歯科衛生士の意外とたくさんある仕事内容体験談15

歯科衛生士の仕事内容を知りたい人に先輩たちが語った体験談をご紹介します。国家試験を突破して憧れの歯科衛生士の職に就いても、「こんなこともするの」と思う仕事もやらなければならないかも知れません。歯科衛生士になりたい人は、前もって現場の仕事を知っておきましょう。

歯科衛生士の意外とたくさんある仕事内容体験談15

歯科衛生士はこんな仕事をしている

キーンという音が苦手で、できるだけ歯医者には行きたくないと思っている人は少なくありません。しかし、虫歯の痛みでどうしようもない時は、重い足を引きずりながら仕方なく行くことになります。

そんな歯医者で私たちを笑顔で迎えてくれる歯科衛生士は、どんな仕事をしているのでしょうか。今回は、歯科衛生士の仕事内容をご紹介します。

歯科衛生士たちが本音で仕事内容を語ってくれました。歯科衛生士で良かった事や大変なことにも触れます。歯科衛生士の仕事に興味のある人は要チェックです。

歯科衛生士の仕事内容とは

患者の治療をする歯科衛生士

ここでは、歯科衛生士が現場で行っている具体的な仕事内容を見ていきます。歯科衛生士は、歯科助手と違い患者の口の中を見ることができるので、仕事の範囲が広いです。歯科衛生士になりたい人は参考になるでしょう。

  • 使う器具の準備
  • 器具の消毒・滅菌
  • ブラッシングの指導
  • 歯石の除去
  • 治療の補助
  • ホワイトニング
  • スケーリング
  • フッ素塗布
  • シーラント
  • 歯面研磨
  • 矯正
  • 印象採得
  • セメント除去・練和・石膏を流す
  • レントゲン撮影
  • 採血オーダー
  • 保健所で講演
  • 保育園で歯科検診
  • ガーゼ折り
  • 泣きじゃくっている子供の対応
  • 受付業務
  • 会計・パソコンのデータ入力・レセプト作業

歯科衛生士が大変に思うこと

歯科衛生士が大変に思うことは、なんといっても足のむくみでしょう。立ったままで仕事をする時間が長いことから血流が悪くなり、ふくらはぎがパンパンになってしまいます。家に帰ってから、ふくれた足をマッサージしてむくみを解消したり、できるだけむくまないように仕事中でも意識的に足の指先を動かすようにするなどの必要があるでしょう。

また、患者で混雑したり急患が飛び込んでくるなど予定の診療がスムーズに進まなかった時は、お昼休みに入りにくくなり、結果的にお昼休みが短くなってしまうことも悩みのひとつです。立ち仕事で疲れた足を休めて美味しい食事で体力の回復を早く図りたいところですが、患者を放置してお昼休みに入るわけにはいきません。あくまで患者あっての歯医者なのだと、気持ちを強く持つことが肝心です。

歯科衛生士のやりがい

子供の患者の笑顔に癒される歯科衛生士

大変なことがあっても歯科衛生士たちは、「口の中が気持ちよくなった」「虫歯が治って良かった」「ありがとう」の言葉が心の支えとなって仕事を続けています。

自分たちは口腔のスペシャリストなのだという自負も、仕事のやりがいにつながっています。歯科衛生士の仕事は、一生口から美味しいものが食べられるように、たくさんの人の口の健康を守る一翼を担う大切な仕事と言えるでしょう。

歯科衛生士の仕事内容体験談

保健指導や口腔内清掃

かな(26歳)


歯科衛生士の学校へ進学し、今も仲の良い友だちはほとんどが衛生士学校で出会った人なので、仕事もプライベートもほとんどが歯科の話になりつつあります。

わたしの勤めている職場は、朝の9:00から6:00までの予約ですが、実際に仕事が終わるのは7:30過ぎ。しかし、掃除の方を雇っているので帰りの支度は早く終わります。

残業が多いですが、木曜日の午後と日曜日と祝日はお休み、土曜日は月に一度お休み、あとは先生の集まりや勉強会があると休みになるので、月に7日以上はお休みがあります。

保健指導、口腔内清掃が主な仕事ですが、わたしの職場は受付も器具の消毒滅菌も行います。一応予約制ですが急患を対応したりするとかなり混雑するので、お昼になかなか入れない時もあります。

衛生士は口の中を見るあまりきれいな仕事とは言えませんが、やりがいがあり、わたしは毎日楽しく仕事をしています。

保育園の歯科検診

もんち(30代後半)


結婚前は正社員でしたが、結婚後子どもが生まれてからはパートとして、平日9:00~12:30まで、週5日勤務しています。土曜日と日曜日はお休みなので、月に8日ほど休日がありますが、子どもの行事の為平日にお休みを頂くこともあります。

