就活のやめどきはいつどのタイミング?15名の体験談

就活のやめどきはいつどのタイミングにすべきか悩む就活生は多いもの。第一志望の内定をもらった時点か、それともそれ以降も続けるのか…早めにやめるにせよギリギリまで頑張るにせよ、入社してから後悔することのないよう慎重に選択する必要があります。

就活のやめどきはいつどのタイミング?15名の体験談

就活生の悩みどころ!就活のやめどきはいつがベスト?

「第一志望の企業から内定をもらった時点」「複数内定をもらい、じっくり選べるようになってから」などなど、就職活動を行っていく上で、就活をいつやめるのかという問題に悩む学生は多いものです。
就活のやめどきを誤ると、入社してから後悔する可能性も考えられます。世の中の就活生はいつ、どのタイミングで就職活動を終えているのでしょうか。

就活をやめるタイミングは人それぞれ

机に座って考え事をしている女性

就活のやめどきについて調査したところ、最も多かったのが「第一志望の企業(第一志望軍)から内定をもらったタイミング」という回答です。反対に、「第一希望からの内定が出ても就職活動を続けていた」「複数内定をもらったタイミングで辞めた」という方は少数派となりました。

中には「就活から一刻も早く解放されたいという気持ちから、1社から内定をもらった時点で就活を終えた」という方もおり、就活に対する考え方も様々ですから、必ずしも「このタイミングで辞めるべき」といったことはありません。自分自身がその企業に決めて納得できるかどうか、後悔しないかどうかが最も重要なポイントです。

複数内定をもらっても就活をやめられないなら保留にする理由を考えてみる

「一応内定はもらったけどもう少し就活を続けてみて、複数内定が決まってからじっくり選びたい」と考えている方もいることでしょう。しかし、その状況で選考を受けた企業から「内定が決まった会社になぜ決めないのか」という質問をされた場合、その理由を説明する準備が必要です。内定保留の理由についてよく検討してみると、その企業の魅力を見つけられる可能性もあります。

就活のやめどきはいつだった?15名のエピソード

就活のやめどきはいつだったのか、また、その時点で辞めたことを後悔していないかなど、15名の方から当時の体験談を聞きました。

20代の方

私の就職活動について

まーぽん(27歳 リハビリ)


大学4年生の8月に開始して、同年の10月に終了しました。希望する病院から内定を頂いた時点で終わりました。

私が希望する病院は一つしかなかったので、そこしか面接を受けていません。そのため、内定も一つしかもらっていませんでしたがそこで止めました。

後から考えてみても、その時点で就職活動を終了したことについては後悔していません。むしろ、自分の希望するところに就職できると決まったので、周りの人たちが頑張っている間割とゆっくり過ごさせてもらったと思います。

やめるタイミングで迷っている人に関してアドバイスをするとしたら、自分の納得がいく企業から内定が貰えるまでは頑張れば良いと思います。興味があるところじゃないと働いてからつまらなくなるので、納得がいくまでするべきです。

最後まで諦めない

かしわ(23歳)


わたしは大学4回生の3月に就職活動を本格的にはじめ、8月の後期に終了しました。辞めた理由は第一志望のところから内定をいただいたからです。

公務員志望ということもありかなり内定が出るのが遅く長期戦でした。周りは5月ごろには就職活動を終えていたので精神的に病んだこともありました。しかし、絶対にここに行きたい、最後まで諦めないという気持ちが強く、結果的に第一志望に内定をいただけ、納得のいく結果になりました。そのため、後悔は全くありません。

就活を辞める時期を迷っている方は、絶対に自分が納得いくまでやり続け、満足のいく結果を出すべきだと思います。就職活動は早く終えればよいものではなく、自分の一生が決まります。周りに流されずに最後まで諦めないことが大事だと思います。

スマホを使っている元気な顔の就活生の女性

私の就職活動について

Freesia88(28歳 総務職)


