海外転勤の餞別品プレゼントおすすめを15人に聞いてみた

海外転勤の餞別にプレゼントを贈るならどんなギフトが喜ばれる?せっかくなら海外赴任後に重宝さるアイテムを贈りたいもの。女性か男性か、上司か同僚か、または友人かなど贈る相手によっても喜ばれる送別品は違ってきます。海外転勤の餞別にお悩みの方に向けておすすめのプレゼントをまとめました。

海外転勤の餞別品プレゼントおすすめを15人に聞いてみた

海外転勤の餞別品には何が喜ばれる?

上司や同僚、友人の海外転勤が決まったら、どんな餞別品をプレゼントすれば喜んでもらえるのか頭を悩ませる方は多いことでしょう。

体験談をもとに、海外転勤者に贈るおすすめの餞別品をご紹介していきます。素敵なギフトを贈って大切な人を気持ちよく送り出しましょう。

海外転勤の餞別として喜ばれるプレゼント

和柄の扇子

今回の体験談で、海外転勤の餞別品のおすすめとして挙げられたものがこちらです。

  • 変圧器と変換アダプター
  • 南部鉄器の急須
  • 携帯型ウォシュレット
  • スパイスボトルセットと食器のセット
  • タオルセット
  • ラミーのボールペン
  • 日本製の漆塗りのお椀セットと掛け軸
  • 炊飯器
  • 日本茶と茶筒
  • 扇子と日本手拭い
  • 和風テイストの文房具
  • 天然木の夫婦箸と箸置
  • 電子レンジ専用炊飯器
  • ホットサンドが作れるトースター
  • 置き時計

海外転勤者へのギフトとしては、やはり日本らしさが感じられる和風グッズや、炊飯器や急須といった日本食に関わる家電・食器などを選ぶ人が多い傾向にあります。
また、今回の体験談では挙げられませんでしたが、日持ちするフリーズドライのインスタント味噌汁やふりかけ、つくだ煮なども人気の餞別品です。送別品を贈る相手の好みを考慮しながら選んでみてください。

海外転勤の餞別プレゼントの相場は?

プレゼントの予算をいくらくらいにするかも悩みどころです。
上司か同僚か、友達かなど相手にもよりますが、今回の調査では安くて1,000円、高い人だと20,000円という結果となりました。最も多かったのは5,000円前後という声で、他の同僚や友人達とお金を出し合って購入したという方も少なくありません。

海外転勤の餞別品の選び方で押さえておきたいポイント

海外の店

これから海外転勤する人へ餞別を贈る場合、いくつかチェックしておきたいポイントがあります。

せっかくプレゼントを贈るのであれば、やはり実際に使ってもらわなくては意味がありません。実用的なものであるという点がまず大きなポイントとなります。現地では手に入りにくいもの、日本ならではのアイテムであるというのも喜ばれます。
また、転勤時の大荷物とならない、できるだけコンパクトで軽量のものが望ましいでしょう。

15人に海外転勤の餞別品のおすすめを調査!

せっかくなら、「喜んでもらいたいし、使ってもらいたい!」。こんな餞別なら「私も貰いたい!」といえるものを、実際に海外転勤の人に餞別を送ったことがある経験者に伺いました。

海外でも人気の日本ぽい物

海外でも人気の南部鉄器

みずは(32歳 事務職)


私が以前、国際交流関係の職場で仕事をしていた際にお世話になった同僚が海外赴任することになり、送別品を贈りました。

初めは何を贈ったらいいのか分からず迷いましたが、百貨店の店員さんから「最近はヨーロッパでも大人気なんです」と薦められた南部鉄器の急須に一目ぼれし、それに決めました。

送別品を贈った相手の方は40代後半の方だったので、お茶を飲む事もあるだろうと考え、南部鉄器の鉄瓶であれば飾っておく場合にも向いているのではないかと考えました。

値段は6,000円ほどで、職場のある岩手県盛岡市の百貨店で購入しました。少し予算オーバーでしたが、苦しい時に助けていただいたりしてお世話になった方でしたので、良い物を選べて良かったと思っています。

南部鉄器の急須

富士山の今治タオル

まりほ(25歳 営業)


メキシコに異動となった同期の男の子に送りました。やはり日本らしくて、使ってもらえるものがいいよなぁと考えて、たくさん悩みましたが、嵩張らなくて軽くて実用的なものと考えた時に、タオルセットを贈ろうと考えました。

