コミュニケーション障害はコミュ障のこと?長所を伸ばす克服法

コミュニケーション障害とコミュ障の違いや定義はご存知でしょうか?「コミュニケーション障害とコミュ障って違うの?」という疑問への解説や、「どんな症状があるの?」「就職した後の会社でのコミュニケーションが心配」などの心配ごとに役立つ情報を紹介、具体的な症状や克服方法です。

コミュニケーション障害はコミュ障のこと?長所を伸ばす克服法

「コミュニケーション障害ってなに?」心配になる前にきちんとした知識を知ろう

最近、インターネットやSNSサイトで「コミュ障」や「コミュニケーション障害」という言葉を良く聞きませんか?または、実際のちょっとした会話の中でも「コミュ障だから」とか「コミュニケーションに障害が」というようなフレーズが出てくることもあるでしょう。では、それらを聞いたときに、私たちは一体どんなイメージをするでしょうか。

「コミュ」という表現は「コミュニケーション」という単語を連想させますし、「障」という単語からは、「なにか思い通りにうまく行かない」というようなイメージを持たれる方も多いと思います。つまり「コミュ障」や「コミュニケーション障害」という言葉を聞いたときに、私たちは「コミュニケーション(会話のキャッチボール)が上手にできない」という、曖昧ですが統一されたイメージを持ってしまいがちです。
ではもし私たちが、実際にそれらの言葉に遭遇した場合に、一体どうすれば良いでしょう?

例えば、これから仕事が始まり、「コミュニケーション能力」が気になっている時に、不意に「コミュ障」や「コミュニケーション障害」という言葉を言われてしまったとしたら?インターネットで調べてみても、なかなかどの情報が自分に役立つのかが分からない。これではきっと不安に思われる方も多いと思います。
「コミュ障」と「コミュニケーション障害」の違いを中心に解説して行きたいと思います。

「コミュ障」と「コミュニケーション障害」って違うの?

コミュニケーションについて悩む女性

「コミュ障」という言葉は、もうすでに有名な話ですがインターネット上の造語(略語)です。冒頭でも書いた通り、「コミュニケーション(会話のキャッチボール)が上手にできない」つまり「コミュニケーションに障害がある」という定義で、略して「コミュ障」という言葉として使われています。
ただし、この「コミュ障」という言葉にあたるのは、インターネットやSNS上では問題なく会話のキャッチボールが出来るのに、実際の社会(学校であったり、会社であったり)では、インターネット上では出来ているはずの「コミュニケーション」が十分に発揮できない状態を指すことが殆どです。
インターネット上ではとても面白いことを発言できるのに、実際に人と会って話すと、実は恥ずかしがり屋で黙ってしまい、そのユーモラスな一面を上手に表現できない、という例えが分かりやすいでしょうか。

いずれも「コミュ障」という定義は、病気や疾患などの医学的根拠はありません。あくまでもキャラクター(個性)の問題であり、インターネットという文化が生んだ、カテゴリーのひとつと考えて良いです。

インターネット上のテストには「コミュ障」を証明する根拠がないものが殆ど

インターネット上にある簡易テストの多くや分類などは、あくまでもインターネット上で不特定多数のユーザーから作られたものです。科学的根拠や医学的根拠がないものが殆どですが、これらのスコアで一喜一憂したり、自分に思い当たる点が多すぎて、逆に不安になってしまったりすることは無いでしょうか?

ですが、キャラクター(個性)とは言っても、確かに現実社会で上手にコミュニケーションが取れないという点で困り、そのギャップを苦痛に感じている方が多いのが実状のようです。

それでは次に、「コミュニケーション障害」とはどんな定義になるのでしょう。

「コミュニケーション障害」の症状にはどんなものがあるの?

コミュ力に自信がない就活生

こちらの「コミュニケーション障害(Communication Disorders)」に関しては、実際に特定の症状がみられた場合に、医師が「診断名」として使っているものです。ただし、この診断をするのはもちろん簡単なことではありません。必ずしも「コミュニケーション障害」という疾患だけが独立して存在する訳でもなく、他の疾患や障がいと併存して症状を持つ場合も多々あります。
また、最終的には医師と患者さんが相互的に判断するため専門の医師にかかるようにしましょう
「コミュニケーション障害」の主な症状を確認しましょう。

言葉の発音や表現、理解が苦手な状態がずっと続いている

  • 自分の言いたいことをうまく言葉で表現できない、言葉が出てこない。
  • 相手の言っていることを理解することがむずかしい。
  • 話を始めると、言葉がつまってしまったり、上手く発音が出来なかったりする。

実際の会話の中で、言葉のキャッチボールが上手にできない状態が続いている

  • その場(状況)に合った情報の共有などの会話ができない。
  • 状況にふさわしい言葉づかいや、相手の年齢に合わせた言葉づかいなどが、しようとしても上手くできない。
  • 話を始めるタイミングが上手く計れない、また話し間違いをしてしまった場合に、それを言いなおすことが難しく、言葉以外の方法(身体的表現など)を使って話を補うことも難しい。
  • 相手が、はっきりと言い切っていること以外の理解が難しい。(比喩表現やユーモア、慣用句、言外の意味などを理解するのが苦手である)

などが上げられます。
また、上記以外にも症状が特定できない「コミュニケーション障害」があるようです。いずれも、「コミュニケーション障害」に該当する場合は、包括的な支援や専門療法が必要となって来ることから、なかなかご本人だけの自助訓練や、意識の持ち方なので解決できるものではないことが殆どです。

自分は「コミュ障」と「コミュニケーション障害」どちらに近い?

