社員旅行で海外に行くならおすすめは?15人に聞いてみた

社員旅行で海外に行く企業は意外と多いもの。台湾や韓国、バリ島、ハワイ、マカオ、グアムなど行き先はさまざまですが、どんな場所が人気なのでしょうか。社員旅行で海外へ行ったことのある社会人15名に、行ったことのある国やおすすめの国、次の社員旅行で行きたいスポットを調査しました。

社員旅行で海外に行くならおすすめは?15人に聞いてみた

社員旅行で海外へ行くならどこ?人気の国をリサーチ!

社員旅行の行き先に海外を選ぶ企業は少なくありません。韓国や台湾、セブ島などのアジア圏からハワイやグアムといったリゾート地まで、社員旅行で海外に行くといっても様々な国が挙げられますが、中でも人気なのはどんな国なのでしょうか。

社員旅行で海外へ行ったことのある15名の社会人から、実際に行った国の魅力と、今後の社員旅行で行きたい国について調査しました。

海外への社員旅行は自費?会社負担?

パスポートと飛行機のミニチュア

旅費の負担額については、自費負担で行ったという方もいれば、毎月5000円程度の社員旅行積立をし、そこから費用が捻出されるという方、全て会社負担というケースなど企業によって様々です。

全額会社が負担という場合には、お土産や食事代、アクティビティなどは自費というケースが多い傾向にあります。中には仕事での成績やノルマによって負担額が増減するといったシステムの会社もあるようです。

社員旅行で実際に海外に行ってみて魅力を感じた国は?

社員旅行で実際に行ったことのある国についての回答を見てみると、圧倒的に多かったのがハワイやグアムなどです。非日常感を楽しめるリゾート地は、社員旅行においてもやはり人気のスポット。特にグアムは日本からも距離が近く直行便で3時間半ほど、時差は1時間と気軽に行きやすいというのが大きなメリットです。

次いで、韓国(済州島)や台湾、中国(マカオ、香港)といったアジア圏、マレーシア、シンガポール、タイなどの東南アジア圏へ行ったことのある方が多い傾向にあります。近場の国なら時差も少ないため、疲労感を気にすることなく思い切り社員旅行を満喫できます。

もし次に社員旅行で海外へ行くなら?

オーストラリアのエアーズロック

「次に社員旅行で海外へ行くとしたらどこの国へ行きたい?」という質問では、オーストラリアが最も多い結果となりました。壮大な自然が広がる景色、可愛いコアラ、ラフティングなどのアクティビティが充実しているのも大きな魅力のようです。

また、マレーシアやインドネシアのバリ島などもやはり定番の人気スポットです。欧米文化圏やヨーロッパを挙げている方は意外にも少数派となりました。

社員旅行で海外を訪れたときの体験談15

社員旅行で海外へ行ったことのある方15名に、当時のエピソードを踏まえてその国の魅力や次に行きたい国について語っていただきました。

20代社会人の方の海外の社員旅行体験談

バリ島は社員みんなで盛り上がれる

はな(25歳 営業職)


毎年社員旅行がありますが、全額会社負担です。

会社の業績によって行き先が変わりますが、海外ではバリ島・タイ・台湾に行ったことがあります。一番良かったのはバリ島です。

社員同士とても仲が良い会社なので、みんなでバナナボートに乗ったり、シュノーケリングをしたりして盛り上がりました。あまり綺麗な海ではありませんでしたが、十分楽しめました。また、お料理がとても美味しくて安いのも魅力的でした。グループに分かれて好きなレストランで食事をとりましたが、ハズレは全くありませんでした。海外の方も多いので世界各国の料理が楽しめます。雑貨店も多く、女性社員は大はしゃぎでした。

毎年違う場所に旅行に行きますが、私としてはまたバリ島に連れて行って欲しいです。

ハワイへの社員旅行

さき(25歳 事務職)


私が勤めているところは毎年社員旅行のある会社です。部署ごとに自由に場所を選んで旅行へ行くことができます。費用は定額で会社からの補助があり、不足分は自費になりますが、ほとんど会社からの補助で足りるので、手出し費用は数千円になることがほとんどです。

社員旅行で行った海外は中国とハワイです。この2カ国で比較するとハワイが断然魅力的でした。ハワイには4泊6日で、1日間は行った会社のメンバーと一緒に行動するのですが、あとの日程は自由行動だったので事前にやりたいこと、行きたいところなどを決めておいて、一緒に行動したい人とやりたいことをする、そんな自由度の高い旅行でした。

