資格おすすめ!就活・転職・キャリアアップを有利にする選び方

就活やキャリアアップを有利にする資格のおすすめや資格の選び方について見直してみませんか?資格は武器になる一方で、賢く取得しなければ就職に役立てることができません。あなたに合った資格の見つけ方、大学生の就活や男性女性のキャリアアップや転職におすすめの資格についてご紹介します。

資格おすすめ!就活・転職・キャリアアップを有利にする選び方

就活・転職が有利になるおすすめの資格がある

これから就職・転職するにあたり、資格を取得すべきなのかと考えているあなた。
資格はうまく使えば就職に有利になることもありますが、闇雲に資格を選んでいては時間のロスになりますし、就職する際に全く使えなかった・・・ということも。

この記事では資格取得に対する考え方や、就職や転職の際におすすめの資格についてご紹介していきます。

キャリアアップや転職に役立つおすすめの資格を紹介!

キャリアアップや転職に役立つ、男女ともにおすすめの資格をご紹介します!

特に女性は結婚・出産・育児などがきっかけとなり、女性が同じ環境で仕事を続けるのはまだまだ難しい世の中です。将来を見据えた上で資格を取っておくと、いざというときに役に立つかもしれません。

女性の就職活動が有利になる取るべき人気資格ランキング

男性女性ともにキャリアアップにおすすめの資格

キャリアアップをするために資格の勉強をする女性

宅地建物取引士

人気資格の上位にランクインすることが多い、不動産系の資格の王道ですね。
以前は宅地建物取引主任者という名称でしたが、2015年から士業にランクアップしたことで今後一層需要が高まっていくと予想されています。不動産業を営む営業所は、5人に1人の割合で宅地建物取引士を置かなければならず、必要とされる資格です。

宅地建物取引士は、土地・建物などの不動産を売る・買う人の間に立ち、公正な取引がされるようにサポートをします。具体的には以下のような重要な役割を担っています。

宅地建物取引士の役割

・不動産取引において不可欠な重要事項説明書への記名・押印および説明
・不動産取引において不可欠な契約書への記名・押印

この2つは法律で定められており、宅地建物取引士でなければ行うことができない業務(独占業務)です。合格率は20%。誰でも受験することができるので、キャリアアップを図りたい人にはとくにおすすめです。

中小企業診断士

中小企業に対し、経営における診断・助言を行うのが中小企業診断士です。

今日、企業には課題が多くあり、経営についてはもちろん、コンプライアンス、教育制度など、あらゆる変化に対応しきれなければ企業は生き残っていけません。しかし、社内の人間だけでは自身の会社のことを客観的に判断できず、効率的な改善が図りにくいという問題点があります。
そのために、中小企業診断士が企業のパートナーとなって企業を支えるのです。

中小企業診断士の役割

・企業の課題を見つけ、改善のためのアドバイスを行う
・企業と行政のパイプ役(各種手続き・申請業務)
・経営者に向けた随筆・講演活動

中小企業診断士は独立しているかどうかによって業務の内容が変わってきます。

ビジネスマンとしての幅広い経験を活かし、かつ自身の強みを武器に仕事を請け負うことが多いため、ビジネスマンとして成熟した方がこの資格の取得を目指すことが多いようです。合格率は19%。試験は一次試験・二次試験があります。

医療事務技能審査試験

事務職の資格を勉強中の女性

医療事務の試験を指します。
医療事務職は、主に医療機関の窓口で医師や看護師のサポートをします。
よく耳にするこの医療事務の仕事は、女性に非常に人気があります。特別に医療関係の知識がなくても医療現場で働ける点や、年齢に関わらず長く続けられる点など、働き方を選びやすいというのが人気の理由。資格取得を目指すのも女性が多い傾向があります。
主な仕事は以下の通りです。