私は大学の就活セミナーが始まった大学3年の6月から希望の会社の内定が出た大学4年の9月まで就活をしていました(計1年3ヶ月)。

希望の業界は航空業界だったのですがなかなか内定をもらえず、一応希望に入っていた会社から内定を頂いた時点で就活をやめました。私が就活を止めた時点で航空関連1社、教育関連1社、食品関連1社から内定をもらっていました。幼い頃から航空業界に入りたいと思っていたのでいくつか内定をもらっていましたが、最終的に航空関連の会社に入社を決めました。

私の頃は就職内定率が今よりよくなく、結果就活が1年弱掛かってしまいましたが、希望の航空業界から内定をもらったので就活をやめたことに後悔はしておらず、むしろやり切った達成感の方が大きかったです。

就活を止めるも続けるも自分で決めることが出来ますが、就活で一番大事なのはのちのち後悔をしないことだと思うので、内定をもらっても納得できないようであれば、もう少し頑張って気の済むまで続けてみてはいかがでしょうか?

就職活動は景気に左右される

慇懃(24歳 事務職)


私が就職活動を始めたのは大学3年生の11月に開始し、4年の6月には終了しました。就職活動は大手の企業から内定をもらうことができればそこで普通は終了なのかも知れませんが、人生の中で二度とこれだけたくさんの企業を受けるチャンスはないので、私はできる限り就職活動をしました。

ただ、就職活動はもう少し早くやってもよかったとは思っています。ただし、本命の企業から内定をいただいてからはリラックスして他の企業は受けました。私は4社の内定をもらうことができ、その中からとにかく安定していて自分の出身大学からも毎年入社している企業を選びました。その理由は、自分が定年までその企業内で働いて割を食わない企業を選択したかったからです。

就職は景気がいいときに行なえば楽ですし、そうでないときは大変です。いい企業に入社できた人も、それはただの幸運だと思ってこれから頑張った方がよいです。

就活の最低条件

はなこ(23歳 研究員)


私は大学四年の7月から8月の1ヶ月就職活動を行いました。自身が決めた最低条件をクリアした企業のみを受け、なるべく就職活動にかかる時間を減らしました。

就職活動をやめたのは第一志望の会社に受かった時です。就活をやめた時には2社から内定をもらっていました。第一志望の企業に決めた理由としては、福利厚生がしっかりしていることと、土日休みであることが大きな理由です。今考えるともう少し就活をしっかりと行い、自分にあった社風の会社を選ぶべきだったように感じます。

就活をやめるタイミングは様々ですが、就活をギリギリまで行ってしまうと大学生活で最後遊ぶ時間や新生活に向けての準備の時間が少なくなってしまうと思います。入社してからいくらでも転職もできるので、あまり深く考えず最低条件の会社から内定をもらったら一度就活をやめてみてもいいと思います。

やる気との戦いだった就活

rika(24歳 販売職)


大学4年生の春から少し遅めに就職活動を始めて、その年の8月に内定を3ついただき、最後の内定先が自分の中でこれから働いていきやすい企業だと感じたため就活を終了しました。

3つ内定を頂いていたのですが、どれもパッとするような仕事内容や企業ではなかったのでそれならば自分にしっかり合った企業を探そうと思い就活を続けました。

しかし、何回か内定先が決まっていたのでイマイチやる気や熱意がなくなってしまった部分があり、何回か挫折しそうになることがありました。

今思えば、自分が納得するまで粘ったおかげで現在も楽しく仕事が続けられているので、私は自分が納得するまで粘った就職活動を行ってよかったと思っています。

元気良くガッツポーズを取る就活生の女性

学生時代の就職活動について

chiyoko(28歳 事務職)


大学3年生の11月にリクナビやマイナビなどのサイトに登録、学校側の合同説明会に参加し就活を開始しました。実際に辞めた時期は、内定をもらった大学4年生の8月です。就活を辞めた時点では2社から内定をもらっていました。