ハワイは海でのアクティブができ、海へ潜って魚たちと触れ合うことで、リフレッシュもできました。景色もよく、海辺での休息も充分にできました。

次に社員旅行で海外へ行くなら、ヨーロッパに行ってみたいです。行ったことがないですし、会社の仲間と一緒なら安心して旅行できると思います。

チェスキー・クルムロフの風景

台湾食い倒れの旅

たこ(29歳 マネージャー)


社員旅行は全額会社負担、現地でのお小遣いのみ自己負担です。

旅行地は台湾で、会社の事業にかかわる視察を兼ねた2泊3日の旅行でした。台湾の観光地にも行き、何より台湾屋台の食のバラエティの豊かさにびっくりしました。日本にはない食文化と食材に出会い、毎食楽しめました。夜は深夜までお店が開いており、夜遅くにもかかわらず多くの人が火鍋を食べているのが印象的でした。

また、マッサージ店なども手ごろな価格からあり、日本にはないサービスがあるのが魅力です。お茶の文化も強いので、お土産選びも楽しかったです。宿泊したホテルも街中にありながら部屋には大きなバスタブがあり部屋も広く、贅沢な社員旅行でした。

近くて食文化も独特なアジアも魅力的ですが、次は欧米文化圏に行きたいです。

右も左も分からない海外旅行

なっぱっぱ(28歳 事務職)


私の会社は2年に1回社員旅行があります。業績にもよりますが殆どが海外です。旅費はもちろん会社負担ですが、ご飯やアクティビティは自費になります。

旅行先はハワイ2回、台湾1回行ったことがありますが一番印象に残っているのはやはりハワイですね。海も綺麗で食べ物も美味しく、日本語がアラモアナなどの中心部なら伝わるところが良いですね。

ただ、中心部から離れたローカルな場所へ行くと日本語は通じないしメニューは全て英語なので日常会話程度ができるくらいじゃないと充分に楽しめません。地元の人たちとの交流も英語がしゃべれなければ楽しさ半減ですので、やはり海外へ行く際はしゃべれたり文字が読めればその地域の魅力が存分に味わえます。

次また社員旅行に海外へ行く機会があるとすればやっぱりハワイに行きたいです。何度行っても新しいショップができていたり、新しいアクティビティがあるのでいつまでも楽しめる観光スポットですのでおすすめです。

近場のビーチ

りかこ(27歳 歯科衛生士)


私の会社では、旅費は全て会社持ちでした。社員旅行へはあまり時間もないために近場のグアムです。旅費自体が安いのも関係していると思います。グアムは安い上に近く、でもアジアの観光地とは違い海外感が味わえるのでとてもおすすめです。

日本人も多いため、他国に比べると英語が苦手でもわりと不便なく観光もできると思います。食べ物も美味しいですし、ビーチを楽しみながらショッピングも楽しめるのも魅力です。町自体も狭いため、社員の居場所なども割と掴みやすく安全だと思います。

もし、社員旅行で他の国へ行けるのであれば次は香港に行きたいです。人数も友達と行くときとは違い大人数なので、飲茶などを少しずつつまんでたくさんの味を楽しめそうですし、マッサージや観光、カジノなどわりと男女、年齢問わず楽しめそうだなと感じます。

ハワイ最高!

まるこ(28歳 事務職)


社員旅行の費用は、全額会社が負担してくれました。オプショナルツアーも2つまでは会社が負担してくれて、滞在中の夕食も初日と最終日は会社が負担してくれたので、自分で負担するのはランチとお土産や自分の買い物だけという感じです。

社員旅行ではハワイとオーストラリアに行きました。社員旅行で行った国の中でも一番魅力的だったのはハワイです。12月26日から30日までの社員旅行だったので、暖かいハワイでクリスマスと新年の感じを初めて味わうことができてとても贅沢な気分になり、年末まで仕事を頑張ってきて良かったと思いました。また、それまでの疲れが嘘のようにスーッと引いていくような感じがしました。

次に社員旅行で行きたいのはスペインです。サグラダ・ファミリアを見てみたいです。

バルセロナのサグラダ・ファミリア

私の会社の社員旅行について

AU88(28歳 事務職)


