営業がつらくて辞めたいと思ったときの対処の仕方

「営業を辞めたい」と思う人は非常に多いです。営業は会社の花形部署でもあり、離職率も高い厳しい職種です。いざ営業職を辞めたいと感じた際にはどうすべきなのでしょうか。辞めてしまう前にこちらの記事でいま一度自分の気持ちを整理してみてください。

営業がつらくて辞めたいと思ったときの対処の仕方

「営業を辞めたい」と思ったらどうすべきか

営業は企業の花形部署であり、その一方で離職率も非常に高い「戦場」でもあります。企業活動の最前線でマネージャーの指令に従って戦い続け、入れ替わりも激しいその特徴から「ソルジャー社員」と揶揄されることが多いのもこの職種です。

実績を残すことができれば英雄、実績がなければ奴隷のように扱われるとまでは言いませんが、実績次第で社内での扱いも大きく違ってくるのもまた事実。そんな環境下で心身ともに激しく消耗し、もう辞めたいと思っている人は今も昔も非常に多いものです。

「営業を辞めたい」と思う理由は何なのか?そして、辞めたいと感じたときに営業マンはどう行動すべきなのか?今回はこの2つのポイントについて探っていきます。

営業マンが「営業を辞めたい」と感じる理由とは

夜の屋上で悩む男

営業の世界に飛び込んではみたものの、その世界を厳しく感じるという人は少なくありません。そして、各自の状況も違いますから、営業を辞めたいと思う理由も様々です。

1 コミュニケーションがそもそも苦手

営業が苦手な人の中には、そもそもコミュニケーションが苦手な人もいます。その多くは希望して営業職についたのではなく、会社都合で配置された場合も多く、合わない仕事で成果も出ず、上記のような悩みを抱えて心身が憔悴しきっていることも少なくありません。

2 ノルマが厳しい

営業の最大のハードルといえば「ノルマ」です。毎月や毎期の目標の達成を求められますが、その目標は決して楽なものではありません。

そして、そのノルマの達成について上司が厳しく管理をしているもので、数字についてコミットメントを求められたり、また数字が足りなければどうやってそれを埋めるのかアクションプランの提出を求められたりと、とにかく達成に向けての重圧は並々ならぬものがあります。

自分でノルマを設定できるなら良いのですが、多くの場合は経営陣が計画した「都合のいい」目標数字を分解して各人に下ろしてきたものですから、いわば「天災」のようなもの。営業マンたちにも、そして中間に立つ上司たちにとっても等しく辛いものになりがちなのです。

3 同僚との比較が辛い

営業で辛いことのひとつに、「同僚との比較」があるという人は多いものです。「同期の○○は数字を出しているぞ」というような上司の激励・叱責を聞きながら「そんなこと言われても…」と思う営業マンはやはり多いでしょう。

比較先の相手が全然スペックの違う相手だったり、また営業先に恵まれている相手だったりすると不公平感から尚更つらい思いをしてしまうということも少なくありません。

社内での皆の視線も、自分の社内における影響力も、実績に応じていろいろと違ってきますし、そういった雰囲気が非常に辛く感じるものです。気づけば職場の人間関係が上手くいかなくなっていて、孤独感を感じる人も多いのです。

4 商品・サービスが売れない

ヘルメットが売れず悩んでいる営業マン

「裸足で過ごしている原住民に靴を売るのが営業」などと言いますが、要らないと思っている相手に何かを売るというのは、スタート時から不利であることは間違いありません。
ある事ない事を言って丸め込んで販売したところで、後日のクレームは避けられませんし、また自分が騙しているような気分になってしまって後で自己嫌悪ということもあります。

売れないだけならまだしも、怒られたり罵声を浴びせられたりと、嫌な気持ちになることもたくさんあります。手土産を自腹で持って行っても、営業面では何も効果がない、経費だと思ったものが清算されないなど、経済面でも損失を被ることもあります。

商品やサービスが売れればすべて良い思い出にもなりますが、売れない時は全てが憂鬱で、嫌になってしまうものです。

5 昇進・昇給が見込めない

営業を辞めたいと思う人の中には、なかなか昇進や昇給が見込めず焦るという人も少なくありません。

営業の世界は歩合給が多いので、上手くいけば若くして昇給・昇進が期待できますが、数字が上がらなければ新卒並の給料が続く場合もあります。年齢を重ねて、家族ができたりするとそれなりの収入が無ければ生活が回りませんし、自尊心も傷つきます。