田舎なこともあり、最新の治療というよりは昔ながらの治療をしているので、ブラッシング指導や歯石除去、治療の補助や冠の型取り、器具の準備や滅菌などが主な業務です。

受付専門の事務がいない為、会計やパソコン入力、レセプトも行います。年に2回、地域の保育園に行き歯科検診もしているので、歯科医師の補助や記入も行っています。

歯石を取る時など自分で治療する時以外は立ってる時間が長いので、脚が浮腫んだり痛くなることがよくあり大変です。金属の削りカスが目に入って傷が出来たりもするので、気をつけなければいけません。

歯科医院にはほとんどの方が好きで来るわけではなく、むしろ嫌いな方が多いのですが、リラックス出来るように色々お話をしたりコミュニケーションをとることで、きちんと通院して下さり、顔や名前を覚えてくれていると良かったなと思えます。

ホワイトニング専門

ちょび(30代)


ホワイトニングの専門サロンで歯科衛生士として働いていました。一般的な虫歯や歯周病の治療などはなくホワイトニングのみ、オプションメニューとして歯石取り(クリーニング)をすることもあるというかたちでした。

ホワイトニング自体は始めに研修もありますし、難しい技術が必要なものではないので慣れてしまえば問題ないですが、一般的な歯科医院と違い完全に自費です。

患者さんではなくお客様になるので、接客業としてのサービスが重要になるところ、新規のお客様にはカウンセリングをしなければならず、クレームなどが出ることもあるのでそういった所が大変でした。

ホワイトニングで歯が白くなって喜んでいただけた時、歯の色がコンプレックスということで表情の固かった方が終わった後に晴れやかな笑顔になっていただけると、歯科衛生士をして良かったなと思えました。

サービス業ということで日曜祝日関係なく完全週休二日制で、勤務時間は10時30分から20時まで。休みは少ないですが、シフト制なので有給など希望日に休みは取りやすかったです。

歯の状態をチェック

お口の中の状態をチェック

ほのか(20代後半)


勤務時間は9:00~19:00で、休みは月に8日。祝日も休みです。歯科医師の補助業務として、器具の用意、水や切削物の吸引、詰め物を着ける為のセメントの準備などを行います。

歯科衛生士は、口腔内も触ることができるので、患者さんのお口の中の状態をチェックし、ブラッシング指導やお掃除、虫歯や歯周病の予防、薬の塗布、また、ホワイトニング等も行います。

日々、進化する医療技術の勉強、医療現場ならではの感染予防や器具の扱い、患者さんへの対応など、学ぶことも多いです。

しかし、自分達が安全に安心して治療していく為、そして患者さんに治療に来て頂く為にとても大切な事なので、大変ですが充実しています。

たまには辛い事もありますが、患者さんから頂く、「いつもありがとう」「お口の中がスッキリして気持ちがいい」「あなたのおかげでよく噛めるようになったわ」という言葉のおかげで、歯科衛生士を続けていて良かったなぁと、いつも思うことができます。

国家資格なので辞めても戻りやすい

おまめ(23歳)


勤務時間は8:30~19:00、お休みは月7日(毎週水曜日が休診日+月に3回いつでも休みがとれる制度)です。

私の仕事内容は、先生のアシスタント、スケーリング、ブラッシング指導、フッ素塗布、シーラント、歯面研磨、受付業務、矯正、印象採得、セメント除去、セメント練和、石膏を流すなどです。

歯科衛生士の仕事は立ち仕事なので足が痛くなります。また、細かい作業も多く、目に負担があり、スケーリングなどをする時に前かがみになるので腰が痛くなります。

そして、女性が多い職場なので、人間関係が大変です。色々な年齢層の患者さんが来られるのでコミュニケーションの取り方に日々悩んで大変です。

患者さんに、あなたがいるからここの医院に来ているのよ、と言われて、自分を求めてくれる方がいることに気づけたときは本当に嬉しいです。やりがいを感じられる仕事なので、歯科衛生士をしてよかったと思えます。

出産や結婚など色々な理由で一度辞めてしまっても、国家資格があるのでいつでも戻れるところや、時給や月給がいいところ、一度辞めてしまっても、求人がたくさんあるので戻りやすいところでいいところです。

子供の治療をする歯科衛生士

待ち時間を正確に伝えるように心がけている

まるるん(30代前半)


勤務時間は、9:00~19:00、休日は、月に8日あります。歯科衛生士の仕事内容は、患者さんの応対と、医師にカルテを確実に渡すこと、また、電話で患者さんからの問い合わせに応じたり、予約を受け付けたりすることです。

