応募準備

新聞社の志望動機は短くて分かりやすい文章を書こう

新聞社への志望動機の作成では、多くの情報や自己分析の結果を織り込んで作成しなければオリジナリティを出すのが難しくなります。しかし、情報量が多くなるほど論理性は損なわれますので、論理の不整合がないかよく確認しながら作成しましょう。

新聞社への就活の志望動機はどう書けばいい?

「マスメディア」と言われたときに、多くの人がテレビと共に思い浮かべるのが新聞です。その新聞を制作する新聞社は、情報の信頼性という点では他の追随を許さないメディアであり、それゆえに優秀な人材を抱える優良企業であるとも言われます。

新聞の発行数は減少しているとは言われますが、それでも世界で最も発行部数が多い新聞社として日本の大手新聞社が常にノミネートされており、大きな企業であることは間違いありません。そんな新聞社は、就活でも人気の企業です。内定を勝ち取るための志望動機はどう作成するのが良いのでしょうか。

新聞社には新聞記者のほかにも働いている人がいる

新聞社に就職と言っても、いわゆる新聞記者だけで新聞社が動いているわけではありません。様々な新聞社の職種を理解し、自分の適性に合ったものを選ぶことは新聞社への就職の第一歩です。

現場で取材をして写真を撮って新聞の記事にする記者

新聞社の代表的な職種です。現場に行って取材を行ったり写真を撮ったりし、それを記事にするのがいわゆる新聞記者ですが、それだけではなく新聞の紙面構成やレイアウトを作ったり、また文章の校正を行ったり、内容の確認などを行う校正や編集の担当者もここに含まれます。新聞社の核になる部分であるだけに、熱意と能力のある優秀な人材が求められています。

新聞を販売するための営業スタッフ

新聞は記事を書き、発行するだけでは売れません。常に新聞社は営業によってスポンサーの開拓に励まなければなりませんし、一方で発行部数を増やすために販売店の指導や販売してくれる店舗の開拓などに努めなくてはなりません。新聞社の経営を支える大きな部署です。

新聞を印刷したり記事をWebサイトにしたりする技術スタッフ

新聞社では近年はWebサイトに力を入れるところが多くなっています。時代の変化によって、印刷された新聞よりも電子媒体によるメディアを好む人が多くなりました。良質な記事を多く読んでもらうために、常に最新の技術を使って情報提供を行うことが大切になっています。また、新聞社は非常に多く紙やインクを使う一大印刷業でもあり、専門の技術部があるのが普通です。環境に配慮しつつ、印刷のためのコストを減らすための技術の導入なども新聞社の経営を支える大きな役割となっています。

経営管理職や新聞作成を裏でささえる事務スタッフ

専門的な職種のスタッフがその力を発揮するためには、裏で支える経営管理職や事務職メンバーの働きが重要なのは他の企業と変わりありません。財務や法務、総務や人事といった職種も当然あり、豊富な人材と貴重なデータを数多く有する新聞社だからこそ、バックオフィスの質は紙面に反映されます。また、毎日決まった時間に良質な情報を提供するためには、ミスなく良質な仕事をこなしてくれる事務スタッフの働きは必要不可欠です。

新聞社への志望動機を書く前に知っておきたい新聞の種類

新聞には様々なタイプの新聞がありますが、同じ新聞社で複数の種類の新聞を発行しているケースもありますので、その種類についてもよく考えて選ぶことが必要です。

代表的な新聞である全国紙

全国どこにでも置いてある、日本の代表的な新聞です。政治や社会、経済、スポーツなど幅広い情報を扱います。地方のニュースも記事になっているため、同じ全国紙でもエリアによって少しずつ内容が異なっています。全国の拠点で仕事をすることになり、必要に応じ転勤なども発生します。

地方に特化した情報を提供する地方紙

一定の地域の中で提供されている新聞です。全国紙よりも、より地方に特化した情報が多くなるのが特徴です。地方に行くほど、全国紙の情報は身近ではなくなるため、地方紙を志向する読者も多くなっています。基本的に地域のニュースを扱うため、勤務地もそのエリアが中心となります。

特定の業界のことを書いている専門紙

ある特定の分野に特化した新聞です。主に、その専門としている業界における動きなどをキャッチアップする情報が多くなります。業界内に精通する必要があるため、分野によっては最新の技術動向への理解力も求められます。

スポーツの情報を提供しているスポーツ紙

スポーツ紙は専門紙のひとつと言えなくもないですが、純粋にスポーツの情報を提供するものもあれば、芸能情報や公営ギャンブル、風俗情報などの情報も提供している総合娯楽紙のようなものが多くなっています。普段スポーツ紙を見ない人は、ネーミングだけでイメージすると、思っていた仕事ではない場合もあるので注意してください。

