就活の内定の時期やお礼の仕方を確認しよう
先輩の姿を見て「自分も将来就職活動しなきゃなあ」と思いつつも、内定が出るまではどのような流れなのかよく分からないという学生さんもいるのではないでしょうか。先のことだからとぼんやりしていては、あっという間に就活時期になってしまいます。
出遅れないように就活の流れについて早めに確認しておきましょう。今後就活をする予定の皆さんへ向けて、就活の内定時期や内定後の手続きなどについてご紹介します。
就活開始から内定の時期、お礼の仕方にまつわる疑問にお答えします
企業によって募集時期が多様化している現在では就活開始から内定までの流れも様々なパターンで行われるようになりました。一般的にはどのような流れが考えられるのでしょうか。ここでは内定についてよくある疑問にお答えします。
就活の内定って何月頃出るの?
3月に企業説明会やエントリーシート提出をする会社の場合、8月から9月が内定のピークと考えられます。ただし外資系やIT系、早めの人材確保をしたい中小企業などは大学3年の秋から冬にかけて会社説明会を行い、5月には内定を出す場合もあります。自分が希望する会社がどのパターンなのかあらかじめ確認しておきましょう。
就活の内定の連絡はどんな風に来るの?
最終面接の1週間前後に電話やメール、郵便で連絡が来ます。内定の場合は電話、残念ながら落ちた場合はメールや書面での連絡が多いようです。電話ですと非通知で来ることもあるので、非通知でも受けられるように設定を変えておく必要があります。
【連絡方法別】就活の内定のお礼の仕方と例文
内定通知が来たら、内定を受けるか辞退するかをよく考え早めに返事をします。内定を受ける場合は電話やメール、手紙で返事をしたのち内定誓約書を提出、10月以降に行われる内定式に出席するのが一般的です。その後入社までに懇談会や研修などが行われることも多いです。ここでは内定後のお礼の仕方について、時期や連絡方法、例文を紹介します。
就活の内定のお礼をするのは2~3日中が望ましい
内定を受ける場合は2、3日中にはお礼の連絡をするのが望ましいです。入社したいというこちらの意思を早めに伝えることで、企業にとってもよい印象を与えることができます。
連絡方法は電話、メール、書面のどれでも大丈夫です。内定連絡がメールで来たなら、お礼もメールというように、同じ方法で連絡するのも良いでしょう。
電話で内定のお礼をする場合のやり方
感謝の気持ちと今後の抱負について簡潔に話すよう心がけましょう。相手の忙しい時間を避けて連絡します。
話し方の例
「先日は内定のご連絡を頂き本当にありがとうございます。御社の一員として、ぜひ働かせて頂きたいと思いますのでよろしくお願いします」
メールで内定のお礼をする場合のやり方
メールには内定のお礼であることが分かるタイトルをつけ、迷惑メールと間違えられないように気を付けます。
メールの例文
○○株式会社
人事担当 △△様
いつもお世話になっております。
先日内定通知を頂きました○○と申します。
この度の内定、謹んでお受けいたします。
入社までの半年間で自分を磨き、貴社の一員として将来活躍できる人物になれるよう努力する所存でございます。
まずはメールにてお礼申し上げます。ありがとうございました。
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氏名
住所
電話番号
メールアドレス
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手紙で内定のお礼をする場合のやり方
内定通知が書面で届き、内定承諾書など送る書類がある場合はお礼の手紙を添えて送りましょう。縦書き・横書き、どちらでもいいですが縦書きの方が改まった印象を与えます。パソコンではなく手書きで書くことで感謝の気持ちを伝えましょう。
本文はメールの場合と同様ですが「拝啓・敬具」や時候の挨拶を忘れずに書きます。時候の挨拶は季節に合わせたものを選びますが、年中使える「時下」を使うと便利です。
横書きの構成例
- 右寄せで日付
- 左寄せで宛名(「○○株式会社 採用担当△△様」など)
- 右寄せで大学名、氏名
- 「拝啓」や「謹啓」
- 時候の挨拶(「時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます」など)
- 本文
- 「敬具」
縦書きの構成例
- 「拝啓」や「謹啓」
- 時候の挨拶
- 本文
- 「敬具」や「敬白」
- 上寄せで日付
- 下寄せで自分の大学名や氏名
- 上寄せで宛名
内定を考えるときは現在の就活状況についてチェックしよう
就活のスケジュールは年々変わってきていて、経団連が就活ルールを廃止を宣言しましたが、今後どうなるかはだれにもわからないところです。これからは、もっと積極的に行動することが大切になってくるでしょう。
すべての企業の募集時期が同じとは限らない
就活スケジュールがあいまいになったことで大手企業など一部の会社で、経団連に加盟していない外資系や人手の確保に苦労している中小企業などでは早めの採用スケジュールを組んでいる場合もあるのです。
従来のように希望する会社の内定がもらえなかった場合、中小企業を受けようと思っても募集がすでに終わっている場合もあります。そのため自分の希望する企業がどのような採用スケジュールを組んでいるのか早めの情報収集をする必要があります。
就活に対して意識の高い学生ほど早めに行動している
現在の就活スケジュールでは、就活意識の高い人とのんびり構えている人ではスタートからかなりの差が出るようです。
従来は夏だけだったインターンシップも夏と冬の2回行われるようになりました。意欲の高い学生は夏から積極的に情報収集を行ったり、インターンシップに参加したりと早めに動いています。
「年明けから就活について考えよう」と思っていたら、自分の希望する企業の説明会に間に合わなかったのでは話になりませんよね。夏からのインターンシップに参加して、本当に入りたい会社をしっかり考えることが内定への近道なのです。
就活で内定をもらったらお礼の連絡で好感度をアップしよう
会社側が面接や試験に時間を割いてくださったのですから、受けた側も感謝の気持ちを表すのが筋です。きちんとお礼の連絡をして今後の印象を良くすることも大事ですね。