日本らしいものといえば、やっぱり王道の今治タオルということで、名古屋ラシック店の「伊織」という今治タオル専門店で、富士山の赤と青のタオルをそれぞれハンドタオル、フェイスタオルのセットで計4枚に決めました。

購入場所は名古屋栄のラシックなのですが、「伊織」という今治タオル専門店で、同期2人と購入いたしました。ギフトボックス代も含めて4860円だったので、すごくおトクだなぁと感じました。先日本人に渡しましたが、すごく喜んでくれてこっちまで嬉しくなりました。

海外転勤が決まった友人へ

とらジロー(30歳 会社員)


高校時代から交流のある仲の良い友人が、この度会社の都合で海外転勤になりました。急な話だっただけに少しショックだったのと、気持ち良く送り出してあげたいという気持ちがあり、仲の良い友達みんなで贈り物をすることになりました。

最初は海外での生活に役立つ物と話し合って探していたのですが、これといった物がなかなか決まらず、仕事でも使える様にちょっといいボールペンを贈ることにしました。ボールペンといっても種類が色々あり結構迷ったのですが、近くの百貨店でラミーのアイオンというボールペンを購入しました。

大体10000円くらいで1人当たり2000円ずつ出し合いました。送った友人もとても喜んでくれたのでボールペンにして良かったです。

ビジネスで使える高級ボールペンの選び方と人気ブランド

荷物にならない日本のものを送りました

ミラージュ(37歳 パート)


職場の先輩の海外勤務が決定し、職場の同僚4人で餞別品を送ることに決めました。先輩はアメリカの大都市で2年ほど、小さなお子さん2人を含む家族を連れて赴任する予定でした。

私自身も数年間の海外在住の経験があり、同僚のみんなからその経験を生かしてとわたしは餞別品の決定権を一任されました。

同僚からは送別品についていろんな案が出てきましたが、海外勤務する先輩は2年後には帰国する予定のため、また、家族と一緒なので荷物になるものは控えたいと考えていました。

最終的にわたしたちが先輩に送った送別品は日本製の漆塗りのお椀セットと掛け軸のセットです。和食器は送料もあまりかからないことや現地で日本食を食べるときに使っていただきたいと思ったからです。

掛け軸のセットは風呂敷サイズの布を掛け軸にしたものです。季節によって布を変えることでお正月やおひなさまの掛け軸を楽しむことができます。お椀セットは百貨店、掛け軸はアマゾンで購入し、お手紙をつけてアメリカの先輩のお宅に送らせていただきました。全部で15000円くらいだったと思います。とても喜んでいただけました。

漆塗りのお椀

日本茶と茶筒をプレゼント

りさ(30歳 事務)


海外転勤が決まった会社の同僚の女性に日本茶と茶筒をプレゼントしました。

彼女は中国の支店でしばらく働くことになったのですが、彼女はもともとお茶が好きで、よく食事に出掛けた際も、デザートには和風のスイーツのお店に行き和菓子とお茶を飲んでいました。そのため、中国に行ってもお茶が楽しめるようプレゼントしました。

お茶自体はそこまで高くなく、200グラム800円ほどの緑茶とほうじ茶を購入し、茶筒は日本らしい樺細工の茶筒を選びました。こちらは4,000円ほどしましたが、日本らしいデザインなので向こうで現地のヒトとの会話のきっかけになればいいと思い、購入しました。

プレゼントはとても喜んでもらえ、毎日お茶を飲んでいるそうなので贈ってよかったです。

日本文化が感じられるもの

すごろく(45歳)


オーストラリアのシドニーに転勤することになった同じ職場の30代半ばの独身男性に送別品を渡しました。オーストラリアはかなり暑い国なので暑さ対策のものをと考えていくうちに、やはり現地では手に入らない物がいいなと思いました。

日本から持っていくものもたくさんあるでしょうから、傘張る物や壊れやすい物は良くないなというのと、予算とし3000円くらいで考えていました。日本文化を伝えてもらいたいなも考えて、使える物で何かないかを和の雑貨屋さんに行き探しました。

そこで見つけたのが、扇子です。ふざけた柄であると使ってもらいにくいので、シンプルな和柄の扇子を選びました。それと日本手拭いです。なかなか今は日本に住んでいても持っている人は少ないですが、あれば手拭いとしてだけでなく、ラッピングに使ったり、小物のカバー例えば箱ティッシュに使ったりと用途もいろいろなので、それも一緒に餞別として渡しました。