新聞社への志望動機の例文

新聞社への志望動機の例文を、全国紙の新聞記者を志望するパターンと、地方紙の技術職を志望するパターンで考えてみましょう。

全国紙を扱う新聞社で新聞記者を志望するときの例文

新聞社への志望動機(全国紙・記者)の例文

私が貴社を志望したのは、「刻々と移り変わる社会情勢を正確に報道したいと思ったから」です。

私は海外ボランティアを高校、大学と続けてきましたが、海外に出る度に様々なメディアで紹介される現地の情報には極端な偏りやデフォルメがあり、正しい姿を伝えていないと感じました。

日本は先進国ですが、他の国々にも日本よりも進んでいる分野はたくさんありますが、それが適切に報道されていません。今の時代はダイバーシティ化が進んでいますが、正しい報道がなければ、誤解からこのダイバーシティ化の流れが阻害されるのではと危惧しております。

貴社は全国紙の中でも、中立的な報道姿勢に特徴があり、特に国際面・海外のニュースに強みがあると感じています。御社でなら、正確な報道によって社会をより良い方向に導けると考え、志望するようになりました。

全国紙は規模が大きいこともあり、より公益性の高い志望動機や、大きな視野を持った人材が好まれる傾向があります。

この志望動機の例では、「社会情勢を正確に報道したい」動機で、海外ボランティアの体験から、海外の正しい姿が反映されていない報道に問題を感じているとし、その中で報道の姿勢が自分に近い新聞社を選んでいるという内容です。

新聞社ごとに報道に対する姿勢は様々であり、良し悪しは簡単には判断できません。しかしこの例では「海外のニュースが正しく報道されないことでダイバーシティ化の流れが阻害されるのではと危惧」と、公益性の観点から報道のあり方を考えていることがわかります。

全体的にはきれいにまとまっていますが、冒頭の志望理由が志望動機を示すものとしてややマッチしていない印象を受けます。この例なら、「海外情勢を正しく報道したいと思ったから」の方が明瞭です。修辞が多い抽象的な表現になるほど論理性を保つのが難しくなるので注意しましょう。

地方紙を扱う新聞社で技術職を志望するときの例文

新聞社への志望動機(地方紙・技術)の例文

私が貴社を志望したのは、「今、地方のニュースほど価値があるものはない」と考えるようになったからです。

私は普段、新聞はインターネットで見ています。全国紙はネット上にアップされる主要ニュースで読み、エリアの情報は貴社の有料会員となって購読しています。

全国の大事なニュースはテレビなどでも報道されますが、インターネットによって地方のニュースもタイムリーに、かつ広い範囲に拡散されるようになりました。四国に住みながらも、遠い北海道や沖縄の面白いニュースなどに触れて嬉しい気持ちになったり、感心したりしましたし、災害があった地域の切実な声を聞いて災害ボランティアに行ったこともあります。共感が求められる今だからこそ、身近な地方のニュースにこそ人々が本当に欲しい報道があるのではと考えています。

貴社は地方紙の中でも積極的にインターネットでの情報展開を行っており、ぜひ御社で報道に関わってみたいと考えるようになりました。学生時代は体育会のスポーツ新聞の発行に携わり、技術の分野を担当していましたので、よりスキルを伸ばし、貴社のお役に立てればと思います。よろしくお願いします。

地方紙では、より地方紙や記事に対するニーズに焦点を当てた内容の方が、全国紙との比較という点でも良いでしょう。環境・待遇ではどうしても全国紙に一段劣る分、一般的な動機だと「滑り止め」の印象を与えてしまいかねません。

この例では、インターネットによる共感を生みやすいのは地方のニュースであるとし、価値ある地方のニュースを提供したいとして技術の分野を選んでいます。少々エピソードが長いですが、文字数の制限がないならある程度しっかり書いた方が良いでしょう。

最後に、自分の大学時代の経験も少し触れていますが、内容を損なわない短いアピールは興味を持ってもらえたり、また入社後の活躍イメージが湧きやすいので有効です。

新聞社への志望動機ではジャーナリズムは語らない

新聞社への志望動機を語る際に、延々とジャーナリズム論を展開する志望動機が散見されます。ジャーナリズム論とは、「報道はこうあるべき」「ジャーナリストのあり方とは」と言った内容の話ですが、新聞社への志望動機においてジャーナリズム論を語る必要性はあまりありません。

志望動機のエピソード上、どうしても必要な場合は必要最低限のみ書くようにして、深堀りしないようにしてください。興味があれば、面接時に面接官から質問があるでしょう。

また、志望する新聞社の報道姿勢などを批判しないようにしましょう。批判的な思考は報道では大切なことではありますが、批判したい報道姿勢の新聞社を志望することは、論理的に整合性がありません。

