仕事でミスしない対策と気分の切り替え方

仕事で何度指摘されても同じミスをしてしまうなら、かなりの自己嫌悪に陥ります。「わたし、仕事には向いていないかも・・・」と考えてしまうこともあるでしょう。そんな方でも簡単に実行できる仕事のミスを減らす技についてご紹介します。ミスをした場合は気持ちまで落ち込んでしまいます。落ち込んだ気持ちのまま仕事をしてもまたミスをしてしまう可能性もあります。気分の切り替え方法も併せて紹介するので参考にしてください。

仕事でミスしない対策と気分の切り替え方

仕事のミスを減らすために、ミスを3つの種類に分類しよう

あまりにもミスを連発すると、「この仕事、向いていないのかな」「私って、駄目な人間かも」と落ち込んでしまいます。仕事上のミスを減らすためには、ミスの種類を分類することから始めるのが得策です。ミスの種類を把握し、種類ごとに対策を立てましょう。

1.思い込みによるミス

本来すべきことではないのに、「このようにするものだ」と思い込んで行動してしまうことがあります。例えば、会議室のテーブルに資料が何百枚も無造作に置かれていたとします。「だれかが散らかしたのかな」と思い込んで、きれいに整えたとしましょう。

思い込みが激しいキメ顔の男性

ですが、実はその資料は意図があって積まれていたのかもしれません。「せっかく、区分けをしていたのに!」とあとで大目玉を食うこともありえるのです。

思い込みによるミスを防ぐには、

  • 普段から行動をする前に、周囲に確認することを徹底する
  • 事務処理などを、極度にパターン化しないようにする
  • 自分に課せられた仕事なのかを考える

この3つを実行することで、思い込みによるミスや、先走った行為を防ぐことができるのです。

2.確認不足によるミス

ちょっと確認しておくだけで防げるミスも、非常に多いです。「何度も確認するのは、面倒」「確認ばかりして、怒られるのではないかな」とは考えないで、確認不足ミスが多い人はしつこいくらいに確認する癖をつけましょう。

確認不測によるミスをしてしまった男性

確認不足ミスを防ぐためには、

  • 仕事の体系をしっかり把握して、どの業務はだれに確認するかを理解する
  • 確認したかどうかをチェックするために、一旦仕事が終わったら「要確認」と書いた付箋をつけておく
  • 「仕事→確認」のくせをつける

確認ミスが続くなら、仕事における信頼度だけでなく、チームとしての自覚欠如と考えられて今います。ちょっとくどいかなと思う程度に確認することが大事です。

3.うっかりミス

ミスの中でも「あ、うっかりした」「あれ、そうだっけ」といううっかりミスが最も多く、もっとも厄介といえるでしょう。

うっかりミスを防ぐためには、

  • 急いでこなせそうな仕事でも、必要以上に急いでこなさないようにする。「時間より正確さ」と常に自分に言い聞かせる
  • 適度に休憩をはさんで、処理能力が落ちないようにセルフコントロールする
  • 途中で異なる依頼を受けた場合も、急ぎの用事ではない限り仕事に一段落つくまでは取り掛からないようにする

うっかりミスをなくせば、仕事上のミスのほとんど克服できたといっても過言ではありません。うっかりミス撲滅をめざし、努力していきましょう。

【就活生のメンタルセルフコントロール術】折れない心のつくり方5つ

仕事でミスが出やすいのは、こんな時

ミスが出るには、それ相応の理由があると言えます。ミスをなくす努力も大切ですが、ミスをなくす環境作りを行うことも大切です。

仕事のミスに厳しい男性

ミスが出やすいのは、疲れているとき、睡眠不足の時、仕事以外で気に取られることがあるとき、仕事の目的を把握できない時です。体調管理や目的把握など、自分で調整できることを着実に行うことが、ミスをなくす最善策といえるのです。

