面接中に汗が出たらどうする?誰にでもできる予防法

面接中に汗をかいてしまうことがありますが、マナー的にハンカチで拭ってもよいものなのか気になる人も多いでしょう。緊張やセロトニンといった原因から効果的な対策を考え、さらに面接で汗をかいてしまった時のマナーも併せて紹介しますので、汗をかきやすい人はぜひご覧ください。

面接中に汗が出たらどうする?誰にでもできる予防法

面接中に汗!どう対応する?

就職活動中の学生や転職活動に勤しむ社会人…誰であれ就職における面接試験は緊張するものです。しっかりとした健康管理は社会人にとって当然のマナーといえますが、暑い日や夏場の活動は心身ともに疲れが溜まるものです。

緊張や暑さからくる汗は面接中でも遠慮なく流れてしまうものですが、汗を流し続けたままにするのも清潔感から離れてしまいますし、かといって汗の拭い方で心証が悪くなる可能性も捨てきれません。そこで今回は、面接中にどうしても流れてくる汗対策についてご紹介します。この対処法は面接のときに限らず社会人としての正しい振る舞いとなるので、幅広い方に知っていただければ幸いです。

汗はなぜ出てきてしまうのか

そもそも「汗」はなぜ出てくるのでしょうか?対策を立てるためには、まず原因の解明から始めなければいけません。主な原因2つを紹介しますので、それに応じた対応をしていきましょう。また、汗をかく際に緊張が原因で多量の汗をかくというケースは珍しくありません。

セロトニン不足

こめかみを押さえる女性

緊張する際にはセロトニンという物質が不足している可能性があります。この物質は98%が血液中、残りの2%は脳内に存在するといわれており、この脳内にある2%のセロトニンは「三大神経伝達物質」といわれるものの1つです。つまり、脳で処理した情報をもとに分泌量が変化し、精神面への影響が大きい物質なのです。

セロトニンは健康的な生活を心がければ不足することはありませんが、その生成には日光、栄養、運動の3つが必要とされます。セロトニンの不足は「目覚めが悪い」「寝つきが悪い」「精神的負荷が増える」といった状況を引き起こし、精神状態を不安定にしてしまいます。健全な精神は健全な肉体に宿るとの言葉通り、ストレスを抱えた身体は異常な発汗をしてしまう可能性があります。

精神的なもの

精神疾患を抱えたときにも発汗は強くなります。その一例として「精神性多汗症」「緊張性多汗症」といった症状がありますので、それぞれの特長について見てみましょう。

  • 精神性多汗症
    緊張する場面を想像することで不安を感じ異常な汗をかいてしまう症状のことです。分かりやすく原理を説明すると、梅干しを想像すると一気に唾液が出てくることに似ています。
  • 緊張性多汗症
    精神性多汗症とは異なり、緊張する場面に遭遇した時に異常な汗をかく症状のことです。一種のアレルギー反応ともいえるこの症状は、決して少数派ではありません。

これらの症状は誰にでも起こる症状ですので、治療法や予防法を比較的簡単に行えます。症状が重度であったり慢性的に起こったりする場合でも、ボトックス注射やデパスなどの専門医療で治療できます

原因から考える汗対策

セロトニンが原因であれ、精神的なものが原因であれ、汗対策はあります。上記に挙げた理由が発汗の原因だった場合の対策法を紹介します。

セロトニン不足対策

朝、目覚めたときに窓の日差しを浴びる女性

セロトニンが不足することで交感神経が敏感になり、発汗へと繋がります。基本的にセロトニンを増やすには「日光」「栄養」「運動」が必要となります。

まず、日光を浴びるには規則正しい生活が必要です。毎朝決まった時間に起きて、カーテンを開けて最低30秒ほど日光をしっかりと浴びます。起きる時間は遅くとも8時までにしておくと、10時には頭がしっかり回転し始めます。朝に運動をするよりも、夕方ごろに汗がにじむぐらいの軽い運動をすると、質の良い睡眠をとることができるでしょう。急激な運動ではなく、酸素を多く取り込む有酸素運動が効果的です

毎日3食きっちりととることも大事です。「スタミナの為に肉だけ」「太りたくないから野菜だけ」といった偏食ではなく、栄養バランスの良い食事が望ましいです。また、肉や脂ものを極端に摂取すると悪臭の原因にもなるので注意してください。

