SEの仕事内容はつらい?経験者が語るリアルな体験談

SE(システムエンジニア)の仕事内容にはどんなことが挙げられるのか?SEの仕事はクライアントの要望に応えながら便利なシステムを開発し作成することです。納品までの期日に間に合うように様々な課題をチーム一丸となりクリアしていかなければなりません。

SEの仕事内容はつらい?経験者が語るリアルな体験談

SE(システムエンジニア)の仕事内容は?

SE(システムエンジニア)とは、顧客から依頼されたシステムを設計・開発し、テストを行う仕事のことです。求人数も多く、幅広い年齢層の方がSEとして働いています。

今回はSEとは一体どんな仕事内容なのか、その業務を通してのやりがいや苦悩について、SE経験者の声に耳を傾けながら詳しく迫っていきます。現在、システムエンジニアという仕事に興味をお持ちの方、転職を考えているという方はぜひチェックしてみてください。

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SEの仕事ってどんな内容?

SEの仕事内容は、コンピューターを使ってクライアントから依頼されたものを作成する技術職です。

システムエンジニアというとパソコンに向かって黙々と作業する…といったイメージが強いものですが、現状としては上流工程を担うSEが1割、下流工程を担うSEが9割程度という割合です。
また、システムを納品後、万が一問題が起こった場合のアフターフォローもSEの仕事内容のひとつです。主に以下のような流れでシステムが開発されていきます。

SEの上流工程

上流工程

  • 要求分析(顧客からのヒアリング)
  • 要件定義(要求分析の内容をまとめる)
  • システムの開発費用・期間の算出
  • システムのデザイン(設計)

下流工程

  • システムのコーディング(実装)
  • システムのテスト
  • 完成したシステムのリリース(納入)

SEとプログラマの違いって?

SEの仕事内容はプログラマと混同されがちですが、その区別は会社やプロジェクトにより違います。しかし、どちらもシステムの開発に携わるという点では同じです。
プログラミングはプログラマが専門として請け負う仕事ではありますが、そのシステムの設計を行うSEはプログラミング知識も不可欠となります。

SEになるには資格が必要?どんな人が向いている?

パソコンに向かって作業するSEの女性

SEの仕事に就く上で資格などは特に必要なく、情報処理に関する知識が浅い文系の学生がシステムエンジニアになるといったケースも珍しくありません。
しかし、多くのシステムエンジニアが取得している資格としては、情報処理推進機構(IPA)が実施している情報処理技術者試験が挙げられます(注1)。情報処理技術者試験には複数の試験区分があり、中でも基本情報技術者試験や応用情報技術者試験、システムアーキテクト試験、ネットワークスペシャリスト試験といった資格はSEの取得率が高い傾向にあります。

SEはデスクに向かっての長時間勤務となるため、高い集中力や根気が必要とされる仕事です。一人ではなくチームとして動く機会が多いこともあり、周りの人間とのコミュニケーションスキルも必須となります。また、IT知識や技術の向上のため、常に学び続ける姿勢が重要となります。

SEの仕事は残業が多い?

残業が多いSE

今回SEの勤務形態について調査したところ、残業が全くない月もあれば、繁忙期には朝8~9時から出勤して20~21時に退勤するという日も珍しくないなど、時期によって変動があることがわかりました。中には忙しいと終電まで帰れない日もあったり、休日出勤もあるという方もいたりと、SEという仕事のキツさがうかがえる結果となりました。

SE経験者が「この仕事をやっていてよかった!」と思う瞬間

SEという仕事を通してのやりがいといえば、やはり開発したシステムにより顧客に喜んでもらえるということ、そしてなんといっても、チーム一丸となってシステムの設計からリリースまでの工程を完了させた時の達成感です。

自分が積み重ねてきた知識を活かしてシステムに反映しつつ、開発を通じて新しいスキルを身に着けることができるという点から、仕事を通して成長し続けることのできる職業です。

