夜勤明けの過ごし方を介護職・看護職の15人に聞いてみた!

夜勤明けの過ごし方は人それぞれですが、できることなら生活リズムを壊さず仕事に差し支えない程度に有意義な時間を過ごしたいもの。夜勤の多い看護職・介護職の方から聞いたエピソードをもとに、ベストな夜勤明けの過ごし方についてリサーチしました。

夜勤明けの過ごし方を介護職・看護職の15人に聞いてみた!

介護職・看護職の夜勤明けの過ごし方は?

夜勤ありの仕事をしていると、悩んでしまうのが夜勤明けの過ごし方です。翌日の仕事に向けて身体を休めなければならない反面、せっかくの休みだから活動的に過ごしたいという気持ちにもなってしまうのではないでしょうか。

15名の夜勤経験者の方からの体験談をもとに、夜勤明けの過ごし方について詳しく紹介。

夜勤時間はどれくらい?

病院の廊下を歩く二人の看護師

夜勤時間は職種や勤める企業により異なりますが、長い方は16時~翌日10時00分までという回答も。他の方についても、残業があるため中々定時には帰れないと嘆く方も少なくありません。
その中に仮眠時間が含まれていても明けには疲労感が強く残るため、夜勤ありの仕事というのは非常にハードな勤務体系です。

夜勤明けの過ごし方色々

今回の調査で寄せられた夜勤明けの過ごし方は以下です。

  • 朝昼兼用の食事をとる
  • 入浴・シャワーを浴びる
  • 友人と会う
  • 買い物に出かける
  • カラオケに行く
  • 岩盤浴に行く
  • 美容室に行く
  • マッサージに行く
  • エステに行く

夜勤が終わったあとはゆっくり過ごす派と、「せっかくの休日だから」とアクティブに過ごす派とで過ごし方が分かれました。朝昼兼用など食べる時間帯は異なりますが、「まず食事をとる」という方、または「シャワーを浴びにまず家に帰る」という方が多いです。

夜勤明けの疲れた身体を癒しにマッサージを受けに行くという回答や、買い物、美容室へ行く方も少なくありません。夜勤明けの翌日は平日休みというケースも多いためか、平日にしか済ませられない用事を終わらせるという方もいます。

夜勤明けの過ごし方どうしてる?夜勤者15人に質問!

夜勤明けの過ごし方について、介護職・看護職の経験のある15名の方から詳しいお話を伺いました。夜勤者の方はぜひ自分の夜勤明けの過ごし方の参考にしてください。

介護職の方の夜勤明けの過ごし方

夜勤明けは有意義に過ごす

アヤカ(40歳 介護職)


過去に知的障がいのある方たちの24時間のケアホームで夜勤職員として働いていました。夜勤時間は夜21時から翌朝9時までです。翌朝の引き継ぎの職員さんが早く来られない場合は、もう少し時間を延長して仕事をする場合もありました。

夜勤明けはだいたい11時ぐらいに家に帰って、朝昼兼用の食事をしてから15時過ぎまでお昼寝をしていました。それ以上寝てしまうと夜に眠れなくなってしまうので、少し寝てからシャワーを浴びて、その後ショッピングモールなどに1人で出掛けます。平日の人が少ない時間帯だったのでいつも有意義に買い物したりお茶したりしていました。夜は友達と会って食事をしたりする時もあります。

夜勤明けで気をつけることは、昼夜逆転すると次の仕事にも差し支えてしまうので、昼間に寝過ぎないことです。

年齢と共に変わる過ごし方

さきママ(30歳 介護職)


現在、出産・育児により職を離れていますが、それまでは障害者施設の介護職をしていました。夜勤は16:00~翌9:00です。

夜勤明けの過ごし方は20代前半と後半では変わってきました。前半はまだ体力があったためか、夜勤明けでシャワーを浴びるために一時帰宅した後、昼食を摂りがてら出掛け、買い物やカラオケなどに遊びに行くことが多くありました。

しかし、20代後半になってからは疲れが取れなくなり、帰宅してシャワーを浴びて昼食をとってからは必ず昼寝をするようになりました。そうしなければ体調を崩すようにもなったからです。

いつまでも「休まなくても大丈夫」とは思わずに、例え夜勤明けで疲れがないように思えても、まずは必ず横になって身体を休めます。出掛けるにしても夕方からという形にするように努めていました。

