就職祝いで喜ばれる人気のプレゼント

人生の門出を祝って贈る就職祝い。相場やお返しなど様々なマナーがあり悩む人も多いでしょう。せっかく就職祝いを贈るのだから必ず喜んでもらいたいものです。失敗しないための就職祝いで知るべきマナーやプレゼントを紹介。

就職祝いで喜ばれる人気のプレゼント

マナーを知って就職祝いの疑問を解決!

新社会人への第一歩を祝して贈る就職祝い。贈る方も頂く方もマナーを理解しておく事が重要です。就職祝いは何故贈るの?金額の相場はいくら?お返しは必要なの?就職祝いの疑問にお答えします!

就職祝いは社会の一員となった証!

就職が決まってガッツポーズする男性

就職祝いとは春から新社会人になる方へ、社会の一員となる事を祝う為の身内のお祝い事です。 身内といっても家族や親戚の他に友達や先生などお世話になった方から頂くケースも多いので、贈る場合や頂いた場合のマナーをしっかり予習しておきましょう。

就職祝いの平均相場は10,000円!

就職祝いの相場は5,000円~50,000円で友達や知人、家族や親戚、自分の年齢によっても変わってきます。

具体的には

  • 自分の子供 10,000円~30,000円
  • 兄弟・姉妹 10,000円~20,000円
  • 親戚 5,000円~10,000円
  • 知人・友人 5,000円~10,000円

となっていて送る人の間柄で金額の上下を決定します。 最も多い平均相場は10,000円となっているので金額に迷った場合はこの平均相場に合わせるのも良いでしょう。

仕事で忙しくても必ずお礼をする事が大事!

就職祝いを頂いた方には必ずお礼をしましょう。 電話かお手紙で、できれば早めに遅くても3日以内には伝えるようにしましょう。

電話でお礼を言う場合は必ず自分で直接感謝の気持ちを伝えましょう。 お手紙の場合は感謝の気持ちや近況なども報告すると喜ばれます。

親しいからお礼の必要はない、なんて事はないのでどんな間柄でも必ずお礼を忘れないようにしましょう。

敬礼で挨拶する男性

新社会人は仕事も覚える事が多く時間もないですがマナーや礼儀は今後も重要になってきます。 一つの試練だと思い、面倒がらずに必ずお礼をしましょう。

就職祝いのお返しは気持ちが大事!

就職祝いのお返しは、書籍やインターネットの情報では頂いた金額の1/3~半分程度となっていますが、マナーに則ると原則お返しは必要ありません。

お住まいの地方やお家の方の方針もあると思いますが、お礼の電話やお手紙で充分なのです。 ただし就職祝いを頂いた感謝を少しでも多く伝える為に、初任給や初ボーナスが支給された時にほんの気持ち程度のお菓子などを渡すと喜んでもらえる事でしょう。

就職祝いで人気の商品や定番の商品を紹介!

就職祝いは現金の換わりにプレゼントを渡すケースも多々あります。人によっては現金より喜ばれるので気持ちのこもったプレゼントを選択しましょう。就職祝いなので、実用的なものや今後必要になるであろう物などが喜ばれます。人気のプレゼントや定番の商品を紹介するので、どのようなプレゼントあげようか迷っている方は是非参考にしてみてください。

人気の皮小物アイテムは名刺入れがベター!

皮の小物は男女問わず定番の人気アイテムです。

ベルトや財布や定期入れなど人気の定番商品はあるのですが、物によっては予算がオーバーする事や趣味や使い勝手の問題ですぐに使わなくなってしまう事もあります。

名刺交換する男性

そこでオススメするのが名詞入れ。就職した際必ず必要になるものなのでセンスのある物をプレゼントすると喜ばれます。名刺入れも就職祝いのプレゼントとしては定番なのですが、使用用途がハッキリしている為好みの問題があまりない事や、お値段もお手ごろでバリエーションが多いので選択の幅が広がると言う事がオススメできる理由です。

男性では黒系か茶系の色の名詞入れが定番でどの企業に就職した際も違和感なく使いこなせます。企業によっては名刺入れの色が指定されている事もあるので黒系と茶系の色を選ぶ事が無難と言えます。

女性の場合はどの企業でも色の指定はほぼ無いので比較的自由に名詞の色を選択する事ができるでしょう。しかしビビットカラーなど派手すぎる色は良くないのであくまでもビジネスに使用する事を前提に選択しましょう。

ボールペンでデキル新入社員に!

高級な筆記用具も就職祝いのプレゼントとしては人気の商品です。 万年筆も定番商品なのですが、使い勝手や使用頻度からも人気なのがボールペンです。

ボールペンでメモを取ろうとする手

パーカー、クロス、ラミーなど有名なボールペンはそれなりのお値段がするのですが、どれも予算が10,000円以内には収まるので選択肢は多いプレゼントと言えそうです。 販売している店舗では名入れサービスなど行っている場合もあるので就職祝いの記念にはもってこいのプレゼントとなるでしょう。

筆記用具に拘る人は仕事が出来る印象を与えるので、新社会人の方には喜ばれるプレゼントではないでしょうか。

腕時計は社会人の証!