就職した会社に決めた理由としては、若い時は都内勤務でバリバリで働いていたいと思ったので、会社の知名度とお給料、勤務地です。

就活を辞めた時期については納得しています。最終的に2社から内定をいただくことができたため、どちらにするか自分自身で選択ができたからです。

就活を辞めるタイミングは、内定をもらった時点かなとも思いますが、実際は自分がその会社で頑張れるか、その会社で何がしたいのかといったことを考えて会社を選んでほしいです。自分が納得するまで頑張ってほしいと思います。

短期決戦

りょー(27歳 事務職)


私は大学3年生の12月に就職活動を開始し、翌年4月に終了しました。5か月ほどの活動期間です。

4月に最も希望していた企業から内定を頂いたので、それ以外の選考を全て辞退して就活を終えました。その時点で別に2社から内定を頂いておりましたが、すぐに辞退の連絡を入れました。

希望していた会社は自分の趣味に直結するような仕事だったので特に希望しており、それ以外の内定を頂いた企業は、興味があるというより業界・企業規模や将来性を考えて受けた企業だったので、好きなことができるところを最優先に選びました。

自分の希望していた企業から内定を頂き就活を終了したので、後悔する点は全くありません。就活生のみなさんも、自分が入りたいと思う企業へのチャレンジは積極的に行い、後悔せずに就活を行ってください。

今は無職でも後悔はなし!

ゴールド(23歳 無職)


大学4年生の3月に開始し、10月に終了しました。1社から内定をもらった10月に就職活動はやめました。

就活をやめた時点で、内定はその1社のみでした。もっと就活すればよかったと思うことは多々ありますが、あの頃はあの頃なりに最善を尽くしたので、あの時の自分にあれ以上のことはできなかったと思っています。社会人を経たことで自分のことがもっとよく見えてきたので、後悔はしていません。

半年経ってその仕事はやめてしまったのですが、いろいろ勉強になったので良かったです。 内定が取れても取れなくても、就活での経験は絶対に将来につながっています。「また落ちた」とネガティブにならず、経験ひとつひとつを自分のものにしていってください。

ニッコリと微笑んでいる就活生

就職活動に関する内容

ろか(21歳)


就職活動を行い始めたのは2017年3月で、就職活動を終了したのは2017年6月半ばです。

就職活動をやめたタイミングは第一志望群から内々定をいただいたときです。4月の時点で1つだけ内々定をいただいており、第一志望群に関しては金融系だったため6月から面接が始まりました。そのため就職活動をやめたときには2社の内々定を持っていました。

そこに決めた理由は給料や育休産休制度が整っていたためです。また正直に言うと少し疲れてきていたこともあり、そこでもいいかなっていう思いが強くなってきていたこともあります。

その時点で就職活動を終えたことに後悔はありません。ある程度入りたい企業に受かることができたからです。自分のやりたいことを第一に考えて活動してそこで納得することができたら就職活動は終えていいと思います。

自分だけの就活を

リッキー(22歳 事務職)


就活は大学3年生の5月に開始し、3月に終了しました。3月に第一志望の企業から内定をもらったときに就活をやめました。就活をやめた時点で、内定は2つもらっています。

迷うことなく決めることができたのは、自分の人生を振り返ってみたときに、第一志望の会社に入りキャリアをスタートさせることが自分が1番幸せな状態でいられることだと感じたからです。また、第一志望の会社が掲げるビジョンに心から共感し、一緒に理想の社会の実現に向けて走りたいという気持ちが強かったためです。

今振り返ってみても、就活に対して全く後悔はしていません。むしろ、早くチームの一員として働きたいと思っています。そう感じられるのは、きっと私が納得して就職先を決めることができた表れだと思います。

就活生の皆さんに一言アドバイスをするとするならば、勇気をもって就活を楽しんでもらいたいです。結局、自分の人生は自分だけのものであり、誰かの意思や風潮に流されるべきではありません。一度きりの人生、新卒として入ることができる会社も一社だけですが、自分の決断が正解になるよう、覚悟を持って一歩踏み出してもらえればと思います。頑張ってくださいね!