布団に入りお昼寝している女性のイラスト

わたしの夜勤明け

ぽんきちかあさん(40歳 介護職)


高齢者向けの小規模多機能型居宅介護施設で介護士をしています。夜勤は18時から翌日9時までの勤務です。一応9時までの拘束時間になっていますが、何かと仕事が残ってしまい実際に職場を出るのは10時くらいになることが多いです。

夜勤帯は一人勤務なので仮眠が取れず、帰る頃には眠気で頭がボーっとしています。こんな状態ですから、まず帰宅するとすぐ睡眠をとります。一人住まいですからその日に何も予定がなければアラームをかけずに目が覚めるまで寝ます。

だいたい11~15時の間に睡眠をとり、それから食事をとります。夜勤帯で食べようと用意していたけれども食べきれなかったもの(パンが多いです)を食べたり、軽食程度のものをよく食べます。軽く腹ごしらえしてからその後の行動に移ります。

夜勤明けの日はあまり予定を入れないようにしています。明けの翌日は休日ですので朝から行動できるように、夜は普段通りの時間帯に布団に入るように心がけています。

夜勤明けの過ごし方について

ひろ(26歳 介護職)


介護職として特別養護老人ホームに勤めています。夜勤時間としては16時から翌朝10時まで。拘束時間としてはかなり長いと感じていますが、慣れてしまえば苦ではなくなってきました。

夜勤明けの過ごし方としてはまず朝食なのか昼食なのかわからない食事を退勤後、主に自宅に帰ってからなので11時半くらいに食べます。そして即寝というパターンが多いですが、たまにそのまま出かけるときも明けで休みなことが多いので稀にあります。そんな時は、もう疲れを通り越してハイになっていることが多いので好きなライブに出掛けることもあります。移動時に少し仮眠をとりますが、リフレッシュも兼ねてそういう時間は大事にしています。

夜勤明けの過ごし方で気をつけていることは、リズムがおかしくなるので寝過ぎないということです。

介護職の夜勤明け

ひまくん(18歳 介護職)


私の職種は介護職です。主に老人のお世話などをさせて頂いています。勤務時間は午後18時から午前7時までとなっています。勤務時間が長いなと思っておる方もいらっしゃいますが、基本的に夜は皆さん寝ているのでそれほど苦でもありません。

夜勤明けはコンビニによりお弁当と飲み物を買って8時前には家につき食事をしている状況です。食事を食べ終えて自分が好きなことをします。例えば僕の例をあげるならYouTube鑑賞やスマホゲームなどです。2時間くらい好きなことをしてから睡眠に入ります。

起きる時間は午後16時がほとんどで、支度をしてまた出勤をします。夜勤終わりに出掛けることはほとんどありませんが、友人と少し会う場合は1時間程度、喫茶店などでお話をします。

僕が夜勤明けで気をつけていることは、とにかく睡眠をとることです。私の場合たまに夜更しをしてしまうため夜勤に支障が出てしまいます。食事面に関しては栄養重視でしっかりとした食事を心がけています。

スマホのゲームを楽しんでいる男性

私の基本ローテーション

ズミ(33歳 介護職)


私は介護職で勤務をしていて、基本的な夜勤帯の時間が16:30~翌日9:30です。

夜勤明けで何も予定がない時は家でまったりゴロゴロとしたり、買い物に出かけます。昼ご飯は基本食べません。

買い物に行く場合は、夕方に体の疲れを感じると自宅へ戻り、パソコンをつけます。その後は、ユーチューブをみたり、クラウドソーシングをやったり、仕事が残っている場合は仕事をやります。夜ごはんは通常通り20:00前後に食べますが、それまでに仮眠をとるなど、睡眠に入ることはほとんどありません。

基本的には夜勤明けの次の日は休みにしますので、リズムを変えないためにも、就寝の時間を変えることはありません。24時前後に布団へ入り、明けの日の1日は終わります。次の日が休みではなく、仕事であったとしてもこのリズムを変えることはありません。

夜勤明けの過ごし方

ちっぷ(40歳 介護職)


私は介護職に従事しており、仕事では夜勤が必須となっています。夜勤回数は月に5回程度ですが16時から翌朝の9時までの勤務で長時間労働となっています。仕事が終わると可能な限り早く退勤し、どこにも寄らずに自宅へ戻ります。

