複数内定が出ても焦らず後悔しない企業選びのポイント6つ

複数内定が出るのはとても誇らしく嬉しいことですが、新卒入社の大学生にとっては大きな悩みのタネでもあります。複数内定で悩みやすい人の特徴や、就活生が複数の内定先からひとつの企業に絞り込むためのポイント、後悔しない判断をするための知識についてまとめました。

複数内定が出ても焦らず後悔しない企業選びのポイント6つ

複数内定は就活生にとって嬉しくも悩みのタネ

複雑化する就職活動の中、ようやく勝ち得た内定はうれしいものです。今は複数の企業に応募するのが普通ですから、結果、複数内定を得る人も少なくありません。

学生間では内定をいくつ持っているかは自慢話の鉄板ネタですが、実際複数内定を持っていることがいいことばかりとは限りません。複数の内定先があれば、その中からひとつを選ぶ必要が出てきます。将来を大きく決める大事な選択ですから、精神的ストレスにもなりがちです。大企業は4・5月頃には内定が出ますから、思ったよりも早く複数内定をどう処理するかという悩みを抱えることになるでしょう。

では、実際に複数内定が出た場合、企業選びはどのように行うのがベストなのでしょうか。

複数内定が出た場合の企業選びの6つのポイント

複数内定が出たらそこで就活は終わりではなく、最後の詰めとして就職先を決定しなければなりません。後悔しない企業を選ぶための大事なポイントを整理してみましょう。

1 他人に決定を委ねない

自信に満ちた笑顔で振り向く女子大生

複数内定が出た場合の企業選びにおいて、もっとも大事なポイントは「他人に決定を委ねない」ということです。これだけは近しい家族や友人でも絶対に決めさせてはいけません。なぜかと言えば、その企業で働くのは自分だからです。高校や大学なら3年、4年というスパンですから我慢もできますが、就職先は長ければ数十年をそこで過ごすこととなります。行くべき道は自分の意志で選びましょう。

他人に決定を委ねると、合わないと思ったときにもその会社を辞めるべきか、残るべきか悩んだ時に他人に頼るようになります。薦めた人は辞めろとは言いませんので、自分の事情が反映されにくくなります。

後悔しないためにも、その後のためにも自分で進路は決定しましょう。全く話を聞かないのではなく、参考にはして、決定は自分で行うという形がベストです。

2 会社のメリットとデメリットを数値化する

複数内定先は希望して選んだ企業ばかりでしょうから、それゆえに選ぶのが大変です。こういった場合にはどれも良さそうで比較が難しくなってしまいがちです。

内定先のメリット・デメリットをそれぞれポイント化し、数字にして比較してみましょう。自分が大事だと思うポイント、たとえば給与、福利厚生、仕事内容、休日、会社の場所や雰囲気などを1~5点ずつに分けて総合点で比較してみると良いでしょう。より重視するポイントは配点を多くするのもおすすめです。数値化することで、ぼんやり比較していた内定先間の序列が見えてきます。

3 最優先の条件で決定する

遠くを見つめ考え込んでいる女性

メリットとデメリットを数値化して完全に決めてしまってもいいのですが、総合点では劣ったとしても、自分が最も重視したい条件についてポイントが高い会社があれば、そこに決めるという方法もアリでしょう。「いい会社=自分に合う会社」ではなく、自分に合う会社の中で極力良い会社を探すためのアプローチです。

就活中は様々な物事を見知ることで初心を失ってしまいがちです。就活を始めた当初に、自分は何を重視して企業を選んでいたのかを考えながら、自分に合う会社を探してみると良いでしょう。

4 内定先の先輩社員の意見を聞く

可能であれば内定先の先輩社員から実際の話を聞くのが一番です。個人的なツテがあって、余計な気遣いなく様々な情報が集められる場合は有効な参考材料となります。
例えば、給与は求人の段階では出ていても、実際の昇給ペースや昇給・昇進に至る人の割合は入社してみないことにはわからないものです。また、繁忙期や休日取得の状況など、聞いてみないとわからないことというのは少なくありません。

5 クチコミサイトで調べてみる

タブレットPCで調べものをする女性

今では実際にその企業で働いたことのある方々の口コミを集めた情報サイトも多くなっていますから、そこから情報収集を試みるのもいいでしょう。
ただし、インターネットの口コミには主観的でネガティブな情報が多くなりがちです。全てを鵜呑みにするのではなく、あくまで参考程度にとどめておくことをおすすめします。

6 自分の働く姿を想像してみる

それぞれの企業に入社し、働いている自分の姿を想像してみましょう。もし、上手くイメージできないのであれば、まだその企業の情報が足りていない可能性があります。必要な情報を集めてより将来の自分のイメージを明確にしていきましょう。具体的に想像できるようになったら、自分がどの会社でどう働きたいのかも自然と見えてくるでしょう。

複数内定を使って条件交渉は可能?