先輩の成功を祈っての送別品

そらまめ太郎(35歳 事務職)


いつも助けてくれていた大好きな先輩が海外へ転勤することになりました。送別品を何にするかかなり悩みましたが、和風テイストの文房具をいくつかセットにして贈りました。

アメリカへの転勤なので、何かおしゃれでカッコいい物がいいのか悩みましたが、慣れない環境での仕事がスタートするので向こうのスタッフ達と仲良くなるきっかけになればいいなと思い、和風テイストの文房具にしました。

和紙のメモも、分け合ったりする事で会話が始まり打ち解けやすくなればと思い、贈りました。購入は楽天などのネット購入にしました。店舗まで脚を運んでも良かったのですが、ネットの方が種類も多く時間の短縮にもなり、仕事柄どうしても残業は避けられない私にはこの点は助かりました。

箸と箸置き

やっぱり長く使える日本国産の物を贈りたい

はなちゃん(32歳 営業事務職)


同じ部署の営業担当者の男性がロンドンにご栄転されることになり、チームのみんなで送別品を贈りました。

ご家族そろって移住されるとのことで、お家の中で使える日本ならではの物がいいかな、と考えて新宿の百貨店に行きました。

予算は一万円。特にコレと決めた品物がある訳ではではなく、リビングインテリアのフロアを歩きながら後輩の女の子と相談しました。食器は輸送するのにかさばるし、割れてしまうかもしれないし…。なるべくコンパクトな物、ということで天然木の夫婦箸と箸置にしました。箸置きは一つ一つが桜の花びらの形になっている九谷焼の物です。

他にも可愛い箸置がたくさんあって迷いました。お箸と箸置を選んだところで、予算にもうちょっと余裕がありました。そこで、来客用のおてもとを買い足しました。お土産として配るのもいいかなと思って、和紙を使った素敵なデザインの物を組み合わせて贈りました。

実用性重視な便利な物

海外転勤の餞別に喜ばれる贈り物

Max Power(25歳 事務職)


海外への転勤が決まった先輩に複数人で携帯型ウォシュレットをプレゼントしました。海外に行くとウォシュレットがなく、ペーパーの紙も硬い場合が多くあります。先輩が「トイレと風呂がないのが嫌だわ」と言っていたのでプレゼントをしました。

贈ったところ大変喜んでもらえ、現在向こうで使用しているそうです。持ち歩く際も目立たないですし、携帯電話のような形と色なので恥ずかしくもないと聞きました。

その商品はネットで購入し、オリジナルのプレゼント包みで包みました。値段が10,000円行かない値段で3人だったので、一人3,000円程度でした。

ちょっと面白みがあってかつ実用性があり、自分では買わないアイテムなのでプレゼントとしてはなかなか良かったです。

新生活の門出を部のみんなでお祝い

とんとん(39歳 主婦)


同じ部署で3年間一緒に働いた男性営業マンが、インドネシアへ転勤することになったので部署のみんなで送別品を贈りました。

彼は結婚していましたが、単身赴任になるということだったので、独り身でも楽しく過ごせるものはないかと、みんなで頭を悩ませました。インドネシアなら、きっと現地の食べ物も美味しいだろうと思い、また彼も辛いものが好きだったので、色々な香辛料を入れられるスパイスボトルセットと食器のセットに決めました。

部署には10人くらい所属していたので、総額で15,000円くらいのちょっといいものを贈ることができました。女子社員数人で日本橋の百貨店で購入しましたが、男性の一人暮らしをイメージするのは難しくて苦労しました。その後無事に赴任し、実際に送別品を使ってくれている写真を添付してメールを送ってもらった時はとても嬉しかったです。

変圧と変換アダプターがおすすめ

デイトナ(45歳 元事務職主婦)


友人が海外転勤することが決まった時、私は友人に海外転勤先の国の「変圧器」と「変換アダプター」を贈りました。その送別品を選んだ理由は、自分が駐在を経験した際に、日本から船便で送った電化製品を使うためには変圧器が必須だと痛感したためです。

もちろん、現地でも電化製品は電器店で販売されていますが、炊飯器や魚焼きグリルなどはもともと現地には取り扱われていなかったり、日本の家電メーカーの製品の方が性能もよく使い易かったりします。

