女性の就職活動が有利になる取るべき人気資格ランキング

女性の就職が不利なんて言われていたのは過去の話。今は自分でどれだけ就職率を上げることができるかが就職成功のカギ。ここでは就職を目指す女性におすすめの資格をランキング形式でご紹介します。

女性の就職活動が有利になる取るべき人気資格ランキング

女性の就職は不利じゃない!

就職難が続く不景気の中で、どれだけ過酷な競争に挑んでいけるかが女性はもちろん就職を目指している全ての人に言えることです。こんな時代だからこそ就職に有利な資格を取って、より自分に新たな能力や魅力・そして自信を身に付けたいところ。

まずは、女性の就職率や女性が就職に不利と言われる理由を見ていきましょう。時代の流れとともに、女性が就職することに対する考え方も変わってきています。

女性の就職率が急上昇中?新卒女子なら憧れの仕事も夢じゃない

取引先で提案する営業

「女性の就職が不利だ…」という考えはもう止めにしませんか?毎年文部科学省が出している「大学等卒業者の就職状況調査」によると2016年に卒業した新卒女子大学生の就職率はなんと98%!男子大学生の96.7%よりも上回る結果が出ています。
新卒女子大学生の就職率が男子を上回ったのはこれで4年目になります。

この結果から見えてくるのは多くの企業が女性をより積極的に採用しているということです。その裏には女性を多く採用することで企業のイメージアップを図っているという意見もあるようですね。
大学や短大・専門学校を卒業したばかりの女性なら、若さもやる気も能力も無限大。企業にとっても即戦力になる人材なのではないでしょうか。

「女性が就職に不利」と言われる理由・結婚や出産は諦めるべきか

部下に書類を渡す女性管理職

女性の就職が不利になってしまう時、それは結婚や出産という女性にとっても大きな人生の節目を迎える時にやってきます。家庭を優先して仕事のペースをセーブしたりお休みを取ってしまうと、再就職や仕事場への復帰が難しいのも事実です。
家族と仕事を両立する女性に理解がある職場であっても女性たちの居心地が100%良く感じる「働く環境」というのは、なかなかそうあるものではありません

結婚や出産を経験しながら働く同僚を目の当りにして、キャリア志向の女性なら「こんなに大変なら結婚や出産は諦めた方がいいのでは…」と思ってしまう人も少なくありません。しかし、家庭を持っても働かざるを得ない女性たちも少なくありません。

転職する女性が活躍するために知っておくべき6つの成功ポイント

女性の就職の強い味方!転職にもおすすめ資格ランキング

就職に強い資格を勉強する女子大生

ここでは、就職を目指す女性や、結婚や子育てを考えていて再就職や転職に不安がある女性に向けて、将来的に絶対役に立つ人気のおすすめ資格をランキングでご紹介します。
女性だって男性と肩を並べるこのご時世、取って損なし・自分を高めてくれてより可能性を広げてくれる資格を手に入れましょう。

1位:調剤薬局事務

家庭と仕事を両立したい女性に人気の資格です。主な仕事は「調剤報酬請求事務」というレセプト作成がメイン。試験範囲も狭く準備をしやすいところも人気の秘密。実際に仕事を始めても、比較的自分の好きな時間帯で働けるので、家庭と仕事を両立したい女性に人気です。

2位:医療事務

医療事務はいくつになっても復帰しやすく、年齢を重ねても働ける仕事として多くの女性が取りたいと思う資格です。主な仕事は医療費の計算と病院へ訪れる患者さんへの対応など。専門性と安定性を兼ね備えた仕事として人気です。

3位:ファイナンシャルプランナー

私たちの生活や人生に関わるお金(税金・投資・住宅ローンなど)にまつわるエキスパートこそ、近年需要が多くなってきているファイナンシャルプランナーの資格です。自分や家族・周囲の人にも役立つ知識なので、自分のために勉強しながら最終的には企業での即戦力にもなり、就職にも強くなる資格であります。