もちろん成果を残した人しか昇進もできませんし、営業人員に比して昇進できる枠は圧倒的に少ないため、よほど有能な人でなければ営業の最前線を抜け出せない構造になっていることも少なくなく、先が見えずに憂鬱になることも多いのです。

6 拘束時間が長い

営業は自由な時間が多いという言い方もありますが、実際には遊ぶこともできず、仕事もできないという中途半端な時間が多いものでもあります。顧客の都合に合わせるしかないため、営業マンが拘束される時間は長くなりがちです。

「夕方以降しか空いていない」と言われれば待つしかありませんし、また訪問先が遠ければそれだけ移動に時間を費やされ、目標としている訪問件数を回れないこともあります。加えて急な接待が入ったり、御用聞きのために休日祝日関係なく呼び出されるなど、いろんな形で仕事に拘束されることも多く、そのためにプライベートがうまくいかない人も多いのです。

7 キャリアが身につかない

営業職を辞めたい理由や不安を感じる原因のひとつは、日々同じことが繰り返されるためになかなか専門的なスキルが身につかないことです。そのため、転職活動では不利になるとよく言われます。

営業の求人は常にあるため、気づけば営業職から営業職に臨まぬ再就職をする人も少なくありません。こうしたことを繰り返し、ふと自分のキャリアを考えた時に「生涯営業で大丈夫だろうか」と考える人も多いのです。

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数字の責任

ともくん(31歳)


現在は営業職ではないのですが、3年ほど前まで営業をしいてました。営業所の中で一番若手でした。毎月の営業会議が嫌で嫌で仕方なかったです。なぜなら営業には数字がつきもので、当時は営業成績も悪く数字が未達だったので、会議では上司から「なぜ数字を達成できないのか」と、もう針のむしろ状態です。得意先では評価されていたのですが、なかなか数字として表れませんでした。

そんな中、ひょんなことから得意先から気に入ってもらえ、大きな案件を受注することができました。「これで営業として任されている数字も達成でき、会議でも詰められない」と思っていた会議で、数字を達成できた月の会議でも「あれはやったのか?」「これはやってるか?」と結局上司からは詰められる始末…。

結局、会議では誰かを詰めないと終らないんだと思ったときに営業はもういいやと思うようになりました。現在は営業から離れ、同じ会社の営業部門とは違う部門で働いています。

目の前で名刺をビリビリに破られた

たくや(30歳 営業職)


大学卒業したての新入社員の頃に一人で飛び込み営業をしていました。最初は緊張していたのですが、初めて行ったお客さんでも話を聞いてくれたり、励ましてくれたりしていたので段々営業にも慣れてまだ契約は取れないけれど自信を付けてきたころでした。

30人くらいの規模の中小企業の営業所に飛び込み営業を掛けると、見るからに怖そうな社長が応対に出て来ました。社長と言うだけでビビッてしまったのですが緊張して名刺を渡すと社長はジロジロ名刺を読んだ後無言でこっちをジロリと見ました。

僕が暗記してきた営業文句を早口で話し始めたところで社長が僕の名刺をビリビリにやぶいてヒラヒラとゴミ箱に捨ててしまい僕はびっくりして無言になってしまいました。「帰っていいよ」と冷たくあしらわれ他の社員も「あ~あ」と言った視線を送ってきたのがわかり情けなくて帰り道に泣いてしまいました。

その時は絶対営業を辞めたいと思ったのですが、先輩たちに慰められて営業を未だに続けています。

私はなぜ退職を決断したのか

いちごかり(53歳 生産管理職)


以前私が営業の仕事をしていた時の話です。職業安定所からの紹介で、私は中途採用で入社しました。欠員補充だった様です。私が在籍中に上場した勢いのある会社で、職場の雰囲気も良く、取り扱っている商品も良く、満足のいく転職でした。私が入社後、数ヶ月後の4月に新卒の新入社員が1名配属されてきました。

その人はちょっと暗い感じで、営業向きじゃ無いと直感しました。やはりその人は営業成績が悪く、上司からも何度も呼び出され何か言われているようでした。私はその人に「頑張ろうな」と声をいつも掛けていました。私は自分で言うのは何ですが結構営業成績もトップクラスでした。

しかし、数年後に私は退職を決断することになりました。なぜなら、私より先にその人が昇格したからです。中途採用はよほどずば抜けていない限り、この会社では評価されないと思い退職しました。