腕時計を着用する事は社会人としての必須マナーなのでプレゼントでも定番の商品となっています。 バンドが皮の場合は黒か茶色のバンドがビジネスに最適で、バンドがメタルの場合は特に制約は無いようです。

古い時計

男性の場合はシンプルでハデ過ぎない事、高級すぎる時計も敬遠されるようです。セイコーの時計がビジネスシーンでは人気があります。 女性の場合は名刺入れ同様あまり規則はないので派手過ぎないファッション時計以外であれば問題ないようです。

しかし腕時計の場合値段がピンキリなので予算の面で折り合いのつかない方が多いでしょう。 自分の子供の就職祝いの場合は新たに買うのではなく自分の付けている時計をプレゼントするのも良いのではないでしょうか。

就職祝いのおすすめプレゼントは?10人に聞いてみた

大切な人に贈る就職祝いにお悩みの方は、実際にプレゼントを贈った10名の体験談を参考にしてみてください。

就職祝いはサラリーマンの必須アイテム

mayonaka(34歳 事務職)


私が就職祝いを送った相手は10歳年下の親戚(従兄弟の子供)です。 彼は小さい頃から自分に懐いてくれており、昨年社会人になった際に就職祝いを贈りました。

就職祝いとして選んだのは名刺入れとネクタイです。 どちらもブランドはタケオキクチで、名刺入れは10,000円、ネクタイは6,000円でした。 その就職祝いを選んだ基準は、自分が社会人として働く上で、名刺入れは必要だなと感じていることと、ネクタイは何本あっても困らないと思ったこと、彼がタケオキクチのブランドが好きなことを知っていたからです。

自分も事務職で彼も事務職なので、必要なものは同じだろうという思いもありました。 名刺入れは今もしっかり使ってもらっているようで、ネクタイはいざという日に着けてもらっているそうです。

弟への就職祝いのプレゼント

まりか(25歳 専業主婦)


私は今年成人を迎えて、春に社会人になる弟がいます。その弟へ少しですがプレゼントを渡しました。会社勤めということだったのでネクタイとハンカチーフを選びました。男性はどういうものが良いのかわからなかったので、旦那にも一緒に選びに行ってもらいました。高い物だと思っていたのでお店にはよると思いますが、二つ合わせても5000円しませんでした。

悩みどころは色合いなどだったのですが、弟がスーツを着た時を思い出し、持ってないであろう色を選んで弟に似合う色を買いました。

実家に帰って弟に渡すと「ちょうど持っていなかった色だ」と喜んでくれました。その様子を見て良いものを選べたのだなぁと嬉しくなりました。

甥っ子に万年筆をプレゼント

あか(34歳 事務職)


夫の弟が新社会人になった際に万年筆を贈りました。その万年筆は、1万円弱のもので、デパートの文具店で購入しました。

始めはネクタイにしようかと思いましたが、やはり好みがあると思いネクタイはやめました。実際に、周りの社会人の男性たちに毎日使うもので、プレゼントでもらうと嬉しいものをリサーチしました。万年筆は契約や大事な商談の時にもっていると様になるということでした。また、万年筆はなかなか自分では購入することがないので、プレゼントでもらえるととても嬉しいという男性が多かったです。

実際に義理の弟に万年筆をプレゼントすると、とても喜んでくれ、毎日スーツの胸ポケットに万年筆をさしてくれています。

万年筆

後輩へのサブバッグのプレゼント

か。(24歳 事務職)


就職祝いのプレゼントを送った相手は、大学時代のアルバイト先の後輩です。プレゼントは、マルイで黒色のサブバッグを買いました。値段は約3000円程です。

名刺入れやボールペンなど定番の就職祝いプレゼントと悩みましたが、気軽に毎日使えて、気負いしないちょうど良い物をと探していた時に見つけたのがサブバッグです。仕事にもよりますが、お弁当や水筒、制服等を入れて毎日使えると思ったためです。また、自分もそのメーカーのサブバッグを使用していて、使いやすいと思っていたのもあり、後輩へも贈ろうと思いました。

今まで私も就職祝いのプレゼントを貰ったことありましたが、名刺入れやボールペンなどみんなから同じようなものを頂いた経験があったので、被らないものがおすすめです。

安くて役に立つ社会人の必需品

せがみ(26歳 事務職)


就職祝いを渡した相手は同じ大学の後輩です。就職のお祝いとして、ボールペンと替え芯セットをプレゼントしました。価格は3,000円ほどで、ジェットストリームのものです。

これを選んだ理由は、私が同じように先輩から就職祝いでいただいたからです。5年ほどたった今でも使っていますが、とても書き心地が良く、貸した人にもよく褒められます。就職するまでちゃんとしたボールペンを持っていなかったので、とてもありがたかったです。また、実用的で価格が高すぎないものを贈りたかったので、ちょうど良かったと思います。