4位:宅地建物取引士

平成27年4月1日より宅地建物取引主任者から「宅地建物取引士」に名称が変更になりました。不動産に関するあらゆる知識を網羅し、不動産会社と購入者の契約時に法律に基づいた書面を読み上げ説明を署名・捺印をする重要な役割を担う国家試験の資格です。キャリアアップをしたい人や不動産業を起業したい人も取っておきたい資格のひとつです。

5位:インテリアコーディネーター

住まいにまつわるアドバイザーとして人気が高い資格です。今ではインテリア関係以外の職種であるアパレル業・飲食業などに従事する人にも人気があり、あらゆる環境で役に立つ知識が多いことからプラスαでこの資格を取得する人も増えてきています。

働きやすさで選ぶなら?女性の就職先に人気企業の特徴とは

就職先を吟味する就活生

女性が働きやすい環境の職場とは、具体的にはどのようなサポートを受けられたり雇用形態がある企業のことを言うのでしょうか。ここでは、東京経済新聞社が行った調査「女性が働きやすい企業」をチェックして、その特徴を探ってみましょう。
家庭も仕事も頑張りたい女性たちが活躍する近年、有名企業ではどのようなケアで彼女たちを支えているのか気になりますよね。

ホワイト企業を見つける7つの注目ポイント

三越伊勢丹ホールディングス

  • 女性の管理職が全体の23%と、日本企業の中ではトップクラス
  • 育児休暇が最大3年と長く、子育てに集中したい女性も安心
  • 他企業よりも残業が少なくシフトの融通も利きやすいため家庭を持つ女性にはうれしい

結婚や妊娠を考えている女性にとって、時間の融通が利いたり残業が少ない職場は家と仕事のバランスを取りやすいので働きやすい職場と言えるでしょう。3年という長期の育児休暇も、妊娠に踏み切れずに悩んでいる女性にとっては心強いサポートです。

資生堂

●女性を積極的に部長職や「リーダー」と呼ばれる責任ある立場にプッシュする方針がある
●育児支援プログラムがあり、手厚いサポートもあってか女性の平均勤続期間は16年!
●企業内に保育施設を開設することで育児ママの仕事復帰を応援

キャリアを目指す女性にとって妊娠や子育ては悩みの種。しかし、企業全体で子育てと仕事を両立する女性をサポートするケアが充実していると、より多くの女性たちが家庭も大事にしつつ仕事に専念できるところが素晴らしい。

明治安田生命

  • なんと女性職員が全体の88%と男性をはるかに上回る職場で、積極的に女性を採用している企業
  • 仕事と子育てを両立しながら働く女性も多く、企業が提供している支援制度の充実度が窺える
  • 管理職を目指す人のための研修や開発支援を頻繁に行っていて、キャリアアップを目指しやすい環境にある

圧倒的な女性職員の数からも分かるように、家庭を持つ女性たちのための支援やサポートも充実していて、比較的仕事との両立が叶っている理想的な職場という印象が伝わってきます。子育てをしながらもキャリアアップを目指せそうな環境も理想的です。

結婚よりも仕事を優先?キャリア志向の女性が増えてきた理由

結婚よりも仕事が楽しい女性

大昔は「腰掛で働いて結婚して寿退社…」という風潮が強かった女性の就職。しかし、近年は「仕事が大好き!」「もっと働きたい!」というキャリア志向の女性が増えてきました。
もちろん働く環境も少しずつではありますが、このような女性たちが活躍できる場が多くなってきているのも事実。そして彼女たちは「結婚よりも仕事が楽しい」「家庭を持つよりキャリアを積みたい」という自立した考えを持ち始めたのです。

世界的に女性たちの活躍が増え「結婚しない生き方」も世間にジワリジワリと浸透してきているのもひとつの理由。その人によって人生のゴールは様々、女性だからといってひとくくりに「結婚して家族を持つことが幸せ」という時代は終わったのかもしれません。

女性の再就職や転職が不利かも…と感じたら、将来的に自分のためになりそうな資格を取ることもひとつの手。
企業へのアピールになると同時に、自分の未来を拓くためのひとつのツールとしてとっても役に立ちます。多くの企業が女性を積極的に採用する風潮がある近年新たな知識や資格を身に着付けて就職のチャンスを掴み取りましょう