インテリアコーディネーターとは?内装をデザインする仕事

インテリアコーディネーターとは活躍の場が広がってきた仕事で、今後も需要が高まる職業だといえます。インテリアコーディネーターになる際に取得していると有利な資格や経験について紹介します。仕事内容についても軽く触れていますので、目指している方や興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

インテリアコーディネーターとは?内装をデザインする仕事

インテリアコーディネーターとはどんな仕事?

インテリアコーディネーターとは、簡単に言うと空間をコーディネートする仕事です。依頼人の「こんな空間にしてほしい」という要望を聞いて、家具や照明、カーテンなどを総合的にプロデュースして願いを叶えます。インテリアや住宅に関する豊富な知識が必要ですが、必須の資格はありません。以下、インテリアコーディネーターについて詳しく解説していきます。

インテリアコーディネーターになるために

インテリアコーディネーターを名乗る際、特に資格は必要ありませんが、活躍するためには仕事に活かせるような経験が必要です。経験に自信がない人は資格を取得することをおすすめします。

インテリアコーディネーターとして働くのに優遇される経験とは、インテリア業界または住宅関連で働いていた経験、建築の基礎を学んだことのある経験、接客の経験などです。インテリアや空間デザインの知識や依頼人とのコミュニケーションが上手くできる人は、その経験を活かして活躍することができます。

ステップアップやキャリアアップを考えている方には、インテリアコーディネーター以外にもインテリアアドバイザー、インテリアデザイナー、キッチンスペシャリストといった資格を取得してみましょう。いずれもインテリアの知識が問われるものなので、インテリアコーディネーターとして活躍する際に役立ちます。

そもそもインテリアコーディネーターの仕事内容とは?

色見本をチェックする

インテリアコーディネーターの仕事内容は、大きく7つに分かれています。

1 ヒアリング

依頼人がどんな空間を必要としているのかをヒアリングします。家族構成やライフスタイル、予算などを聞き出し、何をどうすればよいのかを具体的に決めていきます。依頼人はアバウトな情報を提示してくることが多いので、密なコミュニケーションを取ることで具体性を持った形にしていけるかが重要になってきます。

2 プランニング

ヒアリングをもとに全体の雰囲気や家具などの種類、空間のレイアウトを考えていきます。同時に壁やカーテンの素材までも決めていくので、空間デザイン、家具、素材、配色の豊富な知識が必要で、依頼人の希望通りにイメージを固めていくことが難しいポイントです。

3 商品セレクト

プランニングで作ったイメージに沿った家具や内装材などを、実際に販売している商品の中から選びます。お客様の要望を元に作ったイメージにぴったりの商品を選ばなくてはいけないので、住宅関連商品やインテリアブランドに精通している必要があります。国内だけでなく海外も視野に入れ、トレンドを追いかけ続けていく努力が良い商品セレクトに繋がります。

4 プレゼンテーション

スタッフがコーディネートのプレゼンテーションの準備をする

立体モデルや商品カタログを用いて、依頼人に自分の提案をプレゼンテーションします。ここでは依頼人に分かりやすく伝えるため、パソコンや図面を駆使していかにビジュアル化して伝えられるかがポイントになります。営業と同じように、説得力のある解説が必要です。

5 見積もり・契約

自分がセレクトした商品の見積書を依頼人に提出します。あとで追加請求をしなくてもいいように、正確に金額を伝える必要があります。金額の間違いは商品の納品が遅れるだけでなく信用を失う原因にもなるので注意が必要です。

依頼人に納得してもらえるものが完成したら、契約を結びます。あとで変更がないように契約内容をきちんと確認をしあうことが大切です。

6 発注・納品

セレクトした商品や素材を、色や必要数に誤りのないように注意しながら発注します。この時、イメージと違ったものを発注しないようにショールームやメーカーに直接出向いて確認をしてから購入をすることもありますが、「商品セレクト」の項であらかじめ行っておく人もいます。

発注した商品が届いているかを確認し、実際に依頼人のもとに伺います。家具やカーテンをセッティングし、自分が作ったイメージ通りの空間に仕上げていきます。最終的なチェックを行い、依頼人の理想の空間を完成させます。ここでヒアリング~発注・納品までの作業が終わり、業務に一旦区切りがつきました。

7 アフターフォロー

業務終了後も定期的に依頼人とコンタクトを取り、不具合がないか、満足していない点はないかなどの確認を行います。これがあることにより依頼人は安心して契約をすることができるので、これも大事な仕事内容の一つです。

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インテリアコーディネーターの楽しい仕事内容体験談8

インテリアコーディネーターの資格とは

試験用紙に書き込む男性

インテリアコーディネーターの資格の取得は必須ではありませんが、依頼人の信頼のためにも取っておいて損はありません。インテリアコーディネーター資格は公益社団法人「インテリア産業協会」が資格認定するもので、1次試験と2次試験を受ける必要があります。それぞれ年に1回行われ、1次試験はマークシートによる択一式の問題を60分間で解く形式、2次試験はプレゼンテーションと論文執筆を180分間で行う形式になっています。