緊張を和らげる方法

腹式呼吸

精神を落ち着けたり緊張を和らげたりするにはいくつかの方法があります。以下の3つの方法が精神の安定には有効とされています。

精神を安定させる方法

  • 腹式呼吸
  • 体感覚の刺激
  • 適度な運動と笑顔

腹式呼吸という言葉をよく聞きますが、この呼吸法には交感神経と対を成す副交感神経という神経を刺激すること、体の修復やリラックスした状態にする働きを活発にする効果があります。鼻からゆっくりと吸って腹を膨らませ、口からゆっくりと吐いて腹をへこませる呼吸法は、幅広い効果が期待されています。

また手やまぶたなど、普段は気にも留めない身体の動作を意識することで、不安定になっている心身のバランスを安定させることができます。体感覚の刺激は不安な気持ちから意識をそらし、自分の何気ない動き等に意識を向けるのが目的で、課題や仕事などで疲れたときの休憩にも最適です。

適度な運動は先ほどのセロトニン対策と繋がっており、またセロトニンという物質は「幸せホルモン」とも呼ばれることから笑顔とも関係します。人間は笑顔に対して幸福感を感じやすく、面接でも笑顔は重要なのでぜひ試してみてください

面接で活かす笑顔の作り方~好感度を上げるトレーニング!

面接では常識である汗マナー

セロトニン不足であれ、精神的なものであれ、汗っかきであれ、面接において汗にまつわるマナーを知っておいていただきたいことがあります。意外と出来ない人・知らない人の方が多く、いわばライバルと差をつけられるマナーであると言えます。そもそも汗をかかないという方も、汗マナーを知っておいて損はありません。夏の盛りにひとつも汗をかかない人の方が珍しいのですから、対策を知っていることで心にゆとりができ、精神的な安定にもつながります。

上着を脱いでハンカチで顔を拭く男性

面接のマナー知っておきたい3つのポイント

アイロンがけされたハンカチ

汗をかいたときは、そのまま垂れ流しにしたりワイシャツで拭ったりするものではありません。アイロンがけされた綺麗なハンカチで拭きましょう。「汗=不潔」と考えている人もいるようですが、汗は生理的な現象ですので汚いも何もありません。しかし、汗がアゴの先からぽたぽたと垂れ落ちるのは見栄えが悪いので、ハンカチやタオルで拭います。このときガシガシと拭くのではなく、トントンと押さえるように拭くと良いでしょう。

また、シワのない綺麗なハンカチを見せることで、面接官に「この人はハンカチにもアイロンをかける、ちゃんとした人なんだ」と思わせることができます。そして拭い終わったら、ちゃんとしまってお礼を言いましょう。

断りを入れてから拭く

汗を拭くときは「失礼します」と断りを入れてから拭くことにしましょう。面接中にいきなりポケットを探ったり、バッグの中をゴソゴソしたりすると面接官も驚きますし、相手の話を聞いていない、または興味がないと思われてしまいます。「こんなことで」と思われるかもしれませんが細かな気遣いが大切なのです。

上着について

暑い中でスーツの上着を着続けるのは厳しく、下手すると熱中症にもなりかねません。そのため企業によっては面接中に「暑いですので上着はお脱ぎください」という社交辞令を用いるところもあります。しかし、目上の方に対して上着を着ないというのは失礼に当たりますし、そもそも面接室は冷房が効いているはずですので脱ぐ必要はないでしょう。社交辞令には「お心遣いありがとうございます」とお礼を述べておきましょう。

また、最近はクールビズ用の薄手のスーツが発売されているので、暑がりな方はそちらを試してみてはいかがでしょうか。

面接に行く前に一休み

冷房の効いた喫茶店の座席

面接会場に着く30分前には会場近くに着くようにしましょう。会場には10~15分前までに到着すればよいので、会場近くで近くの喫茶店や図書館といった冷房の効いたところでクールダウンしておくと良いでしょう。また、そこで先に挙げたリラックス出来るようなことをしておくと緊張が和らぎ、面接前の気持ちを落ち着けることができます。

面接会場の近くにつくまでは上着を着ずに丁寧にもっておいても大丈夫です。また制汗剤や速乾性のシャツなどを利用して汗対策をしておくことも重要です。ただし、これらは自宅内でやっておくことですので自宅を出た後にはしないでください。

面接の緊張を乗り切る4つの対処法

汗は誰でもかく!だから予防は大事!

今回は面接中の汗に着目してご紹介しました。汗は本来は体調の調節のために不可欠なものですが、かいた後の対処を間違えると不潔というイメージも付加されてしまう恐るべき相手なのです。完全にコントロールするのはむずかしいですが、汗をかかないように予防することは誰にでも可能なのです。面接という一大事に汗予防と汗マナーのことをお忘れなく!

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