人情報を見たときに「履歴書不要」「日払いOK」「今すぐ登録」というような記載のある求人を見つけた場合、そのほとんどがこの「短期の派遣(日雇い派遣)」の事だと考えていいでしょう。確かに、すぐにお給料がもらえるという仕組みは、状況によっては魅力的な求人です。

ですが、この「短期の派遣(日雇い派遣)」の契約を、派遣会社と結ぶには、労働者派遣法で定められた一定の条件があります。実は2012年(平成24年)10月の労働者派遣法の改正により、原則的には「短期の派遣(日雇い派遣)」を禁止となりました。ですが、飽くまでも原則としてなので例外もあります。

150917_dispatch-rirekisyo2
派遣に登録するときの履歴書作成のポイント

禁止されている「短期の派遣(日雇い派遣)」とは

現在、労働者派遣法で禁止されている「短期の派遣(日雇い派遣)」とは、以下になります。

  • 派遣会社との労働契約期間が1~30日の場合(31日以上の場合は該当しません)
  • もともとは継続的な労働契約期間があったが、業務上の関係で新たに1~30日の労働契約を結ぶ場合

実は、これだけです。この労働契約日数に該当する派遣会社の契約は、原則的に禁止されています。

「短期の派遣(日雇い派遣)」の契約を結べる18業務

短期で事務の仕事へ派遣される女性

次の18業務に関しては、例外としての日雇い派遣が認められています。

  1. ソフトウェア開発
  2. 機械設計
  3. 事務用機器操作
  4. 通訳、翻訳、速記
  5. 秘書
  6. ファイリング
  7. 調査
  8. 財務処理
  9. 取引文書作成
  10. デモンストレーション
  11. 添乗
  12. 受付・案内
  13. 研究開発
  14. 事業の実施体制の企画、立案
  15. 書籍等の制作・編集
  16. 広告デザイン
  17. OAインストラクション
  18. セールスエンジニアの営業、金融商品の営業

契約者の条件によって契約を結べる場合もある

引っ越しの短期アルバイトをする男性

また、以下のずれかに当てはまる方も「短期の派遣(日雇い派遣)」の契約を結ぶ事ができます。

1.年齢が60歳以上の方

短期の派遣には年齢制限があります。

2.雇用保険の適用を受けない、昼間の大学に通っている学生

昼間は学校へ通い、夜にお仕事をする学生さんの事です。この昼間学生に当てはまる方は、短期の派遣の契約が認められています。

3.年収500万円以上の主な仕事をしており、短期の派遣を副業とする方

年収500万円以上の、生業としているお仕事をしており、あくまでもその副業として短期の派遣の仕事をする場合は、その契約を認められています。(いくつかの仕事を掛け持ちしている場合、その内のひとつに年収500万円以上の仕事が無い場合は、短期の派遣は認められていないので注意して下さい。)

4.世帯年収が500万円以上である、主な生計者以外の方

世帯全体の年収が500万円以上ある場合、その年収を一番多く占めている方以外の、家族の方は、短期の派遣契約が認められています。

実は、履歴書不要の日雇いなどの短期の派遣の求人には、このような例外条件に当てはまる方しか、派遣会社と契約が結べない事になっています。いざ求人広告を見て応募し、派遣会社の登録まで済ませたものの、実際に短期の派遣契約を結ぶ事が出来なかった場合、せっかくの意欲も台無しになってしまいますよね。
それを防ぐ為にも、短期の派遣のお仕事に応募する前には、どんな業務を募集しているのか、もしくは1~4に当てはまるかどうか、必ず確認してから応募しましょう。

「短期の派遣(日雇い派遣)」の登録から契約までの流れ

派遣会社の登録方法の種類としては下記のようなものがあります。

  • 派遣会社へ行き登録をする(ここで派遣会社の様式のエントリーシートに記入する)
  • 派遣会社が会場を借りて開催する登録会に参加し登録をする(ここでも派遣会社の様式のエントリーシートに記入する)
  • 求人サイトや派遣会社の運用する登録サイトに入力し仮登録をする

これらを参考に、もっと詳しく解説して行きます。

まずは、求人広告に出ている派遣会社へ電話やインターネットで連絡や予約を取ります。この時に、派遣会社への登録日の調整まで進む事が多いので、皆さんのスケジュールや予定を確認しておきましょう。その方が、登録の予約がスムーズに進みます。

現状は求人広告に出ている電話番号に直接電話をかけるか、求人サイトや派遣会社で運営しているウェブ仮登録という、簡易の入力フォームに基本的な情報を入力し、派遣会社からの連絡を待つというどちらかの流れが主流になっています。また、求人媒体によっては、専門のスマートフォンアプリなどを配信している会社も多くなって来ています。スマートフォンを使っている場合は、アプリを使用するもの便利です。