医療事務の仕事

・窓口業務(受付、会計)
・カルテの入力
・医療報酬明細書(レセプト)の作成

資格があれば転職がしやすくもありますが、医療事務職に就くためには特別この資格が必要というきまりはありません。資格がなくても医療事務の仕事をしている方はいます。
しかし、未経験から医療事務の仕事に就きたいのであれば資格を取っておくと有利でしょう。

ファイナンシャルプランナー(FP)

生きていく上で、お金は切っても切れない存在です。人生では結婚、出産、教育など、大きなお金が必要となるときがあります。

主に個人のお客様を相手に、生涯のライフプランを提案・コンサルティングするのがファイナンシャルプランナーです。FPは教育資金、住宅購入、そして老後まで見据えてお客様の人生設計をサポートします。FPの知識は多岐にわたるので、活躍の場も多いとされています。

ファイナンシャル・プランナー(FP)の活躍の場

・銀行など金融機関
・住宅会社など不動産業
・保険会社

こういった会社に勤務する社員なら、FP技能士の資格を取得しているとキャリアアップや提案の幅を広げる力ともなります。また、様々な経験を積んだ後にFPとして独立し、顧客のサポートや講演活動を行う人もいます。

新卒&大学生の就職におすすめの資格

就職活動中の大学生

就活を控えている大学生におすすめの資格もあります。

社会人目前の大学生にとって、これから活躍する社会について広く学ぶことはとても大切なことであり、企業に向けた自身のセールスポイントにもなります。ですが、就活の時期に慌てて新聞を読んで得たような知識は、人事に見抜かれているものですよ。今何が起こっているかも重要ですが、もっと根底にある、世の中の仕組みをも理解できるような資格の取得を目標に取り組んでみるのはいかがでしょうか?

以下のような資格なら、資格取得を目標にしながら知識を身に付けられるのでおすすめです。

新卒&大学生におすすめの資格

・FP技能士:税金・保険・リスク管理・不動産など幅広い金融の知識が身に付きます。
・秘書検定:ビジネスマナーの基本を学ぶことができ、就活にも役立ちます。
・日商簿記:コスト感覚が身に付き、どの仕事に就いても活着る資格です。

有名国家資格の難易度

就職は資格でするものではないにしろ、難易度が高い資格を保持していると、やはり人事の目を惹きつけることができます。
国家資格を難易度順にご紹介していきます。

Sランク

最上級に難しいとされる資格です。中には資格取得に3000時間以上要する資格も存在します。

・公認会計士
・司法書士
・医師
・弁理士
・ITストラテジスト試験

Aランク

Sランクに続き、難易度が非常に高い資格です。
国家資格のボリュームゾーンでもあり、持っていると仕事に生かせる専門的な資格も多くあります。

・不動産鑑定士
・土地家屋調査士
・一級建築士
・社会保険労務士
・行政書士
・税理士
・技術士
・気象予報士
・管理栄養士
・電気主任技術者(第二種)
・応用情報技術者
・中小企業診断士

Bランク

難易度は中の上ほどですが、1発合格を目指すには計画性と努力が必要です。

・宅地建物取引士
・FP技能士1級
・放射線取扱主任者
・二級建築士
・幼稚園教諭
・保育士
・危険物取扱者 甲種

Cランク

難易度はやや易しくなります。

・FP技能士2級
・国内旅行業務取扱管理者
・介護福祉士
・看護師
・理学療法士
・調理師

Dランク

国家資格の中でも比較的易しい部類ですが、しっかりと勉強しなければ実務で活かすことができないのが以下の資格です。何となく取得するのは避けましょう。

・歯科衛生士
・栄養士
・司書
・普通自動車免許

実は人事は就活生の資格をそこまで重視していない

採用面接をする人事部の男性

就活生が資格を取得する際には、その資格を保持することで就職に有利に働くかどうかが気になるところかと思います。しかし、内定のみを第一目的とし資格を取得するのは得策とは言えません。なぜなら、人事はそこまで就活生の資格をあてにはしていないためです。