お客さんに怒鳴られ泣きながら接客

からあげ子(34歳 専業主婦)


6年ほど前から3年間ほど保険の営業の仕事をしていました。現在は辞め、専業主婦をしています。

当時、お客さん宅へ訪問しご契約内容の確認をしていたら、お客さんから質問攻めに遭い、わかるはずのない理不尽なことまで聞かれ私が答えられずにいると、持っていたボールペンを投げてきて、「わからん事だらけじゃないか!こんなんでサインできるか!」と怒鳴られたのです。

私は驚きと恐怖でその場で泣いてしまい、謝ってから帰り、再度上司と訪問することになりました。色んなお客さんと接しなければならない、対応しなければならない営業の大変さを身をもって感じ、辞めたくなりました。

実際に仕事は辞めましたが、それから1年以上続けてからの結婚が理由だったので、その時は先輩達からのアドバイスのもと乗り越えなければならないと学び、続けることに決めました。

頭を下げてるサラリーマン

不動産営業マンを辞めたきっかけについて

haru0509(35歳)


大学卒業後、新卒として不動産会社の営業マンとして約三年間働いていました。希望と多少の不安を抱いての初出社から約3年、体力的にも精神的にギリギリの状態で働いていましたが、志半ばで退職することになったのです。

一番の理由は、自宅から遠く離れたモデルルームに配属されたことでした。往復四時間の通勤と、営業ということで成績が悪ければモデルルームに泊り込みで営業をするという過酷な環境下での仕事により、とうとう身体を壊すはめになってしまったのです。

ですが人と接する営業職への憧れ、魅力は変わりなく、現在は全くの畑違いですが、旅行会社の営業マンとしてモデルルームではなく、会社のオフィスで旅行企画を練っている日々です。

営業のつらいところ

だいこん(32歳 営業職)


新卒で入社してから現在に至るまでの約10年間、ずっと営業をやっています。

法人営業なのですが、辛いところはやはり数字です。私の会社は半期毎に決算があるのですが、決算月は本当にボロボロになるまで数字を追い続けます。ですが、本当に辛いのは決算月ではありません。数字というのは怖いもので、決算月が終わると全員一律でゼロからのスタートに戻ります。決算月に追い込んで、ヒーローになったとしてもひとときの栄光です。そこにやりがいを見出す方もいらっしゃるとは思いますが、私には苦痛です。

法人営業の場合、販売して終わりではなく、フォロー等販売後に忙しくなることの方が多く、数字はリセットされていても、仕事量は増える一方です。しかしながら、顧客との関係性作り等、楽しみもありますし、何より一日中社内で仕事をするなど私には考えられないので、現在も在籍しています。

結果が出たときは楽しい

みなみ(24歳 営業販売職)


現在、音楽教室で楽器の営業販売の仕事をしています。私が働いている音楽教室には、楽器を展示していないため、レッスンを受けている生徒様から楽器を購入していただくことが難しい環境です。そのため、体験レッスンを受けられたときに楽器の所有をリサーチしたり、未所持の生徒様のお家へ営業電話をしたりしています。

しかし、すぐに店内で楽器を紹介することが出来ないため、近隣の店舗へ誘店しなければなりません。営業の電話をしても、なかなかお話を聞いてくださらなかったり、上手く誘店まで繋げられたのにネットの方が安いからと断られたり、数字がなかなか上がらず、辞めたいと思うことも多々ありました。

今でも「営業電話をするとしつこいと思われるかもしれない」と思ってしまい、あまり好きではないですが、少しずつ成績が上がることの楽しさも感じられているので、仕事を続けられています。

研修中から辞めたかった

あいこ(30歳 事務職)


一般職として入社した金融機関でしたが、入社後、研修をしていくうちに、本格的に営業をやらなければならない雰囲気を感じ辞めたくなりました。

窓口で保険の販売をすることは知っていましたが、ノルマなどはないかあっても緩いものだとばかり思っていたため、実際に研修を終えて働き出した時、上司や先輩からも営業をがんばるように言われ続けるとは思いませんでした。

子供連れのお客様を見れば、手続きが終わった後、必ず「さっきのお客さんは保険どうだって?」と聞かれ続け、営業成績が悪いと保険営業の勉強会への参加が求められました。その勉強会は残業扱いにはならず、終業後、所属店舗とは別の店舗に行って行うのですがその交通費も自腹でした。