電話で直接応募する場合

短期の派遣への登録を電話でする男性

応募の準備

何の求人誌や求人広告を見て、何の求人に応募したいかをまず伝えます。
派遣会社の担当者が、名前・性別・年齢・住所・現在の仕事の有無などを聞いてくる事があるのできちんと答えられるようにしましょう。この時点で、あまり多くの事を聞かれるケースは少ないです。

派遣会社が登録日時の調整をする

最寄りの派遣会社へ来て下さいと言われる事もありますし、皆さんのお住まいの近くで派遣会社が会場を借りて登録会を行う場合も、その参加日時の調整の話になります。皆さんのスケジュールを考えて、登録の日時を決めてもらいます。

履歴書は必要かどうか念のためもう一度ここで確認

ごく稀に、求人広告には履歴書は不要としていても、登録をスムーズに進めるために、履歴書を持参して下さいと言われる事もあります。その場合は、きちんと用意する様にしましょう。

登録日当日に持参するものを確認

「短期の派遣(日雇い派遣)」の応募の場合は、年収が証明出来る所得証明書や、源泉徴収票、学生証などの提示が必要になって来ます。また、契約には本人確認書類や印鑑などが必要な場合もありますので、採用担当に当日持参するものは必ず確認を取るようにして下さい。

登録日当日の流れ

登録日当日は、履歴書の持参が不要の場合、派遣会社で用意しているエントリーシートに記入する事が多いです。特に「短期の派遣(日雇い派遣)」のお仕事の場合は、通称スポットと呼ばれる単発のお仕事なので、継続的な労働契約ではない事から、記入するエントリーシートは履歴書の簡易版のようなものと考えて良いでしょう
ですが、労働契約を結ぶ前に、皆さんがお仕事を出来る状態か、紹介するお仕事に適しているかどうかなどを、派遣会社が判断するものでもあります。もし、記入に自信のない略歴などがある場合は、あらかじめメモ帳などに書いて、用意しておくのが良いでしょう。

担当者からの質問・説明

派遣会社の担当者から、簡単な質問や説明を受ける時間があります。こちらに関しても、採用面接の簡易版のようなものになります。もし、説明の途中でお仕事に関して不安な事がありましたら、どんどん聞いておきましょう。特に、お給料の支払に関してなどは、皆さんが希望している支払い方法に対応してくれるかどうか、きちんとした確認が必要です。

短期派遣契約の締結

登録が無事に済み、お仕事の紹介が決まったら、派遣労働契約を結ぶ事になります。所定の契約用の書類を渡されますので、内容を良く読んで、理解し、同意した上で署名や捺印をする様にしましょう。特に、契約にあたっての規約などは、後からトラブルのもとにならないよう、不安な点や不明点は、この時点ですべて確認を取るようにしましょう。

必要書類の確認後お仕事スタート

「短期の派遣(日雇い派遣)」の契約が認められている、上記の1~4に該当する方には、派遣会社の方で各種の証明書類を確認した後、該当に間違いはありません、という覚書にも記入する事になります。こちらに関しても、何か不明な事がありましたら、相談してみるようにしましょう。
上記が終ったら、いよいよお仕事がスタートになります。

ウェブやスマートフォンのアプリから応募をする場合

派遣登録をスマートフォンでする女性

もし、マイペースに登録を進めたい方は、求人サイトや派遣会社が運営している仮登録用のサイトやスマートフォンのアプリなどを利用するのも良いです。皆さんご自身の基本情報を入力し、送信すると、その後派遣会社から登録した電話番号宛てに電話がかかって来るという流れになります。

また、派遣会社の登録の日時の指定や、学歴や職歴などをあらかじめ入力しておく事が出来るサイトやアプリもあります。求人広告に、履歴書不要と書かれてある場合、履歴書を提出する代わりにサイトやアプリに入力をするという、この仕組みを指している場合があります。

また派遣会社により、ここで入力した内容をエントリーシート代わりに利用する場合もあります。いずれも派遣会社との登録作業を簡略化出来るメリットがあります。

ですが実際の登録や契約は、やはり一度派遣会社や登録会場へ行き、書類の取り交わしなどをするのが一般的です。上記の電話での応募の流れと同じように、書類の内容の確認などは、きちんとしてから契約をするようにしましょう。

150817_entrysheet-motivationletter1
エントリーシートの志望動機の書き方と構成例

履歴書不要の求人に応募する前には必ず確認を

求人情報の中にも、掲載の内容があいまいで内容が分かり難いものが沢山あります。
求人への応募の段階で、求人内容に疑問を持つ事は大切です。仕事を探す事は、実はとてもパワーがいるものなので、せっかく応募して派遣会社の登録まで行ったのに、いざ話を聞いてみたら条件が合わずに無駄になってしまったとなっては落ち込んでしまいますよね。

そんな事に皆さんの大切なパワーを消費しないためにも、この記事で紹介した履歴書不要の求人に多い「短期の派遣(日雇い派遣)」の解説を応募の際の前知識としてぜひ、役立ててみて下さい!

スポンサーリンク

おすすめコンテンツ