広告代理店の仕事内容は激務?やりがいや苦労体験談8選

広告代理店の仕事内容は主に営業・クリエイティブ・企画の3部門に分けられ、様々な職種の社員が活躍しています。マスメディア広告、インターネット広告など扱う広告も異なります。残業は多くハードな職場ですが、モノづくりに携わるという大きなやりがいを感じられる人気の仕事でもあります。

広告代理店の仕事内容は激務?やりがいや苦労体験談8選

広告代理店の仕事内容が知りたい!

給与面でのプラスイメージが強い広告代理店での就職を希望する就活生や転職希望者は少なくありません。しかし、実のところ広告代理店ではどんな仕事をするものなのか、漠然としたイメージしか持っていないという方も多いことでしょう。

広告代理店での仕事内容、大変なこと、魅力・やりがいについて、寄せられた体験談をもとにまとめました。

そもそも広告代理店とは?

オフィスでコーヒーを飲みながら雑誌を読む女性

広告にはテレビやラジオ、新聞や雑誌などに掲載されるマス広告(マスメディア広告)、インターネット広告、その他フリーペーパーや折り込みチラシなどのSP広告(セールスプロモーション広告)があります。これらの広告を扱っているのが広告代理店で、広告主と広告掲載主の仲介役的ポジションを担っています。

広告代理店にはあらゆるメディア媒体を広告枠とする総合広告代理店と、ひとつの媒体を専門とした専門広告代理店の2種類が存在し、職種は主に営業・クリエイティブ・企画の3つの部門に分類されます。部門は分かれるものの、いずれもトレンドに敏感でいることやクリエイティブな発想力、マーケティング力が求められます。

広告代理店の勤務時間・休日は?

広告代理店の勤務時間や休日については、定時通りであれば「9:00~18:00」「9:30~17:30」までと、企業によって多少のばらつきはあるものの、通常の会社と同様の勤務体系の方がほとんどでした。ただし、クライアント対応により急な残業が発生したり、実際には「終電近くに帰宅する」といった激務の職場で働いている方も少なくありません。

休日は基本的に「土日祝日がお休み、月に8~10日程度」という企業が多い傾向にあります。休日出勤の有無はその会社によってさまざまです。

広告代理店の主な仕事内容とは?

広告代理店の仕事内容は部門や職種によって異なります。

営業

クライアントと打ち合わせをしている営業マン

広告代理店の営業の仕事は、企画を獲得する業務と受注した企画を進行していくことです。
社内における人選やスケジュール、予算を設定したり、企画コンペを勝ち抜くためにクライアントからの情報収集を行います。コンペを勝ち取った後は自社の各部門とクライアントの調整役として動きます。

クリエイティブ

実際に広告を作る職種がクリエイティブ職です。デザインを担当するCGデザイナーや、その広告で伝えたいことを言葉にするコピーライターなど、職種によって担当が分かれています。

企画(マーケティング)

資料を分析して企画を立てるビジネスマン達

企画部門では、市場調査や企画分析を行うのが主な仕事内容です。代理店におけるブレーン(頭脳)的存在であり、過去の広告を分析し、広告目標の達成のため企画を立案していきます。

広告代理店の仕事内容で大変なこと

広告代理店で働く上での苦労について調査したところ、「膨大な仕事量で体力的に辛かった」という回答が目立ちます。広告業界を志望する方は、基本的に激務であるということは覚悟しておくべきでしょう。

また、「クライアントから厳しい注文を受け、それに柔軟に対応していくことに苦労した」という声も少なくありません。広告主や広告掲載主、自社スタッフとの板挟みになることから精神的負担も大きい仕事ですので、強いストレス耐性やコミュニケーションスキルも身に着けておく必要があります。

広告代理店の仕事内容を通してのやりがい・魅力

クライアントからお礼の電話を受け取りガッツポーズを取るビジネスマン

自分が手掛けた広告を街中で見かけたり、クライアントから集客が増えたなどと声を掛けてもらうことで「この仕事をやっていてよかった!」と実感する方が多い傾向にあります。特に何億もの予算の大きな仕事に携わり、そのプロジェクトを成功させたときの達成感というのは格別です。

