「わかりました」を敬語で伝える時の変換方法とマナー

皆さんは「わかりました」と相手に敬語で伝えるとき、何て言いますか?新社会人の人は敬語に変換するのを慣れていない人も多いでしょう。「わかりました」を敬語にするとどういう言い回しになるのか正しい敬語マナーをお教えします。

「わかりました」を敬語で伝える時の変換方法とマナー

「わかりました」という意味の敬語とは

普段、当たり前に使用している言葉でも、ビジネスの場面では日本語として、敬語として誤りであるものはたくさんあります。大事なのは普段使用している言葉をビジネスシーン用にいかに正しい敬語に変換できるかです。

とはいえ新社会人や就活生はなかなか瞬時に変換することは難しいですよね。日頃から意識して変換し、正しい敬語を使うことが大切です。今回は「わかりました」という言葉を敬語で伝える時のマナーを見ていきましょう。

丁寧な印象を与えるために敬語のマナーを守る

相手に丁寧な礼儀正しい印象を与えるために正しい敬語を使用するように心がけましょう。学生時代なら間違った使い方をしていても許されたかもしれませんが、社会に出た時点でそれは通用しなくなります。

マナーについて考えている男性

間違えても許されるなどという甘い考えは今すぐ捨ててください。社会に出て、一人の大人として扱われる以上、敬語を含めた言葉遣いなど出来て当然のマナーが守られていないことは恥ずかしいことだと認識しましょう。正しい敬語が使えると相手に与える印象も大きく変わります

敬語.1「承知いたしました」

上司や目上の人に返事をしたり、同意する時は「わかりました」ではなく、「承知いたしました」を使用しましょう。「承知」は承るという謙譲語が入っているので上司やお客様に対して使用するのに適切な敬語です。「いたしました」をつけることで、より丁寧な言い回しになります。

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【敬語変換一覧表】メールや電話で活躍するビジネスマナー

敬語.2「かしこまりました」

相手に敬意を表したいなら、「かしこまりました」を使用するといいでしょう。上司に返事をする場合、「かしこまりました」もしくは「承知いたしました」を使用しましょう。両者は謙譲語なので目上の人に対し自分を下げることで相手に敬意を示すことが出来るのです。敬語のマナーとしてしっかり覚えておきましょう。

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「了解しました」は間違い?知るべき敬語マナー

覚えておきたい敬語の種類と例文

敬語には大きく分けて3種類あります。

敬語についてメモを取ろうとしている風景

敬語の種類

尊敬語…相手を敬って使う。相手の動作や状態を高めて表現する言い方。
謙譲語…自分をへりくだって言うことで相手に敬意を示す言い方。
丁寧語…語尾に「です・ます」をつけ、表現を丁寧にする言い方。

例文

  • A社の山田専務が来た
    (尊敬語に変換)→A社の山田専務がお見えになりました
  • 山田専務がそう言っていた
    (尊敬語に変換)→山田専務がそう仰っていました
  • 私がそっちに行きます
    (謙譲語に変換)→私がそちらに参ります
  • 私がそう言いました
    (謙譲語に変換)→私がそのように申し上げました

「了解しました」は敬語ではない

「わかりました」の敬語として新入社員はつい言ってしまいがちな「了解しました」ですが、「了解」という言葉は敬語ではありません。ビジネスシーンで上司や目上の人に使用してしまうと失礼にあたりますので気をつけましょう。

思っていたのと違いがっかりする男性

「了解しました」が通用するのは学生のうちだけです。「わかりました」を正しく敬語に変換する時には必ず「承知いたしました」「かしこまりました」を使用するように徹底しましょう。

社内メールなどでやりとりをする場合には砕けた言い方で「了解しました」でも大丈夫だという意見もありますが、社外メールなど取引先のお客様とのやりとりの場合、「了解」は使うべきではありません。

「了解」という言葉がNGの理由として、上から相手を見てそれでいいと許す意味の言葉であるからというもの以外にも、ぶっきらぼうで敬意がないという印象を相手に与えてしまうからという説もあります。

「了解しました」の他にも間違えがちな敬語一覧

「了解しました」のように敬語だと思って使っていたけど実はNGな言葉はたくさんあります。つい間違えがちな敬語一覧はこちらです。

こっそりと秘密を教えてくれる男性

間違えがちな敬語一覧

(誤)すみません。
(正)申し訳ございません。
「すみません」は厳密に言えば丁寧語なので敬語の一種なのですが、社会人として謝罪の気持ちをきちんと込めたいのならば「申し訳ありません」「申し訳ございません」のほうがより適切です。

(誤)ご苦労様です。
(正)お疲れ様です。
これは代表的な間違い敬語です。「ご苦労様」は立場が上の者が下の者に対して掛ける言葉なので、上司や目上の人に向かって言ってしまうと大変失礼な言葉です。正しくは「お疲れ様です」を使用し、先に仕事を終えて帰る際は「お先に失礼させていただきます」と伝えましょう。

(誤)「○○様はおられますでしょうか?」
(正)「○○様はいらっしゃいますでしょうか?」
電話を掛ける際によく聞かれる間違い敬語です。動詞の受身形は尊敬表現として使用することもできます。しかし、標準語の敬語としては正しい用法ではありません。「いらっしゃいますでしょうか?」で覚えておきましょう。

(誤)おっしゃられる。
(正)おっしゃる。
ビジネスシーンでよく使われる言葉ですが「おっしゃられる」は二重敬語になります。正しくは「おっしゃる」この言葉だけで敬語として成立しているのです。

(誤)拝見・拝読させていただきました。
(正)拝見・拝読しました。
拝見・拝読の「拝」がすでに謙譲語としての意味合いを持っているため、これも代表的な二重敬語です。「拝見・拝読しました」が正しい使い方になります。

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「結構です」の敬語の意味と使用する時のマナー

ビジネスパーソンとして恥ずかしくない言葉遣いを

「わかりました」という言葉を敬語で伝える時のマナーを中心に見てきました。覚えておくべき重要ポイントは2つです。

重要ポイント

・「わかりました」を敬語で言う時には「承知いたしました」もしくは「かしこまりました」を使用する。

「了解しました」はNGな間違い敬語である。

この2つをしっかり押さえて、社会人として恥ずかしくない言葉遣いを心がけましょう。

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