社会人になったらボールペンは毎日使うので、人前で使っても恥ずかしくないシンプルな見た目と、高い機能性を重視して選びました。

物を大切にする弟へ

める(27歳)


私は大学院を卒業してシステムエンジニアとして就職する弟のために、本人の希望である名刺ケースを就職祝いとしてプレゼントしました。

弟は物を大切に長くタイプなので長く使ってもらえる物がいいと思い、一万円ちょっとの質の良い本牛革の名刺ケースを選びました。決め手となったのは本革であることと、本人希望のマチの形であること、名刺スタンドとしても使えるという部分です。本革は使い込めば使い込む程に艶と味わいがでるのが魅力的なので、プレゼントした名刺と一緒に多くの経験を積んで、素敵な社会人になるようにという想いで選びました。

名刺スタンドして使える物を選んだのは、名刺交換後に名刺スタンドとして使えると便利であり、相手へも好印象であると思ったからです。使う弟にとって少しでも、使いやすく、仕事に便利である物がいいと思って選びました。

大学の後輩へ

馬サン(24歳 サービス業)


高校の部活、また大学のサークルが同じだった1年年下の後輩へヴィトンのネクタイをプレゼントしました。

デザインは結婚式などでも使えるようにシルバーにし、値段としては約25,000円とヴィトンにしては少し安い物でしたが、それでもかなり厳選した中で選びました。

ネクタイを選んだ決め手として、私が社会人になる際に5本ほどネクタイを揃えましたが、気分によってネクタイを変えたい時が多く、1年間で8本購入しました。

プレゼントをした後輩は僕以上にお洒落好きな割にネクタイを持っていないということだったので、同じ予算で複数本を贈るか迷いましたが、プレゼントということで1本気持ちを込めて贈りました。後輩にもは大変喜んでもらいましたが、案の定お洒落好きのためか、就職して1年で10本近くのネクタイを購入したようです。

名刺入れ

自分では買わないものが嬉しい

あらん(24歳 営業職)


就職祝いを贈ったのは当時付き合っていた彼氏です。今は結婚して旦那さんになっています。就職祝いとして、羊の皮で出来た黒のワンポイントが入っている名刺入れを贈りました。大丸百貨店で購入し、2万円ほどしました。

私の経験上、名刺入れは営業職であれば頻繁に使用しますが、自分で買うとなるとあまり値段をかけないアイテムかなと思ったので、あえて高級な名刺入れをプレゼントしました。

彼氏はMR職として就職したため名刺入れは毎日使用するものであるのですが、デザインやカラーなどの規定が厳しく、探すのに骨が折れました。でも、一生懸命に探して選んで贈ったところ、毎日使ってもらえて嬉しかったです。

普段使いできるものがおすすめ

y.mam(27歳 保育士)


就職祝いを贈った相手は従姉妹です。去年に4年制の大学を卒業し、第一希望の企業に就職が決まったので、年明けに親戚が集まった際に就職祝いを渡しました。

私が就職祝いに選んだのは20代に大人気のジェラートピケのブランケットとマグカップです。就職先では事務職をすると聞いていたので冷えやすいお腹や膝を温める折りたたみ式のブランケットとオフィスでコーヒーを飲む際に使えるイニシャル入りのマグカップをシリーズで揃えて、仕事でもプライベートでも使うことができるようにしました。

お値段は1万円程でしたが、彼女のイメージにぴったりのジェラートピケはとても喜んでもらえ、贈ってよかったなと感じています。

社会人の必需品といえば名刺入れ!

みぃこ(25歳 事務職)


年下のいとこが社会人になった時、就職祝いで名刺入れをプレゼントしました。社会人になるタイミングで必要になるものはとてもたくさんあり、彼女もあれこれ揃えるのに大変そうでした。

「名刺入れなんて、名刺が入れば何でもいいよね」と言って安物を買おうとしていたので、慌てて止めて私が買ってあげることにしました。営業職に就いたので名刺交換をする機会は多く、第一印象は重要だと思ったからです。

贈ったのはぱっと見て分かるようなブランド物ではなく、丁寧に作られた日本の革製品メーカーの名刺入れで、1万5千円ほどしました。その名刺入れを選んだのは、長く使っても飽きなそうだと思ったことと、さりげなく上質な革なので、落ち着いていて信頼できそうな印象を与えられると感じたからです。

就職祝いは相場を頭に入れながら実用的なものを贈ろう

就職祝いは、これから社会人としての一歩を踏み出す身内へ「おめでとう!頑張って!」という気持ちを込めて贈るものです。

現金を渡す場合も品物を渡す場合も、気になるのが相場がどれくらいかということですが、今回紹介した相場を就職祝いの金額設定の目安にしてください。

また、就職祝いとして品物を贈る時は、ここで取り上げた体験談を参考に、社会人生活に役立ちそうな実用的なものを選びましょう。相手の喜ぶ顔を思い浮かべながら、贈る側も楽しみながら選びたいものです。