さらに、広告代理店で働くことでクライアントとのつながりができます。中には企業の経営者や社長と接し、経営などを学ぶ機会が生まれたという方も多いです。

広告代理店での仕事経験者の体験談

広告代理店での仕事内容や魅力、やりがい、リアルな苦労話を調査しました。広告業界を目指す方はぜひ目を通して企業研究のひとつの指針としてみてください。

20代社会人の方

広告代理店での勤務経験

みの(29歳)


広告代理店での勤務時間は9:00から18:00でした。休日はカレンダー通りで土日祝日が休みだったので、月に8~10日です。

広告代理店での仕事内容は商品のブランディングのディレクター作業でした。下請けとなるデザイン制作会社と一緒にお客さんから依頼を受けた商品のプロデュースをします。

仕事で大変なことは、お客さんの意見を制作会社のデザイナーさんにしっかりと伝えて形にしてもらうことです。お客さんから厳しい注文をもらうと板挟みになることもありとても大変です。

しかし、自分の担当していた商品ができあがり、お客さんに喜んでもらえると本当に嬉しいです。大抵の商品はすんなりと商品化できないものばかりなので、実際に商品化されると頑張ってよかったなと思います。

激務だけどそれ以上にやりがいのある仕事

Tony(28歳)


勤務時間は9:30~18:30ですが、基本定時では上がれません。入稿締め切り前日なんかは22時頃まで働くこともザラにあります。ただ、土日祝日休みで夏季や年末年始もきちんと休めるので、捉え方によってはメリハリのある働き方です。

うちの会社は求人広告の代理店で、企業様や個人店様に求人広告というツールを使って採用プランニングしていくお仕事です。「広告を売る」とは一言で片付けられないお仕事で、業種ごとにも会社規模によっても提案する内容は全く違います。原稿のニュアンスも1社1社きちんと考えないといけません。

正直かなり頭を使うし忙しい職場ですが、たくさんの業界を知ることができますし、提案相手が社長さんだったりするので経営についても学ぶことができます。深い知識を広く知ることができるというのがこの仕事の大きな魅力です。

真剣な眼差しで考える会社員の男性

広告代理店での仕事は大変だけどやりがいはあります

はく(26歳)


大学時代に興味を持ち始め、広告代理店への入社を決めました。勤務時間は10:00~22:00でしたので朝はラッシュに巻き込まれずに出社ができました。休みは土日祝でしたが、成績状況によっては土曜日も出社することがありました。

営業職としてある特定のエリアを任され、アポをとっての訪問や飛び込みをして、広告の提案を行っていました。

私の担当していたエリアは高齢者の方が多い場所でしたので、広告というものになじみがない方や、広告を見るためのツールを持っていない方が多く、提案するのにとても苦労しました。

しかし、そんな状況でも楽しい、やっていてよかったと思えることは多くありました。その一つは訪問先のお客様から、「広告を出したら集客が増えてよかったよ!」と言われたことです。

一番の目標にしていることですが、目標を実現するのは簡単なようで簡単ではありません。そのためにどうしたらいいかお客様と考えて作り上げたもので成果を出せると、とてつもない達成感を味わうことができました。

30代社会人の方

広告代理店で働くなら会社選びが重要!

ペンギン(32歳)


岩手県にある広告代理店で1年ぐらい働きました。勤務時間は9:00~18:00で、夕方に上がれるので嬉しい感じでした。主に自分が担当した仕事はライター業務で、営業さんがとってきた契約をとってきた会社の求人広告の原稿を書くのがメインでした。

最初は1日4件で、半年後に1日6件で残業なしで仕事を終えていました。とにかく仕事のスピードが速くなろうとすると1日の件数を増やそうとする上司だったので参りましたね。件数が増えても給料が増えないので、そこも嫌でした。他の広告代理店では件数が増えるたびにインセンティブなど給料に反映されるのにその職場では反映されず、それが嫌でやめました。

ただ、ここで働いたことで文章力がすごく上がったので、スキルは身に付き、現在は自営業としてライター業務で食べていけるようになりました。やりがいはあるお仕事なので、選ぶ会社を間違えなければ問題のないお仕事です。

総合広告代理店に勤めて

hana(35歳)


私が勤務していた総合広告代理店は、定時が9:30~17:30(うち1時間は昼休憩)で、休日は土日祝日で月に10日前後はあったように思います。ただ、大きなプレゼンテーションを間近に控えている時は、企画書の作成やプレゼンチーム内での打合せ等で休日出勤となる日も多かったです。