ミスをしないようにと緊張するのではなく、「準備も確実にした。ちゃんと休養もとれている。きっとミスなく仕事をこなせる」と自己暗示をかけることも、ミスを減らすことにつながります。

それでもミスをしてしまった時の気分の切り替え方3つ

体調管理も万全に行い、仕事の準備や理解すべき点などもしっかり把握したにもかかわらず、ミスをしてしまった時は、どうやって気分を切り替えることができるのでしょうか。

1.考えるよりまず休養

休養中のねこ

思ったよりも体に疲労が残っていたのかもしれません。「どうしてミスをしてしまったんだろう」と悩むよりも、明日の業務に向けて早めに就寝しましょう

2.時間を決めて反省する

一人でミスについて考えていると、「会社に行ってまた怒られるのが怖い・・・」「こんなにミスが続くならクビになるかも」と、だんだんネガティブな思考に走っていきます。もちろんミスを反省するのは大事なことですが、後ろばかり振り返っていては成長できません。

「このことについてはあと10分だけ考えよう」と、時間を決めて反省するだけ反省してしまいましょう。決めた時間内で反省点を手帳に書き出し、今日のミスについては忘れましょう

3.運動して、気分転換

体を休めていると、ミスについて何度も考えてしまいます。人間の体と心は密接に結びついていますので、体を忙しく動かしているときは、考え事はあまりしないで済むのです。

会社帰りにゴルフの打ちっぱなしやヨガ、ジムなどに出向き、リフレッシュするのも良い方法です。気持ちの良い汗をかけば、落ち込んでいた気持ちも明るく前向きになっているでしょう。

仕事でのミス防止のためにしていることは?10名に調査!

仕事でよくやってしまうミス、そのミスを防止するためにしていること、万が一ミスが発生したときの気持ちの切り替え方について、10名の社会人に聞いてみました。

忙しくても必ず手で確認

まゆゆ(27歳 事務職)


仕事のチェックをする女性

私がよくやってしまう仕事でのミスは、書類の入力間違えです。見積書や請求書などの書類は、多くの項目が数式で自動的に反映されるのですが、一部手作業で微調整をしたりすることもよくあります。

そんな時に、入力する項目が違っていたり、ひどい時には金額が一桁違っていることも。取引先にも迷惑をかけてしまうことなので、いつも気をつけてはいるのですが、忙しくてバタバタとこなした時に限って誤りがあります。

そこで日頃から気をつけているのは、どんな時でも必ず電卓とマーカーで手での確認をすること。合っていると分かっていても、必ず1つ1つマーカーでチェックしていきます。これをやっている時は、まずミスは起こりません。

たまにどうしても忙しくてミスをしてしまった時は、「チェックさえしていれば間違わないんだから、大丈夫!」と自分に言い聞かせて気持ちを切り替えています。

ミスをトラブルシューティングに

はむ(30歳 研究職)


日々の業務中に一番多いのが、難しいことをしてするミスというよりも、慣れてきて意識なくやっている業務中のミスです。

慣れてくると、最初の頃はメモを見ながら確実に行っていた作業も、自分の記憶のみで行うようになり、もちろんスムーズに業務を行う上では必要なスキルですが、慣れ切った頃にメモを見ていればするはずのなかったようなミスをしてしまいます。

そんなミスを防ぐために、自分のスキルに過信しないよう少しでも不安に思ったり疑問に思ったときは確認を怠らないようにしています。

それでも、ミスを起こしてしまうときはあります。ミスを反省することは大切ですが、それをいつまでも引きずって態度に出したりするのは、周りにも迷惑ですし更なるミスを生む原因にもなります。

ミスは確かに良いことではないですが、ミスをしたときは、どうすればミスをしなくて済んだのかを考え、二度と同じことをしないように自分の中でのトラブルシューティングを増やしていくようにしています。

ミスした時の気持ちの切り替え

まみ(28歳 営業事務)