そして、患者さんの治療が終わると、その日の治療費をいただき、次回の予約をとっています。患者さんがいないときは、待合室の片づけやトイレの掃除なども行なっています。

仕事で大変だと思うのは、待ち時間が長くなってしまった患者さんへの説明と、あとどれくらいの待ち時間が必要なのか医師や歯科衛生士に確認することです。

仕事の合間に治療に来られている患者さんもいらっしゃいますので、出来るだけ正確にお伝えするように心がけています。

歯科衛生士をしていて良かったと思うのは、「大変だったけど治療して良かった」と声をかけていただくときです。

拘束時間が長くて…

さら(28歳)


私が働いていた歯科医院は、8:30~19:30の木日休みでした。大体月、8日程お休みがありました。

仕事は、ほとんどが歯ブラシ指導やクリーニングが主でした。担当制で、1人の患者さんに1時間かけてクリーニングをしていました。なので、自分の予約のない時だけ、先生の補助をお手伝いしていました。

一番大変な事は、休憩が2時間あるので、終わりが遅く、拘束時間が長かった事です。また担当制で、患者さんに嫌われないようにしっかりやらなくてはとプレッシャーがありました。

ですが、やりがいがあり、仲良くなった患者さんにいつもありがとうとお礼の言葉や、あきらかに通院してお口の中がキレイになった患者さんを見るととてもうれしいです。

歯磨き指導

ゆい(30代前半)


歯磨き指導する歯科衛生士

正社員として9:00~13:00、14:45~19:00の勤務時間で働いていました。一応13:00以降は、形式上は昼休みとなっていましたが、患者さんの数が多い医院だったので実際の昼休みはもっと短かったです。週休2.5日だったので休みはしっかりもらえました。

患者担当制で、定期検診に来られた患者さんのお口のクリーニングをしたり、歯磨き指導を主にしていました。また、歯科助手の手が足りない時は、ドクターのアシスタントをしたり洗い物や片付けをすることもありました。

歯科衛生士になりたての頃は、人見知り+他人と接するのが苦手な性格なので、患者さんとコミュニケーションをとって信頼関係を築いていくのが大変でした。

仕事の面で歯科衛生士になってよかったと思えることはあまりないのですが、歯科衛生士をしていることを他人に言うと、「お?すごい」といってもらえるので嬉しいです。

交通事故外傷患者の救急対応

チカ(30代前半)


総合病院の歯科口腔外科に1日6時間のパート勤務をしていたので、勤務時間は8:30~15:00(内休憩1時間)か、10:30~17:30(内休憩1時間)いずれかのシフトでした。休日は土日及び祝日だったので、月に8日以上ありました。

仕事内容は、主に診療補助です。午前中は新規受診患者と経過観察の患者が来院というシステムでした。

新患は主に、一般の診療所で抜歯困難と判断された方の抜歯の術前検査(レントゲン撮影、採血オーダー等)や顎関節症の方の受診です。唇顎口蓋裂は近くの大学病院が専門でしたので、紹介状を作成となりました。午後は外科処置のみ(完全予約)でした。

仕事で大変な事は、外科処置を扱いますので、出血の量が一般診療所で見る量と違います。また総合病院ですので交通事故外傷患者の救急対応も求められました。

総合病院で歯科衛生士をして良かったと思うことは、口腔のスペシャリストになれるということ。自分と周りの人が一生自分の歯で、自分の口から食事を取れる知識と技術を持っているという事です。

女性が多い職場なので嫌われないように

ママン(30代後半)


私は毎日13時~19時まで勤務しています。休日は月に12日あります。私は昼から治療をして、後片付けなどもたまに手伝ったりしています。

仕事で一番大変なことは、職場の雰囲気に慣れることです。ほとんどが女の人で、女の人しかいないのではないかと言っていいほど女性が多い職場なので、嫌われないように接するのがとても大変です。

衛生士というだけで、周りからは妬まれたりするので、月に何回かはオシャレなお菓子を差し入れして、嫌われないように必死に仕事しています。

衛生士をしていて良かったことは、感謝されることです。歯が痛いのが治ったなど、痛みがなくなったという言葉を貰えるのも嬉しいです。患者様の役に立ったと実感できることが一番衛生士になって良かったと思う時です。

女性医師と歯科衛生士

保健所で講演

きの子(20代後半)


独身時代に資格を取得し、結婚後もしばらく働いていましたが、妊娠を機に退職しました。つわりがある事で、患者さんの口臭やら出血やらが受け付けなくなってしまったからです。

当時はお昼休憩を挟んで、フルタイム9時から18時半まで働いていました。お昼休憩は、一旦自宅に戻る事ができたので、自宅で休憩を取ることが多かったです。

休日は休診日以外で休むことはあまりありませんでした。それでも月に8日から10日間は休むことができました。

私は、主に患者さんのクリーニングや歯石取りが仕事でした。近くの保健所で、歯のフッ素塗布や講演をする仕事もこなしました。子供相手とは言え、人前でまさかのマイクパフォーマンスは、もっとも大変な業務でした。