私は毎年大きなスポーツイベントを担当していたため、開催直前の1ヶ月はほぼ土日の休みもなく夜遅くまでイベント準備で働いていました。その会社では、営業部で既存クライアントの売上アップにつながる提案と新規クライアント獲得業務を6年と、媒体部で各メディアへの枠・料金交渉などを中心とした業務を約4年間行っていました。

どちらの部署でも業務量がとにかく膨大で、またチームで仕事をすることが多く、遅い時間からの打合せで定時に帰れる日は少なかったので、定時に帰れるような仕事をしている友人に比べて精神的にも肉体的にもキツイ日々でした。

しかしその分、何億~何十億円予算のスケールの大きい仕事に携わることができたり、企業の経営者や役員の方々と話をする機会も多く、やり甲斐は非常にありました。自分自身が成長できる素晴らしい仕事・仕事環境であったと思います。

広告代理店でのグラフィックデザイナーの仕事

もえ(30歳)


勤務時間は基本的に9時から6時でしたが、クライアントからの急な依頼や急ぎの仕事が入ったりする場合も多く、残業は多かったと思います。連日、夜の12時くらいまで業務をしていたこともあります。土日祝日はお休みだったので、月に8日くらいは休日がありました。休日出勤することはありませんでした。

私が担当していたのはグラフィックデザインで、マックでのDTPです。IllustratorやPhotoshopというグラフィックソフトを使ってクライアントから要望のあった販促物を作成する仕事です。主に、ポスターやリーフレット、チラシやポイントカードなどの版下を作成していました。

営業担当が持ち帰った案件に沿ってデザインをするのですが、クライアントの要望と、デザインのセンスからの観点をすり合わせるのがなかなか難しかったと思います。また、時間の制約があり、長時間作業も多いため、集中力と体力が必要でした。

しかし、実際に広告物となって街中に自分の手がけたポスター等を目にすると、それまでの苦労や疲れが吹き飛ぶくらい喜びを感じることができました。ゼロから作り上げていくクリエイティブな作業はとても楽しかったです。

パソコンで広告のデザインを制作しているデザイナー

ひたすら縁の下の力持ち

ラウル(32歳 営業職)


毎日月曜から金曜日まで、9:00~20:00頃まで働いています。土日祝日が休みになるので、大体、月に10日前後の休みがあります。

広告代理店での主だった仕事は、出版物を作成するための資料の作成やアポイント、撮影の調整、校正などです。全体の調整役のようなもので、アシスタントディレクターのような仕事です。出版物を作る現場で、メインの仕事ではないのですが、縁の下の力持ちのように、なくてはならないポジションだと思います。仕事となるとカメラマンやライターと取材対象者の時間調整に一番気を遣います。

全体のスケジュールの中でそれぞれの時間配分を考え、不測の事態があった時にどう穴埋めできるかを考える。地味だけど、とてもやりがいのある仕事です。パズルがピッタリとはまるように全体の段取りが成立したときは、調整役としてかなりの充実感を得ることができます。そういう時が一番嬉しいです。

40代社会人の方

広告代理店での経験

ミケミケコ(47歳)


勤務時間は通常9:00~18:00でした。ただかなり忙しい部署でしたので、帰宅時間は最終電車近くになることもしばしばありました。休日はだいたい土日祝日ではありましたが出勤する日もあり、月に6日ぐらいだったと思います。

広告代理店時代に経験した業務は企画制作でした。主に就職雑誌の構成や企画、企業への取材などです。1ページに文字の構成や画像の配置、インタビューや撮影などが主にやっていた仕事内容です。

仕事で大変だったことは、構成や企画を何本も提案し、OKが出たら朝から晩までインタビューの撮影に追われることでした。

このお仕事でとにかくよかったと思えることは、自分の作った広告が本で紹介され、多くの一般の方に見ていただいたときです。

広告代理店は残業も多いがやりがいを求める人にはピッタリ

自分が携わった仕事で多くの人の心が動かされる、そんなやりがいを得られるのが広告代理店での仕事です。クライアントから自社の各部門の担当者まで、たくさんの人と関わり合うぶん、多くのコネクションも生まれる刺激的な職場です。
激務ではありますが、興味のある方はぜひ就職先・転職先の志望候補として検討してみてはいかがでしょうか。

営業職の志望動機に使えるアピールポイント
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