退職最終日当日は挨拶とお菓子配りを忘れずに!

退職する最終日にどのように過ごすべきなのか、何をするべきなのか迷ったことがある人も多いのではないでしょうか。実は退職をする前の最終日にしなければいけないことは、意外とたくさんあるのです。円満退職するためにも、ひとつひとつ丁寧に確認していきましょう。

退職最終日当日は挨拶とお菓子配りを忘れずに!

退職の最終日当日は印象良く職場を去ろう

今まで努めてきた職場を去る退職最終日には、せっかくなら周囲に良い印象を残していきたいところです。それに、最終日にはやらなければならないことがたくさんありますし、退職するからといって気は抜けません。退職の日に何をすれば良いのか、どのように過ごすべきなのか、考えていきましょう。

退職最終日には挨拶のメールを送って退職することを知らせよう

お世話になりましたと表示されたスマホを手に取る人

退職の挨拶をするために欠かせないツールとして挙げられるのが、メールです。メールは最終日に送ります。メールを使って、今までの感謝の気持ちを述べましょう。社内に送るメールの場合、いつ頃に送れば良いのかといった問題がありますが、業務時間内に送るよりも、定時に近い時間に送るべきだと言えます。

ですが、これといった正解はないので、以前に退職していった人がどうしていたかがわかれば、それに倣うのが良いでしょう。こういったことは会社によって慣例があるため、自分の思い込みで動くことはなるべく避けるべきです。

社内メールは一斉送信しても問題はないの?

退職の挨拶メールを一斉送信しても、全く問題はありません。失礼にあたるかもしれない、と不安に思う人も少なくないでしょうが、送信するべき人が多い場合はメールを送るだけで最終日が終わってしまいます。「Bcc」を使って、一斉送信してしまいましょう。

他の宛名が別の受信者に見えなければ、一斉送信してもなおのこと問題はありません。プライバシーが気になると言うのであれば、こういったBcc機能も活用していきましょう。

社内での退職の挨拶メールの件名は?

退職挨拶の件名が表示されたスマホ画面

社内に送る退職の挨拶メールの件名は、わかりやすく目を惹くものでなければなりません。皆それぞれメールフォルダには大量のメールを受信していますから、その中で後回しにされてしまわないようにする必要があります。

件名はシンプルかつ分かりやすく、「(名前)より退職のご挨拶」などにするのが良いでしょう。これなら必ず開封してもらえますし、退職することを知ってもらう機会にもなります。

退職の理由は挨拶メールに書いてもいいの?

挨拶メールには今までの感謝の気持ちや、お世話になったことに対するお礼の言葉を書いていきましょう。ここで注意したいのが、自分が退職する理由は「一身上の都合」で問題ないということです。周囲の人が問い詰めてくることはまずありませんから、わざわざ自分から社内にメールで言いふらす必要はありません。「一身上の都合により退職することとなりました」という一文があれば、それで十分です。

退職後の自分の連絡先は教えたい場合にだけ書くと良い

今後のことを考えて、自分の個人的な連絡先をメールに書くことも良いでしょう。最終日ということもあって、今後同僚と関わることもなくなってしまうかもしれないと考えると、感慨深いものがあるという人も多いことでしょう。

ですが、個人的に付き合いがある人とはもう既に連絡先を交換しているから、わざわざ社内メールに載せる必要はないという場合は別です。会社の人とは連絡を取る必要はないだろうと判断したら、自分の連絡先を載せる必要はありません。

退職の挨拶メールは上司に対してだけ別に送るべきである

スマホを見てほっこりしている男性

上司には特にお世話になってきたという気持ちが強くありますし、目上の人であるという尊敬の意味も込めてやはり別格の扱いをするべきであると言えます。他の人たちに一斉送信をしておいて、上司だけには別にメールを送りましょう。

自分がどのように感謝をしているか、どういった時に助けてもらったか、今後教えてもらったことをどのように活かしていきたいかなどを書き連ねていってください。強い感謝の思いを受けて、上司も胸打たれるでしょう。

社外への退職の挨拶メールはいつ送るべき?

