退職金の相場についての基礎知識

仕事を辞めた後に会社からもらえるお金の額は、仕事先やその人本人によって異なります。今の仕事を辞めることに不安を抱えている人は、大体の退職金の相場の知識を学んで次の人生へのステップアップに役立てましょう。

退職金の相場についての基礎知識

仕事を辞める前に知っておきたい「退職金の相場」4つの知識

すべての人が仕事を辞めるともらえると思ってしまいがちな退職金、実は誰でも受け取れるものではないのです。そうとは知らずに見切り発車で仕事を辞めてしまい、その後の人生計画が台無しになってしまうなんてことにもなりかねません。

人や会社によって違う退職金の相場についての基礎知識を身につけて、仕事を辞めた後の人生計画を立てましょう。ここでは退職金の相場の4つの基礎知識をご紹介します。

基礎知識1.退職金は“勤続年数”によって相場が変わる

退職金の相場に一番関わってくること、それが“勤続年数”です。勤続年数とは退職金を支払ってくれる会社の下で退職を迎える日までの期間です。一般的にこの勤続年数には、欠勤や長期の求職の期間も含まれています

腕組みしながら退職金の計算をする上司

もちろん働く女性が避けては通れない育児休暇なども勤続年数に含まれますが、あくまでもそれぞれの会社が定める退職金規定によって様々な違いがあります。

また、正社員として働く前の臨時社員/契約社員としての期間も退職金がもらえない場合が多いと言われています。退職金について疑問が浮かんだら働いている会社の退職金規定を必ずチェックするようにしましょう。

基礎知識2.退職金の相場は"退職理由”によって異なる

会社を辞める理由は退職者の数だけ十人十色です。しかし退職金はその退職理由によっても金額の相場が変わってくると言われています。退職の理由は大きく2つに分けることができるのではないでしょうか。

気に入らない上司と喧嘩をする男性

1.自己都合による退職

自己都合による退職とは、そこで働く「労働者からの申し出による退職」のことを言います。スキルアップのための転職や体調不良による長期休養、一念発起しての海外留学なども自己都合の退職となります。自己都合の退職は、あくまでも自分の意思と都合によるものなのです。

2.会社都合による退職

会社都合による退職には様々なケースがあります。採用時に提示された労働条件と実際の労働状況が明らかに違う場合や、会社による賃金未払い・不当労働・セクハラやいじめなどの人間関係・極端な重労働・健康に害を及ぼすような労働から退職せざる負えなくなる場合も会社都合による退職とされています。

一般的には自己都合による退職は、会社都合による退職よりも退職金の相場が低くなります。

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【履歴書の退職理由】会社都合と自己都合の書き方

基礎知識3.退職金の相場の計算方法とは

自分を辞める前に知っておきたいのが、「自分はどのくらい退職金を受け取ることができるのかどうか」ということではないでしょうか。

計算機で退職金の相場を計算する女性

もちろん会社によって退職金の計算方法は違います。しかし一般的には、「退職時の基本給×勤続年数に応じた係数」となります。会社や企業によって勤続年数に応じた係数は異なり、それぞれ勤続年数によって係数を定めています。

自己都合による退職の場合は、勤続年数に応じた係数が会社都合の退職の半分ほどに。必ず勤める会社や企業の退職金規定で確認しましょう。

例)

企業Aの支給率:「勤続年数5年で4.0(係数)、勤続年数30年で30.0(係数)」
退職者B:勤続年数30年、基本給40万円
退職者Bの退職金:40万円×30.0=1,200万円

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退職願の用紙についてと本文や封筒の書き方

基礎知識4.退職金は全額もらえないって本当?

退職金の相場を大まかに計算して安心してはいけません。その金額を丸々もらえるわけではないからです。退職金にもお給料と同様に住民税や所得税が課税されているので、その課税額を抜いた額が実際に受け取る退職金の額になります。もちろん退職所得として税金の申告をする必要があるのです。

不満気な表情で話しを聞く男性

しかしここで注目したいのが、『退職所得控除額』です。退職所得控除額とは、退職金にかかる税金を計算する際に退職金から控除できるお金です。従って税負担が軽くなります。

退職所得控除額の計算方法がこちらです。

  • 勤続年数20年以下:40万円×勤続年数
  • 勤続年数20年以上:70万円×勤続年数-20年+800万円

例)勤続年数29年6ヶ月の退職者の退職所得控除額の計算

端数の6ヵ月は1年に繰り上げます。よって勤続年数は30年になります。
70万円×(勤続年数30年-20年)+800万円=1,500万円

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【退職願の書き方】正しい書き方と具体例

退職金の相場を前もって知って、退職後の人生設計を立てよう

退職金は勤めている会社や企業などによって、もらえる額から退職金の計算方法まで違うことが分かりました。極端な話になれば、場合によっては退職金がもらえないケースだってあるのです。「仕事を辞めて、退職金で新しい人生をスタートさせたい!」なんていう考えを持っている人はちょっと待った!

勢い余って退職願を出す前に、まずは勤めている会社の退職金規定をチェックすることをおすすめします。そして退職金の4つの基礎知識を学びましょう。

  1. 自分の勤続年数と勤務先の退職金規定の関係
  2. 自己都合か会社都合の退職なのかを判断
  3. 退職金の相場の計算方法
  4. 退職金に関係する税金について勉強

以上4つのことを踏まえて、仕事を辞めても路頭に迷わない人生設計を立てましょう。

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