バイヤーの仕事内容とは?買い付け業務に必要なスキル7つ

バイヤーの仕事内容は店舗のための商品買い付けを行う仕入れ係。アパレル業界などを中心に人気の仕事で、お店の命運を左右するとも言われる重要なポジションです。バイヤーの仕事内容や、必要な資格や能力などの情報についてまとめました。

バイヤーの仕事内容とは?買い付け業務に必要なスキル7つ

バイヤーの仕事内容を知ろう!

アパレル分野において、バイヤーという仕事は憧れの的です。センスあふれる服に身を包み、颯爽とお店に表れては買い付けてきた新しい商品を紹介し、ブームやトレンドを作り出す仕事と言ってもおおよそ間違いはありません。

しかし、アパレル分野以外にも多くの分野でバイヤーは活躍しています。どのお店にとってもバイヤーはお店の売上や成功を左右する大事なポジションであり、バイヤーになりたいと考える方も多いものです。ここでは、人気の高いバイヤー職の仕事内容についてチェックしていきましょう。

バイヤーとはどういう立場の人?

洋服を品定めするバイヤーの女性

バイヤーというのは「商品を買いつける人」という意味です。つまり、仕入れを担当する人のことを指します。それぞれの担当する商品分野ごとに、お店で売れそうな商品を探し、買い付けてお店に提案・紹介することを主な仕事としているのです。

バイヤーの仕事内容の基本は仕入れですが、ここではより具体的に紹介します。

1 情報収集

バイヤーは仕入れを行うことが仕事ですが、売るための商品をまず探します。バイヤーによって行動範囲が違いますが、人によっては日本中を飛び回り、海外の展示会にも参加して情報収集を行います。インターネットを同じように使うとしても、バイヤーは情報源を非常に豊富に持っています。

商品に対する情報だけでなく、どういった人をターゲットにした商品なのか、アピールポイント、また生産可能な数量など、販売のために必要な情報について積極的に情報を収集します。

2 仕入れ交渉

洋服屋の店員と値段交渉をしている女性

バイヤーの仕事内容では、仕入れに関する交渉も重要な業務のひとつです。

良い商品があったからと言って、すぐに買えばいいというものではありません。それを店頭に並べ、販売し、利益を出すことを考えて、どれだけの量をいくらで買えば良いのかを考えます。イベントなどではその場で交渉が始まることも多いため、ある程度の予算の範囲内で自分の裁量でこれらを考え、交渉して仕入れ価格や数量を決定します。

アパレルなら同じ商品でもサイズごとに発注量を考える必要がありますし、輸送方法によって納期や輸送時の不良品発生率などに違いが生じます。業界や分野ごとの特性がありますので、分野に特化したノウハウが必要となります。

3 店舗への紹介・提案

店舗に対し、買い付けてきた商品についての紹介・提案を行うのもバイヤーの仕事内容のひとつです。
その商品の良さやターゲット、アピールポイント、希望する販売価格などを紹介して、商品を店頭に並べてもらいます。どのように紹介し、並べてもらうかでお店の売上も左右されますので、ここでのプレゼンはとても大切です。この知識を活かし、売り場づくりにまで携わることもあります。

バイヤーのジャンルはさまざま

車の展示会にて商談をしているバイヤー

一口にバイヤーと言っても、その仕事内容や分野は実に多種多様です。共通しているのは「お店にとってなくてはならない存在である」ということでしょう。

バイヤーが人気のある分野としてはファッション関係や雑貨などが多いですが、食料品や電化製品、食器、玩具など様々なものがあります。映画も、バイヤーが上映権を買い付けることで放映できるようになっているのです。

最近では、コンセプトやこだわりを持ったバイヤーが特定分野の商品を集めたセレクトショップも多くなっていますが、百貨店などのように一人のバイヤーが複数の分野の商品を仕入れてくるお店もあります。

バイヤーに必要とされる能力

バイヤーに必要とされる能力やスキルは実に多いです。バイヤーとしての実力をつけたり、また客観的に理解してもらうために資格を取得している人も多くなっています。

1 商品知識

バイヤーとしては、何よりもその業界や分野における商品知識がなければ始まりません。多くの場合、店頭で販売スタッフなどを経験してからバイヤー職に就きますが、商品知識を身に着ける上で店舗を経験することは良い学習の場につながります。
また、商品情報の収集に関しても、多くの知識やネットワークを持っていることが求められます。