合格率は20%強と決して高くなく、簡単に取得できるものではありません。以下にある通り、1次試験の方が合格率が低く難易度が高いことが分かります。幅広い知識を得るためにも出来るだけ多くの時間を勉強に使い、効率的に勉強をすることが大切です。

1 1次試験

インテリアの歴史、環境についての知識や、インテリアコーディネーターとして働く時に必要な基礎知識について問われます。これに合格すると、次の年から3年間は2次試験のみを受験することができます。1次試験の合格率は約30%です(注1)。

2 2次試験

ある課題に対してそれをどのように解決していくかという過程を見られる試験です。課題の理解力、判断力、プレゼンテーション能力、文章能力が判断されます。図面を使って的確に表現をする訓練と、伝えたいことを明瞭に表現する文章を書く訓練が必要です。2次試験の合格率は約60%です(注1)。

インテリアコーディネーターの資格を得るまでにかかる費用や期間

インテリアコーディネーターの資格を取るには、3つの方法があります。1つ目は学校に通う方法、2つ目は通信講座を受講する方法、3つ目は独学で勉強をする方法です。

1 学校に通う

学校で講義を聞く学生

大学、専門学校、スクールから学校を選ぶことができます。学校には講師がいるので質問ができ、周りに自分と同じ目標の学生がいるのでモチベーションも上がります。なにより、強制的に勉強をしなければならない環境に身を置くことで勉強時間を確保でき、確実に合格に近づくことができます。

学費は国公立の4年制大学の場合は年間80万円程度、私立の4年制大学の場合は年間100万円程度、専門学校の場合は年間50~100万円程度、スクールの場合は年間10~30万円程度です。一番期間が短いのはスクールで、短期集中型のコースは半年程度で合格ラインに近づけるものもあります。

2 通信教育を受講する

通信教育は、自宅にいながら専門分野を勉強できることで人気を集めています。また、過去問を徹底的に分析してテキストを作っているので、合格するためにぴったりな教材を手に入れることができます。映像の配信サービスを行っているところもあり、文字だけでは分かりにくい説明をビジュアル化することで理解しやすいものにしてくれています。

価格は2~8万円程度で、スクールに通うよりも破格の費用で受講できます。通信教育で重要なのは、スケジュール管理です。いくら良いテキストを使用していても、学習時間が少なければ合格をすることができません。自分の生活の中に勉強する時間を作って、スケジュール通りに勉強を進められる意志の強さが必要です。

3 独学

独学で勉強をする場合は、半年を目安に計画を立てると良いでしょう。はじめの2~3か月は1次試験の科目の学習・暗記に使い、それ以降は過去問題集を繰り返し説いていく訓練が必要です。ある程度知識が身に付いてくる4か月目以降に2次試験の対策を始めるのが良いでしょう。採点をしてくれる人がいませんので、図面の書き方や文章の書き方は過去問題集の解説を参考にします。自分で学習時間を設けることは難しいことですが、目標を定めて計画的に勉強を進めることが合格への近道です。

インテリアコーディネーターとして活躍するには

インテリアコーディネーターが活躍する場というと、インテリア関連商品のメーカーやショールームをイメージする方が多いでしょう。実は工務店や設計事務所、内装施工業社にも求人はあり、活躍できる場は幅広いです。就職して経験を積んだ後に開業をして、フリーのインテリアコーディネーターとして働けるので、将来の選択肢が広がります。

インテリアコーディネーターの収入

インテリアコーディネーターの平均収入は300~500万程度で、一般的なサラリーマンとほぼ同じ収入です。正社員だと固定給に加え、ノルマや実績に応じたインセンティブが貰えるところがほとんどです。また、契約社員や派遣社員は固定給か時給となり、正社員に比べると収入は低くなりますが、拘束時間が短く負担も少ないので家庭を持っている方はこちらで働いている人も多いです。

インテリアコーディネーターのやりがいと苦労

内装工事を見守るインテリアコーディネーター

インテリアコーディネーターのやりがいは、自分の知識を活かして依頼人の生活をより良いものに変えられる点です。自分がデザインした空間で誰かが生活を送り、笑顔でいてくれることはとても嬉しいことです。

逆にインテリアコーディネーターの苦労として挙げられるのは、意外に体力勝負であるという点です。家具を移動したり、短期間でデザインを仕上げなければいけないという作業は体力を消耗し、つらいと感じることが少なくありません。しかし依頼人の希望通りの空間を作り上げたときの達成感はそんな苦労を忘れられるほど大きなものなので、楽しく仕事を続けている人がたくさんいます。

インテリアコーディネーターとはお客様の希望を叶える仕事

インテリアコーディネーターは、依頼人の希望通りの空間を演出する素敵なお仕事です。リフォームやリノベーションの需要が高まっている今、住宅などの空間づくりをインテリアコーディネーターに依頼する人は増えています。また、オフィスや公共施設においてもデザインを重視する傾向がありインテリアコーディネーターの活躍の場は広がっています。

今までの経験を活かしたり、資格の勉強を活かすなどで人々の生活をより豊かにしてくれる、インテリアコーディネーターとして働くのはいかがでしょうか。自分の好きな分野で力を発揮できる場所で、自分自身も輝ける仕事をしましょう。

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