20代から30代前半頃までは自宅に帰る時間がもったいなく、若さもありそのまま街に繰り出していましたが、最近は体がついていかないのが現状です。帰宅後は大抵一番にお風呂に入りその後で簡単な食事を摂り、ビールを1缶ほど飲んで大体12時頃には眠りについています。一度眠りにつくと夕方までは一度も起きることなく寝ています。

起きたときの体の疲れはかなり強いものですので、寝るときは必ずきれいな服に着替え、お布団に入って休むように心がけています。

出来るだけ生活リズムを保つ

りょう(37歳 介護職)


特別養護老人ホームで、3交代夜勤ありの介護職をしています。夜勤は22時~7時の拘束時間9時間、実働8時間勤務です。

夜勤入りの日は昼過ぎから4時間ほど仮眠を取り、夜勤が明けてから午前中に2時間ほど仮眠します。その後は日勤の日と同じように過ごして夜も同じ時間に寝ます。普段の睡眠時間が6時間くらいなので、夜勤で寝ない分を夜勤前後の仮眠で計6時間睡眠を取るようにし、夜勤明けの日から普段の生活リズムに戻すように努めています。また、食事の時間など、睡眠以外のリズムは普段と変えないように気をつけています。

夜勤明けの午後は目覚めても疲れが残っているので、家でダラダラ過ごすことが多く、子供の行事や帰省など、どうしても必要な用事の時だけ外出しています。

慣れると楽です

こたろう(48歳 介護職)


有料老人ホームで介護の仕事をしています。16:30~9:30までの17時間拘束です。

利用者さん26名に対し介護職員1名という激務のため、仮眠も当然なく明けの日はフラフラな状態に。職場からそのまま出かける事は余程のことがない限りありませんが、家へ帰ってしまうと出るのが面倒になるのでスーパーで買い物程度をするくらいです。

軽くシャワーと食事を済ませ昼過ぎから夕方17:00位までぐっすり眠り、そこから掃除や洗濯をします。0時頃に就寝するまでに、のんびりDVDを見たりお気に入りの入浴剤を入れてゆっくり入浴するなど意外と明けの日を満喫したりもしています。

年齢も年齢なので夜勤明けはやはり体調管理をしっかり行い、とにかく疲れをとる事を心掛けています。

看護職の方の夜勤明けの過ごし方

夜勤明けの過ごし方

さくらママ(38歳 看護師)


救急外来の深夜をしています。月3回ほど、0:30~9:30までです。

夜勤明けで常食がでますが、自分が好きなもの食べたいのでほぼ食べずにコンビニでチョイスして帰ります。帰ったらビール飲みながら買ってきたものを食べます。寝るのは12時前ぐらい。若い頃は昼前に寝ると夕方や遅くまで寝てしまうことがあり、時差ボケで体調不良になることもありましたが、この頃は3時間もしないうちに目が覚めてしまいます。明けは基本なんもしたくないですが、旦那がいなければしょうがないので夕飯を作ります。

夜勤明けは時差ボケの負のスパイラルにはまってしまうので、短時間だけ寝て、夕方には活動するようにしています。夜勤明けで出かけることも昔はよくありましたが、今は極力しないようにしています。

私の夜勤明けの過ごし方

けい(40歳 看護師)


病院で看護師をしています。夜勤時間は17:00~翌朝9:00までの2交代での勤務をしていますが、だいたいは30分~1時間ほど残務整理などで残ってしまうことになります。

夜勤終了後は帰宅してすぐに入浴し、12時頃に食事をしてからは娘が帰宅する前(16時頃)までひたすら眠ります。家族が帰ってくる少し前には起きて食事の準備や洗濯、掃除などの家事を終わらせて家族が帰ってくる18時頃に夕食を摂りながらお酒を飲みながら0時頃までだらだら過ごして眠ります。次の日がお休みなので、夜勤明けの日はわりと遅くまで起きて普段できない読書や繕い物をして過ごすことが多いです。

夜勤をすると昼夜逆転をしがちなので、明けと休みを使って元に戻すようにしていますが、つい夜更かしをしてしまいます。

読書をしている女性

夜勤明けハイになる私の過ごし方

るなそる(23歳 看護師)


私は23歳の2年目看護師です。私の働く病院では20時30分~翌日9時30分までで休憩は1時間30分です。私の夜勤明けは、深夜どんなに眠くて今日は大人しく帰って家で寝ようと決心していても、朝になると目が覚めてくることが多いです。なので、明けの開放感でついつい寄り道をして帰ることがほとんどです。