私の就活について

紫華(26歳 事務)


私は大学3年春に就活を始め、4年の秋に就活を終えました。何かあったときの保険も考えて、複数から内定を頂けたタイミングで終わりました。

その時点ではありがたいことに3社から内定をいただいていたのですが、現在の会社に入社を決意した決め手としては、やはり家から一番近く、尚且つ昔からよく知っている会社だったので、わりとすんなり決めることができました。

友達の話を聞くと、ギリギリまで頑張ってできるだけ多くから内定をもらった方がいいかなとも思ったのですが、後々考えると自分としてベストな選択が出来たのではないかと思っています。

今就活を終えるタイミングを迷っている人は、様々な条件を考慮し、自分が長く働いていけるかどうか考えて頑張ってください!

30代の方

新卒というブランドの価値について

シャチ(34歳 事務職)


大学3年生の3月に就活を始めました。始めた時期は、自分の周りが就活を始めたため、同じタイミングで始めました。

初めは合同企業説明会や学校の就職課に行っていました。自分の興味のある業界や職種などをまとめることからスタートし、次にエントリー作業を行いました。会社の大きさなどは違うもののエントリーした業界は一緒でした。その業界の大手の会社から内定をもらうことができ、就活から開放されたい想いが勝ったこともあり就活することを辞めました。

今思うと、業界を絞り過ぎていたため、幅広くその他業界を見ることができなかったことと社会人になり新卒というブランドの付加価値の高さに気づきました。もっと業界や新卒の価値について、真剣に考え就活をスタートしていたら違った人生になっていたはずです。

セミナーで発言する就活生

就活のやめどきについて

たすきがけ(32歳 銀行員)


大学3年の5月からセミナーに参加したり企業研究などの就活を開始しました。大学4年の6月に就活を終了しました。第一志望から内定をもらった時点でやめました。

やめた時点で希望していた金融系の会社4社から内定をもらっていました。決めた理由は実際に支店見学をして、働いている人がみな親切で、自分もそのような行員になりたいと思ったからです。複数から内定をもらいましたが、入社した会社が第一志望だったこともあり後悔はしていません。

就活をしていると、就活ランキングや世間体などを気にして会社を選んでしまうこともありますが、働くのは自分なので自分が働きたい会社かどうか、フィーリングなどを大切にするといいと思います。

最初の内定が出た時点で集中力が切れました

NIT(35歳 営業職)


新卒の就活は大学3年生の12月に開始し大学4年生の4月に終了しました。12月から志望度合いの高い会社の説明会に出席し始めて、2月頃に第一志望の会社群から順番に面接を受けはじめました。

3月末に第二志望群に入っている会社のうち一つから内定が出ました。その時点で結果待ちの会社がもう一つありましたが、後日2つ目の内定が出ました。最初の内定が出た段階で「これで就活終われば残り1年間遊んで大学生活を送れる!」という気持ちでいっぱいで、どちらかに入社することが確定した時点で就活を終了しました。

2社から内定をもらっていてどちらも待遇や希望は同じくらいの会社でしたが、後から内定をもらった会社は転勤がないということが決め手でそちらに決めました。

後から考えてみて、就活を4月に終了してそれ以降のびのびと学生生活を送れたのでその選択は正しかったと思います。無理に他の会社を受けていたとしても集中力が切れていたので内定はもらえなかったと思います。

最初に受けたいと思った志望度合いが高い会社よりもさらに上の志望度合いの会社が後で見つかるとは限りません。早い段階で入社試験を受けて内定をもらったら、そこで就活をやめることをおすすめします。

就活のやめどきは自分が納得できる企業に出会ったとき

就活のやめどきに悩む就活生は多いものですが、やはり自分が心から「ここで頑張りたい!」と感じられる企業から内定をもらったときこそが、就職活動を辞めるベストなタイミングでしょう。

もちろん、「何だか納得いかない」というのであれば、自分が満足するまで就職活動を続けても問題はありません。「いろいろ受けてみたけれど、結局、最初に内定が決まったところへ行くことにした」という結果になったとしても、たくさんの企業を見て選考にチャレンジできるのはこの時期だけです。後悔のない選択ができるよう、できる限り行動してみてください。