しかし、治療前と治療後の患者さんの表情の違いを感じることで、一人でも多くの患者さんに貢献でき、やりがいを感じる事ができる職に満足しています。

ガーゼ折りなどの雑用

コロン(30代後半)


勤務時間は、週8時半~19時半です。休日は週休2日なので、月に8日となります。

毎日の仕事内容は、ドクターのアシスタント業務、ブラッシング指導と除石、器具の消毒や滅菌作業、石膏流し、時間が空いたらガーゼ折りなどの雑用など、ほぼ一日中何かしらの作業をしています。

仕事で大変な事は、クリーニングの予約が無い場合は、一日中アシスタント業務となり立ちっぱなしになるので、体力的に厳しい日があることです。

また、型取りなどで患者様へ負担をかけてしまった時などは、反省と共に申し訳ない気持ちになります。

しかし、歯科衛生士として良かった事は、沢山あります。担当患者様のお口の中が改善した時は、自分の事のように嬉しくなります。

そして、「ありがとう」と声をかけて頂いた時や、笑顔で帰って行かれる患者様の顔をみるとやりがいを感じます。日々勉強の毎日ですが、自分の成長を感じられる職業だと思います。

泣きじゃくる子供の対応は大変

まいこ(20代前半)


勤務時間は9時から17時まで、休みは月8回のシフト制で決まります。希望も聞いてくれます。

主な私の仕事内容は受付で、来たお客様に名前や住所をかいて頂き、痛い所やいつから痛み出したか、主な症状はどんなのかなど、カウンセリングをします。それを先輩に伝えて、症状が重ければ先輩が、軽ければ私が治療をします。

大変なことは、お客様の不安を取り除いてあげる事です。特に小さいお子様は歯の治療を嫌がりますし、泣きじゃくる子だっています。

でも虫歯はほっといたら悪くなる一方で、治療しないと絶対なおりません。そんな子供を少し押さえ付けて治療するのは大変だし辛いです。

歯科衛生士になって良かったことは、自分の歯や人の歯に気を使えるようになれたことです。毎日美味しいご飯を食べるためには健康な歯が必要不可欠です。

スケーリングや仮歯の作成

あまちゃん(20代後半)


働く院にもよるとおもいますが、勤務時間は9:30~20:00でした。休日は月に8日いただいてました。祝日や盆と正月もお休みです。

仕事内容ですが、初診の患者さんの対応・定期健診・スケーリング・仮歯の作成などです。雑務や先生のアシストは歯科助手さんがやってくれるので、基本的には患者さんの対応がメインとなります。

感染症など持っている患者さんへの対応が一番大変でした。他の方に影響が出ないようにしなくてはいけないので毎回神経を使います。もちろん自分にも移らないように眼鏡をかけて目を保護しなくてはいけません。

大変なこともいろいろありますが、患者さんに感謝されることも多いですし、日々いろいろなことを学べるのでこの仕事をしていて良かったと思います。

ミラーを使って歯を治療する

ミラーがうまく使えないと腰が痛くなる

しの(26歳)


私の勤務時間は、一般歯科で勤務していたころは朝8時に出勤し10時に診察開始。午後8時に診察終了し、9時半に退勤。矯正歯科で勤務していたころは、朝9時に出勤し10時に診療開始。午後7時に診察終了し、7時半~8時に退勤というスタイルです。

お休みは、一般歯科は月10日、矯正歯科は月8~12日ありました。

一般歯科の仕事内容は、スケーリング、SRP、TBI、メンテナンスのクリーニング、ドクターのアシスト、口腔内写真撮影、レントゲンの位置決め、補綴物のセット、印象採得、義歯セット、カルテ記入、口腔内写真の整理(患者様に説明しやすくパワーポイントでまとめる)。

矯正歯科の仕事内容は、一緒にカウンセリング、治療の流れを説明、印象採得、矯正装置のセット、使い方や注意事項の説明、TBI、口腔内写真撮影、口腔内写真の整理、検査(口の中、顔や姿勢、骨格の変化を見る)、治療経過を説明、カルテ記入でした。

仕事で大変だったことは、ミラーがうまく使えないと腰が痛くなることでした。また、良かった事は、患者様がちゃんと来院してくださって、口腔内が健康になりご自身も健康になっていく様子を間近で見られること、そして、患者様に覚えてもらってまたしてほしいといってもらえることでした。

歯科衛生士はやりがいのある仕事

多くの人がお世話になる歯医者には、どんな痛い治療をされるのかと怯えている患者を笑顔で迎えてくれる、心優しい歯科衛生士がいると安心できます。歯科衛生士になりたい人は、ぜひこの体験談を参考に、志新たに勉強に励んでください。

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