スケジュールとしては、大体11時前には病院を出てそのまま繁華街まで行き、カフェに入り、そこでブランチを取ります。1時間ほどカフェで食事を取りながら休憩し、その後友達と会う約束をしていれば、友達と買い物したりお茶したりして遊びます。何も約束がない場合は美容室やまつ毛エクステに行ったり、エステに行くことが多いです。

その後一旦家に帰りシャワーを浴び、もし夜に飲みに行く約束があれば再度身支度をして昼間睡眠を取らずに夜も出掛けることもあります。しかし夜勤が過酷で疲れてしまった場合はコンビニ弁当を買って真っ直ぐ帰り、食事を取った後3~4時間仮眠を取ることもあります。

昼間に寝てしまうと昼夜逆転してしまうことも多いので、なるべく夜勤明けは夜まで寝てしまわないように予定を入れるようにしています。

看護師の自分に甘い夜勤明け

おくら(33歳 看護師)


私の夜勤は昼の15時半から始まり翌日朝の9時に終わります。

大体は夜勤が終わるとコンビニに寄ってご飯を買って朝ごはんを家で食べます。早くても10時半くらいに朝昼兼用で食べています。夜勤のストレスもありジャンキーなものを恥ずかしながら1.5人前くらい食べる事もあります。お腹いっぱいになったところでシャワーを浴びてそのまま寝てしまいます。ちょっとした家畜のような過ごし方をしています。そのまま出かけるときは大体シャワーを浴びて昼過ぎにマッサージに出かけています。ともかくリラックスできるような自分にご褒美のような1日を過ごしています。夜勤明けでお昼前後に寝たときは夕方に起きて飲みに出かけたりします。一眠りしているのでとても元気で大いに楽しめます。

その日の夜寝る時間は少し遅くなる事もありますが、私は幸い睡眠リズムが大きく崩れることがないので、また朝起きて次の日は普通の生活に戻ります。ともかく自由に過ごしています。

夜勤明けは睡魔との戦い

クイーン(25歳 看護師)


看護師で、夜勤時間は20時から翌朝8時30分まででした。

夜勤明けは定時に帰れることはまずなく、10時すぎに終わるのが普通でした。夜勤明けの日には友人との約束を入れ、時間はお昼からであったり、夕方や夜からであったりといろいろでした。

お昼からの用事のときは帰宅後すぐにシャワーを浴び、そのまま外出をしていました。主にランチの約束であるため食事は摂りません。夕方か夜の外出の際は帰宅後に軽食を食べて仮眠をとりました。用事を済ませてからはお風呂に入り、ゆっくりとすることが多いです。夜勤明けの次の日は予定が入っていない限り、お昼まで大体寝ています。

夜勤明けの日やその次の日の休みの日に気をつけているのは、夜寝られなくなることを避けることです。1日休みのことが多いので、生活リズムが狂わないように気をつけます。

夜勤明けの過ごし方。

カンナ(38歳 看護師)


看護師として、月に4回程度16時から翌8時15分まで夜勤をしています。

夜勤の後は同じ夜勤務者と眠気覚しにコーヒーを飲みに喫茶店へ立ち寄ってから帰ることが多いです。私の地域ではコーヒーや紅茶の値段でパンやサラダなどのモーニングサービスがつく喫茶店がほとんどなので、そこで朝兼昼の食事を済ませます。岩盤浴に寄ってから帰って、ゆっくり温まって疲れた体をリラックスすることもあります。ときどきですが岩盤浴の施設内で全身マッサージやフェイシャルエステを受けたりして、施術中に寝てしまうこともしばしばです。

夜勤明けの過ごし方として気を付けていることは、真っ直ぐに帰る時ももちろんですが、夜勤明けでどこかに立ち寄った時は特に帰り道の車の運転には気をつけています。無理をしない程度に寄り道を切り上げて帰るのが一番です。

夜勤明けはリフレッシュできる過ごし方を!

夜勤明けの過ごし方は人によって合う・合わないがあるでしょう。しかし、若いうちはともかく、年齢を重ねていけば疲労の回復するスピードも遅くなっていきます。あんまり無理をするのは禁物ですが、自分の体力と相談しながらストレスを溜めない程度にリフレッシュするバランスの良さが大切です。