忘れてはいけないのは、社外に対する退職の挨拶メールです。これは最終日にしてはいけません。最終日では遅すぎます。社外との付き合いはすぐに切れるものではないので、2~3週間くらい前にメールを送っておくのが良いでしょう。最終日になって慌てて送ることがないようにしておいてください。

退職最終日にはお世話になった人に挨拶回りをしよう

退職最終日には、お世話になった会社の人たちに挨拶をして回りましょう。周りの人たちは、退職をする人は挨拶をしに来るものだと思っていますから、挨拶がないとどうしたのだろうと不思議に思ってしまいます。必ずそれぞれに挨拶をして回りましょう。

上司に退職挨拶をするタイミングは朝一番が良い

一番お世話になった、直属の上司には朝一番に退職の挨拶をしに行きましょう。心証も良くなりますし、何よりも社会人の礼儀として上司に最初に挨拶をするのは当然のことであると言えます。早朝、まだ出社している人が少ない時間帯などであれば、なお良いでしょう。

上司にはもちろん退職の話は通っているわけですから、深く話し込むことはないでしょうが、それでも挨拶しておくことは大切です。最後の最後まで、自分の面倒を見てくれた人へ敬意を払うことを忘れないようにしてください。

他の人たちには夕方に挨拶をして回ろう

自分にとっては退職をする出社の最終日であっても、他の人たちにとってはいつも通りの業務をこなさなければならない日常と変わりはありません。ですから、バタバタしている午前中などに挨拶をして回るのは控えましょう。

全体的に業務が落ち着いてきて、定時が近づいてくる夕方頃になったら挨拶回りを始めてください。自分が退職する旨と、これまでの感謝の意を簡潔に述べておけば問題ありません。一人一人に声をかけて回ることになりますし、皆それぞれに仕事を抱えているので、長々と話し込むことがないように気をつけましょう。

退職最終日は会社に忘れ物をしないようにしよう

オフィスで荷物をまとめている男性

退職最終日となると、もう出社することはなくなりますから、デスク周りの私物は忘れずに持ち帰りましょう。あまり使わずにいたファイルや、机の上のペン立てなど、普段意識していなかった物もきちんと持ち帰るようにしてください。後から思い出しても、それだけを受け取りに行くのはあまり気持ちの良いものではありません。

また、逆にこちらから会社に返さなければならないものがある場合は、注意が必要です。IDカード、社内証など、会社に入るために必要なものは特にセキュリティー面で重要視されるため確実に返却しましょう。制服をクリーニングして返却する必要がある場合は、出社の最終日までにクリーニングの受け取りが間に合うように計画を立てておくようにしてください。

退職最終日にはみんなに喜ばれるお菓子を配ろう

アルミチョコラップとメッセージ

退職最終日に用意しておきたいのが、職場の人たちに喜んでもらえるようなお菓子です。お菓子を配るのは何かの節目には定番のことですから、退職の折にもぜひ配っておきましょう。

20名~30程度の規模の会社であれば必ず全員に行き渡る量のお菓子を用意するべきです。もしも受け取ることができなかった人がいた場合、どうして自分の分だけ配られなかったのか、と不快な思いをさせてしまうからです。

大企業の場合は、基本的には自分が所属していた部署の分だけを用意すれば構わないでしょう。ただし、他部署に特別にお世話になった人がいる場合は、その人に個別に用意しておくことをおすすめします。

お菓子を渡すタイミングはいつが良い?

直接渡すことにこだわる必要はありませんが、せっかくなので挨拶回りに行った時に一人一人に手渡しをするのが一番良いでしょう。そのため、お菓子を渡すのは最終日の夕方頃ということになります。もし渡すことができなかったら、デスクの上にメモと一緒に置いておきましょう。

個別に渡さなくても箱をそのまま置いておくのも良い

チョコレートアソートのボックスとメッセージ

個別に渡すことが難しそうであれば、お菓子の入っている箱に退職の挨拶の旨を書いたメモを添えて、誰でも取れる状態にしてそのまま置いておくという方法もあります。これならそれぞれが好きなタイミングで、遠慮なくお菓子を手にすることができます。

避けるべきお菓子とはどんなものなのか?

退職最終日にお菓子を配る時に気をつけておきたいのが、賞味期限が長いお菓子であるかどうかということです。職場の人たちがお菓子に手をつけるタイミングはまちまちです。出張から帰ってくる予定がだいぶ先の人もいるかもしれませんし、お菓子を食べる頻度が少ない人も多いでしょう。せっかく心を込めて選んだお菓子でも、賞味期限が切れては食べてもらえません。ですから、賞味期限が短いお菓子は絶対に選んではいけません。

バウムクーヘンやロールケーキ、カステラなどの切り分けなければ食べられないお菓子も避けるべきです。食べるたびに手間がかかってしまいますし、切り分けたものはお皿やフォークなどを使わないと食べられないので洗い物を増やしてしまいます。また、そういったお菓子は大体が賞味期限が短いものが多いです。美味しいから良いだろうと気を利かしたつもりでも、受け取る側は少し困惑してしまう可能性があります。

生ロールケーキとメッセージという誤った例

退職最終日にみんなに配るのにおすすめなお菓子は?