人事の目に留まる資格とは、実務に直結する資格か、あなたが明確な理由を持って取得した資格と言えるでしょう。

就活するにあたって意味のある資格と意味のない資格がある

資格にも取得して意味のある資格とそうでないものがあります。
資格を活かせるかどうかはあなた次第…と言う面もありますが、「何となく取得する」と言った理由は資格取得を著しく意味のないものにしてしまいます。やりたいことが特にないからといって手当たり次第資格を取ったり、人気があると言われている資格を取ったりしても、就活でそれほど有利には働かないでしょう。

人事が資格を見るとき、その判断ポイントは資格そのものよりも「資格を取った理由が明確かどうか」。「この資格がうちの会社で活かせるかどうか」はどちらかというとおまけ的かもしれませんね。

就活で有利になる資格とあまり役立たない資格

就職を目指すなら実務に繋がる資格を取ろう

そんな中、実務に直接的に繋がる資格であれば、就活の際にも役に立つ可能性が高いといえます。たとえば以下のようなものがあります。

  • 普通自動車第一種免許:営業など、車の運転が必要な職種を受ける際に必ず求められます。
  • 医療事務:資格があることで医療機関の事務職に就く要件を満たすことができます。
  • 宅地建物取引士:住宅の営業に求められる資格です(なくても良いが、いずれは取得を強いられる場合がほとんど)。
  • 建築士:建物を建てるためには建築士の資格がなければなりません。あらゆる資格の中でも難易度はかなり高いと言われています。
  • TOEICなど英語系の資格:大手企業でよく見られるようになったのが、「TOEIC800点以上」というような求人内容。持っておいて損はない資格と言えます。

以上の資格を見ていただくとわかるかと思いますが、実務に直結する資格とは、取得までのハードルが高く、そのときの思いつきで取れる資格は少ないでしょう。しっかりと勉強に取り組んだことも含めて評価される資格と言えます。

もし自分の就きたい仕事が明確に決まっているのであれば、その仕事をする上で欠かせない資格、役に立つ資格の取得を目指すのも良いでしょう。

資格を取る時は目的を明確することが大切

資格取得の目的を明確にすることも大切です。
具体的な資格取得の目的には、例えば以下のような目的が挙げられるでしょう。

・就職したい業種・職種が明確で、そのために必要な資格を取得する。
・社会人になる前に保険・税金の仕組みを理解するためにFP検定を取得する。
・希望する業界のアウトラインを学べるような資格を取得する。

資格を取得した理由が明確であれば、人事も面接官も納得させうる「アピール力」を備えていると言えます。資格を保持した自身の売り込むことが出来るでしょう。

就活で資格取得と同じくらい重要なのはどう仕事に役立てるかということ

就職のため資格取得を目指す女性

就活で大切なのは資格・・・というよりは、あなたが何かにチャレンジし、結果を残してきたのか?という経験なり、またはそれを証明し得る事実です。
人事は、あなたがその経験の中でどういったものの考えをし、何を得て、何を学んだのかを知りたいと思っています。経験を言葉にできる力が必要なのですね。

だからと言って、特別大きなことにチャレンジしなければならないわけではありません。就職内定を目標に掲げて資格取得に取り組んでも、何をどこまでできるか?は正直限度があるしょうし、あなた自身があなた自身の目標に向かってチャレンジすることが大切です。

そう考えると、資格取得自体も一つの目標となり得ます。が、「こういった資格を取得した」という事実に終わらないことが大切。その資格をどのように役立てていくつもりか、どのようなプランを描き辿っているか、資格取得をプロセスとし取り組みに対する努力をアピールしましょう。

おすすめ資格は実務に活かしてこそ意味がある

資格は様々な局面で役に立つもので、基本的に持っていて損にはなりません。

しかし、目的意識を持たず漫然と資格を取得しても、思うようにはあなたの力とはなってくれないものです。資格はあくまでもより良い仕事のための道具!道具である資格の使い方を明確にし、実務で活かそうとする意思が大切です。

どんな資格が自分に合っているか、就職した後は実務にどのように活かせるかをメインに選び、あなたに合った資格を取得しましょう!