一人旅が大好きな女性

では、私たちが気にしている「コミュニケーションが上手く行かない状況」とは「コミュ障」に近いのか、それとも「コミュニケーション障害」に近いのでしょうか。この違いは、ある程度は把握しておいた方が良いかも知れません。どちらにより近いかで、コミュニケーションを訓練する方法も違って来るからです。

もうすでに「コミュニケーション障害」という疾患をお持ちで、これから就労に向かっている方も、もう一度基本的なコミュニケーションをトレーニングできる環境が周囲にないかどうか、支援される方々へ相談してみるのも良いですよ。

コミュ障にこだわり過ぎず個性を尊重しよう

「コミュ障」というカテゴリーの中にこだわり過ぎることも良くありません。先にも書きましたが、「コミュ障」に近いと思う方は、「本来の自分」というキャラクター(個性)をきちんと持っており、それを現実で上手く表現できていないという状態にいます。ですから、例えば、インターネット上で良く発揮されている能力があるのでしたら、ぜひそれは尊重しましょう。

「コミュ障」に近い方は、基本的なコミュニケーションスキルは備わっている場合が多いです。むしろ、さらにプラスアルファでのコミュニケーションを求められた場合に、どうしたらご自身の「潜在能力」を表現できるかでお悩みの方が多いのではないでしょうか。
ここには、様々な心理的要素が関係して来ます。自助訓練で発揮できる場合もありますが、カウンセリングなどのケアが必要になってくるケースもあります。
また、自分の個性を表現するのが、必ずしも会話だけとは考えないでください。例えば、絵や歌で表現するのもひとつの方法ですし、身体的表現(気持ちを身振りや手振りなど)で表すのも良いでしょう。その表現に対し、もし実際に何かリアクションが返って来たとしたら、それがコミュニケーションのキャッチボールの始まりです。それを通して、相互の理解がより得られる場合もあります。

仕事で求められるコミュケーション能力とは?

仕事の打ち合わせに緊張する男性

これから、実際に仕事を始めるとします。企業側のほとんどが「コミュニケーション能力」を持った人材を求めているのが現状です。採用情報などを見ても、求める人物像に「コミュニケーションが円滑に取れる方」と掲げている企業が多いです。
ただし、企業側の求める「コミュニケーション能力」も多種多様であることは忘れないでください。グローバルに活躍できるようなスキルを求める企業もありますし、社内の業務が円滑に進むコミュニケーションを重要視する企業もあります。

もしかしたら「コミュ障」や「コミュニケーション障害」について気になさっているみなさんは、後者の「業務が円滑に進むコミュニケーションスキル」の方が気になりませんか?自分はこのコミュニケーションが果たして取れるかどうか。
実は、この後者のコミュニケーションスキルの方がより基本的ではありますが、すべての業務で共通して必要となって来るものですので、とても重要な役割を果たします。

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仕事ではコミュニケーションスキルが重視される

  • あいさつ
  • 電話対応
  • 業務の連絡、報告、相談
  • メールの対応(これも言葉を使うコミュニケーションに入ります)
  • 会議での発言や意見交換

これらは、ほんの基本的なコミュニケーションに過ぎないと思われるかも知れませんが、逆にこれらをきちんとできないと、会社での仕事は円滑に進みません。では更に考え方を変えて、これらの基本的なコミュニケーション能力が求められそうな職業には、何があるか考えてみてください。きっと、ほとんどの職業で求められているものだと気づくはずです。

「できる」「できない」で苦手を克服する

苦手を克服した男性会社員

次に現時点で、出来ることと出来ない事を考えてみましょう。

〇わたしはあいさつができる。
〇連絡、報告ができる。
〇メールで文章を書ける。
△電話が緊張して苦手だ。
△相談ができるかどうか分からない。
×会議では緊張してしまって発言ができない。

このようにして、自分が出来ることと出来ないことを自分で知ることにより、出来ることはさらに伸ばせるように、苦手とするところは中心に訓練をし、出来ないことはどうすれば克服できるかが考えやすくなります。

また、誰かに相談する場合にもこのように文章化し、図に書いておく(可視化)ことにより、みなさんの状態や心境を周囲の支援者や、就業先にも伝えやすくなります。
中には、上記のコミュニケーションスキルの一部を必要としない職業を扱っている企業もあります。
例えば、電話対応がない、会議を重視しない、などが該当します。

企業への就職に臨むときには、どのようなコミュニケーションが必須になるかも、調べておくのも良いですね。まず出来ることを伸ばすことで自分の力を発揮できる企業を探すのも良いのではないでしょうか。

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コミュニケーション能力を鍛えて向上させるコミュ力増進法

スキルトレーニングの専門訓練に参加するのもアリ!

最後に、「コミュ障」「コミュンケーション障害」どちらも、ソーシャルスキルトレーニング(社会生活技能訓SST)という専門的な訓練を通して、コミュニケーションを磨く方法も効果的です。就労サービスとして提供している企業もありますし、社会福祉法人やNPO法人などの団体が地域で活動として提供しているところもあります。各市町村などで、行政福祉サービスとして実施している機関もありますので、興味のある方はぜひ調べてみてください。

「コミュ障」「コミュニケーション障害」と感じている方は「個性」として受け止めることで自分の良い部分が伸ばせます。「できる」「できない」の選択から始めてゆっくりとスキルアップしていきましょうね!

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