挨拶回りをする時に配るお菓子としても、箱ごと置いておくお菓子としても、おすすめは個包装のものです。受け取った人が個人的に取り扱いやすいですし、デスクの上に置いておくことができるので、好きなタイミングで食べることができます。

また、賞味期限が長いものを選ぶのは鉄則です。クッキーや焼き菓子(フィナンシェ、マドレーヌなど)、おせんべいなどがおすすめです。あまり人によって好き嫌いが分かれずに食べてもらえるので、無難に喜んでもらえるでしょう。

退職時の挨拶のお菓子の選び方と気配り上手な渡し方のマナー

退職最終日には挨拶のスピーチをすることもある

退職最終日には最後まで気を抜くことができません。退職の挨拶のスピーチをすることが決まっている場合は、それに備えておく必要があります。どういったことを、どういった順序で話すかなど、あらかじめ決めておくべきことはたくさんあるでしょう。

スピーチが上手くいかなかったら、最終日が台無しになってしまいます。退職の挨拶をしっかりとするためにも、スピーチの準備は万端に整えておきましょう。

退職のスピーチはみんなが聞き取れるようにゆっくりと話す

大勢の人の前に立つと、緊張して声が小さくなってしまったり、早口になってしまったりするという人も多いでしょう。ですが、スピーチではそれは絶対にしてはいけません。まずは聞いている人たちに自分が言いたいことを伝えるのが目的であるということを忘れないでください。できるだけゆっくりと、大きな声で、はきはきと話すようにしましょう。

退職理由は詳しく話さないようにする

スピーチの中では、退職理由について触れることになります。ですが、深く語る必要はありません。もし語るとすれば「一身上の都合で」と言っておけば問題はないでしょう。具体的に、転職をすることになったとか、家の事情が変わったとか、そういったことを話す場ではないということを覚えておいてください。

今までのお礼は必ず述べるようにしよう

男性2人の握手とスタッフたち

退職のスピーチで何より忘れてはいけないのは、これまでお世話になったことへのお礼です。どういったことが特に印象に残っているかなど、具体的なことを話せればより良いと言えるでしょう。特に上司に対しては感謝の気持ちを強く表したいので、名指しでお礼を言うようにしましょう。

ネガティブなコメントや悪口は避けるべき

もしも在職中に嫌な思い出があったとしても、それをスピーチの場で言うのはやめましょう。あくまでも退職のスピーチは、今の職場に名残惜しさがあるということを前提にしたものです。ですから、嫌な思い出があるからそれを吐き捨てて出ていくというのは職場に残された人たちに悪い印象を与えてしまいます。

自分がいなくなるからといって、何を言っても良いというわけではありません。つらかったことや、嫌だったことを言うのではなく、楽しかったこと、うれしかったこと、在職中に得た経験について話すようにしましょう。

職場の人たちにこれからの活躍などを祈る言葉を送ろう

退職スピーチの締めくくりには、職場の人たちに対してこれからの活躍を祈る言葉を送りましょう。自分は退職してしまうけれど、この先ますます会社が発展していくことを心より祈っている、といったことを伝えられれば締めくくりとしては問題ありません。

退職最終日には何かと忙しく、バタバタしてしまってスピーチの内容を忘れてしまうことも考えられます。練習を十分して、頭に入れておいたつもりでも、内容を忘れてしまうことは誰にでもあることです。ですから、前日までにきちんと原稿を用意しておいて、退職最終日には会社にそれを持っていきましょう。

合間を見て原稿をチェックして、本番までにきちんと言えるように最終確認をしておけば安心できるので、ぜひ当日も原稿を会社に持参してください。

退職を迎える最終日には愛を持って行動できるようにしよう

いざ退職を迎える最終日には、思ったよりもやることが多く、ごたついてしまうという可能性も考えられます。ですから、前もってどのように行動するかを決めておき、後手に回らないようにしましょう。あらかじめ計画を立てておき、退職最終日という限られた時間を愛情を持って過ごせるようにしてください。