朝礼ネタに困らない上手な探し方とおすすめの話題例文5選

朝礼ネタというのは多くの社会人のひそかな悩みです。毎日の朝礼の中で回ってくる、ちょっとしたスピーチの機会をうまく乗り切りたい人も多いでしょう。ここでは朝礼ネタをどのように準備すると良いのかについて紹介しています。

朝礼ネタに困らない上手な探し方とおすすめの話題例文5選

朝礼のネタに困っているのはあなただけじゃない!

平成26年5月に厚生労働省が発表した「働きやすい・働きがいのある職場づくりに関する調査報告書」によると、調査対象の企業の7割以上が朝礼を実施しているという結果が出ています。その中では社員の紹介をかねて持ち回りでスピーチをさせている企業も少なくありません。そのため「朝礼のネタがなくて困った」ということは多くの人が経験しているのではないでしょうか。

人前で話すのが苦手な人は他の社員の前に立って話すのは大変なストレスですが、朝礼の場で困っているのは話すのが苦手な人だけではありません。高頻度で話をしなければならない管理職も朝礼のネタに困っています。多くの人が悩む朝礼のネタは、どのように考えると良いのでしょうか。

朝礼ネタを上手に話す3つの鉄則

朝礼ネタを考えて話をするときには、鉄則をまず覚えておきましょう。それだけでもトンチンカンな話をすることは無くなりますし、用意した話をうまく伝えることができます。

鉄則1 朝礼の話は仕事につなげる

朝礼で話を仕事へつなげる

朝礼でスピーチを求められたときに期待されている話というのは、「仕事に役立つ話」です。朝という仕事が始まるその時間に、現場の士気や意欲を高め、仕事がしたくなる雰囲気を作ることが目的です。

それにも関わらず、個人の家庭のトラブルや、無関係の世間話などをする人も少なくありません。こういった話は同僚の興味は引きますが、上司や人事からは評価を下げる一因となってしまいます。

朝礼で話をするのは何のためか、それをしっかり考えて、仕事をする上で何かヒントになるようなポジティブな話としてまとめましょう。

鉄則2 メラビアンの法則を意識する

メラビアンの法則視覚情報

「メラビアンの法則」というものがありますが、これは人間の話の印象は内容よりも他の情報に左右されるというものです。その内訳としては、以下の3つとされています。

  • 服装やジェスチャーなどの「視覚情報」 … 55%
  • 声の大きさやトーン、速さなどの「聴覚情報」 … 38%
  • 話に出てきた単語や内容などの「言語情報」 … 7%

つまり、苦労して考えている「話のネタ」には印象にあまり影響力がなく、「見え方」や「話し方」の部分の方がより大事だということです。良い話のネタにこだわるよりは、それをどう伝えたら良い印象を与えるかを考えてみましょう。
朝礼では笑顔で、かつ大きな声で話すことがポイントです。これだけで印象や評価は確実にアップします。

鉄則3 「教訓」よりも「共感」を重視せよ

朝礼しながら共感をえられる話をする上司

率直に言って、人気のない朝礼は多いです。これはなぜかというと、説教臭い話が多いからです。
眠い目をこすり、電車などでもまれ、ようやく到着した会社で説教臭いお話から一日が始まる…それは誰にとっても嫌なものであることは間違いありません。

説教臭い話には「教訓」を与えようという雰囲気が漂っています。そういうお話は偉い人に任せて、現場らしい「共感」を得られる話を意識しましょう。下手に教訓や人生訓を伝えようとすると退屈で難しい話になりがちですが、共感は生活の中にありますから探そうと思えばすぐに見つかるものです。

朝礼ネタの定番探し方

「朝礼のネタ探しは難しい…」という方に向けて、定番の朝礼ネタの探し方をいくつかご紹介します。

1 日々の生活で感じたことをメモする

街中でスマホで記録をとる女性

普段の生活の中にも、何か印象に残ったり、誰かに伝えたいと思ったことがあるはずです。そういった内容があればメモしておくと、ネタとして使えることもあります。ちょっとした会話の中にもネタは落ちていますから拾って集めておきましょう。

2 時事問題・ニュースを活用する

皆が気になっているだろう時事問題やニュースに関しては、興味を持っている人も多く、また共通した知識にもなっているので話題として使いやすいです。

3 ビジネス書などを活用

ビジネス書や自己啓発本などには参考になる話がいっぱいあります。そういったものから内容を抜粋して紹介するのも良いネタになるでしょう。

4 雑学を紹介する

本で雑学を調べる女性

他の人は知らないだろう趣味や雑学から話を展開していきます。ちょっとした機転が必要になりますが、初めて聞く人には強い印象を与えます。

5 ネットで検索

最近はインターネット上に朝礼で使える小ネタがたくさん掲載されています。他の人と被ることも多く、内容も浅いことが多いですが、うまく加工することでオリジナリティのあるスピーチに変わる可能性もあります。

6 自分の体験談

自分が体験したことから、何か良い話を紹介していきます。自分が体験したことですから準備がほとんど不要で、話上手な人であれば、テーマさえ決まれば時間配分などは適当でも何とかなります。