商品をご案内する際に、お客様によって追加するものや削るものがあるため、その際にその都度料金を計算しなくてはなりません。パソコンで計算できず、手動で計算しないといけないので料金の計算間違いをよくしてしまいます。

時間がかかってもゆっくり計算すれば間違うことはないので、慎重に計算するようにしています。また、慣れが生じるとチェックが雑になってくる時もありますが、そこは基礎に戻って初心の気持ちを忘れずに仕事をしています。

それでもやっぱりミスしてしまうことはあります。ミスした際に暗い気持ちで仕事を続けていると、違うミスを引き起こしミスの連鎖が続きます。気持ちを一新させるためにもその日は残業せず早く帰ることを心がけています。

私流のミスの対処の仕方

ささまる(28歳 サービス業)


会社のデスクについて背伸びする女性

私が仕事をする上でついついやってしまうミスは、注意力が散漫になる為に起きるうっかりミス。「なんで今さら?」と思う初歩的な所でミスをしていまうことが多いです。

だいたいミスをしてしまう時は、睡眠不足で集中力が足りなかった時や、頭で仕事とは全く関係のないことを考えている時です。そんなミスを少しでも防ぐ為に、自分が行った仕事は、必ずミスがないか再度確認するようにしています。仕事を一旦終えたら、確認する箇所を自分の中で決めておき、最終確認を必ず実行するようにルール化すれば、大抵のミスは防げます。

そこまでしてもミスをしてしまう時は、人間なのでやっぱりあります。その時は、ミスで自分は何を学んだか、次にミスをしない為には何に注意すれば良いか、それをしっかり分析して、また初心に帰るような気持ちで、仕事に取り組んでいます。

ミスをした日は当然落ち込みますが、必ず次の日には忘れるようにしています。次の日まで引きずってしまうと、また注意散漫になり、ミスがミスを呼んでしまいます。なので、ミスをした日は家でゆっくり過ごしたり、美味しいものを食べたりして、自分なりにストレスを発散させるようにしています。

仕事で失敗したとき

sioame(20歳 サービス業)


私はサービス業をしています。サービス業では人と接することが仕事ですが、勤務年数が長いほど任されてくる仕事も増えてきて焦ってしまうことがあります。そんな状態でお客様と接すると、普段はできていてもイライラのせいもあり、対応が適当になってしまったりと相手の心に寄り添えない失礼な態度になってしまうことがよくあります。

仕事でミスをしないために日頃から心がけていることは、常に自分を客観的にみて人と接する前には心の中で自分の状態を顧みて、落ち着きがない場合は少量でも水分を取りながら深呼吸して気持ちを落ち着かせてから対応しています。

しかし、どうしてもミスは出てしまいます。その時には心の中で自分の言動や行動についてどこが悪かったのか考えます。悪い点が見つかったときはどうすればよかったのか考え、次の機会に活かします。

悪い点が自分では見つからなかった時には上司や同僚に相談し、助言を求めます。それでも自分に悪い点がなかった際には「自分の対応は悪くなかった」と開き直り、落ち込まないようにしています。

へこみやすい

氷マン(22歳 事務職)


焦って確認をせずに提出をしてしまい、ミスが見つかったり二度手間になることがあります。

焦っていても、もう一度提出するものなどに目を通して確認を心がけるようにしています。結局は自分がもう一度やり直すことになるので、面倒だなぁと思っても見直すことを心掛けています。ミスしても怒鳴られたりすることはないのですが、その分注意は響くので、一日中へこみます。

しかし、この会社以外でもやって行くためのスキルを学んだと思って切り替えたり、自分が悪かった場合は猛反省するだけして、落ち込むだけ落ち込みます。落ち込まないと同じミスをもう一度してしまいそうなので、落ち込むときは落ち込みます。その後は、もうやるしかないので勝手に立ち直ります。

仕事は計画的に

二宮勤二郎(42歳 SE)


