時候の挨拶を春夏秋冬の季節で使い分けるための文例集

社会人として、きちんとした挨拶ができることは基本中の基本です。手紙においても同じで時候や季節に適した挨拶をすることが常識です。相手にきちんとした印象を与える、時候の挨拶、季節の挨拶の文例をご紹介いたします。四季に相応しい素敵な挨拶でお世話になった方に手紙やメールを送りましょう。

時候の挨拶を春夏秋冬の季節で使い分けるための文例集

春夏秋冬の時候の挨拶の文例

ビジネスにおいて、手紙やあいさつ文を書く機会は意外と多いものです。「いつも似たり寄ったりの挨拶文になってしまう」ことを悩んでいる人も、意外と多いものです。時候の挨拶の文例を覚えて、文章の書き出しがいつも同じにならないように工夫しましょう。

春の挨拶

一年の始まりである「春」は、何かとあいさつ文を書く機会も増える時期です。ですが、春と言ってもまだ寒さが残る時期や、夏のように汗ばむ時もありますので、気候やタイミングに合わせて使い分けましょう。春の挨拶の文例をいくつかご紹介します。

春に咲く満開の桜

寒さもようやく和らぎ始めました。皆さまにおかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。

春とは名ばかりの厳しい寒さが続いております。いかがお過ごしでしょうか。

めっきりと春らしくなってまいりました。皆さまにはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

陽春の候、ますますご繁栄のこととお喜び申し上げます。いつも一方ならぬお力添えをいただき、誠にありがとうございます。

春風が若葉にかおる季節がやってきました。いかがお過ごしでしょうか。

夏の挨拶

夏は、梅雨の時期や酷暑の時期など、季節のご挨拶を送る機会も多くあります。暑さや湿度で体調を崩す方も増えてきますので、体を気遣う文章が特にふさわしい季節とも言えます。地域によってはお祭りの時期ともなりますので、そのような行事に絡めた文章も良いでしょう。

友だちと夏祭りに出かける女性

なかなか青空が見られない季節となりましたが、皆さまにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

梅雨の折から、皆様ますますご清栄のことと存じます。いかがお過ごしでしょうか。

青葉若葉のみぎり、皆さまにおかれましてはますますご繁栄のことと存じます。

梅雨が明け、暑さがますます厳しくなってまいりました。いかがお過ごしでしょうか。

チン、シャンと街中がお祭りに染まる時候となりました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

今年は空梅雨となってしまい、一雨欲しいうだるような暑さが続いています。皆さまに置かれましてはますますご清栄のことと存じます。

まだまだ暑さが衰えませんが、皆さまにおかれましてはますますのご繁栄のこととお喜び申し上げます。

暦の上では秋になりましたが、まだまだ耐えがたい暑さが続いております。皆さまにおかれましては、お変わりありませんでしょうか。

秋の挨拶

夏季休暇を終えると、そろそろ秋の実感がわいてきます。秋にビジネスレターを書くときには、社内行事などにちなんだ文章なども相手への関心の深さが見える文章になるでしょう。一般的な、秋の時候の挨拶文例を記します。

秋本番で紅葉するモミジ

今年は例年に比べ残暑が長く厳しいものとなりました。皆さまにおかれましては、お変わりなくお過ごしでしょうか。

さわやかな季節となりましたが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。いつも私どもを引きたてて下さり、誠に感謝の念に堪えません。

朝晩冷え込む季節となりましたが、皆さま、お変わりなくお過ごしでしょうか。

秋の色が日に日に濃くなってまいりました。ますますご繁栄のこととお喜び申し上げます。

いよいよ秋も本番になり、街の木々の色も美しく色づいてまいりました。皆さまにおかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

木枯らしが吹き始める頃となりました。皆さま、お変わりなくお過ごしでしょうか。いつも一方ならぬお力添えをいただき、誠に感謝しております。

冬の挨拶

年末年始と、あいさつ文を送る機会が多くなります。また社内外のイベントも増える時期ですので、配慮した文章を書くことができます。時期に合った文章を使用するようにしましょう。

冬の大雪原と雪に覆われた木

歳末となり、ご多忙のことと存じます。皆さまにおかれましては、ご健勝にお過ごしでしょうか。

師も走る気ぜわしい季節となりました。皆さまからのいつもの暖かいご支援に感謝しております。

例年にない寒い冬となりました。いかがお過ごしでしょうか。

例年になく過ごしやすい冬となりました。皆さまにおかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

新春、お喜び申し上げます。いつも一方ならぬお力添えをいただき、誠に感謝しております。今年も変わらぬご配慮・ご支援賜りますことを、社員一同お願い申し上げます。

極寒の候、ますますご繁栄のこととお喜び申し上げます。いつも一方ならぬお力添えをいただき、感謝の念に堪えません。

梅のつぼみがそろそろふくらみかける頃となりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

ビジネスシーンで使える!お礼文の文例

お礼の文章を書くことは、ビジネスや個人の生活でも何度も必要となります。メールでも気軽に謝意を伝えることができるように、いくつかのパターンを覚えておきましょう。

おかげさまで、この度の企画商品を完売することができました。

この度は弊社にご依頼いただき、誠にありがとうございました。

いつもご愛顧いただき、本当に感謝しております。

いつも一方ならぬお力添えをいただき、厚くお礼を申し上げます。

いつもご支援いただき、お礼の申しあげようもございません。

ビジネスで使う「拝啓」と「敬具」の意味と書き方

春夏秋冬で時候の挨拶を使い分けよう

時候の挨拶もお礼文も、基本は「相手を思う気持ちをどれだけ伝えられるか」です。拙い文章でも誠意がこもっていると感じてもらえるように、春夏秋冬で「時期に合った」「相手にふさわしい」文章を書くように心がけましょう。