他者の内定を持っているなら、それは応募者の優秀さを証明することになります。では、この複数内定を使って条件の交渉をすることはできるのでしょうか。

こうした条件交渉は、求人内容が決まっている新卒は基本的にできませんが、転職の場合にはできる可能性があります。ただし、求職者側から交渉の提案をすることは失礼にあたり、印象を悪くすることになりますので注意が必要です。

交渉がしたい場合には、まず内定をもっているということを先方に伝える必要があります。業界の内外でネームバリューのある企業であればその名前を出しても良いでしょう。その上で、そちらの方が条件が良いこと、そしてその企業と比較してネックになっている条件があればそれを伝えることによって、条件の改善が望める可能性があります。

勤務地の問題や配属部署の問題、給与の問題など様々なテーマがありますが、人事担当者の裁量権を超える場合もありますので、交渉を持ち出す場合にはその場での決定を急がせず、他の内定先への返事などを考えて期限を決めて提案すると良いでしょう。

複数内定の最終決定はいつまでにするべき?

就職活動の結果、複数内定をもらったなら、それをいつまでに決定しなければならないかというと、原則としては内定先企業が指定している締め切りまでです。おおよそ3日~1週間程度ということが多いので、ひとつの目安とすると良いでしょう。

しかし、それでは決定や相談をするための時間として不足していたり、また他の志望企業の結果待ちをしている時に困ることがあります。その場合には、もう少し決定に際して時間が欲しい胸を内定先企業の採用担当者に伝えてみましょう。中には極力返事を待ってくれる企業もあります。

ただし、あまりにも長く待たせすぎると「入社の意志がない」とみなされ内定を取り消される場合もあるため注意が必要です。企業側は辞退に備えて補充のための計画を立てたり、補欠合格者を出したりするなど対応を強いられることになりますから、早めに決定してほしいというのが実情なのです。

内定先に複数内定の状況は伝えても良い?

最終面接などでも「他の内定先がありますか?」と聞かれることがあるように、企業側も就活生の他の内定先の有無は気になるものです。

基本的には、内定が出た後であれば伝えても構いません。ただし、選考中は複数内定の状況を伝えることはプラスになることはほとんどないため、話に出さない方が無難です。大学の担当者やキャリアカウンセラーの中には複数内定は失礼だと考える人もおり、できるだけ避けるように指導する例は珍しくありません。

内定後は、「もしも悩んでいるので時間が欲しい」という目的であれば、正直に状況を話して猶予を引き出した方が良いでしょう。人事担当者はそういった相談があれば、多少の期間なら次点の方へお断りの連絡を遅らせるなどの対処もできるからです。早めに伝えることが最低条件となりますので、複数内定を伝えるような状況があるかどうかを早めに判断しましょう。

複数内定が出て迷ってしまう人の特徴と対処法

複数内定が出て迷う人にありがちなタイプというものがあります。そういう方はどうやって最終決定を下すべきなのでしょうか。

1 直感的な人

ノートパソコンに指をさす女性

複数内定が出て迷ってしまう人の中には、良さそうな企業を直感で選んできたという人も少なくありません。こういう人ほど、いざ内定先をひとつに選ぼうとすると基準があいまいで、考えるたびに評価に違いが生じます。企業選びの際には自分で重視するポイントを絞り数値化するのが有効です。

2 周囲に流されやすい人

周囲の人の意見に耳を傾ける反面、自分で決定するのが苦手な人です。このタイプの方は、まず自分の希望する企業をひとつ決めて、徹底的に理論武装してみてください。なぜその企業が良いのか、その根拠が自分できちんと理解できれば、知らない他の人の意見に流されることは少なくなります。

3 焦りやすい人

ノートパソコンを見て焦る大学生

内定先が複数出たことで気持ちが舞い上がり、またその返事を早急にしないといけないということで、気持ちが焦ってしまってきちんと考えたり判断したりできなくなる人です。
こういう方は学校の就職課の人や両親、先輩など、経験のある落ち着いた方に相談し、考えをまとめるためのアドバイスをもらうと良いでしょう。

複数内定での企業選びはじっくり取り組もう

複数内定における最終的な企業選びは、人生の大事な決定です。玉石混交の企業の中からではなく、良いと思って選んだ企業の中からより良いものを一つだけ選ぶという作業は、それだけよく考える必要がありストレスも伴います。できる限りの情報を集め、また周囲のアドバイスも参考として、最終的には自分の意志で決定しましょう。

この時、ポイントをうまく整理することや、最優先事項を決めておくことは最終的な判断を最適に近づけるためにおおいに役立ちます。また、内定先は決定を急がせる傾向がありますが、上手に相談できれば考える時間を多少もらえますので、先方とよく相談してみると良いでしょう。複数内定がより良く輝くように、ぜひしっかり考える時間をもってください。

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内定を保留するときの疑問と伝え方の具体例
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