SEだからこその苦悩・大変だと感じること

チームのメンバーが顔を合わせて会議する

中にはひとつのシステムを自分一人で作り上げていく仕事もありますが、チームとして様々な人と関わり合い大きなプロジェクトを進めていくケースが大半です。それゆえに人間関係に悩まされるSEも少なくありません。

また、クライアントの要望に応えるため、技術向上のために常に情報収集や勉強が必要なところや、期日に追われて仕事をするというプレッシャー、我儘な顧客への対応調整に苦悩する方もやはり多い傾向にあります。

SE経験者に聞いた仕事内容に関するエピソード

実際にSEとして働いている方や経験者の方から、仕事内容や勤務形態に関するエピソードを伺いました。

20代SEの体験談

SEについて

ユバ(22歳)


勤務時間は基本的に9時間前後、繁忙期だと10時間以上は勤務していました。休日は月に8日程度で土日出勤がある月はもう少し少なかったです。

基本的な仕事内容としては、私は運用保守に携わっていたので開発後の運用管理をしていました。そのため、いつ何が起こって保守作業が発生するかわからないので、監視センターから連絡が来たら、その原因と対策を調査しいつでも対応できる状態にしておく…というのがこの仕事をしていて一番大変でした。

運用に関しては実際にプライベートでも応用できる知識が多く、特にサーバー関連の知識はプライベートでのトラブルシューティングに役に立ったので、PC関連のトラブルに対する自己解決力がつくところはこの仕事をやってよかったと思いました。

30代SEの体験談

システムエンジニアをやってみたくて

ザワ(33歳)


私は数年前にシステムエンジニアとして2年ほど働いたことがありました。それまでの私は宿泊などの接客業をしていたのですが、その仕事の中で徐々に情報処理の知識や技術を独学で身に着け、いつしかシステムエンジニアとして働いてみたいと思うようになったのです。

転職に際してあまり経済的な余裕がなかったこともあり、急ぎ働くために派遣社員として仕事を探しました。経験不足が心配でしたが、思っていたよりも大きな会社のシステム開発統括チームの一員として雇ってもらうことができました。

勤務時間は朝9時から夜8時くらいまでで、休日はカレンダー通り週休2日でした。私は主にシステム開発の進捗状況をまとめて毎週客先に説明する際の資料作りをしていました。毎週そのために大人数での会議があり、主に会議の進行を任されていたため前日からの準備が大変で、終電まで帰れないようなこともありました。

しかし、その時の仕事で大きなプロジェクトの流れや、大勢で一つの仕事を仕上げていくことの難しさを学ぶことができました。今もあの頃の経験は大いに役立っています。

銀行系システムリプレース案件の思い出

ヒロ(36歳)


銀行系のシステムリプレース案件に携わった件について記します。平日9:00~18:00が定時でしたが、実際は毎日21時まで残業でした。21時になると強制的にオフィスから退室を求められます。土日祝はきちんと休めるプロジェクトでした。月に10日前後は休めていました。

携わっていた業務は、サーバーの構築で主にデータベースの構築でした。大変だった事は、システムの切り替え時で、年始に切り替えるのですが、準備等で年末年始は近くのホテルに缶詰にされました。

SEをしていて良かった点は、不具合等の様々な問題解決を通して、忍耐強く試行錯誤で切るようになったことや、曖昧や不明瞭な部分をしっかりと明確にする癖がついたこと、そして何よりも我慢強くなったことです。

残業する女性SE

とても忙しいSE生活

きくりん(35歳)


勤務時間は9:00~17:45です。19:00前に帰ろうとすると「今日は早いね~」とよく言われます。「いやいや定時内に仕事を終わらせるのが当然だろう!」と思っている社員がこの業界では少ないと思います。

休日は基本的には土日祝日休みなので最低月8日以上です。ただし、偉くなればなるほど休日出勤が多いです。SEの仕事内容は業種・業界によって様々ですが、顧客と折衝して要件を決め、その要件に対して設計、コーディング、テスト、そしてリリースすることが大半です。プロジェクトなどの規模によっては、設計だけを行うなどあります。