細かい事務処理や接客は我慢できましたが、営業は慣れることがなく、さすがにこのままやり続けるのは無理だと思い27歳の時に転職しました。現在はIT企業で事務をしており、営業も接客もなくなりほっとしています。

年配の先輩の嫉妬に苦労しました。

しそ昆布(35歳 法人営業)


現在も主に法人への営業を行っています。営業は同じ課の同僚と競う職種でもあり、妬みなども多い仕事でもあります。このため、年配の先輩よりも高い結果を残した場合に先輩からの嫉妬があり、ある時には事務方からの重要な連絡を言付かっていながらわざと伝えてくれず、取引に失敗したことがあり、その際に営業を辞めたいと思いました。

しかしそれでも仕事は辞めませんでした。その理由は、上司でもある支店長が私への評価をしっかりと行い、これまで契約社員だったのを正社員へと登用してくれたことです。さらに嫉妬深かった年配の先輩も配置換えによって転勤したので、これまでの憂いがなくなり、じっくりと腰を据えて仕事することができるようになりました。

あまりにも心身ともにハードで辞めたい。

はな(25歳 営業職)


現職で営業をしています。人材業界の新規営業で、飛び込み営業も多く発生します。人材業界は営業が強引なことで有名なので、営業に行った瞬間に露骨に嫌な顔をされることもしばしば。顔を見た瞬間に「帰れ」と言われてしまうと心が折れそうになります。そんな時にやりたくてやっているわけではないのだという気持ちが出てきて、辞めたいなと感じます。

また、どんなことをしてでも売ってこいという社風で、目標に到達せず叱責される時も辞めたいと感じます。それでもお客様から感謝される瞬間もあり、それを支えに頑張っている状況です。

心身ともにハードであることは事実です。休職してしまう人も後を絶たない現状を考えると、これから先、長期的に続けていく仕事ではないだろうと思っています。

営業に歩くスーツを着た男性

辞めたい時と同じくらい楽しみもある職

あひる(32歳 営業職)


現在も営業職ではありますが、辞めたいと思うことは日々あります。とにかく会社の顔であり、会社の全責任を背負ってクライアント先へ訪問するわけですから、お褒めの言葉を頂くこともあれば、お叱りを受けることもあります。それが営業職の醍醐味でもあるとは思いますが、あまりにも理不尽なケースが続くと、営業でなければ、会社への気持ちもまた違ったものになるのかなと思ってしまいます。

お客様にも非がある場合、事実と異なる場合、本来の趣旨とは別なところに対してのクレームが特にそうです。また、理不尽だとは思っても話を聞きに、話をしに行くのも仕事です。それを全く取り持ってもらえず、帰っての一点張りや、口をつぐんで話をしてくれない時が一番辛いです。

とは言え、現状は退職にまでは至っていません。営業職だからこそある嬉しいお褒めの言葉や、私だからこそ次の仕事も頂ける事もあるので、耐えているところです。

営業はつらいよ

ほんさん(25歳 営業)


私は現在某理美容商社に勤務しています。営業がつらいなと特に思うのは新規獲得についてです。業界的にも市場が縮小傾向にあり、そんな中で新しく新規の取引先を作るということはとても難しいことです。

1週間のうち一日または半日時間を作って新規活動に励んでいた時期もありましたが、なかなか厳しい状況。多い時には一日に30件ものお客様のところに飛び込みで入り営業をかけたこともあります。

しかし、30件入っても取引はおろか話を聞いてくれるのが2、3件という日もあり、これが何か月とつづくと心がさすがに折れます。営業というのは基本的に成績が評価になりますので、努力していても成績が出なければ意味なし。逆に成績が良ければがみがみ上司に詰められることもないのでとてもシビアな世界だと思います。

プライベートなしの仕事

はに丸(35歳 営業職)


現在某上場建設会社にてルート営業をしております。営業職を辞めたいと思ったことは多々ありますが、その中でも最も大きな理由は家族との時間を持てないことです。

日中は外回りと設計・見積対応が主な仕事ですが、夜は接待で深夜まで付き合うことも多く、終電に乗れず漫画喫茶や会社で寝泊まりすることもあります。それが原因となって事務処理も滞るので、翌日も深夜残業しなければいけない悪循環。