ジャーナリズムを語り出すと長くなったり、志望動機に関係ないエピソードが増え、論理も破綻しやすくなります。デメリットやリスクが大きくなるため、避けた方が無難です。

新聞社への志望動機では「記憶に残る」ことが大事

就活生に人気の新聞社では、たくさんの志望者がエントリーシートを提出し、面接に臨むことになります。その中で、自分の特徴を発揮し「記憶に残る」ことはとても重要なことです。

特に新聞記者は、「名刺1枚あればどこにでも行って誰とでも会い、話を聞くことができる」と言われるほど様々な場で取材を行うことができます。しかし、それだけに「印象」は継続的に取材(仕事)をすることができるかを決める大切なことでもあります。

たとえそれが文章だとしても、対面しての対話であっても、良い印象を残して「記憶に残る」ことができるなら、それは新聞記者として得難い資質のひとつであると言えます。逆に悪い印象で「記憶に残る」なら、それは致命的な性質であると言えるでしょう。

新聞社で面接官を担当した経験のある人に聞いても、「記憶に残った人はほとんど合格している」と言います。しかし、記憶に残るのは「類まれな経歴のある人」ではなく、「感心できる何か」を示した人なのだそうです。心に残るのは経歴ではなく、生き方や言葉、行動です。記憶に残るような志望動機を考えて作成することを心がけましょう。

新聞社への志望動機作成のポイント

採用担当者の「記憶に残る」志望動機を書くために、志望動機を書く時は以下のポイントに気を付けるようにしましょう。

新聞社への志望動機の内容は簡潔かつ明瞭に書く

メディアへの就職活動ということで、知性や新聞社に関する見識を示そうと難しい書き方をしようとする人は多いですが、志望動機が伝わらない知性や見識に意味はありません。志望動機の内容は簡潔明瞭にまとめることで、理解しやすくなりますし、興味をもって質問してもらえることもあります。志望動機の作成は、文章力を磨く機会だと思って、しっかり時間を作って取り組みましょう。

新聞社への志望動機のエピソードでは情熱とリアリティを表現する

志望動機は簡潔明瞭が望まれますが、裏付けとなるエピソードでは情熱とリアリティを可能な限り表現するようにしましょう。新聞社、特に新聞記者の仕事はハードワークです。「夜討ち朝駆け」と言われることもあり、好きな時間には寝られないことも少なくありません。その人に強い動機が無ければ長続きしないことを、新聞社の中の人たちはよく知っているのです。

どうしてその新聞社を選んだのかを明確にする

志望動機の中では、どうしてその新聞社を選んだのかを明確にしましょう。多くの新聞社がありますが、各社で特徴が違い、同じニュースでも記事の方向性が異なるものです。きちんと企業研究をし、紙面の違いも把握した上で、志望する新聞社でなければならない理由を述べましょう。

新聞社への志望動機では職種を選んだ理由にも触れておこう

新聞社への就職では、様々な職種を考えることができます。多くの人は新聞社への就職は記者をイメージするため、あえて他の職種を選んだ場合はその点にも一言触れておく必要があります。「世の中の動きをいち早く読者に伝えたい」という志望理由で、事務職への就職を志望するなど整合性が合わない例は意外と多いのです。

新聞社への志望動機を書く時は論理性に特にこだわる

新聞社への就職、特に記者への就職については、論理性に特にこだわる必要があります。飛躍のない情報の伝達は、入社後に特に必要となる必須スキルです。文章作成のスペシャリストのひとつとも言える職業ですから、それだけに内容の論理性には敏感だということを覚えておきましょう。

新聞社への志望動機は論理性に注意しよう

まず、新聞社の特徴や強みを調べ、それらに自分自身が共感する理由を明確にすることが大切です。例えば、新聞社はその報道内容の信頼性や公正性、社会貢献度などが高く評価されています。このような点に共感し、自分自身も社会に貢献できる仕事に就きたいと考えている場合、それを論理的に説明することが重要です。具体的には、自分自身が持つ報道に関するスキルや知識を挙げ、そのスキルや知識を活かすことで、新聞社に貢献できるという点を説明することができます。

また、新聞社には多岐にわたる職種が存在しています。例えば、記者や編集者、カメラマンやデザイナー、販売員や広告営業など、それぞれの職種によって必要とされる能力やスキルが異なります。志望動機を作成する際には、自分自身がどのような職種に向いているのか、どのような能力やスキルを持っているのかを論理的に説明することが大切です。

つまり、新聞社への志望動機を作成する際には、自分自身が持つスキルや知識、職種に向いている点などを具体的に挙げ、論理的に説明することが重要です。それにより、自分自身が新聞社に適した人材であることをアピールすることができます。