朝礼ネタの短い例文を見てみよう

朝礼のスピーチネタは考えると難しくなりがちです。長く話せと言われることはまずありませんので、考える際にはそのネタの中で最も重要な部分を中心に短めに考えましょう。

実際に話すときには適度に肉付けして使うのがベターです。ちょっとしたジョークが入っていると、聞く側としても耳に入りやすくなります。それでは、いくつかのテーマごとに朝礼ネタの例文を見てみましょう。

街中をタブレットを持って歩く女性

1 生活の中の出来事から入る

「インド人やネパール人の方がやっているカレー屋さんが増えていますよね。本格的なナンが食べられるので私も大好き“ナン”です。…失礼しました。昨日、営業帰りにそういうカレー屋さんの前を通ったら、お店の方が外国語で話しているんです。故郷にでも電話しているのかなと思ったら、よく聞いてみると韓国語だったんです!グローバル化は私が思っていたよりも進んでいたようです」

2 仕事の話から入る

「先日、以前に商品をご注文いただいた○○様からクレームがありまして、恐る恐る訪問することとなりました。『営業はフットワークが命』が身上の私ですが、クレーム対応は足が出にくいものです。しかし、ふたを開けてみると先方の使い方に問題があることがすぐにわかり、対応もすぐに行うことができました。すぐにこちらが足を運んだこともあって、先方からも感謝の言葉をたくさんいただきました。やはり営業はフットワークだと再確認した次第です」

3 雑学から入る

「昔、理科の授業でミドリムシって出てきたと思うのですが、このミドリムシには栄養が豊富で、ミドリムシだけでも人間は生きていけるほど栄養があるそうです。ミドリムシは光合成をして自分でエネルギーも作れるので、エネルギー源としても期待されているそうです。私も今は目立たない男ですが、将来はミドリムシくらい期待されるよう頑張りたいと思います」

朝食を食べながらラップトップでニュースを調べる女性

4 ニュースから入る

「最近、外来種のアリが世間を騒がせていることを皆さんご存知ですよね。あまり噛まれると死亡することもあると言われていて、生態系にも影響を与えるとのことです。アリの世界もグローバル化が進んでいるようですが、在来種のアリたちにはぜひ負けずに頑張ってほしいと思います。私たちも外国企業に負けないように頑張りたいものです」

5 趣味の話から入る

「私の趣味は将棋なのですが、将棋の世界には『歩のない将棋は負け将棋』という言葉があります。歩兵というのは将棋の中では最も弱く、コストも低い駒なのですが、使い方次第では勝敗を左右する大きな仕事をするという意味です。また、歩兵は最も大きく出世する駒でもあります。そんな歩のように使いやすく、大きく成長したいと思います」

【番外編】一言目で出オチを狙う

スベってしまうと気まずいですが、上手くいけば一気に自分のペースで話せます。自分のキャラクターが浸透しているほどやりやすいです。

例えば?

  • 「おはようございます。営業部のAです。昨晩47回目の合コンも失注に終わりました。紹介案件がありましたら、社内メールではなく携帯電話までお願いいたします」
  • 「先日、WiFiのことを『ウィーフィー』と言って大恥をかきました。経理のBです。」

朝礼で目立ちたくない人は「無難」に徹する

朝礼のスピーチで目立ちたくないという人も中にはいることでしょう。そういう方は、「無難」に徹しましょう。

無難というのは「可もなく不可もなく」ということです。スピーチの自信がないとしても、小さな声で話すとかえって悪い意味で目立ってしまいます。「あいつの話は面白くない、聞こえない」と思われることを望んでいるわけではないのですから、せめて普通に聞こえる大きさで話し、内容やネタについても、ひねりのない「ありきたりな」ものにしましょう。特別な評価も悪い印象も与えないはずです。

ただし、毎回続くとさすがに何か言われることはある可能性も否定できませんので、その場合には素直に改善するようにしてください。

メモは箇条書き程度に

内容を忘れないようにメモを作るのは、ある程度の長さの話をするなら必要です。しかし、原稿のように詰め込むと、目を離した瞬間に現在地を見失いますので、箇条書き程度にしておきましょう。

目安としては、一目で見て話の進行がわかる程度の文字数にまとめておくのがベストです。細かい表現はアドリブ任せで良いというくらいの気持ちで臨みましょう。

朝礼ネタは「普段の準備」があれば大丈夫

朝礼ネタというのは、普段の生活や仕事、趣味活動の中にあふれています。普段からスピーチネタも準備しておけば、そこまで恐れる必要はありません。

また、話のスキルに自信のないことを、ネタの責任にして悩んでいる人も多いです。印象を決めるのは内容より「見え方」や「話し方」ですから、こちらを重視して準備してみましょう。同じ内容でも面白く、含蓄ある内容として話せるスキルが身に着くほど、朝礼ネタで悩むことは無くなるものです。話のネタ、話のスキルを普段から準備しておけば朝礼当番も大丈夫でしょう。

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