土日もゴルフや客先の協力会イベント等で時間を費やすことが多く、しかも会社の為に出席しているのに残業代は出ません。家族サービスする時間も奪われ、家庭より仕事優先の会社方針により、子供の小学校や幼稚園のイベントに出席できない度に、こんな仕事辞めてやると思います。

ただ、再就職活動をするのがネックとなり、何だかんだ言って辞められずにいる自分がいます。

ノルマがきつくて辞めてしまいました

るう(38歳 栄養士)


前職は食品メーカーで、病院で使用する流動食や介護用食品を病院に行って紹介して購入してもらうという営業の仕事をしていました。現在は、食品メーカーを退職して病院で栄養士として働いています。

栄養士なのですが病院での勤務はなかったのでわからないことも多かったのですが営業に行くと病院の栄養士から色々教えてもらうことができて仕事は充実していました。ただノルマがきつかったので上司からはもっと売るように言われていました。

病院用の食品は病院で患者さんに合ったものを購入するので、多く売れるわけではありません。ノルマを達成するためにその病院には必要ないのではないかと思うような病院用の食品を売ったりするのがしんどくなり、営業職を辞めたいと思うようになりました。

結局、病院で患者さんのために食事を作りたいと思うようになり、営業職は辞めました。そして念願の病院栄養士として転職することができました。

「営業を辞めたい」人がするべきこと

缶コーヒーを飲む営業マン

営業を辞めたい理由は実に様々ですが、以下のような対応をしている人も多いので参考にしてみるとよいでしょう。

1 営業ノルマとは別の目標を作る

営業ノルマはあくまで上からの指示で、「達成」か「未達」を見られます。しかし、未達でも成長や成功の手ごたえを感じることもあるはずです。

営業ノルマとは別に自分の達成目標を設定しておくことで、過剰にノルマを意識してストレスを抱えることが少なくなります。あまり易しい難易度にならないよう、また継続的に自分の営業力アップにつながる目標を設定しましょう。

2 営業と営業の間の空き時間の使い方を考える

拘束時間が長いことを逆手に取って、そのスキマ時間にできることを徹底的に考えましょう。資格の勉強をするのも良いですし、必要な買い物を済ませておくのもおすすめです。
ただ拘束されていると考えず、拘束時間の中で自由を探してみましょう。ストレス解消にも有効です。

3 売れている同僚を研究する

売れる営業マンにも売れない営業マンにも必ず理由があります。完全に真似をすることはできなくとも、売れている同僚を研究することで、営業力アップにつながるヒントを得られることでしょう。

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4 上司・先輩と仲良くする

先輩とこれから飲みに行く営業マン

営業マンの最大の敵のひとつは孤独感です。それを紛らし、また自身の仕事にも役立つためにも上司や先輩とのコミュニケーションを増やしておきましょう。

距離を縮めておけば、仕事面でも助けてくれたり、有用なアドバイスをくれます。仲良くして話を聞いてもらえるだけでも精神的な負担は少なくなり、ノルマ未達の際のカミナリも幾分かは軽減されるでしょう。

5 配置転換をお願いする

営業がどうしようもなく無理だと感じる場合には、上司や人事に配置転換を申し出ましょう。新規営業からルート営業くらいの配置変更は考慮してもらえることも多いです。

他の部署だとしても、適職と思われる分野があれば考えてもらえる場合もあります。この時、希望する先に必要な資格を取得していると成功する可能性が高まります。

6 会社を辞めてしまう

上記の方法でも難しい、またはやってみても無理だったという場合はスッパリその会社を辞めるのが最良の方法でしょう。

もちろん、とにかく辞めれば良いというものではありません。少なくとも、自己都合の退職となりますから、3ヶ月は失業保険が出ませんので経済的な準備も必要となります。また、家族などにもきちんと了解を取っておく必要があります。次の職については転職エージェントなどを活用して、事前に目星をつけておきましょう。

営業を辞めたい時も最後までできることを考えよう

営業を辞めたいと思ったことのある営業マンは非常に多いものですが、そういった経験をしながらも乗り越えて一流の営業マンとなり、営業マネージャーとなる人は少なくありません。

営業を辞めたい理由は様々ですが、できることが全くない八方塞がりという状況もそこまで多くはありません。ですから、辞めることは最後の選択肢として取っておいて、まずはできることを最後まで考えて行ってみましょう。

そして、いざ辞めることになるなら、その前に準備するべきことはしっかり準備し、スムーズに次の仕事を始められるようにすることが大切です。