去年社員旅行で台湾に行きました。参加は本人の自由なので費用は自己負担でした。

社員旅行では韓国、台湾に行ったことがあるのですが、私は台湾の方が合っていたように思います。韓国でも台湾でも観光をするには全然不自由なかったのですが(店員さんが日本語を話せたり、交通網が発達していたため)、私は辛い物が苦手なので台湾の方が良かったかなと思いました。台湾の食事は主に醤油ベースなので日本人の口にも比較的合うのではないかと感じました。

また、日差しの強い国なので、ハトムギやきくらげなど美容にいい食べ物が料理の中によく入れられていたのも良かったです。マッサージや台湾式シャンプーもよい経験になりました。

もし次回社員旅行に行くのであれば、今までずっとアジア止まりだったのでオーストラリアに行ってみたいです。旅行費用は高くなってしまいますが、日本からも比較的近いし、綺麗な海やコアラを見てみたいです。

30代社会人の方の海外の社員旅行体験談

香港マカオ煌めきの4日間

ほし(31歳 歯科衛生士)


某旅行会社の海外ツアーだったのですが、旅費に関しては半額は会社持ち、もう半額は毎月5千円ずつの積立をして旅行へ行きました。今回が初めての海外社員旅行で、行った国は中国の香港とマカオになります。

この旅行で私が特に感動したのはマカオでした。高速船で一時間ほどかけて向かった先のマカオはカジノのイメーしかありませんでした。しかし、このマカオ半島には世界遺産が点在しているそうです。西洋文化と中国文化が混ざり合った建築物や町並みは独特で石畳やタイル、パステル調の建物を目にし、日本では感じられない感動を味わいました。また日常と世界遺産が混同しているという点が面白かったです。今で言う、フォトジェニックな街でした。

今後また社員旅行で行くのならば、高い旅費ではなくても行けるアジア圏(台湾、韓国)がいいです。

社員旅行で行った済州島

ひまわり(31歳)


私達の会社は、社員旅行は自費で行くので毎月5000円ずつ積立をしていました。向こうでの食費のみ会社が負担してくれます。

プライベートでは違う国も何度か行きましたが、社員旅行で海外に行ったのは済州島しかありません。済州島の魅力は、ビーチもありカジノもありでゆったりとリゾート気分を味わえるところです。ご飯も美味しく、海鮮鍋や焼肉等を楽しみました。皆で観光地巡りをするのも楽しかったです。観光地に行った際になぜか地元の方から写真を一緒に撮ってほしいとせがまれたのをよく覚えています。

次に社員旅行で海外旅行に行くなら、アジア圏の台湾マレーシアに行きたいです。どちらも物価は安く、食事も美味しいと有名なので是非行きたいなと思います。

台湾の豚の角煮

社員旅行で初めてバンコクへ行った感想

haru0309(35歳)


今までパスポートとは無縁の生活をしていましたが、会社の社員旅行で初めて海外旅行をすることになったのが、昨年末のことでした。飛行機、ホテルなどの旅費は全て会社負担のため、作成したパスポート費用のみ負担で済んだことは経済的にもよかったです。

初めて訪れたタイの首都バンコクは微笑みの国と称されるだけあって気候も人もすごくあたたかかったです。フリータイムの際に軒先の屋台を訪れたのですが、つたない英語で必死に料理の注文をしている私の姿を見て、わざわざ隣の店に行って写真つきのメニューを持ってきてくださり、その写真と同じのを作ってくれるなど、すごく人情味溢れるタイの魅力にすっかりはまってしまいました。

会社の業績が良く、これから毎年末、海外旅行があるようです。次は同じ東南アジアでももう少し穏やかなイメージのあるマレーシアも訪れたいと思います。

成果旅行でシンガポールへ!

kanan(30歳 営業)


社員旅行は、成果目標(ノルマのようなもの)を達成することができた社員は会社持ち、それ以外は成績ランクに合わせて費用がかかります。現地への交通費(海外の場合は飛行機代)は全員分が会社持ちになります。

社員旅行は国内の時と海外の時があり、今年はシンガポールへ行き、昨年はグアムでした。今までではシンガポールが一番です。日中はホテルのプールで泳いだり、ショッピング、観光など思い思いに過ごし、夕方に集合してディナーに行くというスケジュールでした。シンガポールはチリクラブをはじめ、現地のローカルフードがとても美味しい国です。また、イギリスの影響が現在でも残り、高級ホテルでのアフタヌーンティーは日本の一流ホテルを超えるクオリティでした。海外旅行では食事が口に合わず残念な思いをすることもありますが、シンガポールは美食の国なので食事も最高に楽しめました。