工程スケジュールを作成するエンジニア

某大手のシステム開発に勤めています。お客様のニーズにあわせて、プログラムを作成して提供する仕事です。

形のないものから形を作る仕事であるため、ニーズのある方の具体的な要求内容を理解したり、プログラムを作るときにもどのような手順でどういったものを作らなくてはならないかなどと、色々な方とコミュニケーションを取る必要があります。

少しでも意思疎通が取れていないと、求められているシステムを作ることができなくなるのです。そんなミスが起こらないようにするには、正確な情報収集と相手とのコミュニケーションが欠かせません。コミュニケーションを気にしていても、予定どおりうまくいかないこともあり得ますので、特に重要なのは作業するスケジュールを計画することにあります。

早く完成させることも大事ですが、完璧なシステムを作らなくては意味がありませんので、綿密な計画をすることがとても重要なのです。

チェックリストの活用

社会人ななし(40歳 事務職)


私は日頃、書類作成や他の人が作った書類のチェックをしています。長年、仕事をして慣れていてもミスを起こしてしまいます。

書類作成で多いのは漢字の誤りや文章作成上のタイプミスです。このようなミスを減らすために必ずワードの文章校正の機能を使っています。これだけでも大分ミスが減りました。

また、他の人が作った書類をチェックする場合には必ず記載すべき内容が書かれているかをまとめたチェックリストを活用しています。そうすれば、どんなに忙しいときでも必要最低限の内容は確認することができます。

それでも、仕事上でミスをしてしまうときがありますが、これまでの社会人経験の中でクヨクヨ考えないことが得策であることを知っているので、もくもくとできる単純作業に没頭すると気持ちを切り替えることができます。

仕事で気をつけていること

うみぼうず(35歳 事務職)


私は忘れっぽい性格のせいで、複数の仕事を抱えた時に、ある1つの仕事を依頼されていたことをすっかり忘れてしまうことがあります。

複数の仕事があるときは、どの仕事から行えば効率的に終わらせることができるか考え、いったんは組み立てるもののそこからまた新たな仕事をかかえてしまうと途端に分からなくなってしまうためです。

そのようなミスをしないために、仕事の内容を付箋に書き出して、見える範囲内に貼っておくように心がけています。心がけてはいても書き出すことを忘れてしまうことがあり、ミスをしてしまうのでその時は、ミスをしてしまったものは仕方がないとあきらめて、そこからどうやって挽回をしていくかを一番に考えるようにしています。

いっそ周りに手助けしてもらうのも手です

ggさん(39歳 福祉職)


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私は仕事上、利用者さんの送迎を行います。今の勤務地はまったく土地勘がないところからスタートしたので、最初の数週間は先輩が同乗しての訓練から始まりました。

それからは自分だけで運転して業務を行わなければならないのですが、日によって利用者さんの人数が変わってきます。当然、送迎のルートも変わるのでよく道を間違ってしまいます。利用者さんに「今のところ右だよ」とか「さっきの道の方が早かった」と言われ落ち込むこともありました。

これじゃいかんと思い、送迎の後余った十数分や仕事帰りに送迎コース周辺をドライブすることにしました。これで事故や工事など思わぬトラブルにも対応できるようになりました。

それでも苦手な地区があるので、ミスしないために道に詳しい利用者さんを助手席に乗せてカーナビになってもらうことにしました。「どうせ間違うなら他人に頼ってしまえ」という気持ちの切り替えからの発想でしたが、頼られる方もうれしいみたいでこぞって協力してくれました。今でもなんとか無事故で走っています。

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仕事のミスを受け止めると社会人として成長できる

新入社員の方は一度ミスをすると仕事に対して萎縮してしまいミスがミスを呼ぶスパイラル状態に陥ってしまう可能性もあります。ミスをしない人間などいません。どんなベテランでも、ミスをしつつ仕事をこなしているのです。ミスは隠そうとするのではなくしっかり受けとめることで、社会人として成長することができるのです。