また、既存の家電製品を持参すれば、使い慣れているだけでなく、一から全て現地で家電製品を買いなおすよりも経済的にも出費が少なくて済みます。

「変換アダプター」については、PCや電子辞書、シェーバーなどの充電器が100-240V対応であっても、コンセントの形が異なって使えなくなるのを防ぐためです。Cタップ、BFタップなど国により形が異なるので、複数あると便利です。これらを参考に送別品を選ぶときっと喜んでもらえます。値段も4000円くらいで購入できます。

海外コンセントの変換アダプター

海外での炊飯器

かなや(26歳 事務職)


送別品は会社の仲の良かった上司が海外転勤することになり、その人に贈りました。送別品には炊飯器を贈りました。

海外では米を作るには日本みたいにシンプルではなく、向こうに売られている炊飯器も日本の炊飯器みたいに進んでおらず、おいしいご飯が炊けないので日本の炊飯器を贈ったら絶対役に立つと思ったからです。

送別品の値段は2万円相当です。ベスト電器で購入しました。会社の同僚達と私を含め5人で割り勘して買ったので一人4千円程出しました。

仕事終わりに同僚達と何件か家電屋に見に行ったのですがベスト電器にあったものが一番機能が良く、値段も手頃だったので決めました。

海外に行くと白いごはんが恋しくなる

しろくま(55歳 会社員)


幼馴染がロシアに赴任することになり、「電子レンジ専用炊飯器 備長炭 ちびくろちゃん」という炊飯器を送別品として贈りました。こちらは1000円くらいで購入可能です。

炊飯器に決めたのは、私自身の実体験からです。アメリカに留学していたときに、何が恋しかったといって、白いごはんほど恋しかったものはありませんでした。もちろん日本食レストランもありましたので、炊いたごはんを食べることはできましたが、いつでも食べたいときに炊ける炊飯器があれば良かったとずっと思っていました。

私が留学していたときは、電子レンジでごはんを炊けるなどと思ってもみませんでしたので、どうしても食べたくなると外食するしかありませんでした。幼馴染も白いごはんさえあればいいというくらいごはん好きなので、いつでも家で簡単に炊いて食べられるようにアマゾンで購入して贈りました。

転勤先の環境を考え決めました。

ここ(30歳 事務職)


職場の後輩にホットサンドが作れるトースターを贈りました。値段は高くなく、5000円くらいのものでした。もちろん、海外でもコンセントが差せれば使えるものです。

購入先は職場近くのショッピングモールの中にあるキッチン雑貨を取り扱っている店舗です。職場仲間2人と何か贈ろうという話になり、同性で年が近いということで私が代表で選ぶことになりました。

これを贈った理由は、転勤先で一人暮らしになり、(それまでは実家)自炊をしなければいけなくなるという環境が一番の理由です。それに加え、転勤先では勤務時間が不規則なシフト制になることから、これがあれば朝ご飯作りが楽になると思いました。

一緒に働いているときによくパンを食べているのを見ていたので、贈ったときには「私、パン好きなんですよ~!」と喜んでもらえました。

世界の時間が分かる時計をプレゼント

まい(26歳 営業)


私が海外転勤の送別品を贈ったのは、職場の先輩です。同じチームの男性の先輩で、仕事帰りによく飲みに行ったり、休日に同僚とわいわいバーベキューをしたり、とても仲良しでした。

そんな先輩に選んだのは、置き時計です。かさばらないスタイリッシュなデザインで、設定した3ヶ所の時刻が並んで表示されるタイプのもので、新宿にある時計店で5000円ほどしました。

その時計を選んだ理由は、時差のある海外にいても、日本と連絡を取り合う時に便利だと思ったからです。どんな部屋に住むのか分からなかったので、小さめで主張しすぎないデザインが喜んでもらえそうだと思いました。先輩はとても喜んでくれて、引っ越してすぐに時計を飾った写メを送ってくれました。

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餞別は何をもらっても嬉しいけど迷惑になるものだけは避けましょう!

人から貰うものに文句をつけるわけではないですけど、かさばるものや本当にいらないと思われる物は迷惑です。「実際に自分が海外に転勤するとして…」と、相手の立場を考えて選ぶと、きっと素敵な餞別を選ぶことができます。