2 センス

洋服屋で売られているワイシャツをじっくり見る男

特にアパレルや雑貨などでは時代やトレンドを的確に捉え、その上でお店のコンセプトなどを壊さず、ターゲットの客層に訴えられる商品を探すための感覚、つまりセンスが非常に重要です。

3 計算・分析力

バイヤーの大事な仕事に計算や分析があります。理論的にも根拠を持った提案をするためにも計算力や分析力は大切です。

予算内で買い付けを行うためにも、また想定される利益額を算出するためにも計算力は必須となります。
また、普段からお店の販売動向や商品ごとの売れ行きなどから、お店ごとに売れ筋を分析する能力なども問われます。

4 店舗経営力

店舗運営に関する知識がなければ、どういった商品を必要としているか正確にニーズを掴めません。バイヤーの多くは店舗や売り場を経験していますが、こうした中で店舗に関する知識や力をつけているとも言えるでしょう。

店の売上を左右するバイヤーだからこそ、買い付けて終わりではなく、お店が利益を出せるように、また、ブランドを作り顧客を開拓・維持するために様々な提案も行うことができる必要があります。

店舗運営の能力や知識を示すものとして、販売士の資格を持っているバイヤーもいます。

5 交渉力・提案力

バイヤーは価格交渉を行う必要があるので、交渉力は必須となります。また、価格だけでなく納期や数量、支払い方法などについても交渉する場面は多く、様々な交渉の引き出しが求められます。うまく交渉を行い、そして店舗の利益を最大化するための提案の力も求められます。

6 語学力

英語の辞書とシャープペンシル

海外からの買い付けをバイヤーは期待されることも多いですが、海外で仕入れをするためには当然語学力が必要となります。海外から買い付けをするバイヤーは得意な語学によって専門とする地域が決まっていることも多いです。
各種の語学の検定試験などは語学力を示すものなので、取得している人も多くなっています。

7 体力・健康

バイヤーの仕事というのは移動や交渉などがとにかく多い仕事です。そのため、体力があることや健康であることもバイヤーをする上で必須ポイントとなります。

バイヤーとして就職・転職するには?

バイヤーとして就職や転職をする場合、特に必要な資格というものはありません。未経験者に対しても門戸が開かれており、バイヤーの募集自体は広く行われています。

しかし、実際にバイヤーになるには、まず業界を絞り込んで就職する必要があります。多くの場合は店舗を持っているお店に就職し、しばらくスタッフとして働いてからバイヤーとなっていきます。または、バイヤーの人のアシスタントとして同行しながらバイヤーとして育てられる場合もあります。

お店の命運を左右する大役になりますから、新卒者や未経験者の場合には、ある程度成長し、実力と信頼を備えてからでないとバイヤーとして独り立ちすることは難しいでしょう。

しかし、経験あるバイヤーの場合は、バイヤーを対象にした募集から転職をすることも可能です。この場合には、もちろん経験のある業種が望ましいですが、海外での買い付けなどを経験している場合には異業種であっても新規開拓などのために採用されることも少なくありません。

バイヤー職の在り方も変わりつつある

基本的にバイヤーというと、店舗や企業に所属していてその店舗や企業のための買い付けを行う職種ですが、最近はバイヤー活動そのものを職業にするフリーランスも増えています。

バイヤーとして商品を紹介する先を営業開拓し、買い付けてきた商品を販売してもらう卸のような役割をしたり、またはインターネット上で自ら販売したりしています。バイヤーというよりは「商人」に近いでしょう。

企業所属のバイヤーと比較するとより多くの実力や他分野への知識が求められますが、それだけに収入面などの見返りも多く、大きなやりがいを感じられます。

バイヤーは小売業の重要な仕事だが誰でも目指せる

バイヤーという職種は小売業にとって大事な商品を仕入れてくる役割であり、バイヤーの能力やセンスはお店の浮沈を左右すると言っても良いほど重要になります。実力と共に責任感も必要なバイヤーですが、それだけにやりがいのある仕事としても評価されています。

バイヤーになるためには商品知識や計算・分析力をはじめ多くの能力が必要となりますが、資格は不要で誰でも目指すことができます。企業やお店から離れて独立してバイヤーになることも可能です。バイヤーへの就職・転職に興味がある人はぜひ求人を探してみるとよいでしょう。

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