今後、社員旅行で行ってみたい国は、リゾートを楽しめるタイです。日ごろの喧騒を忘れて、日中はゆったりと過ごし、夜は同僚とお酒を飲みたいです。

社員旅行について

たなか(30歳 専門職系)


私は社員の方と海外旅行へ行ったことがあります。社員旅行という形でしたが、行きたい人だけ行った感じの旅行でした。そのため旅費はほとんど自費でありました。

海外旅行はイタリアに行きました。イタリアはミラノ、フィレンツェ、ローマ地域に行きました。イタリアの中でもフィレンツェが素晴らしく良かったです。フィレンツェは街並みや夜景がとてもキレイで、日本人からみるとかなりオシャレな街並みという感覚がしました。またコロッセオなどの歴史的建造物もあり、感動も味わえました。

次に社員旅行にいくならオーストラリアに行きたいです。オーストラリアの壮大な景色を見たいと思っています。

毎年夏は社員旅行で海外へ行きます

ひまり(37歳 営業職)


私は現在都内の小中学校に給食物資を納める仕事をしています。よって夏はまるまる1ヶ月の夏休みがあるのです。その夏休みを利用して毎年社員旅行で海外へ行っています。旅費はすべて会社負担です。しかし現地で個人的に飲食をする場合やおみやげを買うのは原則自己負担ということになっています。

今までに行ったことのある国はタイ、カンボジア、台湾、中国などのアジア諸国です。海外旅行の中でも比較的リーズナブルなのでこれらの国を選んでいるとのことです。もっとも良かったなと思う国はタイです。自由な気質と物価の安さ、遺跡や観光する場所の多さが魅力的でした。また食事をするにしても安くておいしい店が多いので、個人的にまた行ってみたいと思っています。

今後社員旅行で海外に行く場合は、インドネシアに行ってみたいです。特にバリ島は海も綺麗で大自然に癒されそうだからです。国を選ぶのは社長の独断ですが、インドネシアの魅力をアピールしてみるつもりでいます。

海が綺麗なインドネシアのビーチ

社員旅行でゴルフデビュー

こん(37歳 事務職)


社員旅行ではグアムに行きました。費用は会社負担だったので行くことにしたのですが、自由時間にゴルフをするか買い物するかの2択しかありませんでした。買い物は面倒臭そうだったし、ゴルフは打ちっぱなしに行き始めたばかりの初心者だったのですが、リゾートだから下手くそでも大目にみてもらえるだろうと思いゴルフコースを選びました。しかし日本よりはるかに暑く、陽射しの強い国ですので体力的にかなりこたえました。

また、日本の近所のコースじゃあり得ない海超えのポイントがあったりして、全然初心者向けじゃなかったです。結局迷惑をかけそうなコースはリタイアしたのですが、周りは親切だったしなかなか体験出来ない所だと思うので楽しめました。

もし、また社員旅行で海外へ行くとしたら、観光バス等で色々なスポットを回れるバリ島がいいです。

40代社会人の方の海外の社員旅行体験談

社員旅行で行ったマレーシア

ひろゆき(41歳)


会社が全額負担をしてくれる社員旅行でマレーシアに行きました。マレーシアには工場を建てたということもあり、社員旅行なのに自社工場の見学を行いました。

マレーシアの郊外は予想より整備されており、ホテルも非常にきれいで立派でした。全面窓になっていて、同僚は窓がしまっていることに気がつかず窓に頭を打っていました。それくらい綺麗でした。

旅行はいくつかのオプションを選べたのですが、僕はゴルフをしました。ホテルからバスで15分くらいのところにあり、とても自然が豊かでかなりリラックスと気分転換ができました。

次もマレーシアで良いのですが、強いて言うならオーストラリアに行ってラフティング(ゴムボートでの川下り)をやってみたいです。

社員旅行で海外へ行くなら是非リクエストをしてみて!

社員旅行への参加に対し消極的な方も増えている一方で、今回の調査では「海外での社員旅行を大いに満喫した」という方の回答がほとんどでした。

国によって楽しみ方・過ごし方も様々ですが、どの国にもそれぞれの魅力があります。会社側に社員旅行について「こんな所へ行きたい」と要望を出せるのであれば、ぜひ自分の行きたい国をリクエストしてみてはいかがでしょうか。