SEの仕事で大変なのは、一人で仕事を行うわけではないのでいろんな方とコミュニケーションをとって物事を決めないといけないところです。コーディングなどのテクニカルスキルも重要ですが、やはりいろいろな方との折衝がやはり一番大事だし大変です。携わったシステムが実際に稼働しているのをみると、大変な思いをして作った甲斐があったなと思えます。

40代SEの体験談

SEを続けられたのは

雨のち晴れ(42歳)


勤務時間は9:00~17:30の通常勤務と残業時間がありました。残業はほとんどない月もあれば、毎晩23:00頃までかかる月もありました。月に平均10日前後の休日がありました。通常は土日および祝日に休み、繁忙期やお客様の都合等で休日出勤が発生した場合、平日に代休をとるようにしていました。主に学校の情報教室の機器導入・更新・サポートに従事していました。

OSや導入ソフトのバージョンが更新されると設定方法が全く変わってしまい、設定方法を一から見直す必要が発生し、対応に苦慮することがありました。納品した機器において不具合が発生し、無事解決できたときにお客様に喜んでいただき感謝されました。こういった瞬間がとでも嬉しく、やりがいを感じることができました。お客様に頼りにされるSEとして働けることはとても誇らしく思います。

SEのキャリアと苦労について

adol(42歳)


私は新卒の頃からSEの仕事一筋です。勤務時間は9時~17時です。休日はカレンダーの暦通りで土日と祝日になります。

私が従事するSEとしての仕事は親会社の損害保険の事業を支援するシステム開発です。現場の事務や保険商品の約款・規定をよく理解してシステム実装の実現性を提案しながらユーザーが求めるシステム開発を実施していくのが使命です。

この仕事は人のニーズの上に成り立っているため、システムの専門的知識だけでは行き詰まります。システムは手段に過ぎません。現場の生産性を高め、利用者のニーズを満たせるシステムを提供するために、膨大なコミュニケーションを取り調整を重ねていくことが大変です。何度も見直しのプロセスを経て完成に漕ぎつけるまで長時間労働を余儀なくされることもあります。

しかし、この仕事は顧客の業務にも精通するチャンスが有り、システム開発のための論理的思考力が養われ、やりがいを感じられます。辛いことも多々ありますが、この仕事を選択して良かったと思います。

50代SEの体験談

プロジェクト完成の喜びをかみしめるSE

業務システムのSE

こたろう(52歳)


私は20年以上の間、自治体の業務システムのSEとして働いてきました。SEの仕事は長時間勤務の多い過酷な仕事です。

通常の勤務時間は9:00~17:20ですが、17:20の定時で帰れることはまず少ないです。忙しい時期には毎日終電になることが2~3ヵ月間続くこともザラですし、残業が100時間を超えることもあります。

仕事内容は顧客の要件を設計書にまとめ、作成した設計書を基にプログラムを作成し、更に作成したプログラムをテストし、合格すれば顧客に納品する事です。

大変なのは、テレビの様な形のある製品と違い、ソフトウェアは形がなく自由に変更ができる為、顧客の要求に応えると、その分システムが複雑になり、不具合(BUG)が混入してしまい、仕様と違う動きをしてしまう事です。そのBUGを発見する為に、長時間をかけて、たくさんケースのテストをするのですが、これが大変です。納品した後、BUGで障害が発生すると窓口で受け付けられない、飛行機が飛ばない等の社会的に大きな影響が出ます。

その分大変ですが、成功すると社会に大きな貢献ができることは自分にとって大きな誇りとなります。

SEの仕事内容はさまざまなスキルの向上につながる

SEの仕事内容をこなすには日々の勉強が不可欠です。システム開発における専門的な知識はもちろんのこと、チームとして働く上での強調性も磨かれます。
過酷な仕事ではあるものの、自身の成長につながる仕事でもあることは間違いありません。SEという仕事が具体的にどういうものなのかよくわからないという方は、自分の働き方を見つめ直す際に今回ご紹介した体験談をぜひ参考にしてみてください。

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